《続き》
お昼休み
自分の席に座ったまま机の上に両腕を伸ばして顔を埋めている私。
私「あ~、お腹イッパイ。給食を食べた後は眠くなるよねぇ~。ちょっとだけ寝ちゃおっかなぁ~(* ̄∇ ̄*)❤️」
ガラッ🚪
隣のクラスの女子①「◎◎ ○○、居るッ😠💢?」
教室のドアを勢い良く開ける音と共に怖い顔をした知らない女子が私の名前を大声で呼ぶ。
私「へ?は、はい…◎◎ ○○は私ですけど😓✋」
若干ビビりつつも素直に手を上げて返事をする私。
隣のクラスの女子①「アンタが◎◎ ○○?ちょっと話があるから来てくんない😠💢?」
私「え…💧今、ですか😓?」
『寝ようと思ってたのにな~😖』
隣のクラスの女子②「早く来なさいよ!昼休みが終わっちゃうでしょ😠💢!?」
後ろからもう一人、知らない女子が同じく怖い顔で出てきて私に怒鳴る。
『怖ッΣ( ̄□ ̄|||)!』
私「わ、分かりました😖」
仕方なく言われた通りに教室から出て行く私。
結衣「……。」
心配そうな顔で連れて行かれる私を見ている親友の結衣。
~屋上~
呼ばれてついて行くと、連れて行かれたのは屋上で他にも知らない女子が4人ほど居てその人達も怖い顔をして私を睨んでいる。
『何?皆、めっちゃ怖いんだけど…私、この人達に何かしたんか?全く記憶に無いんだけど💧取り合えず、怒られたら謝ろう。平和が一番だし(-_-;)』
私「あ、あの~、話って何ですか😅?」
恐る恐る呼び出してきた隣のクラスの女子①に聞く私。
隣のクラスの女子①「目黒くんに告られたって本当?」
私「え…?何で知ってるんですか😓?」
隣のクラスの女子①「えッ!?じゃあ、本当なのッ😲!?」
私「あ…💧」
『シマッタ(-∩-|||)』
慌てて口を押さえたけど、時既に遅し…
隣のクラスの女子①「マジ最悪なんだけど~ッ😣💢」
隣のクラスの女子②「何でこんな普通の子なの?全然、目黒くんと釣り合わないじゃんッ😣💢」
隣のクラスの女子③「いやいや、普通以下でしょ!下の下だよ😣💢」
隣のクラスの女子④「目黒くん、女の趣味悪すぎ~😣💢」
隣のクラスの女子⑤「こんな子より、絶対に私らの方が可愛いのに~ッ😣💢」
隣のクラスの女子⑥「目黒くんてブス専なのかな?自分がイケメン過ぎて美的感覚が麻痺してんのかも😖」
隣のクラスの女子⑤「言えてる~!美的感覚が麻痺してないとあんな子を好きになったりしないよね~(笑)😆」
私の悪口を聞こえるように言いまくる女子達。
『私、めっちゃディスられてるんだけど…流石に話した事も無い人達にこれだけボロクソに言われると傷付くなぁ~(-_-|||)』
隣のクラスの女子①「ねぇっ!」
私「は、はいッΣ(º□º;)!?」
ビックリし過ぎて思わず声が裏返る私。
隣のクラスの女子①「目黒くんには返事したの(¬"¬)?」
私「え?まだですけど…😓」
隣のクラスの女子②「勿論、断るよね(¬△¬)?」
私「そ、それは…😖」
『私、実は小学生の時から蓮くんの事好きなんだよね。だから本当は断りたくないんだけど…もし断らずに蓮くんと付き合ったりしたら何されるか分かんないもんな~。残念だけど断らなきゃ駄目だよね😖?』
隣のクラスの女子③「どうなの?サッサと言いなさいよ😠💢」
私「…断りま-」
ガチャ🚪
目黒「○○ッ!」
「断ります」と言おうとした私の言葉を遮るように、屋上のドアが開く音と同時に蓮くんが勢い良く入ってくる。
私「…え?蓮くんッ😲!?何で?どうしたの😓?」
※親友である結衣の苗字。
私の所に走ってくると心配そうに私の顔を覗き込む蓮くん。
私「う、うん。私は大丈夫だよ😅💦」
私が言うと、蓮くんは私の前に立ち守るようにしながら女子達の方を向いた。
隣のクラスの女子①「…行くよッ!」
バタバタ👟
蓮くんの言葉に何も言い返せず、泣きそうになりながら屋上から出て行く女子達。
バタン🚪
女子達が出て行くと屋上は物音一つしない静かな空間になった。
目黒「ハァ~💧疲れた(-△-|||)」
深い溜め息をつくと、その場に腰を下ろす蓮くん。
私「蓮くん、助けに来てくれてありがとう✨凄い嬉しかった(*^▽^*)」
