《続き》


~帰り道~


ラウールくんと別れ、私は蓮くんと2人で手を繋ぎながら家に向かって歩いていた。


目黒「そう言えば明日、英語のプリント提出する日だったよね?○○、もうやった?」


私「あッ!スッカリ忘れてた😨帰ったらやらなきゃ😣💦忘れないようにスマホのスケジュールに書いとこ~っと😄🎵」


通学バッグの中からスマホを取り出す私。


私「…あ💧携帯の充電無くなってる😖」


目黒「LINEで送っとこうか?」


私「大丈夫ッ!生徒手帳に書くから😄」


そう言ってポケットから生徒手帳を開くと、小さなしおりが1枚ヒラヒラと落ちていく。


目黒「○○、何か落ちたよ(・_・)?」


屈んで落ちたしおりを拾い上げる蓮くん。


私「え?」


目黒「…あれ?これって(・_・)」


私「あッ!しおり、落ちちゃったんだ?拾ってくれてありがとう😄✨」


目黒「ここに貼ってあるクローバーって…」


私「うん、そう!この間、風邪引いた時に蓮くんが持ってきてくれた四つ葉のクローバーだよ🎵大事にとっておきたかったから、しおりにしたの(*^▽^*)❤️」


目黒「そうなんだ😊?はい😄」


嬉しそうに笑いながら私にしおりを渡す蓮くん。


私「ありがとう😄✨」


蓮くんからしおりを受け取ると、私は生徒手帳に挟む。


目黒「…ねぇ」


私「ん(・_・)?」


目黒「何で俺が○○に四つ葉のクローバーをあげたか分かる😊?」


私「何で?…私がクローバーを好きだからじゃないの(・△・)?」


私が聞くと、蓮くんはポケットから生徒手帳を取り出し中を開く。


目黒「これ…覚えてる?」

生徒手帳に挟んでいた四ツ葉のクローバーを私に見せる蓮くん。

私「四つ葉のクローバー(・_・)?」

目黒「うん。このクローバー、○○が俺にくれたんだよ😊」

私「え…?私が蓮くんに😓?」

私の言葉に優しい笑顔を浮かべながら頷く蓮くん。

目黒「小4の時にショックな事があって河原で落ち込んでたら、○○が俺の所に来て『四ツ葉のクローバーを持ってると何でも願い事が叶うんだよ』って言って、この四つ葉のクローバーをくれたんだよ😊」

私「河原?河原って、あそこの河原?☆★公園の近くにある。」

目黒「そうだよ。あの河原…覚えてる😊?」

私「覚えてる!×2😆えッ!?あの時の男の子が蓮くんだったの😲!?」

目黒「うん。○○と付き合えるようになったら言おうと思ってたから、やっと言えて良かったよ😄」

そう言って嬉しそうに笑う蓮くん。

私「そっかぁ~(* ´ ▽ ` *)✨蓮くんがあの時の…ずっと気になってたんだよね。あの時の男の子は元気にしてるかな?笑えてるかな?って(*^▽^*)」

目黒「俺、あれからずっと○○に逢いたくて毎日あの河原に行ってたんだよ。でも、○○は居なくて…○○から貰った四つ葉のクローバーに『また○○に逢えますように』って願掛けしてたから、中学で○○を見た時は本当に願いが叶ったってビックリしたよ😄」

