ミイラの作り方・超基礎編~そして○○が怖くなった | ミイラ・タイムズ ~ミイラに恋して?!世界旅~

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世界各地の死生観を知るために世界遺産をはじめとしたお墓や
ミイラを訪ねた旅の記録とエッセイ。

 「ミイラ」といえば、どんな姿を思い浮かべるだろうか。 

 

 周りのあまり詳しくない人たちに聞いてみると、

 

 「エジプトが有名だよね・・・。」

 

 「お化けの一種?」

 

 「ゲームに出てくる敵!」

 

 「ミイラは乾燥しているの?」

 

 といった回答が・・・びっくり

 

 正直驚いた・・・。お化けや敵かぁ・・・。確かにゲームや映画の敵として襲ってくるもんなぁ。

 想定外のイメージだったけど、

 ま、でもある意味ポップカルチャーに浸透しているポピュラーな存在ってことかな。

 

 ミイラのメッカは、もちろんエジプト。

 ツタンカーメンの名前は知れ渡っている。  

 

 

 Image by Gerhard G. from Pixabay 

 

 だけど、意外と、ミイラ自体のこと、

 

 例えば作り方は知られていない。

 もちろん、内臓を取り出して

 乾燥させる的なことは知られているのだろうけど。

 

 世界には色んなタイプのミイラ、例えば

 

 乾燥していない「しっとりミイラ」や、

 

 凍っている「冷凍ミイラ」などが存在するのだけれど、

 

 「ミイラ学」基本中の基本、

 

 古代エジプトの場合は

 

 

 塩漬け!!

 

 

 ナトロンという塩の一種を、

 心臓ドキドキ以外の内臓を取り出した遺体に被せて

 水分を抜いて乾燥させる。

 

 まぁ、だからスルメみたいなものかな。

 なんか色も似てるし。(笑)

 

 心臓は、あの世に行くときに、罪の重さを測る時にいるので必要だから、

 体の中に残しておく。

 

 そして腐敗防止の香料を塗る。(この香料については、またの機会に詳しく。)

 

 では、脳は?内臓は、お腹の一部を切って取り出すから簡単だけど。

 

 子供の頃、脳をどうやって取り出すのか疑問だった。

 頭に穴をあけるわけではないらしいということは何となく知っていたけど。

 

 その謎は、「インディー・ジョーンズ・若き日の大冒険」といういう、

 「インディー・ジョーンズ」の若き日を描いたスピンオフ版を見て解けた。

 

 

 

 

なんと、

 

 鼻から取り出すのだ!

 

 「えー?どうやって?!」

 

 と疑問が沸く。

 

 

 鼻の奥に細い棒を突っ込み、掻き出すらしい叫び叫び叫び

 

 鼻の奥には膜があって、そこを破ると簡単に脳が取り出せるそうだ。

 

 この話を知って以来、耳鼻科に行くのが怖くて怖くて仕方がなくなった。

 

 なぜなら、耳鼻科の治療の一環として、細長い器具を鼻の奥まで突っ込み、

 鼻水を吸い取るから。

 

 「先生の手元が何かの拍子に狂ったら・・・」

 

 「今、地震が起こったら・・・」

 

 生きながらにして鼻の奥が破られて、

 脳みそが飛び出してくるんじゃないかと思って、すごい恐怖だった。

 

 今のところ、そんなことは起こっていないけど、未だに耳鼻科に行くと

 どうしてもそのことを考えてしまうアセアセ

 

 それはともかく、そんな簡単な脳の取り出し方を発見した古代エジプト人はすご過ぎる。

 

 ちなみに、脳は死後、腐るのが早いとされているほか

 (←すみません、実際のところはどうか知らない。最近、心臓外科医の方にも聞いてみ

 たがご存じなかった。誰か知っていたら教えてください。)

 

 古代エジプト人にとっては、心臓が一番大事だったので、

 

 脳はとっとと捨ててしまっていた。

 

 そして、なぜか、

 

 目薬として再利用したりしていたらしい。叫び

 

 他の内臓の処理方法についてはこちら↓

 

 

 

 TEDで古代エジプトのミイラの作り方について分かりやすい動画を見つけたので、

 貼っておきます。アニメーションなので、ミイラが怖い人でも大丈夫!!

 

 興味のある方はぜひ見てみてくださいね。

 (元言語は英語ですが、日本語字幕を表示できます)

 

 https://ed.ted.com/lessons/how-to-make-a-mummy-len-bloch

 

 

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