《続き》


私「ん~(-"-)。……ハッΣ(º□º)!今、何時😱!?」


閉じていた目をパッチリと開ける私。


目黒「…ん(-_-)?…あ!起きた?おはよう(-▽-)」


私の声で起きたのか、ポワポワした眠そうな顔で言う蓮くん。


私「おはようじゃないよ💦今、何時ッ😣!?」


目黒「今?…何時だろう(・_・)?」


私「スマホ、スマホ😣💦」


慌ててポケットからスマホを取り出して時間を確認する私。


私「…あ、良かった!まだ18時半だ(* ´ ▽ ` *)✨」


そんなに遅い時間じゃなくてホッとする私。


目黒「ごめんね?ある程度時間が経ったら起こそうと思ってたんだけど、○○の寝顔を見てるうちに気付いたら寝てた😅」


私「蓮くんは謝る必要ないよ💦寝ちゃった私が悪いんだから…なんか、蓮くんの腕の中は安心しちゃって眠くなるんだよね~😅」


目黒「そうなの(・_・)?」


私「うん😄やっぱ、逞しいからかな?絶対に守ってくれそうな感じがするから安心するのかも(*^▽^*)❤️」


目黒「そうだね。好きな子の事は絶対に守ってあげたいって思ってるから、○○にそう思ってもらえてるのは嬉しいよ(*^^*)」


私「(*^^*)」


蓮くんの優しい笑顔を見て私も蓮くんに笑顔を返す。


目黒「じゃあ、そろそろ帰ろっか😊?」


私「そうだね😊」


ゆっくりと立ち上がると階段を下りて行く私と蓮くん。


私「…あれ(・△・)?」


目黒「ん?どうしたの(・_・)?」


私「蓮くん、カバンは?」


手ぶらな蓮くんを見ながら言う私。


目黒「え(・_・)?……あ!教室に置きっぱだった😅」


私「蓮くん、相変わらずおっちょこだねぇ~(* ̄∇ ̄*)」


目黒「急いで取ってくるから先に行ってて😅💦」


私「分かった😊」


『蓮くんの忘れ物癖は相変わらずだな~。なんか中学生の頃を思い出して懐かしくなるわ(* ̄∇ ̄*)✨』


下駄箱に着いても蓮くんが来ないので、取り合えず私は正門まで歩いて行く事にした。


私「…ん(・_・)?」


正門に向かって歩いていたら会いたくない人が視界に入り、私は思わず立ち止まる。


『ッ😓!?渡辺先輩の元カノさん💧』


◎◎「あ!…こんにちは😄❤️」


私と目が合い私の所まで走ってくると、明るく挨拶をしてくる渡辺先輩の元カノ。


私「こ、こんにちは😅」


『嫌だな…一番会いたくないのに(¬_¬;)』


◎◎「翔太は一緒😊?」


私「いえ…一緒じゃないです😖」


◎◎「そうなんだ?今日は来るの遅くなっちゃったから、もう帰っちゃったかな~😖?」


私「…渡辺先輩に連絡してみたら良いんじゃないですか?」


◎◎「連絡ならさっきからしてるんだけど、全然出てくれないのよね~😖だから、てっきりアナタと一緒に居るんだと思ってたわ😊」


私「…私と😓?」


『何で連絡が取れないと私と渡辺先輩が一緒に居ると思うんだろう😖?』


◎◎「まぁ、良いや。…ねぇ、アナタ…○○ちゃん、だっけ😊?」


私「え😓?は、はい…そうです、けど…😖」


◎◎「翔太の事、どう思ってる?好き😊?」


私「え…😓?な、何でそんな事聞くんですか?」


◎◎「アナタ、翔太の事を好きそうだな~と思ったから聞いてみたくって😊」


私「…別に…好きじゃ…ありません😖」


うつ向きながら小さな声で呟く私。


◎◎「ふ~ん、そう…だったら良かった😌」


私「良かった?」


元カノの声に思わず顔を上げると、私の顔を勝ち誇った笑顔で見下ろしている元カノと目が合う。


◎◎「もし翔太の事を好きだったら、翔太は私のだから好きになっても無駄だよって忠告しておこうと思ったんだけど…翔太の事を好きじゃないなら言う必要ないわよね😊」


私「私のって…😓お姉さん、渡辺先輩と付き合ってるわけじゃないですよね?だったら、私が渡辺先輩の事を好きだとしても好きになるなみたいな事を言う権利ないんじゃないですか?」