私「そうだったんだ!私、あの時はたまたまあの河原がある道を使ってただけでいつもは違う道を使ってたから😅」

目黒「じゃあ、あの日にあの場所で逢えたのは運命だったのかな😊」

私「運命ッΣ(//□//)!?それはいくらなんでも言い過ぎだよ😅💦」

目黒「言い過ぎなんかじゃないよ。俺は○○に出逢えたのは、偶然じゃなくて必然だと思ってるし😌」

私「…蓮くん😓」

目黒「○○はさ、四つ葉のクローバーの花言葉って知ってる😊?」


私「花言葉?知らない、けど…蓮くんは知ってるの(・_・)?」


目黒「うん。○○から貰った時に調べたから😊」


私「そうなんだ!四つ葉のクローバーの花言葉かぁ~。何だろう(-"-)?」


腕を組んで考え込む私。


目黒「…初恋だよ😊」


私「え(・△・)?」


目黒「初恋。俺の初恋の人は○○なんだよね。だから、四つ葉のクローバーの花言葉が初恋って知った時に絶対○○にあげたいな~って思ったんだ(*^^*)❤️」


私「そう、だったんだ?…いや、なんか照れるね💦初恋なんて言われたの初めてだから、今メチャメチャ恥ずかしいわ(//-∩-//)💦」


目黒「…○○の初めて嬉しいな。これからの○○の初めては、全部俺にチョーダイね😊❤️」


私「え(・△・)?う、うん😄?」


『初めてかぁ~。他に何があるだろう?…あッ!クリスマスとか?私、クリスマスを男の人と2人で過ごした事ないもんな~(* ̄∇ ̄*)✨』


そして私の家に着き、私は家に入って辰哉お兄ちゃんの在宅を確認してから玄関で待っている蓮くんの所に戻ってきた。


私「蓮くん、お兄ちゃん居たよ😊」


目黒「良かった!上がって良い😄?」


私「どうぞ😄」


目黒「お邪魔します😄」


蓮くんを家に入れると、私は蓮くんと一緒に辰哉お兄ちゃんが居るリビングへ向かった。


~リビング~

ガチャ🚪

リビングのドアを開けて中に入る私。

私「お兄ちゃん、お待たせ~😄」

辰哉「全然待ってないけどね(¬△¬)」

不機嫌そうな顔でソファーに座っている辰哉お兄ちゃん。

私「そんな事言わないでよ😅」

辰哉「話って何?テスト勉強したいから早く終わらせてくれる(¬△¬)?」

私「テスト勉強って…絶対しないくせに(-"-)💢」

辰哉「今日はするつもりなの!流石に留年はマズイし(¬△¬)」

私「留年😓?…お兄ちゃん、そんなに成績悪いの(-△-;)?」

辰哉「ほっといて(-"-)…それで?話は(¬△¬)?」

私「ああッ😲!そうだった😅蓮くん、どうぞ😄💦」

ドアを開けてすぐ傍で待っていた蓮くんを呼ぶ私。

目黒「今晩は😊」

私に呼ばれてリビングに入ってくる蓮くん。

辰哉「今晩は~(-△-)。話って何ですかぁ~?」

私「お兄ちゃんッ😡!ちゃんと聞いてよ😣💢」

目黒「○○、大丈夫だよ。深澤先輩は俺が話し始めたらちゃんと真面目に聞いてくれるから😊」

辰哉「~~ッ(-"-)🌀」

目黒「深澤先輩。昨日から、○○さんとお付き合いさせて頂く事になりました。○○さんとは、いつか…出来れば、高校を卒業したらすぐにでも結婚したいと思ってます。結婚を視野に入れたお付き合いなので、○○さんのご家族にも早目に伝えておきたいと思ったので今日は連れてきてもらいました😊」

