※このお話は、短編・『俺の彼女になってよ。』佐久間大介&目黒蓮の目黒 蓮くんENDのお話です。


~佐久間の家・玄関~

急いで佐久間くんの家に行くと、裸の上半身にシャツを羽織っただけの佐久間くんが出てきた。

佐久間「蓮、どうしたの?そんなに慌てて…何かあった😊?」


俺「○○、居るんでしょ?返して欲しいんだけど…」

佐久間「返してって、そんな俺を盗っ人みたいに言わないでよ💧○○は自分の意思で俺ん家に来てくれたのに😅」

俺「それはレモンを貰いに来ただけでしょ?今日は俺と出掛ける約束してたから貰ったらすぐ帰るはずだし。」

佐久間「…じゃあ、何でまだ俺ん家に居るのかな?俺が引き止めて帰れなくしてるって言いたいの😊?」

俺「うん。違うの?」

佐久間くんの目を真っ直ぐ見つめながらハッキリと俺は頷く。

佐久間「心外だな~😅」

カチャ🚪

ドアが開く音が聞こえて視線を移すと佐久間くんの後ろのドアがゆっくりと開く。

俺「っ😓!」

○○「…蓮くん😖」

ひょっこりと申し訳無さそうにリビングのドアの隙間から顔だけ出す○○。

俺「○○?」

○○「…蓮くん、ごめんなさい。今日は行けない😖」

俺「何で?行くの楽しみにしてたよね?具合悪い😖?」

俺の言葉にうつ向きながら首を振る○○。

○○「今日は無理だから…もう帰って?本当にごめんなさい😖」

それだけ言うと奥に引っ込んでしまい○○の姿は見えなくなった。

俺「え😓?○○ッ!?ちょっと待って!」

佐久間「そういう訳だから、今日はもう大人しく帰った方が良いよ。あんまりしつこくして○○に嫌われたら蓮も嫌でしょ😊?」

俺「…佐久間くん、○○に何かした?」

佐久間「何で😊?」

俺「○○の様子がおかしいから…」

佐久間「ん~。まぁ、何かしたかって言われるとしたかな😌」

俺「…何したの?」

佐久間「何って、色々😊?」

俺「色々って…😓」

佐久間「だって仕方無いじゃん?欲しくなっちゃったんだから😊」

俺「…(-"-)」

悪びれも無く言う佐久間くんを険しい顔で睨み付ける俺。

佐久間「兎に角!○○もあー言ってるし、今日はもう帰んなよ。○○は蓮に会いたくないみたいだから俺も会わせるつもりないし😊」

俺「……。」

佐久間くんに言われ、このまま佐久間くんの家に居ても仕方ないと思った俺は佐久間くんの家を後にした。

ボーッとしながら歩いていると、近くに小さな公園があったのでベンチに座って休む事にした。

『佐久間くんが○○の事を好きなのは薄々気付いてた。でも、佐久間くんが俺と○○をくっつけようとしてるのも分かってたから…佐久間くんは俺と○○が付き合う事になっても良いんだと思ってた。でも実際はそうじゃなかった。佐久間くんも○○と付き合いたいと思ってたんだよね?だったら最初から正直にそう言って欲しかった。そうすれば俺も…いや、いくら大切なメンバーでも好きな人は譲れないか。俺はどうするのが正解だったのかな?』

