《続き》


次の日の朝☀️


~教室~


次の授業の準備をしている私。


私「…ハッΣ( ̄□ ̄;)!しまったぁ~ッ😱💥」


目黒「ん(・_・)?」


私「まずい…このままじゃ、私は鬼神に消されてしまう(-△-|||)」


両手で頭を抱えてこの世の終わりのような顔をしている私。


目黒「どうしたの(・_・)?顔が真っ青だよ?」


私「蓮くん、どうしよう?次の次の授業、体育なのにジャージ忘れちゃった(T∧T)」


目黒「女子は先生、誰だっけ(・_・)?」


私「…岡田先生(-△-|||)」


目黒「あ~💧」


岡田准一先生は、ウチの学校の体育教師。格闘技マニアで師範の免許も取得しており、色んな格闘技の大会に出場して優勝するだけでなく新技を覚える度に悪さをした生徒を実験台にするので生徒達から鬼神と言われて恐れられている。


今は岡田先生の熱血指導?のおかげか悪さをする生徒は居なくなり、ウチの学校は平穏が保たれている。


私「どうしよう?岡田先生、最近は悪い事する生徒が居ないから技をかけれなくて身体が鈍ってるって言ってたんだよね💧だから私、もしかしたら岡田先生のスペシャルフルコースをお見舞いされるかも😨」