辰哉「…結婚っていうのは早過ぎない?まだ○○も目黒も高1だよ?好きな相手が変わる事もあるでしょ(¬△¬)」

目黒「俺は無いです、絶対に!命を賭けて誓えるぐらい、俺は○○さん以外の人を好きになる事は有り得ません😊」

時間を置かずにキッパリと言い切る蓮くん。

私「蓮くん…😓」

目黒「○○が他の相手を好きになったとしても、また好きになってもらえるように努力したいと思ってます😊」

辰哉「あ~、そう。まぁ、先の事は分かんないし付き合うのは俺じゃなくてお前らだから勝手にすれば(¬△¬)?」

私「え…?良いの😓?」

辰哉「俺が駄目って言ったって絶対別れないでしょ?目黒、メチャメチャ頑固そうだし(¬△¬)」

目黒「ありがとうございます😄」

辰哉「ただし!半端な気持ちで○○と付き合ったり、泣かせるような事をしたら許さないから。」

目黒「勿論です😄○○の事はメチャメチャ幸せにするつもりなんで😊」

私「蓮くん…(*・△・*)💓!蓮くんもお兄ちゃんもありがとう(*^▽^*)✨」

『素敵な彼とお兄ちゃんが居て、私はメチャメチャ幸せ者だな(*^^*)❤️』

次の日の朝

沙羅と一緒に保健室に行き相葉先生にお腹を見てもらうと、昨日よりもアザが酷くなっていた。

でも、押したりしなければ痛みは無いので様子見を続ける事になった。

沙羅「あんなに酷いアザになってるとは思わなかったから、見てみてビックリしたよ💧あの女、マジで許せないわ(-"-)💢」

私「でも、あの人は謝ってくれたから😅」

沙羅「謝ったからって許しちゃ駄目でしょ?暴力振るうとかマジで有り得ないから!しかも女の腹を蹴るとか一番やったら駄目な事だからね?こんなの、○○の事が大好きな目黒が聞いたらどうするんだろうね😠💢」

私「ッ😓!蓮くんには絶対に言わないで😣💦」

沙羅「言わないよ。言える訳ないでしょ?ブチギレた目黒が暴走して何やらかすか分かんないもん😖」

私「流石にこれぐらいでブチギレたりはしないと思うけど…蓮くんて、あんまり怒ったりしない人だし😅」

沙羅「何言ってんのッ!滅多に怒らないヤツだからこそ、ブチギレたら怖いんだよ😣特に目黒は○○命だし😤」

私「命って、そんな大袈裟な😅」

沙羅「い~や、目黒は○○命だね!○○が死んだら確実に後を追う😌」

キッパリと断言する沙羅。

私「死んだらって…💧縁起でも無い事を言わないで欲しいんだけど(-▽-;)」

沙羅「○○さ、他にも何か嫌がらせされてるんじゃない?アレが初めてじゃないんでしょ😖?」

私「大丈夫!心配しないで。大した事はされてないから😊あ!私、トイレに行きたいから先に教室に戻ってくれる😄?」

早口で言って話を終わらせる私。

沙羅「…分かった😊」

沙羅の言葉を聞くと私は走ってトイレに向かった。

沙羅「友達なんだから少しは頼ってくれれば良いのに…何も話してくれないのは目黒だって寂しいよ😖」

小さくなっていく私の背中に向かって悲しそうに呟く沙羅。

『沙羅も蓮くんも大切だから、余計な事に巻き込みたくないもんね。これは私の問題だから、私が一人でなんとかしないと…これ以上、沙羅や蓮くんに心配かけないように気を付けないとね😌』

~廊下~

トイレに寄ってから、なんとなくすぐには教室に戻る気がしなくてブラブラと廊下を歩いていると佐久間先輩と岩本先輩にバッタリ会った。

私「あ!佐久間先輩と岩本先輩😄」

佐久間「○○ちゃんだぁ~!おはよ~👋😄」

岩本「おはよう😊✋」

私「おはようございます😄」

佐久間「何してるの~😄?」

私「散歩です😄佐久間先輩と岩本先輩はどうしたんですか?」

佐久間「俺達~?俺らも散歩~🎵一緒だね~😄」

私「今日、天気良いですもんね😄」

佐久間「だね~🎵…あれ?そのブレスレット(・△・)」

私の左腕に着けてあるターコイズのブレスレットを見ながら言う佐久間先輩。

私「あ!これですか😄?」

私は左腕に着けているターコイズのブレスレットを佐久間先輩に見せた。

佐久間「うん。それ、どうしたの😄?」

私「貰ったんです!なんか、身に着けてると危険から守ってくれるらしくて…キレイな色ですよね(*^▽^*)❤️」

佐久間「ほぉ~!やっぱり相手は○○ちゃんだったか😁」

顎に手を当ててニヤニヤしながら言う佐久間先輩。

私「相手(・△・)?」
岩本「相手(・_・)?」

ハモる私と岩本先輩。

佐久間「あ!ううん💦なんでもない!俺の独り言😅」

私「独り言(・_・)?」
岩本「(・_・)?」

頭の中に?マークが浮かぶ私と岩本先輩。

佐久間「…それ、大事にしてあげてね😊」

私「あ、はいッ!勿論です(*>∇<)ノ❤️」

大きな声でハッキリ言うと、佐久間先輩はメチャメチャ嬉しそうに笑ってくれた。

佐久間「ニャハハ(笑)😆それなら良かった!じゃあまったね~ん👋😄」

岩本「風邪ひかないように気を付けてね😊✋」

ニコニコしながら去って行く佐久間先輩と岩本先輩。

私「佐久間先輩は、いつもニコニコしてて癒されるな~。なんか、お日様みたいな人だよね(* ̄∇ ̄*)❤️岩本先輩も見た目は怖いけどメチャメチャ優しいし🎵2人とも素敵な先輩だわ(*^^*)✨」

