今日は待ちに待った高校の入学式ッ!
そして私は今、今日から…
いや、今日は授業が無いから明日から授業を学ぶ事になる教室の前に立っている。
『ここが私のクラスの1年J組かぁ~✨結構クラスの数多いのね💧J組って一番端っこだから、ここまで来るの大変だったわ(-▽-;)』
教室からは賑やかな男子達の声が聞こえてくる。
『おっ❤️もう結構来てるのかな?新しい学校生活、どんな感じになるのかな?友達は100人出来るかしら(*^^*)?』
新しい学校生活、新しいクラスメイトにドキドキ&ワクワクしながら私は教室の中に足を踏み入れた。
私「…😄」
教室を見渡すと、私の視界に映るのは男子のみ。
私「…え😓?」
バッ👀!
慌てて廊下に出てクラス表示を確認する私。
私「1年J組…😓クラスは合ってるみたい…何で男子しか居ないの(-△-;)?」
『ウチのクラスの女子は皆、マイペースで来るのが遅れてるだけ(-"-;)?』
二宮先生「……」
スタスタと廊下を歩いているスーツ姿の男の人。
私「あッ😲!あれはもしや先生では(-"-)?」
『先生なら何か知ってるはず!聞いてみよう😄💡』
私「先生~ッ👋😆」
スーツを着た先生っぽい人を見つけてダッシュで駆け寄る私。
二宮先生「ん?」
私「あ、あのッ!私、1年J組の-」
二宮先生「おはよう😊」
私「え😓?あ、ああ…おはようございます😅」
二宮先生「先生に会ったらまずは挨拶しないと駄目だよ?特に朝の挨拶は大事だからね😊」
私「は、はい💧すみません😖」
二宮先生「それで😊?」
私「え😓?」
二宮先生「俺に何か話があったんでしょ?わざわざ歩いている俺を呼び止めてまで走ってきたんだから😊」
私「あッ😲💡そうだった×2!私、1年J組の生徒なんですが教室に入ったら男子しか居なくって😣💦」
二宮先生「そうだろうね~。だって、1年J組は男子だけのクラスだから😊」
私「…え(・△・)?男子…だけの…クラス😓?」
二宮先生「うん😊」
私「…え?い、いや、でも私もJ組だったんですけど😓?」
二宮先生「そうだろうね。俺がクラス決めの時にJ組に入れたから😊」
私「…え?それは、私の名前を見て男子だと思ったって事ですか😓?」
二宮先生「いや、違うね。メチャメチャ女子って名前だし、女子だって分かってて入れたよ😊」
私「…何で…😓」
二宮先生「今年は女子が多かったからね~。例外で1名だけJ組に入れてみたんだよ😊」
私「入れてみたって、そんな福袋のオマケみたいに軽く言わないで下さいよ(-△-;)」
二宮先生「良かったじゃん!J組の男子は特にイケメン揃いだし、女子はお前しか居ないからイケメンの視線を独り占め出来るぞ😊✋」
私の肩に満面の笑みを浮かべながら手を置く先生。
私「独り占めって…(-△-;)」
二宮先生「これからの学校生活、目の保養も出来るしイケメンにチヤホヤされてバラ色だな😊✨」
私「バラ色って…本当に言ってる人、初めて見ましたよ💧バラ色って赤ですよね?赤は血の色だから、赤色の学校生活って普通に考えたら血塗られた学校生活ですよ?毎日が殺戮とか地獄の学校生活ですよ(-△-|||)」
二宮先生「お前の思考回路は歪んでんな~。精神病んでんのか😖?話なら聞くぞ?金は取るけど😊」
私「先生なのに生徒からお金取るんですか(-"-;)?」
二宮先生「俺、ボランティアで先生やってるわけじゃないのよ😊」