◎◎「…あれ?翔太から聞いてないの😊?」


私「😖?何の事ですか?」


◎◎「私と翔太、また付き合う事になったのよ。だから今は、私が翔太の彼女だから翔太を好きになるなって言う権利があるの😊」


私「…え😓?彼…女?」


◎◎「翔太ってば、周りに内緒にして酷いなぁ~😌」


私「……。」


『嘘、だよね?だって、渡辺先輩は元カノさんの事を好きじゃないって言ってたし…大丈夫だよね😖?』


元カノさんの言葉に胸がざわつく私。


◎◎「…あ❤️翔太ッ👋😄」


私「え?」


元カノの声に振り返ると、蓮くんと一緒に歩いてくる渡辺先輩が居た。


『渡辺先輩😓!まだ学校に残ってたんだ…。』


渡辺「ッ😓!?」


私と元カノさんが一緒に居るのを見てビックリした顔をすると、慌てて私達の方へ走ってくる渡辺先輩。


蓮くんもゆっくりと私の所へ歩いてくる。


◎◎「良かったぁ~❤️連絡しても返事来ないし、もう帰っちゃったかと思ったよ(*^▽^*)」


渡辺先輩に駆け寄り抱きつく元カノさん。


渡辺「スマホの充電がなくなりそうだったから電源切ってたんだよ(-"-)」


私「ッ😓!」


『元カノさんが抱きついても引き離そうとしないんだ?前はすぐに引き離したりしてたのに…。じゃあ、やっぱり元カノさんが言ってた通りまた付き合う事にしたの?…渡辺先輩、私に嘘ついたの😖?』


