《続き》


渡辺「…(-"-)」


不機嫌そうな顔で私を見たまま黙っている渡辺先生。


私「え~っと…😓」

『何?私が康ちゃんと仲良さげに話してたから怒ってるのかな?…ん?という事は、もしかして』

私「翔太くん、ヤキモチ妬いてる😁?」

渡辺「は(-"-)?」

私「康ちゃんと私が仲良く話してたからヤキモチ妬いたんですよね?だから機嫌が悪いんだ!可~愛い~😆💕」

渡辺「イラッ(-"-)💢」

ムギュッ✋

私「ッΣ✋(>3<)✋!?」

私の頬を両手でギュッと挟む渡辺先生。

私「にゃにしゅるんれしゅか(※何するんですか)😣💢はぁ~にゃ~しぃ~てぇ~(※離して)😣💦」

渡辺先生の手を掴んで離してもらおうと引っ張るもののビクともしない。

渡辺「生意気な口をきくお前が悪い(-"-)💢」

私「ぶしゅになりゅ~ッ(※ブスになる)(>3<)💦」

渡辺先生に頬を挟まれたままジタバタして暴れる私。

渡辺「安心しろ。もうなってる😌」

私「なッΣ( ̄□ ̄|||)!?ガーン😨」

渡辺「プッ😆(笑)!嘘だよ😌」

私「へ…(・△・)?」

私の頬を挟んでいる両手の力を緩めると、渡辺先生は優しく唇を合わせる。

チュッ💋

私「ッΣ(//□//)💓!?」

渡辺「メチャメチャ可愛い(*^^*)❤️」

優しい笑顔で私の目を見つめながら言う渡辺先生。

私「せ、先生ッ!?ここ、学校ッ(//×△×//)💦」

ビックリしてパニクる私。

渡辺「大丈夫。今、他の先生達は部活中だから誰も来ないよ。だからお前をここに連れてきたんだから😌」

私「でも、絶対に大丈夫って事は無いですよね?もし、万が一にも誰か来たらどうするんですか(//>△<//)💢」

渡辺「そん時はそん時だよ😄」

私「ノンキ過ぎるでしょ!もう少し危機感を持って下さいッ😣💢バレたら転任させられるかもしれないんですよ😡?」

渡辺「…じゃあ、お前も俺に嫉妬させるような事すんなよな(¬△¬)」

私「え(・△・)?」

渡辺「お前が悪いんだよ。軽々しく向井に抱きつかれたりしてさ…あんなん見たらムカついて、お前は俺のだって実感したくなるだろ(//¬∩¬//)?」

恥ずかしのか、私の顔を見ずに呟く渡辺先生の頬は仄かに紅く染まっている。

私「…(*・△・*)💓!」

『可愛い~ッ(//>▽<//)💕』

渡辺「つーか、お前も嫌がれよな。彼氏でも無い男に抱きつかれて平然としてるとか有り得な-うわッ😲!?」

ギュ~っ✋😆✋

勢い良く渡辺先生の胸に飛び込むと、私はギュッと力イッパイ抱きしめる。

私「翔太くん、大好き(*^▽^*)❤️」

渡辺「っ(*・_・*)💓!…お前さ~、さっき自分で言った事忘れんなよな(//¬"¬//)」

私「私が言った事(・△・)?」

分からなくて私は顔を上げると、首を傾げながら渡辺先生の顔を見た。

渡辺「ここは学校なんだから危機感を持てって…いきなり抱きついたりして、誰かに見られたらどうすんの(-"-)?」

私「今は皆、部活中だから大丈夫なんですよね😊?さっき渡辺先生が自分でそう言ったんですよ?渡辺先生こそ、自分が言った事を忘れないで下さい😄」

渡辺「それはそうだけど、万が一って事もあるだろ(-"-)?」