恐怖で身震いする私。


目黒「いやいや、流石に女の子にはやらないでしょ😅」


私「いや、分かんないよ?相手は普通の人間じゃなくて鬼神なんだよ?技をかけたくなったら男も女も関係なくかけるに決まってるよ😣💦」


目黒「…今思ったんだけど、他のクラスの友達に借りれば良いんじゃない(・_・)?」


私「…え?何を(・△・)?」


目黒「ジャージ。他のクラスの友達も持ってるでしょ?部活で使う子も居るし(・_・)」


私「…(・_・)。ああッΣ(º□º)💡!その手があったか!蓮、ありがとうッ😆💕」


嬉しさのあまり蓮の手を両手でギュッと握りお礼を告げる私。


目黒「どういたしまして(*^^*)」

嬉しそうに笑う蓮。


私「じゃあ私、早速ジャージを借りに行ってくるね👋😄」


目黒「行ってらっしゃい😄✋」


蓮に手を振りながら教室を出ていく私。


3分後…


勢い良く教室に入ってくると、私は天高くジャージを掲げながら蓮に見せた。


私「見て見て~!ジャージ借りれたよ~ッ😆👕」


目黒「お~!良かったじゃん😄」


私「これで鬼神に怒られずに済むわ(* ̄∇ ̄*)✨」


借りたジャージを抱きしめながら天を仰ぐ私。


目黒「(*^^*)」


そんな私をニコニコしながら見つめている蓮。


ラウール「…バカップル(¬△¬)」


私達を見て呆れたようにボソッと呟くラウールくん。


そして、体育の授業の時間になり校庭に集合している生徒達。


岡田先生が来ると、私達は先生の前に行きキレイに整列した。


岡田先生「…ん?○○。」


私「はい(・△・)?」


岡田先生「いつから苗字が2つになったんだ(-"-)?」


私「へ(・△・)?」


岡田先生「○○の苗字は堂本じゃないだろ(-"-)?」


私「違いますけど(・△・)?」


岡田先生「じゃあ、何で堂本の名前が付いてるジャージを着てるんだ(-"-)?」


私のジャージに付いている名前を見ながら険しい顔で聞いてくる岡田先生。


私「何でって、ジャージを忘れて借りたからに決まってるじゃないですか😄」


岡田先生「ジャージを…忘れた(¬"-)?」


私「いや~、ウッカリしてて😅✋」


岡田先生「ジャージを忘れたペナルティーとして、授業が終わったら先生の手伝いな(-△-)」


私「何でッΣ( ̄□ ̄;)!?ちゃんと着てんのに😣💢」


岡田先生「借りてきても忘れ物をしたのは事実だからな😌」


私「そんなの酷いよッ😣!借りてきたんだから良いじゃん😡💢」


岡田先生「…何?不服(¬"¬)?」


ジロッと険しい視線を私に向ける岡田先生。


私「ッ😱!?い、いえ!喜んでお手伝いさせて頂きます😅💦」


岡田先生「良し!じゃあ、授業を始める😌」


女子生徒達『鬼神、怖ッ(-_-;)』


私「う~💧」


『せっかく借りてきたのに~😖』


そして体育の授業が終わり、私は体育で使ったストップウォッチやノートなどを職員室に運んでいた。


私「あ~あ、着替える時間が短くなっていく(-△-)」


岡田先生「早着替えの練習が出来て良かったじゃん😁」


私「早着替えの練習なんて私には必要ないです!ジャニーズに入るわけでも無いし(¬"¬)」


岡田先生「入れば良いじゃん。○○なら入れるよ😁」


私「入れません!一応、女なんで(-"-)」


岡田先生「知ってる。分かってて言ってみた😁」


私「イラッ(-"-)💢」


『クソ教師め😡💢』


~職員室~


ガラッ🚪


自分の席に行くと、私からストップウォッチなどを受け取る岡田先生。


岡田先生「ご苦労さん🎵戻って良いぞ😊」


私「言われなくても戻りますよ(¬△¬)」


そっぽ向きながら言うと、阿部先生の姿が見えた。


私「あ!」


『阿部先生だ😄❤️』


阿部先生の後ろ姿が見えたので驚かそうと静かに背後から近付く私。


私「フフフ(>✋<)❤️阿部せ-😄ッ😓!?」


阿部先生の顔を横から覗き込むと、阿部先生は机に突っ伏して眠っていた。


阿部「😌💤」

私「…寝てる😓」

岡田先生「阿部先生、疲れてんだから起こすなよ~😌」

私「分かってますよ😡💢」

岡田先生の方を向いて言うと、私は阿部先生の方を向き直す。


私「…(・_・)」


ジーっと阿部先生の寝顔を見つめている私。


阿部「😌💤」


私「可愛い(* ´ ▽ ` *)❤️」


岡田「…着替える時間無くなるぞ(¬△¬)?」


私「ハッΣ( ̄□ ̄;)!そうだった!早く着替えなきゃ💦失礼しましたぁ~😣!」


バタバタと走って職員室から出て行く私。


岡田先生「やれやれ💧」


阿部「😌💤」


~廊下~


ニヤニヤしながら廊下を走っている私。


『フフフ❤️阿部先生の貴重な寝顔が見れてラッキーだったなぁ~🎵阿部先生の可愛い寝顔を独り占め出来たし、後で友達に自慢しちゃお~っと(*>✋<)❤️』


お昼休み🍙


屋上で蓮とラウールくんと結衣ちゃんの4人でお昼ご飯を食べている私。


私「フフフ(*^🍙^*)❤️」


目黒&ラウール&結衣「…(¬_¬;)」


ニヤニヤしながらおにぎりを食べている私を怪訝そうな顔で見ている蓮達。


『阿部先生の天使のような寝顔、本当に可愛かったなぁ~(* ´ ▽ ` *)❤️せっかくだから写真撮っとけば良かったなぁ~。スマホ持ってたのに勿体無い事したわ。でもま、いっか!阿部先生の可愛い寝顔は私の頭の中にだけ残しておけば😌✨』


私「フフフ(* ̄🍙 ̄*)❤️」


目黒「(-"-)?」

ラウール「怖ッ😨!」


結衣「…ね、ねぇ、○○ちゃん😅?」


私「ん~?なぁ~にぃ~(* ̄∇ ̄*)?」


結衣「何か良い事でもあった😅?」


私「良い事~?何で(* ̄∇ ̄*)?」


結衣「だって、体育の授業が終わってからずっとニコニコして御機嫌だから…岡田先生にお菓子でも貰ったの😅?」


目黒「お菓子?何で岡田先生が○○にお菓子なんかあげるの(・_・)?」


結衣「○○ちゃん、ジャージ忘れたペナルティーで体育の授業が終わった後に岡田先生のお手伝いさせられる事になっちゃって😅でも、なんだかんだ言って岡田先生は優しいから、お手伝いした御褒美にお菓子でもくれたのかな~って😊」