悲しい気持ちになりながら元カノさんと話している渡辺先輩を見つめていると、私の視線を感じたのか渡辺先輩と目が合った。


渡辺「…(・_・)?」


私「ッ😓!?……(¬_¬;)」


保健室で渡辺先輩に酷い事を言った後だったという事もあり、気まずかった私は渡辺先輩の顔を見れず渡辺先輩が視界に入らないように顔を背ける。


渡辺「…😖」


分かりやすく顔を背けた私を見て悲しそうな顔をしてうつ向く渡辺先輩。


目黒「……。」


私と渡辺先輩の様子を黙って見つめている蓮くん。


◎◎「ねぇッ!」


蓮くんの方を見て大きな声で呼ぶ元カノさん。


目黒「…え?俺😓👆️?」


ビックリしつつ、自分を指差す蓮くん。


◎◎「そう!アナタ、いつも○○ちゃんと一緒に居るけど○○ちゃんの彼氏(*^▽^*)?」


私「…😓」


『元カノさん?いきなり何😓?』


目黒「…。」


チラッと横目で私を見ると、蓮くんは元カノさんに視線を戻す。


目黒「はい!今日、○○の彼氏になりました😄」


ハッキリとした口調で言う蓮くん。


渡辺「…え😓?」


『蓮くんッΣ( ̄□ ̄;)!?何で言うのッ😱!?いや、別に本当の事だから言っても良いんだけどさ😣💦』


◎◎「そうなんだ?それはおめでとう😄❤️」


目黒「ありがとうございます😊」


私「…😓」


渡辺「○○。」


私「ッΣ(・_・;)💓!」


渡辺先輩に名前を呼ばれて思わずビクッとする私。


渡辺「今の…目黒が言った事、本当なの?目黒の彼女になったって…」


私「…はい😖」


うつ向きながら小さな声で呟く私。


渡辺「…そっか。」


私の言葉に視線を落としながら呟き返す渡辺先輩。


目黒「…😖」


私と渡辺先輩の様子を見て悲し気な顔をする蓮くん。


◎◎「私と翔太も恋人同士だし~😄❤️」


目黒「え(・△・)?」


元カノさんの言葉にビックリして思わず渡辺先輩を見る蓮くん。


渡辺「…。」


何も言わずに黙ってうつ向いている渡辺先輩。


『恋人同士…😖』


元カノさんの言葉に左胸がズキンと痛む。


◎◎「そうだ!今度、Wデートでもする😄?」


私「…え😓?」


渡辺「おいッ(-"-)💢!」


元カノさんを怖い顔で睨み付けて止める渡辺先輩。


目黒「御断りします。」


渡辺先輩の元カノの誘いをキッパリと断る蓮くん。


渡辺「ッ😓!」


私「…(・△・)」


キッパリと断った蓮くんにビックリして口が開いたままポカーンとしている私。


◎◎「…どうして?人数多い方が楽しいでしょ😊?」


目黒「デートの時は彼女とだけ一緒に居たいので😊」


私「…蓮くん(*・_・*)💓」


渡辺「……。」


◎◎「ふ~ん、そう😌…残念だな~。アナタ達とは色んな話して仲良くなりたかったのに…特に○○ちゃんとは…ね😊」


そう言って私の目を見つめながら冷たく笑う元カノさん。


私「ッΣ(・_・|||)!?…(-_-;)💦」


元カノさんの冷たい笑顔に恐怖を感じてゾッとして思わず目を伏せる私。


目黒「…。」


そんな私を見て蓮くんは私の手をギュッと握る。


私「…蓮くん😓?」


ゆっくりと顔を上げて蓮くんの顔を見つめる私。


目黒「申し訳ないんですけど、○○は俺が独り占めしたいんでそれは無理です。なので、○○と仲良くなるのは諦めて下さい😊」


◎◎「え(・△・)?」


私「…(・△・)」

渡辺「…😓」


目黒「じゃあ、俺らは帰ります。○○、行こう😄」


私「へ(・△・)?あ…う、うん😓💦」


私の手を引っ張って連れて行く蓮くん。


渡辺「……😖」


悲し気な顔で私と蓮くんの後ろ姿を見つめている渡辺先輩。


◎◎「…😏」


不敵な笑みを浮かべながら渡辺先輩を見ている元カノ。


私「……。」


暫く無言で手を繋いだまま歩いている私と蓮くん。


目黒「……(¬_¬)」


チラッと横目で私を見ると、蓮くんは空いている右手を唇に当てて空を見上げた。


目黒「あのさ…」


私「ん?」


目黒「なぞなぞ出して良い😊?」


私「…なぞなぞ(・_・)?」


首を傾げながら聞く私。


目黒「うん😊」


私「良いけど…(・_・)」


目黒「じゃあ、出すね😊好きな人とすると幸せになれる2文字の事なぁ~んだ😄?」


私「2文字(・_・)?う~ん…なんだろう(-"-)?」


目黒「ハグっ✋😆✋」


答えを考えようとしていた私の方に身体を向けると、蓮くんは空いている右手でギュッと私を抱きしめる。


ギュッ✋


私「わッΣ(//º□º//)💓!?」


目黒「…後もう1つあるんだけど…分かる😌?」


抱きしめたまま私の耳元で優しく囁く蓮くん。


私「…なんとなく(//-_-//)」


目黒「して良い?」


私「…うん(//-_-//)💦」


私が小さな声で呟くと、蓮くんはゆっくりと顔を近付けて唇を重ねた。


目黒「幸せになれた😊?俺はメチャメチャ幸せだよ(*^^*)」


ゆっくりと唇を離すと私の目を見てニッコリ微笑む蓮くん。


私「…うん。私も…メチャメチャ幸せだよ😊」


目黒「良かった(*^^*)❤️」


嬉しそうに笑うと私をギュッと抱きしめる蓮くん。


私「……😌」


『私には蓮くんが居る。だからもう、渡辺先輩の事を考えるのはやめよう…大丈夫。まだ渡辺先輩と出会ってから日は浅いんだし…すぐに忘れられるよね?私は私の事を大切に…幸せにしてくれる蓮くんの事だけ考えよう。』