私「その時はその時です(*^▽^*)❤️」

笑いながら私が言うと、渡辺先生も優しく笑い返す。

渡辺「…マネすんな(笑)」

小さな声で呟くと優しく唇を重ねる渡辺先生。

2人しか居ない静かな空間で、私達は時間を忘れて幸せな時間を過ごしていた。

キーンコーンカーンコーン🔔

私「えッΣ( ̄□ ̄;)!?もうこんな時間?外真っ暗だ😱!」

渡辺「あッΣ( ̄□ ̄;)!俺、教頭に提出する書類やってねーじゃん😨」

私「何してんの(-△-;)」

渡辺「お前のせいだろ?お前に構ってたせいでやる時間が無かったんだから、お前が教頭に怒られろ(-"-)」

私「何でそうなるのさ💢すぐにやらなかった自分が悪いんでしょ😡?」

渡辺「あ~💧今日は残業かよ😖」

私「頑張ってね😄🎵」

渡辺「お前も一緒に残る?なんなら泊まり込みでも良いし😁」

私「遠慮します。お母さんに怒られるので😊❤️」

渡辺「チッ!つまんねー女だな(¬"¬)」

舌打ちしながら不貞腐れる渡辺先生。

私「口悪いな~💧よく先生になれたよね😅」

渡辺「外面は良いんでね😁…寄り道しないで気を付けて帰れよ😊」

私「はぁ~い🎵渡辺先生も終電が無くなる前に帰れるように頑張ってね👋😄」

渡辺「うるせー(笑)!サッサと帰れ😄!」

私「さよ~なら~😆💦」

逃げるようにダッシュで下駄箱に走って行く私。

~下駄箱~

『あ~、幸せな時間だった(* ̄∇ ̄*)✨』

幸せ気分で下駄箱に着くと、薄暗い下駄箱の前でうつ向きながら座り込んでいる康ちゃんが居た。

私「…あれ?康ちゃん?まだ帰ってなかったの😓?」

私の声にうつ向いていた顔を上げる康ちゃん。

向井「ちょっと、○○に聞きたい事があったから待ってたんよ😌」

そう言ってゆっくりと立ち上がる康ちゃん。

私「聞きたい事(・_・)?」

向井「帰りながら話そうか😊?」

私「え?う、うん😓」

『話ってなんだろう?』

上履きからローファーに履き替えると私は康ちゃんと学校から出て駅に向かった。

向井「……。」

康ちゃんが話し出すのを待って暫く黙っていたけど、康ちゃんが話し出す気配は無い。

私「…あの、康ちゃん?話って何😓?」

仕方無く私から聞いてみる事にした。

向井「……。」

康ちゃんからの返事は無い。

私「康ちゃん😓?」

私が名前を呼ぶと、康ちゃんは歩く足を止めて立ち止まる。

向井「…あのさ」

私「うん?」

向井「○○がチョコあげたい相手って…もしかして、しょっぴーなん😖?」

わざわざ振り返って顔を見せなくても落ち込んでいるのが分かるトーンで呟く康ちゃん。

私「…えッΣ( ̄□ ̄;)💓!?な、何で😅?」

康ちゃんの言葉に心臓の鼓動が速くなるのを感じる。

向井「○○がしょっぴーに呼び出された後な、○○の事が心配で見に行ったんよ。そしたら…なんか、○○としょっぴーがめっちゃ仲良さそうにしてんのが見えたから😖」

私「ッΣ( ̄□ ̄|||)💓!?」

『やっぱり見られてた~ッ😱💥どうしよう×2(>△<)💦』

めっちゃパニクる私。

向井「まさかとは思うねんけど…もしかして○○、しょっぴーと付き」

私「言わないでッ😣💦」

