29日は、弟の誕生日だった。

変わり者の兄を越えることを目標にしてた時もあったように思う。
善くも悪くも『目立ちやすい兄』より注目されるには、年収を増やし出世する事だと考えていたらしい。

自分は自分で『自分らしく生きるとは、どう生きるべきなのか判らずにもがいていた』から、親に対しても弟に対しても距離をおいていた。


ある年、年収が多かった弟は有頂天になった。
でも、それは彼が望んだ着地点だったわけじゃない。

もしかしたら、本人は知っていたかもしれないが、喜びという曲者が瞳を曇らせたのだろう。


そして理屈にあわないリストラにあった。

それから彼の性格は、歪み出した。生活の変化を受け止めるには、きっと"納得"というものがついて来なかったのだと思う。

私がいたからなのか、それとも距離をおいていたからなのか弟は持たなくても良いコンプレックスを抱いてしまった。


世の中の小さな理不尽に潰されたと言えば可哀相ではあるけれど、このまま引きずって生きて欲しくない。
そんな人は、いっぱいいる!
その中に埋もれてイイわけないじゃないか!

あの頃の活気に溢れた瞳の輝きでなくてもイイ!自分で何かを見つけて欲しい。

私には、プレゼントを贈る位のことしか出来ないのだから!