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sunny place

他のグループからKぽ界に入ったはずが、今やSJ大好き!

みんくん大好きなメイです。

キュミンをこよなく愛し、たまにヒョクミンに浮気します。

たま~に遊びにきてくれたらうれしいです。








チリンチリンーー








『いらっしゃいませ!』



『あのぉ……ソンミンさんはいらっしゃいますか?』



リョウクが買ってきてくれた風鈴が涼しげな音色を奏でた。


スーツを着た男性がソンミンを訪ねてきた。少々お待ちくださいと言ってリョウクがソンミンを呼びに行った。







『ヒョク!』



『ヒョ~ン!!』



歯茎を見せて満面の笑みを浮かべた"ヒョク"と呼ばれたその人は、ソンミンを見るなり駆け寄ってギュッと抱きしめた。



『おかえり!いつ帰ってきたの?』



『ただいま。さっき着いたんだけど、ヒョンに会いたくて空港からそのまま来たんだ。』



『ドンヘから聞いて待ってたんだよ。』



『立派なお店だね。』



店内をグルッと見渡したあと、ヒョクチェの視線がリョウクに止まった。



『はじめまして。ヒョンの後輩のヒョクチェです。』



『お会いできるのを楽しみにしていました。リョウクと申します。』



リョウクは丁寧に挨拶をしたあと、ペコッと頭を下げた。







ガチャッ!!!





バタンッ!!!





『友よ~~~!!!』




ドアに取り付けた風鈴が割られる勢いでドンヘが騒がしく入ってきたかと思うと、両手を広げてヒョクチェをガッチリと抱きしめた。



『ドンへ……く、苦しい…………』



手足をバタバタさせながらヒョクチェはドンへから離れようとするが、ドンへはそんなのお構い無し。



『ヒョク!久しぶり。元気だった?会いたかったよー!中国はどうだった?ソウルにはいつ着いたの?住むとこは決まった?会いたかったよー!!今日何食べたい?今日はこれから会社に行く?明日は何時に帰ってくる?』



『ド、ドンへ……ちょっ、離れろ!苦しいから離れろって!!!』



ヒョクチェは渾身の力を込めてドンへを引き離した。……にも関わらずドンへはまた抱きつく。



『だから!!暑苦しいんだよ!!!』



そんな二人を見てソンミンとリョウクが声を上げて笑った。



『相変わらずだね。』



『ヒョン!相変わらずなのはドンへ!!俺は中国で揉まれてちゃんと大人になりました!』



『…………?ヒョクが?"早くソウルに帰りたいよ~"って夜中に泣きながら電話してきたヒョクが??』



『ちょっ!!!おまっ……余計なこというなよ!』



『だってホントのこ『もっと考えてしゃべれ!!!』』



慌ててドンへの口を両手で塞ぎ、何やら耳元でコソコソと話し出した。







(ミニヒョンの前でカッコ悪いこというなよ……)




(……あっ!ゴメン、ヒョク…………)







振り返ったドンへはまるで叱られた子供のように眉毛を下げ、今にも泣き出しそうな顔をしていた。


そんな顔したらまるで俺がいじめてるみたいだろ……と思いながら、ヒョクチェは小さくため息を吐いた。


『ったく、お前は……』といいながらドンへの頭をコツンとすると、途端にドンへの顔はパァーっと明るくなった。


不思議そうな顔でソンミンとリョウクが見ている。ヒョクチェは慌てて話を逸らした。



『久しぶりにみんなで飯でも食おうよ。』



『そうだね!』



『俺今から会社行かなきゃいけないけど、今日は挨拶だけで早めに帰って来れるから今晩どう?』



『賛成!!!』



ドンへが一番に手を上げた。ソンミンも大丈夫だよと言ってくれる。



『よかったらリョウクもおいでよ。』



ヒョクチェがリョウクにも声をかけた。



『僕もいいんですか?』



『もちろん!』



『リョウクももう俺たちの仲間だよ。』



ドンへも笑顔で言った。






***************





結局ドンへはソンミンと一緒にいたのが誰なのか聞けないままでいた。


聞こう聞こうと喉元まで言葉が出かかっても、それ以上口に出すことができなかった。


そうこうしているうちにヒョクチェが中国から戻ってきてしまった。




ヒョクとあの背の高い男が鉢合わせしなければいいけど…………




ドンへは不確かなことをヒョクチェにいう訳にもいかず、ただただ二人が出くわさないことを祈った。



『…………ンへ?』



『………………』



『ドンへ!!』



ヒョクチェに大きな声で呼ばれ、ドンへはハッと顔を上げた。



『何、ヒョク?』



『何って……何度も呼んだのに。』



『ゴメン。』



いつも元気いっぱいなドンへが、何やら考え込むような表情をしていることが、ヒョクチェは引っかかった。


しかしそこには敢えて触れなかった。



『俺さぁ、まだ住むとこ決めてないから、決まるまでドンへの家に泊めてよ。』



『わぁ~毎日ヒョクと一緒!?いいよ!ずっといなよ!!』



『……い、いや……ずっとじゃなくていいから。』



会社への挨拶を済ませたヒョクチェは、ドンへと一緒にソンミンとリョウクを待っていた。



『なぁ、ミニヒョンてさ、まだ恋人できてないよな?』



『えっ……ぁ……う、うん。たぶん……何も聞いてないけど……』



ドンへは思わず口ごもった。この間見たことをヒョクチェに話すか一瞬迷った。



『だよな!よかった~。』



満面の笑みで今度デートに誘おうかな?とウキウキしているヒョクチェを見ると、口が縫い止められたように言い出せなくなった。






ただの友達かもしれないし……






ドンへは言い訳のように自分に言い聞かせた。しかしドンへの気持ちはすっきりしない。




ソンミンに聞くべきなのか?
ヒョクチェに話すべきなのか?




モヤモヤした気持ちをヒョクチェにばれないように、こっそりとしまい込んだ。