康ちゃんの声を遮って叫ぶ私。

向井「…え😓?」

私「皆には言わないで…お願いだから(>人<)💦」

顔の前で両手を合わせて必死に懇願する私。

向井「じゃあ、やっぱりしょっぴーと😓?」

私「…😖」

康ちゃんの言葉に気まずそうに頷く私。

向井「いつから?」

私「いつ😓?う~ん…確か、6月の終わりくらいから…だったかな😖?」

向井「ふ~ん。そうなんや…告白は?どっちから好きって言ったん?」

私「それは私から(*^▽^*)❤️」

向井「そっか…。因みにさ」

私「うん(・_・)?」

向井「しょっぴーの前は…その、居なかったん?好きな人(¬△¬;)」

チラッと横目で私の顔を見ながら呟く康ちゃん。

私「翔太くんの前?うん。特に居なかったかな(・_・)」

キッパリと言い切る私。

向井「あ~、そうなんや?へぇ~(¬▽¬|||)」

私の言葉に何故か落ち込む康ちゃん。

私「康ちゃんは😄?」

向井「ん?何よ😖?」

私「居ないの?好きな人😄」

向井「…(-"-)。おらんわ!そんなもん😡💢」

怒ってスタスタと歩いて行く康ちゃん。

私「え?ちょっと!?待ってよ、康ちゃん😣💦何怒ってるの~😖?」

慌てて康ちゃんを追い掛ける私。

向井「怒ってないわ!ただトイレ行きたいだけや😣💢」

私「トイレ?じゃあ、学校に戻る😓?」

向井「戻らん!俺は前にしか進まへんて決めてんねん😣💢」

私「何それ💧漏らしても知らないよ😖?」

向井「知らん!もう俺の事はほっといてくれ😣💢」

私「😖??」

そして今日は、バレンタインデー🍫

昨日、夜ご飯も食べずに徹夜で頑張って作った生チョコを持って学校へ向かった。

『翔太くん、喜んでくれるかな?人生初の手作りチョコ(*^▽^*)❤️』

グーっ

空腹を知らせる為に盛大に鳴り響く私のお腹の音。

私「お腹空いた(-△-|||)」

『ラッピングに時間がかかって朝ご飯抜きだったのよね💧おまけに寝不足で眠いし😖』

私「ふわぁ~あ(>○<)✋」

アクビで大きく開いた口を両手で押さえながら歩く私。

『取り合えず、学校に着いたら少しだけお弁当を食べて授業が始まるまで寝てよう…うん、そうしよう(-_-)』

学校に着き、教室に入った私の視界に壁に貼ってある時間割りが入り込む。

私「ん(¬_¬)?…ッΣ( ̄□ ̄|||)!?」

時間割りを見てショックを受ける私。

私「…ね、ねぇ、真衣ちゃん(-▽-|||)?」

真衣「ん?何よ(・_・)?」

私「今日の1時間目って、体育だったっけ😅?」

真衣「ん?そうだよ。時間割りに書いてあるじゃん(・_・)」

私「ガーン😨!」

『着替えなきゃいけないから、食べる時間も無ければ寝る時間も無い💧』

真衣「1時間目の体育ってだけで嫌なのに、マラソンとか最悪だよね~(-"-)」

『しかもマラソンっ😱!?地獄過ぎる😨』

私「…真衣ちゃん(-△-|||)」

真衣「ん~?」

私「私、死ぬかも(-△-|||)」

真衣「は(・△・)?」

体育の授業中。

空腹と寝不足の中、フラフラになりながら校庭を走らされている私。

『あ~、気持ち悪い(-△-|||)。目が回る~💧もう駄目だぁ~(×△×)💦』

バタンっ!