目黒「え?ジャージ借りれたんだよね?なのに駄目だったの😓?」


私「うん💧借りてきても忘れ物をした事は事実だからって😅」


ラウール「厳しいね~😅」


私「でもまぁ、確かに岡田先生の言う通りだからね😅」


結衣「…それで?何があったの😄?」


私「え(・△・)?」


結衣「岡田先生のお手伝いで何か良い事があったから、ずっとニコニコしてるんでしょ😊?教えてよ😄?」


私「聞きたい(*^▽^*)?」


結衣「聞きたい×2😆💕」


私「実はさ~、職員室で阿部先生の-😄」


目黒「阿部(¬"¬)?」


私の言った阿部先生という言葉にジロッと険しい目で私を見る蓮。


私「ハッΣ( ̄□ ̄|||)!」


急に蓮の突き刺さるような鋭い視線を感じて固まる私。


結衣「○○ちゃん(・_・)?どうしたの?」


私「え😓?あ…えっと…😅」


目黒「阿部ちゃんがどうしたって(-"-)💢?」


私「いや、別に…(-_-;)」

蓮のいつもよりも低い声色から静かな怒りの気配を感じて黙り込む私。

目黒「どうしたの?続けなよ。」


私「いえ、良いです(-_-;)」


ラウール「途中でやめられるとメチャメチャ気になるんですけど!ね~?めめ~😄」


私「うッΣ( ̄△ ̄;)!」


『ラウールくんてば、蓮の機嫌が悪いのを分かってて言わせようとしてるな。顔は天使のように可愛いのに心は悪魔だわ(¬"¬)💢』


結衣「あ~、っと…そ、そう言えば、次の授業は英語だったよね?私、英語苦手だから憂鬱だな~😅💦」


蓮のピリピリとした空気を感じてマズイと思い、慌てて話を変える結衣ちゃん。


私「え😓?あ、あ~!そう言えば次は英語だったね💦私も英語苦手だから憂鬱だよ😅」


慌てて結衣ちゃんに話を合わせる私。


ラウール「あ!話変えた(・△・)」


私「ッΣ( ̄□ ̄|||)!」

結衣『ラウールくん!空気読んで😣💦』


目黒「…○○。」


私「は、はいッΣ(º□º|||)💓!?」


目黒「聞かしてよ、さっきの阿部ちゃんの話。俺も気になるから。」

真剣な目で言う蓮。


私「うッΣ( ̄□ ̄;)!う~ん💧…聞いても怒らない(¬"¬;)?」


目黒「多分(・_・)」


私「多分ッΣ( ̄□ ̄|||)!?そこは『うん』って言ってよ😣💦」


目黒「だって、怒るか怒らないかは話を聞いてみないと分かんないし…俺、○○に嘘つきたくないから適当な事言えないし(・_・)」


私「も~💧真面目なんだから~😖」


目黒「話して?」


『これは、どうしても言わなきゃ駄目っぽいな(-_-;)』


聞くまで諦めてくれなさそうなので、仕方なく蓮に話す事にした私。


私「…さっき、岡田先生のお手伝いで職員室に行ったら阿部先生が寝てて😅」


目黒「それで?」


私「可愛い寝顔だったから、見れてラッキーだったなぁ~って(¬▽¬;)」


蓮の目が見れず、そっぽを向きながら言う私。


目黒「…(・_・)」


ラウール「そんなに可愛かったの?阿部ちゃんの寝顔(・△・)」


私「そりゃあもう!あんまり可愛いから写真撮っとけば良かったなぁ~って思ったよ(* ´ ▽ ` *)❤️」


結衣「ッΣ(º□º|||)!?○○ッ😣!」


私「ハッΣ( ̄□ ̄|||)!…(¬✋¬;)」


そ~っと蓮を見る私。


目黒「へ~(-"-)💢」


表情と声色から蓮の怒りを感じて血の気が引いていく私。


私「あ…💧えっと…」


ラウール「○○ちゃん😄」


私「え?な、何😓?」


ラウール「めめの寝顔もめっちゃ可愛いよ😄❤️」


私「へ(・△・)?」


ラウール「○○ちゃん、めめの寝顔見た事無いでしょ😄?」


私「う、うん…無いけど😓」


ラウール「じゃあ、僕のスマホに入ってる秘蔵の寝顔コレクションを見せてあげるよ😄」


私にスマホの画面を見せようとするラウールくん。


私「秘蔵(・△・)?」


目黒「見せなくて良いから💢っていうか、そんなのいつ撮ったんだよ(-"-)💢」


ラウールくんからスマホを取り上げる蓮。


目黒「消去×2(-"-)💢」


ラウールくんのスマホに保存されている自分の寝顔の画像を消していく蓮。


ラウール「わ~ん(泣)!めめ、やめてよ~💦僕の秘蔵の寝顔コレクションがぁ~😭」


蓮に泣いて縋るラウールくん。


結衣「仲良しだねぇ~(* ̄∇ ̄*)」


私「仲良し、なのかな(-▽-;)?」


『ラウールくんに言われるまで気付かなかったけど…私、蓮と付き合い長いのに蓮の寝顔見た事無かったんだ。そう言えば、私も蓮に寝顔見せた事無いもんね。蓮も阿部先生と同じで元が良いから寝顔も可愛いんだろうなぁ~(* ̄∇ ̄*)❤️』


