有給休暇を取ったと朝食時に話したら
海青は…一瞬黙っていたが…やがて
椅子から立ち上がってくると抱きついて
[…何時も深夜過ぎに帰ってくるから
ずっと…言飛の身体が心配だったんだ]
思わず細い身体を抱き竦めてしまった
耳元で[…寝室に戻ろうか…?海青…
きみが欲しい…嫌なら言ってくれ…]

…細い身体を抱き上げてそのまま二階に
カーテンを閉めると海青に近づいたら
blueのシャツを脱がしてやり…そして
絡み付く細い腕…微かな空気が漂う時間
涙が溢れているにも…関わらずに海青は
…やがて手を繋いだまま眠ってしまった
あどけない寝顔を見ていたら自分も
いつの間にか…瞳を閉じてしまい…