盛大にぶっ倒れる私。

真衣「えッΣ( ̄□ ̄;)!?ちょっ、○○ッ😨!?」

~職員室~

渡辺「……。」

自分の席で真面目に授業で使うプリントを作っている渡辺先生。

バタバタ👟

廊下を走る足音が響く。

ガラッ🚪

勢い良くドアを開けて職員室に入ってくる真衣ちゃん。

真衣「しょっぴー、大変っ!○○ちゃんが倒れた😣💦」

渡辺「…え?」

~保健室~

ガラッ🚪

ノックする事も忘れて勢い良くドアを開けて中に入る渡辺先生。

渡辺「○○ッ😓!?」

相葉「渡辺先生、保健室は静かに…っていうか、先生が廊下を走っちゃ駄目でしょ💧生徒に示しが-😅」

渡辺先生の前に歩いて来て注意する保健室の相葉雅紀先生。

渡辺「○○、ウチのクラスの生徒はどこですか😣💦?」

話を聞かずに相葉先生に詰め寄る渡辺先生。

相葉「聞いてないね💧○○ちゃんなら奥のベッドに-😅」

相葉先生の話を最後まで聞かずに奥のベッドに走って行く渡辺先生。

相葉「…渡辺先生ってあんなに慌てん坊だったっけ😅?」

渡辺「○○ッ😓!」

私「グーッ(-▽-)💤」

渡辺「って、寝てるし(-△-;)」

幸せそうな顔で寝ている私を見て思わずズッコケそうになる渡辺先生。

相葉「貧血みたいなので、少し休めば良くなると思いますよ😊」

渡辺「貧血…そうですか。」

私「…ん(-"¬)?」

ゆっくりと眩しそうに目を開ける私。

渡辺「起きたか😊」

私「あれ?渡辺先生…どうしたんですか(・_・)?」

渡辺「お前が倒れたって聞いて心配して来たんだよ(-"-)」

私「倒れた(・△・)?…あ!ここ、保健室😓?」

キョロキョロと周りを見渡しながら言う私。

相葉「大丈夫そうだね😊じゃあ、渡辺先生。僕、ちょっと職員室に用があるので行っちゃいますけど任せても大丈夫ですか😄?」

渡辺「あ、はい。大丈夫です😊」

渡辺先生が言うと相葉先生は保健室から出て行った。

相葉先生が居なくなり、シーンと静かな保健室。

渡辺「…よく寝てたな😌」

私「あ~はい💧あんまり寝てなくて😅」

グーっ

盛大に鳴り響く私のお腹の音。

私「ッΣ(//□//)💓!?」

渡辺「何?腹減ってんの(・_・)?」

私「…昨日、夜ご飯食べてなくて😅」

渡辺「…朝は(-"-)?」

私「食べてなくて…😅」

渡辺「…じゃあ、倒れたのは寝不足と空腹のせい(-"-)?」

私「多分😅」

力が抜けたように床の上にへたり込む渡辺先生。

渡辺「お前、マジでふざけんなよ💧メチャメチャ寿命縮んだわ(-△-|||)」

ベッドの上に顔を埋めながら呟く渡辺先生。

私「え😓?しょ、翔太くんッΣ( ̄□ ̄;)!?ど、どどどうしたのッ😱!?」

私の言葉にゆっくりと顔を上げる渡辺先生。

渡辺「お前が倒れたって桜庭(※真衣の苗字)から聞いて心配したんだぞ?…もう大丈夫なのか?」

私「あ、はい💦心配かけてすみません😅」

渡辺「いや、謝んなくて良いけどさ…夜ご飯も食べずに徹夜で何してたの?」

私「…先生😖」

渡辺「ん?」

私「翔太くんに渡すチョコを作ってて…😖」

渡辺「チョコ(・_・)?」

私「…😖」

渡辺先生の言葉に頷く私。

渡辺「…ああ!今日、バレンタインデーか(・△・)💡だから朝から何かやたらと渡されるのか!なるほどね😌」

私「やっぱりイッパイ貰ってるんだ(-△-|||)」

渡辺先生がモテるのは知ってたけど、直接聞いてショックを受ける私。

渡辺「貰ってないよ😌」

私「…え😓?」

渡辺「生徒や女性の先生達からは何も受け取らないようにしてるから。受け取って変に期待させたり、後で面倒な事になっても困るしね😊」

私「そうなんだ(* ´ ▽ ` *)✨」

渡辺先生の言葉に安心する私。

渡辺「そういうわけだから…」

ずれたメガネを直すと私の目をジッと見つめる渡辺先生。

私「(・_・)?」

渡辺「1つしか貰わないチョコだから、特別美味しいのじゃなきゃ許さないけど大丈夫😊?」

私「それは大丈夫!愛情がたっぷり入ってますから(*^▽^*)❤️」

ずっと一緒に居たいから…

大好きな先生との秘密の恋、

絶対に失くさないように大切に守り続けよう🍀

そう心に誓った私だった。

私「先生、これからはチューしたりハグする時はカーテンとか電気は消して下さいね?」

渡辺「真っ暗にしたら何しても良いの😁?」

私「違いますッ(-"-)💢見つかったら困るからです!」

秘密の恋を守り続ける為にも

たまに暴走する渡辺先生を押さえられるように

イッパイ身体を鍛えて逞しくならないとッ💪😤

《END》