《続き》
佐久間をお姫様抱っこで寝室まで運ぶと、俺はゆっくりとベッドに佐久間を下ろす。
俺「よいしょっと…」
○○「あッΣ(º△º;)!それもそうだね💦いけない×2😅」
撫でていた手を慌てて引っ込めて立ち上がる○○。
○○「じゃあ、私は帰るね💦おやすみなさい😅」
そう言って寝室から出て行こうと○○がドアノブに手を伸ばす。
俺「ちょっと待って!」
○○「ん(・_・)?」
俺が呼び止めると、ドアノブに伸ばした手を止めて振り返る○○。
~○○の家の玄関~
○○「送ってくれてありがとう😄」
俺「どういたしまして😊」
○○「おやすみなさい😊」
俺「…ねぇ、○○?」
○○「ん(・_・)?なぁに?」
俺「佐久間の事、どう思ってる?」
○○「大介くんの事?どう思ってるって…大切な親友だと思ってるよ😊?」
俺「じゃあ、俺の事は?どう思ってる?」
○○「勿論、亮平くんの事も大切な親友だと思ってるよ。当たり前でしょ😊?」
俺「大切な親友、か…やっぱ、俺らの事を男として見てないんだね😌」
うつ向きながら小さな声で呟く俺。
○○「え?何て(・△・)?」
聞こえなくて聞き返す○○。
俺は目線を上げて○○を見ると、○○の肩を掴んで壁に押し付けた。
ドンっ💥
○○「ッ😣!?…亮平くん😖?」
俺の行動に少し怯えたような顔になる○○を見て申し訳ない気持ちになったけど、俺はもう自分の気持ちを抑える事が出来なかった。
俺「ごめんね?」
一言呟くと、俺は無防備な君の唇を塞いでキスをした。
○○「ッΣ(//º□º//)💓!?」
いきなりキスされてビックリしたのか○○の肩が震えたのを感じた。
ゆっくりと唇を話すと、俺はビックリして固まっている○○の目を真っ直ぐ見つめながら気持ちを告げた。
○○「…それって、恋愛感情の好きって事?私と亮平くんが付き合うって事で合ってる?」
俺「うん。大体は合ってるよ😊」
○○「大体は(・_・)?」
俺「一生大切にするし、一緒に居たいと思ってるので俺と結婚して下さい😊」
○○「結婚ッΣ(º□º;)!?」
俺「俺、本気だから😊」
○○「…😓少し、考えさせて欲しい。」
俺「…うん、分かった。ゆっくり考えて良いから…良い返事を待ってるね😊」
○○「…うん。」
うつ向きながら小さな声で返事をする○○。
俺「じゃあ、おやすみ😊」
○○「おやすみなさい。」
ガチャ🚪
パタン🚪
○○の家のドアを閉めて廊下に出ると俺は深い溜め息をつく。
俺「ハァ~💧やっぱ、いきなりキスするなんて強引過ぎたかな?結婚も先走り過ぎたかも…でも、今更後悔しても仕方無いよね😖?後はなるようにしかならないし…ハァ~💧」
『佐久間の頭を愛しそうに見つめながら撫でている○○を見ていたら、どうしようもなく○○の事が欲しくなってしまった。○○には佐久間の事じゃなくて、俺の事だけを考えて欲しくなった。俺、メチャメチャ自分勝手だな😖』
自分のした事に自己嫌悪を抱き、俺は肩を落としながら自分の家に帰った。
~寝室~
ガチャ🚪
寝ようと寝室に入ると、佐久間が上半身を起こしてベッドに座っていた。
佐久間「お帰り~😄🎵」
俺「佐久間😓!…やっぱ起きてたんだ😊?」
佐久間「まぁね😌俺、そんなに眠りが深いタイプじゃないからさ~。あれだけ触られたら起きちゃうんだよね~😄」
俺「😊」
佐久間の言葉に黙ったまま笑顔を向ける俺。
佐久間「戻ってくるの、ちょっと遅かったね。何してたの😊?」
俺「…ナイショ😉👆️明日早いからもう寝るね。おやすみなさい😌」
ベッドに入ると俺は佐久間に背を向けた。
佐久間「…おやすみ😊」
次の日の夜🌃
💗佐久間 Side💗
○○の好きそうなスイーツを見つけたので、俺は一緒に食べようと思い○○の家に来ていた。
~リビング~
ソファーに○○と並んで座ると、俺は机の上に置いた生カステラを4等分に切り分けてお皿に乗せる。
俺「この生カステラ、このお店でしか買えないんだって!メチャメチャ美味しそうでしょ😄?」
○○「……。」
唇に手を当てたままボーッとしている○○。
『さっきからずっと唇を触ったまま上の空だな。』
ふと、昨日の夜に阿部ちゃんと○○が一緒に出て行ってから阿部ちゃんが家に戻って来るのが少し遅かった事を思い出した。
『昨日、阿部ちゃんと何かあったのかな?』
俺「どうしたの?さっきから唇ばっか触っちゃって。何?もしかして、阿部ちゃんにキスでもされた😁?」