急いで来てくれたのが分かるほど汗だくになっている蓮くんの前に腰を下ろしてお礼を告げる私。
目黒「お礼なんていいよ。こうなったのは俺のせいだし…怖い思いさせてごめん😖」
私「大丈夫ッ!蓮くんがすぐ来てくれたしね(*^^*)❤️それに…あの人達の気持ちも分かるから😌」
目黒「そうなの(・_・)?」
私「うん。幻滅した😊?」
目黒「いや、しないけど…ただ、○○もあの人達みたいに言うのかと思ったら少し意外だったから。」
私「気持ちは分かるけど、呼び出して直接本人に聞いたりはしないよ?私にはそんな勇気ないし…😌」
目黒「勇気(・△・)?」
私「勇気だよ~!だって、本人に聞くって事は好きな人が他の女の子に告白したってハッキリ分かっちゃうんだよ?告白もしないでフラれる確率が高くなるって思ったら怖いじゃん😣💦」
目黒「そういうもんなの(・_・)?」
私「そういうもんッ😤!」
目黒「ふ~ん(・_・)」
私「……。」
『どうしよう?今、せっかく蓮くんと2人っきりだし告白の返事しちゃおうかな(//¬_¬//)?』
急いで私を助けに来てくれた蓮くんを見て、私の中での蓮くんへの好きという気持ちが爆上がりしていてすぐにでも「私も蓮くんが好きだ」と伝えたくなった。
私「あの、さ…蓮くん(//-_-//)」
目黒「ん?」
私「その…本当に私で良いの(//¬△¬//)?」
目黒「(・_・)?良いって何が(・△・)?」
私「付き合うの(//-△-//)💦」
少し間を置いてから嬉しそうに笑いながら言う蓮くん。
『蓮くん…相変わらず反応が遅いな~。すぐ返事してくれないから、気が変わったのかと思ってドキドキしたわ(¬▽¬;)』
目黒「改めて言うね。○○、俺の彼女になって下さい😊」
私「…はい。喜んで❤️蓮くん、これからも宜しくね(*^▽^*)」
目黒「こちらこそ😊」
『蓮くんが彼氏かぁ~。お母さんに言ったらメチャメチャ喜ぶだろうなぁ~。蓮くんの事、本当の息子にしたいっていつも言ってるくらい蓮くんの事が大好きだし(* ̄∇ ̄*)❤️』
目黒「○○。」
私「ん?何😄?」
目黒「呼び方なんだけどさ」
私「呼び方(・_・)?」
目黒「これからは俺の事、蓮て呼んでくれる😊?」
私「蓮(・△・)?」
目黒「うん。彼女には蓮て呼んで欲しいから(*^^*)」
『彼女(* ̄∇ ̄*)✨』
彼女という響きに目を閉じて嬉しさを噛み締める私。
私「あッ😲!で、でも、ずっと蓮くんて呼んでたからいきなり呼び捨てでなんて呼べるかな~😖?」
目黒「無理なら良いよ、今まで通りくん付けで😊」
私「え?良い-😄」
「良いの😄?」と聞こうとした私の声を遮る蓮。
私「…😅」
『駄目じゃん(¬▽¬;)』
キーンコーンカーンコーン🔔
お昼休みの終わりを報せるチャイムが鳴り響く。
目黒「教室に戻ろっか😊?」
私「あ、うん😄💦」
目黒「はい😊✋」
私の前に左手を差し出す蓮。
私「え😓?」
目黒「手、繋いで行こう?教室まで😊」
私「教室までッΣ( ̄□ ̄;)!?そんな事したら…」
『学校中の人達に蓮と付き合い始めた事が知られてしまう~ッ😱💦』
心の中の不安な声が顔に出ていたのか、蓮が私の顔を心配そうに覗き込む。
目黒「…イヤ?俺と付き合ってるのがバレるの😖」
私「へ😓?い、いや、別にそういう訳じゃ…😅」
目黒「いいよ、嘘つかなくて。思ってる事を正直に言って大丈夫だよ。全部受け止めるから😊」
私「…蓮くん…蓮と付き合ってるのが皆に知られたら…その、さっきみたいに何か言われたりするのかな?って思ったら、ちょっと怖いな~って…蓮、モテるから😖」
私が素直に思っている事を言うと、蓮は優しく笑って私を引き寄せるとギュッと抱きしめる。
私「はわッΣ(//□//)💓!?れ、れれれれ蓮ッ😱!?」
ビックリしたのと抱きしめられたドキドキでパニクる私。
目黒「フフ(笑)。れって言い過ぎ😄」
私「だ、だって、いきなり抱きしめるから(//>△<//)💦」
目黒「抱きしめたくなったから抱きしめた😌」