お日様みたいな佐久間先輩と優しい岩本先輩から元気を貰い、私は教室に戻った。

その頃、佐久間先輩と岩本先輩は…

岩本「佐久間~!」

佐久間「にゃ~に~😄?」

岩本「さっき○○ちゃんが着けてたのって、佐久間が着けてたヤツじゃない(・_・)?」

佐久間「そうだよ~🎵俺が着けてたのを見て、『好きな子にあげたい』って言うヤツが居たからあげたんだよね~😄」

岩本「好きな子にあげたいって…えッΣ( ̄□ ̄;)!?○○ちゃんの事を好きな男が2年に居るって事😱!?」

佐久間「そういう事~😄🎵」

岩本「えッ!誰ッ😨!?ふっかが知ったら絶対怒るだろ?『俺の大事な妹に近付くな💢』って😓」

佐久間「ナイショ~😄🎵強いて言うなら、素直になれない可愛いバブちゃんかな😁」

岩本「素直になれない可愛いバブちゃん(・_・)?…約1名、思い当たるヤツが居るけど(-"-)」

佐久間「多分、当たりだと思う😄」

岩本「マジかぁ~💧ふっかが何て言うか考えただけで怖いわ😅」

佐久間「ね~?親友の妹を好きになるとか、翔太もチャレンジャーだよね😁」

岩本「佐久間、もう名前言っちゃってるよ😅」

佐久間「やっべ😜しくった(笑)😆!」

岩本「…あれ?でも、翔太って女が居るんじゃなかったっけ(・△・)?」

佐久間「え?そうなの(・△・)?」

岩本「ほら!前にキスマーク付けてたじゃん。」

佐久間「…(・_・)。あ~ッ😲!そういえばそうだった😣💦」

岩本「翔太、本当に『好きな子にあげたい』って言ってたの(・_・)?」

佐久間「…いや、好きな子とは言ってなかったかも(-_-;)」

岩本「なんだ!じゃあ、翔太が○○ちゃんの事を好きだって言うのは佐久間の勘違いじゃん😅」

佐久間「でもさ~、好きでも無い子にブレスレットあげたいと思う?思わなくない😖?」

岩本「好きな子にあげるなら、普通は自分で選んで買った物をあげるんじゃない(・_・)?」

佐久間「…(・_・)。まぁ、それもそうか。」

岩本「でも、普通の人ならそう思うけど相手は翔太だからな~。好きな子にあげる物でも、人から貰った物をあげたりしそうなんだよな😅」

佐久間「確かに!翔太、あんまりそういうの気にしなさそうだもんね😅」

岩本「取り合えず、二股だけはしてない事を祈るわ。確実に血の雨が降る(-▽-;)」

佐久間「だね😅ふっか、○○ちゃんの事になると人格変わるもんね💧」

岩本「翔太!頼むから誠実な男であってくれ(>人<)☆彡」

佐久間「頼むッ!このまま平和な日常を保させてくれ(>人<)☆彡」

神様に祈りながら歩いて行く佐久間先輩と岩本先輩。

~2年の教室~

教室で雑談している渡辺先輩と阿部先輩と辰哉お兄ちゃん。

渡辺「ハクション😣💦」

大きなクシャミをする渡辺先輩。

阿部「何?風邪?大丈夫(・_・)?」

渡辺「多分、大丈夫(-"-)」

辰哉「誰かが噂してんだよ。『渡辺先輩よりも深澤先輩の方がカッコイイよね❤️』って😁」

阿部「それだったら、ふっかもクシャミ出るんじゃない?ふっかも噂されてるんだから(・_・)」

辰哉「…(・_・)。それもそうか(¬_¬)」

渡辺「花粉、まだ飛んでんのかな😖?」

渡辺先輩のクシャミの原因が、佐久間先輩と岩本先輩が噂してるせいだとは夢にも思わない渡辺先輩だった。


《続く》