前回「ブルーベリー剪定法 ご家庭編①」の続きです。
みなさん、花芽、葉芽ってご存知ですか?
花芽はその字の通り、花になる芽。
葉芽は葉や新梢(新しい枝)になる芽です。
これが見分けられないと剪定できません。
花芽はしっかりわかるようになるのは
ハイブッシュ系は11月頃
ラビットアイ系は品種によりますが
12月~2月頃
このタイミングで剪定しましょう。
では花芽と葉芽の見分け方を以下に
説明します。
花芽の特徴は丸く膨らんでいるところです。
この花芽は4月になるともっと膨らんで蕾(つぼみ)
になり、10個前後の花が咲き、実になっていきます。
葉芽は膨らんではいません。
ちょっと棘(とげ)がでているといった感じです。
下の写真に分かるように表示しましたので、
参考にしてください。
では、剪定法ですが下の写真ご覧ください。
ここに書いてあるとおりです。
◆若い元気な枝を4~5本残す。
若い枝の方が、新しい枝や葉をたくさん分化しますし、
実を大きくて立派な果実を実らせます。
それに若い枝は病気や害虫にも強いのです。
◆古い枝は切り取る
残す枝を決めたら、古い枝はもったいないと
思わずに切り取ってください。
◆花芽は半分以下に
ブルーベリーは花芽を必要以上につけて
しまいますので、半分以下、できれば3分の1程度
まで減らしてください。
減らし方は、枝ごと途中で切り取ってしまってもいいですし、
手でむしり取ってもいいです。
前回の記事にも書きましたが、実の付け過ぎが
樹が弱る最も大きな要因です。
60センチ以下の小さな苗木には
絶対に実を付けないでください。
間違いなく弱って翌年枯れて
しまいます。
たくさん食べたい気持ちはわかりますが
樹に負担がかからない程度の収穫量
にしてやってください。
そうすることによって何年もブルーベリー
狩りをご家庭で楽しむことができます。
もう少し詳しくお知りになりたい方は、次回からの
「ちょっとプロ編」をお読みください。参考になると思います。
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