私「抱きしめたくなったからって…まぁ、嬉しいけど(//¬3¬//)」
目黒「…大丈夫だよ。ちゃんと俺が守るから😌」
私「蓮くん(* ´ ▽ ` *)❤️」
可愛い笑顔で言う蓮にキュンとする私。
私「っ(//・_・//)💓!…うんッ!勿論だよ(*^▽^*)❤️」
私が笑って言うと、蓮くんも優しく笑ってくれた。
そのまま引き寄せられるようにお互いに顔を近付けると、私達は初めてのキスをした。
その後…
私達が手を繋ぎながら教室に行くと、既に授業は始まっていてメチャメチャ怒られたし、授業が終わってからはクラスの皆から冷やかされたり質問攻めにあって大変だった。
特に困ったのはラウールくんへの対処かな💧
ラウールくんは蓮が大好きだから、私に蓮を取られたと思って拗ねちゃって大変だった😅
本気じゃないとは思うけど、ラウールくんが私の事を「大嫌い😣!」って言った時の蓮は怖かったなぁ~。
ラウール「わ~ん(泣)!嘘だよ、めめ~💦そんな事言わないでよ~っ😭○○ちゃん、大好き~!」
泣いて蓮に縋りつくラウールくん。
目黒「大好き?それはそれで腹立つな(-"-)💢」
ラウール「エェ~っ😨!」
私「蓮、酷い…(-▽-;)」
蓮は普段は滅多な事では怒らないでニコニコしてのほほんとしてるから、たまに怒るとめっちゃ怖いのよね😅
だから、さっき蓮に怒られた女の子達も相当怖かったしビックリしたと思うから少し可哀想ではあった。
まぁ、私の事で怒ってくれたのは嬉しかったけどね(*^^*)❤️
放課後
私「やっと帰れる(* ̄∇ ̄*)✨」
結衣「○○ちゃん、帰ろ~😄🎵」
私「うん😊あ、そうそう!結衣ちゃん、ありがとうね😄」
結衣「え?何が(・△・)?」
私「私が女の子達に連れて行かれた時、蓮くんの事を呼びに行ってくれたでしょ?凄く助かったから😄お礼を言うの遅くなっちゃってごめんね🙏💦」
結衣「あ~、そんな事😄?全然良いよ。寧ろ、私が助けてあげらんなくて申し訳ないと思ってたし😖」
私「何で?結衣ちゃんは全然悪くないんだから、申し訳ないとか思う事無いよ😣💦」
結衣「ありがとうね。そう言ってもらえると気が楽だわ😊」
私「だって、本当の事だし😤」
結衣「それにしても…○○もとうとう彼氏持ちかぁ~!良いなぁ~。私も目黒くんみたいな素敵な彼氏が欲しいわ(* ´ ▽ ` *)❤️」
私「結衣ちゃんは照くんが好きなんだっけ😄?」
結衣「まぁね。あの筋肉美を見ちゃったら他の男なんてモヤシにしか見えなくなったわ😤あ~、あの逞しい上腕二頭筋に包まれて眠りたい(* ̄∇ ̄*)✨」
ウットリしながら遠くを見つめる結衣ちゃん。
私「…😅」
『うん、変態だわ(-▽-)』
私の所へ歩いてくる蓮。
私「あ、ごめん💧今日は結衣ちゃんと買い物に行く約束してて😅」
結衣「私の事は気にしなくて良いよ?買い物なら一人でも行けるし。○○は目黒くんと2人で仲良く帰りなよ😊」
私「でも…😖」
佐久間「何~?結衣ちゃん、今日は一人なの~?じゃあ、俺らと一緒に帰る😄?」
結衣「え😓?」
岩本「買い物って、何買うの?重いもんなら俺が持つよ😊」
結衣「い、岩本くんッΣ(//□//)💓!?」
深澤「照、優し~ッ!私の荷物も持って~😆💕」
そう言って自分のカバンを照くんに差し出す辰哉くん。
岩本「ふっか、煩いよ💧つーか、自分のカバンくらい自分でモテるだろ?中身は空なんだから(¬△¬)」
深澤「まぁ、酷いッ😱!私のカバンにはちゃんとお弁当が入ってるのに😣💢」
佐久間「弁当だけかよッ!じゃあ、今は空の弁当箱だけじゃん😅」
深澤「そうとも言う。でも一応、カバンの中身は空じゃないから😤」
何故かドヤ顔で言う辰哉くん。
結衣「も、勿論です!宜しくお願いしますッ(//>▽<//)💕」
『結衣ちゃん、良かったね(*^▽^*)❤️岩本くん、佐久間くん、ありがとう✨』
佐久間「…涼太ぁ~!俺の勘違いかなぁ~?結衣ちゃんの視界に入ってない気がする~😄」
宮舘「安心しろ。勘違いじゃなくて本当に視界に入ってないから😊✨」
佐久間「ガーン😨やっぱそうか…マジぴえんだわ😖」
分かりやすく落ち込む大介くん。