色んな事を考えていると、いつの間にか雨が降ってきていて俺の身体を濡らしていた。

俺「俺は…これからどうすれば良い?」

無意識に呟いた声は雨音に書き消されて自分の耳にも聴こえてこなかった。

暫く雨に打たれていたら、やっぱりどうしても○○に会いたくなり気が付けば俺の足は○○の家に向かって歩いていた。

~○○の家の前~

○○の家の前に着くと俺は玄関のインターホンを押した。

ピーンポーン🔔

『……。』

何の返答も無く静寂な時間が過ぎる。

俺「まだ帰って来てないか…佐久間くんと一緒に居るのかな😖?」

○○がまだ佐久間くんと一緒に居るかもと思ったら、佐久間くんが玄関に出てきた時の格好が頭に浮かんだ。

『佐久間くんがあんな格好してたって事は、考えたくないけど○○を抱いたって事だよね?』

俺「…ハァ~💧」

ショックのあまり深いため息をつくと、俺はドアに寄り掛かりながら腰を落とし両手で顔を覆う。

『自分の好きな人が大事なメンバーに抱かれたとか、メチャメチャしんどいな。これから佐久間くんにどんな顔して接すれば良いか分かんねーし😖』

俺「何で同じ人を好きになっちゃったんだろう?女の人なんて沢山居るのに…ハァ~💧」

再び深いため息をつくと、エレベーターから出てきた人の気配を感じて俺は顔を上げた。

俺「あ…!」

○○の姿が目に入り立ち上がる俺。

○○「ッ😓!…蓮くん😖」

俺の姿を見て一瞬ビックリした表情をしてから悲し気な顔になる○○。

俺「ごめん。やっぱり、ちゃんと顔を見て話がしたかったから…」

○○「いつから待ってたの😖?」

俺「○○に帰ってって言われたけど家に帰る気にもなれなかったから、公園に寄って暫くボーッとしてから来た。」

○○「…そう😖ん?」

俺の前まで歩いてくる○○。

俺「(・_・)?」

○○「蓮くん、びしょ濡れじゃない😲!何で?雨宿りとかしなかったの😖?」

慌ててバッグからハンカチを取り出すと、○○は俺の顔や頭や腕などを拭いてくれた。

俺「考え事してたから気付かなかった。」

○○「全くもう💧取り合えず中に入って!このままじゃ風邪ひいちゃうから✋😣✋」

俺の言葉を待たずに背中を押して家の中に入れると、有無を言わさず洗面所に俺を押し込む○○。

○○「早くシャワー浴びて身体温めて😣💦濡れた服は洗濯機に入れておいてね。すぐ洗濯するから。で、バスタオルはここにあるのを使って!着替えはお父さんが泊まりに来た時用のを持ってくるから、服が乾くまではそれを着て我慢してね。」

それだけ言って洗面所から出て行く○○。

俺「…○○、あんなに早口で喋れたんだ😓」

シャワーを済ませて脱衣場に出ると男物のパジャマが置いてある。

俺「これ、お父さんのだっけ?俺が着ちゃって良いのかな?」

『○○はこれを着てくれって言ってたけど、なんか○○のお父さんに申し訳ないな😖』

着るか着ないか、どうしようと腰にバスタオルを巻いた状態で考え込む俺。

俺「クシュン😣💦」

盛大にクシャミが出たので取り合えずパジャマに袖を通した。

『風邪ひかないようにシャワーを使わせてくれたのに、パジャマを着るか着ないかで悩んで風邪ひいたら○○に悪いもんな。○○のお父さんには新しいパジャマを買って○○に渡そう(-_-;)』

パジャマを着ると俺は○○が居そうなリビングへ向かった。

ガチャ🚪

俺「○○~?出たよ😓」

初めて入った好きな人の家のリビングにドキドキしながら中に入る俺。

○○「あッ!ちゃんと温まった😄?」

俺の声に気付き笑顔で走ってくる○○。

俺「うん。シャワーと着替えありがとうね(*^^*)」

○○「どういた-😄あ~💧やっぱり蓮くんには小さかったね。足も腕も出ちゃってる…ごめんね?寒くない😖?」

俺の腕を触りながら申し訳なさそうに言う○○。

俺「大丈夫だよ。俺、体温高いし😊」

○○「嘘つかないの!蓮くんの平熱は35.8℃で私と一緒でしょ?全然高くないよ😡💢」

俺「バレた(笑)😁?」

○○「も~っ😡💢今、ブランケット持ってくるからちょっと待ってて💦」

そう言って俺に背を向けた○○を俺は後ろからギュッと抱きしめた。

○○「ッΣ(//□//)💓!?…蓮、くん😓?」

俺「ブランケットじゃなくて、○○が温めてよ😌」

○○を抱きしめながら耳元で囁く俺。

○○「温めてって…私、体温高くないし(////)💦」

俺「肌が直接触れ合えば低体温同士でも充分温かいと思うよ😊」

○○「なッΣ(//□//)💓!?れ、蓮くんてば、いきなり何て事を言い出すの💦ちょっと離して(//>△<//)💦」

俺の腕の中から逃げようとジタバタする○○。

俺は○○に伝えたい事があったから、逃げられないように抱きしめる腕に力を込めた。

『これだけはちゃんと言わないと…』

俺「○○、逃げないで聞いて?」

○○「😓!?」

俺の言葉を聞いてジッとしてくれる○○。

俺「言うの遅くなっちゃったけど…俺、○○の事が好きなんだ。だから…○○も俺の事を好きでいてくれてるなら、俺の彼女になって欲しい。」

○○「……。」

俺の言葉に黙ったままうつ向いて微動だにしない○○。

俺「○○?」

何も言わない○○に不安になり抱きしめたまま顔を覗き込む俺。

○○「…私も…蓮くんの事が好きだよ😖」

俺「じゃあ-」

○○「でも、蓮くんの彼女にはなれない😖」

俺「…何で?」

○○「だって…私、大ちゃんと…😖」

俺「佐久間くんに抱かれた事を気にしてるの?」

○○「…😖」

何も言わずに黙って頷く○○。

俺「だったら気にしなくて良いよ。これからは俺がイッパイ抱くし😊❤️」

○○「ッΣ(//º□º//)💓!?…蓮くんて、何でそうやって恥ずかしい事を照れずにハッキリ言えるの(//¬△¬//)?」

俺「恥ずかしい?愛し合うのに恥ずかしい事なんて無いでしょ(・△・)?」

○○「左様ですか(//¬▽¬//)」

俺は○○を抱きしめている腕を離すと○○の肩を掴んで俺の方を向かせた。

俺「兎に角さ、佐久間くんとの事なら気にする必要ないから。一番大事なのは、○○が俺の事を好きかどうかだから…○○が俺の事を好きだと思ってくれてるなら、俺と付き合って欲しい。」