私「鬼畜教師め(¬"¬)💢」
教頭「二宮先生~!職員会議を始めるので来て下さい。」
二宮先生「は~い!じゃあ俺、行くから😊」
職員室に行こうとする二宮先生。
私「え😓?ちょ、ちょっと待って下さいよ😣💦」
二宮先生「あ!そうそう😊」
私「(・_・)?」
二宮先生「さっき、廊下を走ったからペナルティーで入学式が終わったら片付け手伝ってね😊」
私「…え😓?えぇッΣ( ̄□ ̄|||)!?ペナルティーっ😱!?」
二宮先生「帰りのHRが終わったら体育館来てね。来なかったら明日から1週間、トイレ掃除させるから😊」
私「と、トイレ掃除…(-△-|||)」
『悪魔だ!この先生、顔はニコニコして優しそうだったのに中身はメチャメチャ腹黒の銭ゲバ悪魔だ😨』
仕方なくトボトボと肩を落とし足取り重く教室に戻る私。
私「…ハァ~💧」
教室のドアの前に立ち、深いため息をつく私。
二宮先生「1年J組は男子だけのクラスだから😊」×5
私の頭の中で二宮先生の言葉が繰り返される。
私「あ~ッ!もうッ💢男子だけのクラスって何だよぉ~ッ😣💦」
しゃがみ込んで髪の毛をグシャグシャにすると、私は頭を抱え込む。
『何でよりにもよって私なの?宝くじとかは当たらないのに、こういうツイテナイ事ばっかり私にピンポイントで来るのは何でなの?私、前世で何か大罪でも犯したんか?運無さすぎでしょ😖』
ドカっ💥
私「おわッΣ(×△×)!?」
ラウール「うわッΣ(º□º;)!?」
頭を抱えたまま教室の前でしゃがんでいたら、後ろから勢い良く背中を蹴られて前に倒れる私。
ラウール「ごめんね~!小さくて前に居るの見えなくて(>人<)💦」
私「うッ!」
グサッ=(>△<)⇒💓!
「小さい」という言葉が鋭利な刃物となって私の心に突き刺さる。
目黒「大丈夫😓?」
私「あ、はい💦大丈夫で-😅」
慌てて顔を上げると、メチャメチャ私好みのイケメンが心配そうに顔を覗き込んでいた。
『おおッΣ(//□//)💓!めっちゃイケメン😍💕』
目黒「何でこんな所にしゃがんでたの?具合悪い(・_・)?」
私「あ😓!えっと、それは…😖」
ラウール「えぇッΣ( ̄□ ̄;)!?しゃがんでたのッ😱!?だったら見えるわけ無いよ!僕、悪くないじゃん😣💦」
目黒「いや、ちゃんと前を確認してれば視界には入ってたからラウールも悪いでしょ(・_・)」
ラウール「ガーン😨!めめ、冷たい😖」
渡辺「何騒いでんの(・_・)?」
ラウール「あッ!しょっぴー、聞いてよ!めめが酷いんだよ😣💦」
しょっぴーというチャラ系の男の子に抱きつく背の高いモデルさんみたいにキレイな男の子。
目黒「舘さん、おはよう😊」
宮舘「おはよう😊✨」
しょっぴーという男の子と一緒に居たロイヤルな雰囲気を纏った貴族風の男の子に挨拶をする背の高い癒し系笑顔のイケメンくん。
渡辺「…ん(¬_¬)?」
私「ッ😓!」
チャラ系のイケメンと目が合い、チャラ系が苦手な私はちょっとビビってしまい思わず後ろに一歩下がった。
渡辺「…(-"-)」
私に近づき顔をガン見するしょっぴー。
私「な、何ですか😖?」
『めっちゃ見られてるんですけど~ッ😣💦!私、もしかしてヤンキーに目をつけられた😱!?』
渡辺「お前、ちゃんと肌の手入れしてる?どうせ適当にやってんだろ(-"-)💢?」