○○「ッΣ(//º_º//)💓!」
冗談で言った俺の言葉に○○の顔が一気に紅く染まる。
俺「…え?マジで😓?」
○○「~ッ(//∩∩//)💦」
紅く染まった顔を両手で覆い隠す○○。
『阿部ちゃん、草食系だと思って油断してたな~。あんなホワホワした恋愛には奥手ですよ~みたいな見た目してるのに実はガツガツの肉食系だったとは…人は見た目によらないって本当だったんだな(-"-)』
俺「…ねぇ。」
○○「(//・_・//)?」
俺「阿部ちゃんとキスしたんなら、俺ともしよ😊?」
○○「え😓?」
俺「だって、阿部ちゃんとだけして俺としないのはズルイもん😊」
○○「な、何言って…冗談だよね?からかってるだけだよね😅?」
ソファーに座ったまま後退りする○○。
俺「メチャメチャ本気で言ってるつもり😊」
離れて行く○○にゆっくりと迫っていく俺。
○○が聞き返したのと同時に唇を塞ぐと、俺は何度も角度を変えながら深いキスを繰り返す。
息継ぎする間も与えないくらいキスの雨を降らせていると、流石に苦しかったのか○○が俺の胸を押してきたので俺はゆっくりと唇を離した。
○○「ハァハァ💧…大介くん、苦しいよ😖」
俺「ごめんね?俺、一回突っ走るとブレーキ効かなくて😄」
そう言って俺は悪びれる事も無くニッコリ笑う。
○○「…全然悪いと思ってないでしょ(-"-)?」
俺「バレた😁?」
○○「も~(-"-)💢!」
俺「だって仕方無いじゃん。阿部ちゃんとキスしたって聞いたら負けたくないって思っちゃったんだから…本当はもっと色々したかったけど、止められちゃったから今日はこのくらいでやめとくわ😊」
○○「今日はって…💧怖い事言わないでよ(-△-;)」
俺「怖くないよ?優しくするし😊」
○○「そう言う事じゃなくてね😖」
俺「○○が悪いんだよ。俺と一緒に居るのに阿部ちゃんの事ばっか考えてるから😌」
○○「…ごめん😖」
俺「やっぱ図星だったんだ😄!」
○○「ッ😓!?…😖」
俺「今は俺の事しか考えらんなくなったでしょ😏?」
不敵な笑みでニヤリと笑う俺。
○○「それは…うん😖」
○○の顔にそっと手を触れると、○○はうつ向いていた目線を上げて俺の目を見つめる。
俺「今すぐに返事が欲しいとは言わないから、ちゃんと考えて返事をして欲しい。俺、○○がうんって言ってくれるまで何年でも待てるくらいには辛抱強い自信あるし😄」
○○「…分かった。流石に何年も待たせるわけにはいかないから、なるべく早く返事するようにするね😊💦」
俺「期待して待ってる😄❤️」
笑顔で言うと、俺はソファーから立ち上がった。
俺「じゃあ俺、そろそろ帰るわ。阿部ちゃんも帰ってきそうだし😊」
○○「え…?生カステラは😓?」
俺「○○に全部あげる😊」
○○「えッΣ( ̄□ ̄|||)!?全部なんて食べれないよ😣💦」
俺「じゃあ、半分は持って帰って阿部ちゃんと食べるわ😄」
そう言って俺は、お皿に乗せていない方の生カステラを半分箱に戻して手に持った。
○○「それでも多いけど…😖」
俺「食べきれなかった分は冷蔵庫に入れておけば明日の朝も食べれると思うよ😊」
○○「朝から生カステラ…重くない😖?」
俺「照なら食べれるよ😄」
○○「私、岩本くんじゃないし(¬△¬)」
俺「文句ばっかり言わないの😌!」
○○「は~い(¬3¬)」
俺「…○○。」
○○「ん~?」
○○「(・_・)!…うん😊💦」
俺「じゃ、まったね~👋😄」
○○に手を振ると俺は生カステラの入った箱を持って○○の家から出た。
ガチャ🚪
パタン🚪
俺「ん?…あ!」
○○の家から出ると、丁度エレベーターから出てきた阿部ちゃんとバッタリ会った。
阿部「佐久間…。」
俺「おっ帰り~👋😆」
阿部「…ただいま😊○○の家に行ってたの?」
俺「うん。生カステラ、○○が好きそうだな~と思ったからお裾分けしてきた❤️まだ半分あるから一緒に食べよ😄🎵」
生カステラが半分入った箱を阿部ちゃんに見せる俺。
阿部「…じゃあ俺、美味しいコーヒー入れるわ😊」
俺「ミルクと砂糖、イッパイ入れてね😄❤️」
阿部「分かってるよ😄」
仲良く家に入って行く俺と阿部ちゃん。
○○がどちらかを選ぶ日が来るまでは
今まで通り2人で仲良く暮らしていこう。
○○が俺か阿部ちゃんと結婚しても
今まで通り仲良しで居られますように…☆彡
《END》