しゃがみ込んで○○の目を見つめながら正直な気持ちを告げる俺。

○○「…本当に私で良いの?後悔しない😖?」

俺「しないよ。○○が良い😄❤️」

満面の笑みを浮かべながら言うと、○○もやっと俺が大好きな笑顔を見せてくれた。

○○「これから宜しくお願いします(*^^*)❤️」

そして今日は、このまま○○の家に泊まる事にした。

~寝室~

ベッドに入り○○が来るのを大人しく待っている俺。

俺「○○、大丈夫かな?」

暫くすると○○がスマホを持って入ってきた。

俺「佐久間くんとちゃんと話せた?」

○○「うん。蓮くんと付き合う事になったって言ったら『幸せにしてもらえよ。』って…後、『色々ごめん。』って😊」

俺「そっか😊」

○○「…大ちゃん、これからも前みたいに私と仲良くしてくれるかな😖?」

俺「大丈夫でしょ。佐久間くんは優しくて思いやりが人一倍ある人だし😊」

『好きな人が絡むと独占欲倍増で人格変わるけど…(¬▽¬;)』

○○「あッ!寝る前にリップ塗らなきゃ😄」

鏡台に置いてあるリップを手に取り、鏡を見ながらリップを塗る○○。

俺「もう塗るの?まだ塗らなくて良くない?今リップ塗っても取れちゃうから意味無いよ(・_・)?」

○○「え?何で?リップなんてそんな簡単に取れないでしょ(・△・)?」

俺「取れるよ。これからいっぱいキスするし😄」

○○「き、キスっΣ(//□//)💓!?」

俺「うん。まだしてなかったでしょ😄?それに、今日はずっと一緒に居られるから他にもイッパイしたいし😊❤️」

○○「他にもって…😓~ッ(//>_<//)💦今日は駄目ッ!早目に寝るの(//>△<//)💦」

顔を真っ赤にしながら言う○○。

俺「え~💧せっかく泊まってるのに😖」

○○「おやすみなさ~い😳💦」

ベッドに入り俺に背を向けて寝ようとする○○。

俺「…じゃあ、キスだけ❤️それなら良いでしょ😄?」

○○「キスだけ(//¬△¬//)?」

俺「うん。キスだけ😄」

○○「1回だけだよ(//¬△¬//)?」

俺「うん😊」

○○「じゃあ…(//-_-//)💦」

恥ずかしそうに俺の方を向くと、○○は真っ赤に染まった顔で俺の目を見つめる。

俺「愛してる😄❤️」

○○「私も…愛してるよ、蓮くん(*^^*)❤️」

○○が目を瞑ると、俺もゆっくりと目を閉じながら唇を重ねた。

俺「…。」

○○「もう駄目ッ!1回だけの約束でしょ😡✋」

2回目のキスをしようと近付けた俺の顔と胸を手で押さえて止める○○。

俺「冷たい(¬3¬)」

○○「冷たくない😡💢」

俺「じゃあ良いよ😌でも、その変わり…」

○○「(・_・)?」

俺「抱きしめたまま寝ても良い?今日はずっと、○○を感じてたいんだ😊」

○○「ッΣ(//・_・//)💓!まぁ、そのぐらいなら…良いよ(//¬△¬//)」

俺「やった😆❤️」

○○から許可を貰ったので左腕は○○の首の下に回し、右手は○○の前に回して優しく○○の身体を包み込む。

俺「ふふ(*^^*)温かいね😊❤️」

○○「私、腕枕してもらうの初めてだよ(*^▽^*)❤️」

腕の中で嬉しそうに笑う○○。

俺「これからは毎日してあげるよ(*^^*)❤️」

○○「毎日(・△・)?」

俺「うん。一緒に住もう😊?」

○○「…うん😌❤️」

俺の胸に顔を埋めながら頷く○○。

俺「良かった😊」

○○「…蓮くん。」

俺「ん😊?」

○○「やっぱり、もう1回しても良いよ?…キス😳」

俺「😊」


○○の言葉に嬉しくなった俺は、優しく笑うとお言葉に甘えて2回目のキスをした。

これからはずっと一緒だよ。

俺を選んでくれたからにはメチャメチャ幸せにするから…

だからずっと、俺のそばに居てね。


○○、宇宙一大好きだよ❤️

📱🎶~

スマホがLINEの通知を報せる。

佐久間<○○の事よろしく!後、冷たい事言ってごめん。これからも大事なメンバー&大学の先輩として今まで通り仲良くしてくれたら嬉しい。大介>午後23:40

佐久間<あ!○○の事は取り合えず諦めるけど、蓮が○○とケンカするような事があったら遠慮なく奪いにいくけど許してね😆❤️大介>午後23:45


《蓮END》



今日、5月17日はSnow Manの岩本照くんと

トニセンのイノッチ事、井ノ原快彦さんの

お誕生日🎂🎉

照くん、イノッチ、お誕生日おめでとう😄👏

これからも素敵で充実した日々を過ごせますように☆彡

2人共、大好きだよ~ッ(*>∇<)ノ💛💚