私には今、気になってる人が2人いる。


その2人というのは…


一人は、幼馴染みの目黒蓮くん。

幼稚園の時から近所に住んでいて、いつも気が付けば隣に居るぐらい仲が良い男の子。高校生になっても家を行き来する仲は変わらない。見た目がカッコ良くて中身も男らしく頼りになる為、女子だけじゃなく男子にも人気がある。


もう一人は、阿部亮平先生。

今年の4月にウチの高校に赴任してきた数学教師で、私のクラスの担任。ウチの学校はクラス替えが無い為、3年間ずっと同じクラスメイトと担任で過ごす。めっちゃ爽やかイケメンでスタイルも良い上に、教え方も分かりやすくて性格も優しいので男子にも女子にも「阿部ちゃん」と呼ばれていて人気がある。



~自分の部屋~


ベッドで横になりながら、スマホで大好きなアイドルグループ・Snow ManのYouTubeを見ている私。


私「はぁ~✨やっぱSnow Manは最高だわ(* ´ ▽ ` *)❤️この人達、本当に存在してるのかな?ハッΣ( ̄□ ̄;)!もしかして、アイドルのお仕事の時にだけ下界に降りてきてる天使なんじゃ…(-"-)」


母「○○~!ちょっと来て~!」


部屋で寛いでいる私を2階のリビングにいる母が呼ぶ。


私「は~い(-△-)!」


無視すると後で長いお説教が始まるので、私は素直に返事をしてからリビングに向かった。


ガチャ🚪


私「なぁ~にぃ~(-△-)?」


リビングのドアを開けて中に入ると机には夜御飯のおかずが並べられていて、その中に1つだけ大きなタッパーが置かれていた。


母「これ、お隣さんに持って行って😊」


そう言って大きなタッパーを手に取ると私の前に差し出す母。


私「え😓?持って行ってって…え?これ、何(-△-;)?」


母「夕飯のおかずの煮物😊」


私「やっぱりそうか…そうじゃないかな~とは思ってたけど(-"-;)」


母「早く持って行って!冷めちゃうし、早くしないと御飯を済ませちゃうかもしれないでしょ😊?」


私「あのさ~、今時お隣さんにおかずを持って行くとかやめた方が良いよ?今は友達が作った料理だって食べれない人も居るくらいだし…それに、お隣さんと仲良いわけでも無いのに、いきなりこんなの持って来られたらお隣さんも困るでしょ?そもそも私、今までお隣さんに会った事も無いんだけど…居たの?お隣さん。ずっと静かだから空家だと思ってたわ😖」


母「ずっと空家だったんだけど、今日やっと引っ越して来たみたいなの。でね、お隣さんが挨拶に来てくれたんだけど若い男性の一人暮らしみたいなのよ😊」


私「…だから何(-_-)?」


母「ほら、若い男性の一人暮らしだと料理とかしなさそうじゃない?仕事で疲れて帰ってくるから、早く食べてゆっくりしたいからって出前とかコンビニのお弁当ばっかりだと思うのよ😊」