蓮くんの温もりに包まれながらそんな事を考えていると、カバンの中のスマホが着信を告げた。


📱🎵~


『あ…電話😓!』


目黒「……。」


電話に出たいのに蓮くんが抱きしめている腕を離してくれないから身動きが出来ない私。


私「あの、蓮くん?電話に出たいんだけど…😅」


目黒「出ちゃ駄目😌」


私「え…😓?」


目黒「…嘘😌出て良いよ😄」


そう言って優しく笑うと、私を抱きしめていた腕と繋いでいた手をそっと離す蓮くん。


私「ごめんね😅💦?」


蓮くんに謝りながらスマホに出る私。


私「もしもし😅?お兄-」


辰哉「○○ッ!?今どこに居んのッ😡💢!?」


私の声を遮って大きな声で怒鳴る辰哉お兄ちゃん。


私「キーン(×△×)👂️⚡️」


辰哉お兄ちゃんの大きな声で耳鳴りがしてダメージを食らう私。


目黒「…😓」


お兄ちゃんの怒鳴り声が聴こえたのか、ビックリして固まる蓮くん。


辰哉「もしもし、○○ッ!?聞いてんの😡?今、何時だと思ってんの!道草食ってないで早く帰って来なさいッ😠💢」


私「ご、ごめん💧今、学校に居て…😅」


辰哉「はぁッΣ( ̄□ ̄;)!?学校ッ!?何でまだ学校に居んの!?えッ!?もしかして何かやらかした!?残されてんの😱!?何やらかしたのよ!?大丈夫なの😣!?」


テンパって1人で喋りまくる辰哉お兄ちゃん。


私「ちょ、ちょっとお兄ちゃんッΣ( ̄□ ̄|||)!?落ち着いて私の話を聞いてよ😣💦」


辰哉「今から迎えに行った方が良い?あ~、でも俺、もう風呂入って寝巻きに着替えちゃったんだよな~😖」


『私の話を全然聞いてないし、聞く気も無さそう(-▽-;)』


ツンツン👆️


私の背中をツンツンと人差し指で突っつく蓮くん。


私「ん😓?」


目黒「代わって😊✋」


右手を差し出しながら優しい笑顔で私に言う蓮くん。


私「う、うん😓📱」


蓮くんが電話に出て大丈夫か心配になりつつも私はスマホを蓮くんに渡す。


目黒「もしもし、深澤先輩?目黒です😊」


辰哉「大体○○はいつも…って、え?目黒😓?何?今、○○と一緒に居んの(-"-)?」


辰哉お兄ちゃんの不機嫌そうな声が聴こえてくる。


目黒「帰るのが遅くなってすみませんでした。話に夢中になってたらこんな時間になっていて…これから俺が責任を持って○○を家まで送り届けるんで心配しないで下さい😊」


辰哉「あ…ああ、そう。気を付けて帰ってこいよ😓?」


目黒「はい。じゃあ、失礼します😌…はい。ありがとう😊📱」


スマホを切ると私にスマホを渡す蓮くん。


私「あ、うん😓」


スマホを受け取るとカバンに仕舞う私。


目黒「家に着いたらさ、深澤先輩に言っても良いかな?○○と付き合う事になったって。」


私「え…?お兄ちゃんに😓?」


目黒「うん。深澤先輩だけじゃなくて、出来れば○○の御両親にも…駄目かな?」


私「お兄ちゃんは兎も角、親には言わなくても良いんじゃないかな?結婚するわけじゃないんだし😅」


目黒「…俺、○○とは結婚したいと思ってるから。」


私「え…😓?け、結婚ッΣ(º□º;)!?」


予想外の言葉にビックリする私。


目黒「うん。だから、○○の御両親にも付き合ってる事をちゃんと言っておきたいと思って。○○の御家族には、俺が軽い気持ちで○○と付き合ってるわけじゃないって知っておいてもらいたいし…今日は取り合えず、深澤先輩にだけ言えれば良いんだけど…駄目😖?」


私「駄目、じゃないけど…💧」


目黒「良かった😊じゃあ、早く帰ろう😄?」


私の手を取るとギュッと繋いで歩き出す蓮くん。


『結婚…まさか、蓮くんがそこまで考えてるとは思わなかったな~(-_-;)。…でも、蓮くんなら素敵な旦那さんになりそうだし、このまま蓮くんと結婚するのも良いのかな。』


そんな事を考えながら歩いていると、ふと私の頭に渡辺先輩の笑顔が浮かんだ。


渡辺「○○😄」


年上には見えない可愛い笑顔で私の名前を呼ぶ渡辺先輩。


私「ッ😓!」


『駄目×2!渡辺先輩の事は忘れるって決めたんだから😣💦』


頭に浮かんだ渡辺先輩の笑顔を打ち消すように勢い良く頭を振ると、私は蓮くんと繋いでいる手に力を込めてギュッと握った。



《続く》