9月のいけばな 前編です。
今回は先生より最初から花材と型を事前に指定されていました。
なので、いつもの「今日の花材は何かな~?」のお楽しみは無し(笑)
花材: 万作 鶏頭 小菊
花器 : 織部 長型
形式 : 琳派調いけばな
(剣山3つ:両脇は扇型 中央は長型)
お稽古に来るいつもの花材だと、なかなか琳派調のお稽古が
出来ず、今回は先生から花材指定での初めてのお稽古でした。
琳派調いけばなとは、小原流独自で琳派絵画を表現するものです。(今回は表現できているかな??笑)
そのため、和花でしかできないのです。
琳派絵画で頭に浮かぶのは風神雷神ですが(笑)
いけ花で表現となると、こんな感じですかね??
なんかイメージ沸いてきました!(笑)
今回のお稽古のポイントとしては、
・万作を扇状に花器の両脇に拡げて活ける。
・鶏頭(花が平べったい楕円形)を2輪使うときは、いつもは楕円
の花の向きを縦型、横型に交互に活けますが、琳派の時は全
部横型に活ける。
・小菊は手前にかなり傾ける、鶏頭は立て気味。
並ぶ型の派生形ですね・・・。
ちなみに・・・今回の通常お稽古花は、向日葵か透かし百合でした。
今回、教室に飾ってある先生のお花が特に素敵でした。
木苺(枝物)と竜胆(リンドウ)です。
そして後の掛け軸が桔梗!!
ガラス花器と花台の敷物も青で統一されて・・・
こういうトータルコーディネートが素敵なんです!センスが必要とされますよね。
感動~!
よく雑誌やショールームの和室の写真などで、掛け軸の前にドーンと生け花を飾って、お花と掛け軸の絵の部分が重なっていることがありますが、あれはダメですよ・・・。
お花は横にずらして、掛け軸をちゃんと見せないとダメです。
お花をやっていると、もっと焼き物とか掛け軸とか日本画の知識があったら楽しみが広がるなーと思うのですが、実際はなかなか・・・。
折に触れて、知識を吸収したいと思います。