私「…は(・△・;)?肌の手入れ😓?」
渡辺「女装すんなら肌の手入れぐらいはちゃんとやんねーと化粧しても映えねーぞ。やるならちゃんとやれよ(-"-)💢」
私「じょ、女装って…(-△-;)」
目黒「しょっぴー、この人は女の子だと思うよ(・_・)?」
渡辺「え?女(・△・)?」
私に視線を移すと、ジーッと私を見るしょっぴーと呼ばれた男の子。
私「お、女です…一応😅✋」
渡辺「…これが(-"-)?」
私「ムカッ😊💢」
佐久間「おっはよ~👋😄」
阿部「おはよう😄どうしたの?入口に集まって…教室に入らないの😊?」
中性的な可愛らしい顔をした男の子が2人歩いてくる。
渡辺「あッ!おい、ちょっと見ろよ!コイツよりも阿部と佐久間の方が断然女に見えるよな(-"-)?」
私の隣に阿部と佐久間と言われた男の子2人を並べるしょっぴーと呼ばれた男の子。
ラウール「確かに佐久間くんと阿部ちゃんの方が可愛いし女の子みたいに見えるね😄」
私「は(-"-)💢?」
宮舘「ラウール、失礼だぞ😊」
目黒「そうだぞ、ラウール!女の子に失礼な事言うなよ😠💢確かに阿部ちゃんは可愛いけど。」
ラウール「だって本当にそう思ったんだもん(¬3¬)」
渡辺「しょうがねーよ、めめ。ラウールは嘘つけねーんだから😄」
私「ムカッ(-"-)💢」
佐久間「…え?何?意味分かんないんだけど…😓」
阿部「朝っぱらから何?女の子に見えるって言われても全然嬉しくないんですけど😡💢」
岩本「お前ら、教室の入口で揉めてんなよ。他の奴らが教室に入れなくて困るだろ(-"-)?」
ヌッと教室から現れる派手な髪色とピアスがイッパイ耳に着いている背の高い強面の男の子。
私「ひッ😱!?」
『ヤンキーの親玉だ😨!殺される~ッ😣💦』
岩本「あれ?女の子(・_・)?」
私を見る強面の男の子。
私「ッΣ( ̄□ ̄|||)💓!?ごめんなさ~い!殺さないでぇ~っ😣💦」
悲鳴を上げながらダッシュで廊下を走り去る私。
岩本「こ、殺さないでって…😓」
目黒「岩本くん、見た目厳ついから😅」
ラウール「怖かったんだろうね~😄」
宮舘「中身はメチャメチャ優しいのにね😊✨」
岩本「ヒデーよ💧俺、何もしてねーのに😖」
渡辺「怖く見えないように頭にリボンでも着ける😁?」
岩本「ぜってーヤダ(-"-)💢」
ラウール「しょっぴー、それはそれで怖いと思うよ😅?」
バタバタ👟
ドンっ💥
私「キャアっΣ(×△×)!」
向井「っと😣💦」
ぶつかって後ろに倒れそうになっ私の腕を掴んで引っ張り、自分の方へ抱き寄せる男の子。
グイッ✋
向井「ごめん!大丈夫ッ😓!?」
私「あ、はい!大丈夫です💦すみません😅」
顔を上げると仔犬のように可愛い顔をした男の子が心配そうに私の目を見つめていた。
私「ッΣ(//□//)💓!?」
『顔近ッ!っていうか私、この男の子に抱きしめられてる😱!?』
向井「ホンマにごめんな~?ケガとかしてへん?痛いとことかあったら言ってな?すぐ医務室に連れて行くし😖」
私「だ、大丈夫ですッ(//>△<//)!悪いのは走ってた私なので気にしないで下さい😣💦ぶつかってすみませんでした!じゃ😅✋」
慌てて男の子から離れると頭を下げてダッシュで走り去る私。
向井「え?ちょっと…元気な女の子やな~😓」
一気に階段を駆け上がり、気付くと私は屋上に出られるドアの前に立っていた。