俺の名前は、深澤辰哉。

今年の春🌸から俺は、雪だるま高校で保健室の先生として勤務する事になった。

コンコン🚪

保健室のドアを叩く音がする。

記念すべき初めてのお客さんの来訪だ✨

丁重におもてなしをしなければッ✊😆

俺「開いてますよ~😄🎵」

元気良く声を出すと、ドアがゆっくり開いて可愛い女の子が顔を出した。

女子生徒「あの…入っても良いですか😖?」

俺「どうぞ×2🎵ここのソファーに座って😄」

女の子をソファーに座らせると、俺も女の子の隣に腰を下ろした。

俺「今日はどうしたの😄?なんか、元気ないみたいだけど…あッ!もしかして、お腹空いてる?貰い物のお菓子があるから食べる😄?」

女子生徒「いえ…大丈夫です。ちょっとダルくて…熱があるのか知りたくて😖」

俺「ダルい?風邪かな~?ちょっと待ってね😄」

そう言って俺は備え付けの水道で手を洗うと、再び女の子の隣に腰を下ろし身体を女の子の方に向けた。

俺「じゃ、失礼しま~す😄✋」

女子生徒「え😓?」

女の子のオデコと自分のオデコに手を当てる俺。

俺「…う~ん。何度だろう?結構熱いかも…37.8℃くらいかな~(―"―)?」

女子生徒「いや、あの…体温計を借りたいんですけど😓」

俺「え(・△・)?ああッ!そうだよね~。普通は体温計を使うよね💦ウッカリしてたわ😅ごめん×2💧」

慌てて体温計を探すが見つからず…

俺「ごめん💧体温計が見つからなくて😖」

女子生徒「無いなら良いんです💦なんか、少し休んだら大丈夫になってきたみたいだし😅」

俺「あッ!ベッドで休んで行けば?新品だからキレイだし🎵」

そう言いながらカーテンを開けると、さっきまでベッドで横になりながら漫画『スラムダンク』を見て号泣していたせいで、涙や鼻水を拭いたティッシュが散乱しており、シーツもグシャグシャになったままだった。

『………。』

シーンと静まり返る保健室。

女子生徒「えっと…私、教室に戻りますね😅」

苦笑いを浮かべながら出ていく女の子に返す言葉が出なかった。

俺「ハァ~💧失敗した😖せっかくの初仕事だったのに…」

ソファーに座ると、俺は少し温くなったお茶を一口飲んだ。

俺「失敗を悔やんでも仕方ない。明日また頑張れば良いや😊🎵」

気合いを入れ直すと、俺はベッドに戻り読みかけの『スラムダンク』を読み始めた。

バタバタバタ👞

廊下を忙しく走る音が聞こえてくる。

女子生徒「阿部先生ッ!E組の佐久間くんが勇者ごっこして階段から飛び降りて足挫いたみたいですッ😣💦」

阿部「はぁッΣ( ̄□ ̄;)!?勇者ごっこ?小学生かよッ😣💢」

女子生徒「阿部先生ッ!E組の向井くんがダジャレがスベったショックでプールに飛び込みました~💦」

阿部「何してんねんッΣ(º□º|||)!?取り合えず、早く引き上げて着替えさせて!後、誰か心のケアもしてあげて😣💦」

女子生徒「阿部先生ッ!E組の岩本くんがチョコレートの食べ過ぎで鼻血が止まりませんッ💦」

阿部「チョコレートの食べ過ぎで鼻血出ないから!それ、間違ってるから!っていうか、学校にお菓子を持ってくんな!遠足じゃねーんだから😣💢没収して!」

男子生徒「阿部先生~ッ!E組の渡辺くんが制服のYシャツを失くしたみたいです!」

阿部「何でッΣ( ̄□ ̄;)!?普通、失くさないでしょ!皆で探してあげて💦っつーか、E組の生徒は問題児ばっかだなッ!もうE組のドアに鍵かけて😣💢」

男子生徒「阿部先生~ッ!女子達がE組の男子ばっかり見に行って教室に居てくれません😭」

阿部「それは女子達の自由だから!つーか、そんな下らない事で先生を呼ばないで!今、めっちゃ忙しいんだからッ😣💢」

男子生徒「阿部先生~!E組のラウールくんがスマホゲームのやりすぎで頭痛がするから帰りたいって言ってます😅」

阿部「ハァっΣ( ̄□ ̄;)!?何で学校でゲームなんかしてんのッ!帰らせるわけないでしょ😣💢」

女子生徒「阿部先生~ッ!宮舘先生が八つ当たりしてトイレのドアを破壊しました~😣💦」

阿部「何やってんのッ😣💢今すぐ校長か教頭に報告して修理呼んでもらって!」

男子生徒「阿部先生~ッ!目黒先生が俺らの机を並べて昼寝してて机が使えませんッ💦」

阿部「叩き起こせ~ッ😣💢」

女子生徒「阿部先生~ッ!」

阿部「あ~もうッ!今度は何ッ😣💢つーか、何で俺にばっか言うんだよぉ~ッ💦他の先生達、どこ行った!」

外は何やら騒がしいけど、

保健室は今日も平和です😌✨by  辰哉


《END》