蓮の寝顔を想像して思わずニヤケる私。


ラウール「ん?あ~!○○ちゃん、またニヤケテる~😄」


私「ッΣ( ̄□ ̄;)💓!?」


ラウールくんに大声で言われてビクッとする私。


目黒「え?…また阿部ちゃんの寝顔を思い出してたの(¬"¬)💢?」


ジロッと険しい顔で私を見る蓮。


私「えッΣ( ̄□ ̄|||)!?ち、違うよ!今のは、蓮の寝顔も可愛いんだろうなぁ~って想像しただけで😣💦って!ハッΣ(// ̄✋ ̄//)!」


全部言ってから恥ずかしい事に気付いた私は慌てて口を塞ぐ。


ラウール「めめの可愛い寝顔を想像してニヤケたんだ😁?」


私「~~ッ(////)💦」


恥ずかしくなり真っ赤に染まった顔を隠すようにうつ向く私。


目黒「…(*・_・*)。(*^^*)❤️」


私を見て優しく笑うと、蓮は私の前に歩いて来てギュッと抱きしめる。


目黒「わざわざ想像なんかしなくても、これからイッパイ見られるよ😌」


私「…うん(*^^*)❤️」


結衣「あ~、暑い。イチャつくなら2人だけの時にしてくんないかな?私、暑いの嫌いなんだよね(¬▽¬)💢」


ラウール「僕もめめとイチャつきた~い😆💕」


結衣「…え😨?」


放課後


帰る前に御手洗いに寄っていた私。


『さてと、蓮が待ってる下駄箱に行きますかね😌🎵』


下駄箱に向かって歩いていると渡り廊下に阿部先生が立っているのが見える。


私「あ…!」


『阿部先生😓!』


阿部「……。」

窓から外を見ながらボーッとしている阿部先生。

私「…。」

『阿部先生、何か元気ないみたい。どうしたんだろう?何か悩み事でもあるのかな😖?』


目黒「○○!」


ポンっ✋


私「ひゃあッ😱💓!?」


阿部先生を見つめていたら、急に肩に手を置かれてビックリする私。


私「れ、蓮ッ😨!?ビックリしたぁ~💦」


目黒「…また阿部ちゃん見てたの?」

私「えッΣ( ̄□ ̄;)💓!?」

『また阿部先生を見てたの蓮に見られてた😱💥なんとか誤魔化さねば😣💦』

私「み、見てないよ💦やだなぁ~😅」

目黒「嘘つかなくて良いよ😌○○は嘘つく時、視線がキョロキョロして落ち着かなくなるからすぐ分かるし😊」

私「うッ😓!ご、ごめんなさい😖」

目黒「…○○、阿部ちゃんの事好きなの?」


私「えッΣ(//º□º//)💓!?ち、違ッ!そんな訳無いでしょ(//>△<//)💦!?」


目黒「そうだよね。○○は俺の彼女だもんね😊」


私「う、うん😅」


目黒「…(・✋・)」


口元に手を当ててジーッと無言で私を見ている蓮。


『何で蓮くん、黙ったまま私の事を見てるんだろう?やっぱり阿部先生を見てたの怒ってるのかな?』


私「あ、あの…怒ってる?阿部先生を見てた事😖」


目黒「いや、怒ってないよ。ただ…」


私「ただ😖?」


目黒「どうすれば余所見しなくなるかな~って考えてた(・✋・)」


私「…(・△・)」


目黒「○○はどうすれば良いと思う😊?」


私「えッΣ( ̄□ ̄;)!?私に聞くの😲!?」


目黒「…やっぱ、キスだけじゃ足りないのかな?」


小さな声で呟く蓮。


私「え?」


目黒「一緒に寝る😊?」


ニッコリ笑いながらとんでも無い事を言い出す蓮。


私「……(・△・)」


ビックリし過ぎて思考停止する私。


阿部「2人共、今から帰るの😊?」


私と蓮の所に歩いてくる阿部先生。


私「ハッΣ( ̄□ ̄;)!」


阿部先生の声で復活した私。


目黒「そうです😊」


阿部「暗いから気を付けて帰るんだよ😊」

目黒「はい😊…○○、帰ろ😄?」

私の手をギュッと握る蓮。

阿部「ッ😓!?」

私「ッΣ(//□//)💓!?う、うん💦阿部先生、さようなら😅」

阿部「…さようなら。また明日ね👋😊」

阿部先生に背を向けて歩いて行く私と蓮。

阿部「…早く諦めないとな。」

私と蓮の後ろ姿を見つめながら呟くと、私達とは逆の方向に歩いて行く阿部先生。

《続く》