『凄い偏見…(¬_¬;)』


私「あのさ~、今は一人暮らしの男の人も料理ぐらいするよ?Snow Manの舘様とか康二くんだって、メチャメチャ忙しいのに料理してるし。」


母「Snow Manの話は良いから。アンタはすぐSnow Manを話に引っ張り出してきて…あの子達は特別なんだから一般人と比較しないのッ😤」


私「あ~、そうですか。それはすいませんでしたね(¬3¬)」


母「そういう訳だから、はい!これ持って行ってね😄」


再び私に大きなタッパーを突き出す母。


私「…引っ越してきたのが若い男性一人ってのは分かったけどさ~、だからってこんなに世話焼く?お母さん、こんなに面倒見良かったっけ(¬△¬;)」


何を言っても駄目そうなので、渋々タッパーを受け取る私。


母「それがね、越してきた男の子…爽やかな好青年って感じでね。メチャメチャカッコ良いのよ😆💕」


恋する乙女のようにハシャグ母。


私「あ~、なるほどね。そういう事か(-▽-;)」


ウチの母は三度の飯よりもイケメンが大好きなんだよね。だから、幼馴染みの蓮くんの事も自分の息子のように溺愛している。


母「イケメンなんて滅多に見る機会無いじゃない?だから、この機会に仲良くなっておこうと思って❤️イケメンと仲良くなればいつでも目の保養し放題よ(*>∇<)ノ」


『このミーハー母め(-"-)』


私「そんなに気に入ってるならさ~、お母さんが持って行ってあげれば良いじゃん。お隣のイケメンくんに(¬△¬)」


母「バカ言ってんじゃないわよッ😣💢」


大声で怒鳴る母。


私「おわッΣ( ̄□ ̄|||)💓!?」


いきなりの母の大声にビックリする私。


母「お母さん、スッピンなの!見れば分かるでしょ?こんな姿でイケメンに会える訳無いでしょうがッ😠💢」


私「そんな怒らんでも…ビックリし過ぎて心臓止まるかと思ったわ(-△-|||)。…ていうか、私もスッピンなんだけど(¬▽¬;)?」


母「アンタなんか別に見ないんだからどーでも良いわよ。それにアンタ、化粧なんか滅多にしないでしょ(-"-)?」


私「確かにコンサートに行く時くらいしかしないけど…」


『お母さんの事だって、お隣さんは気にして見たりしないと思う。まぁ、これを言ったら間違いなくブチ切れられるから口には出さないけどね。大人な私😌✨』


母「分かったら早く持ってって!冷めたら不味くなるでしょ😡💢」


私「冷めたら温めれば良いでしょ。流石に電子レンジぐらいはあるだろうし(-△-)」


母「ゴチャゴチャ言ってるヒマがあるならサッサと行きなさい😡💢」


私「はいはい、今行きますよ(-△-)」


お母さんがうるさいので早く済ませようとタッパーを持ってリビングから出る私。


母「愛想良くすんのよ!嫌われるような事をしたら許さないからね😡💢」


『あ~、うるさい(-"-)💢そんなに言うなら自分で行って欲しいわ。』


ガチャ🚪


パタン🚪


テクテク👟


ピタッ


私「……(-_-)」


お隣さんの家のドアの前にタッパーを持って佇む私。


母に言われて来たものの、会った事の無いお隣さんにタッパーを渡すのは人見知りな私にはなかなかハードな試練だった。


『どうしよう?やっぱ、インターホンを押さなきゃ駄目だよね?このままドアの前に置いて帰りたいけど、黙って置いていったら確実に気味悪がられるしイケメンくんに渡してないと思って後でお母さんに怒られるもんね😖でもな~、会った事ないからイケメンくんもいきなり私みたいなのが来たらビックリするよね~?でも、渡さないと怒られるしな~。あ~、もうどうしよう😣💦』


お隣さんの家のドアの前で考え込んでいると、いきなり勢い良くドアが開く。


ガチャ🚪


私「え(・△・)?」


ドアが開く音に顔を上げた瞬間、勢い良く私の顔にドアが当たる。


バンっ🚪


私「痛"ッ(×△×)!」


お隣さん「え😓?」


私の声と衝突音にビックリして慌ててドアの横から顔を覗かせるお隣さん。


私「う~💧痛い(T△T)」


ドアにぶつけた顔を押さえて思わずうずくまる私。


お隣さん「だ、大丈夫ッ😱!?ごめんね😣💦まさかドアの前に人が居るなんて思わなくて😖」


私「い、いえ、大丈夫です😅💦私の方こそ、ドアの前に立っててすみませ…え😓?」


顔を上げた瞬間、私は固まった。


何故なら…


私の前に居たのは担任の阿部先生だったから。


阿部「あれ?◎◎さん😓?」


私「阿部、先生?何でここに…😓」


阿部「今日からここに住む事になってね。そっかぁ~、◎◎さんはお隣さんだったのか😌同じ苗字だとは思ってたんだけど…あ!じゃあ、挨拶に行った時に会ったのは◎◎さんのお母さんか😄」


私「…( ̄□ ̄|||)」


『担任の先生が隣とか最悪過ぎる😨』


ショック過ぎて言葉が出てこない私。


阿部「取り合えず、中に入ってくれる😊?」


私「…え?中?中って、家の中ですか(・△・)?」


阿部「うん。すぐ終わるから😊」


私「なッΣ(//□//)!?すぐ終わるって、私を家の中に生徒を連れ込んで一体何をするつもりですか!?このハレンチ教師ッ(//>△<//)💦」


阿部「何って、手当てだけど…。ドアにオデコとかぶつけちゃったでしょ?だから、冷やした方が良いと思って…ハレンチ(・_・)?」


私「て、手当て😓?ああ、なるほど…手当てね(¬▽¬;)」


『ハレンチなのは私の方だった💧穴があったら入りたい(//∩∩//)』


阿部「さ、早く中入って😊?」


私「え(・△・)?あ、いえ、大丈夫です💦私、隣だし冷やすなら家で出来ますから😅」


阿部「駄目だよ!俺のせいで怪我しちゃったんだから、手当てぐらいはさせてくれないと…だからね?早く入って😊」


私「…分かりました😖」


何を言っても折れなさそうな阿部先生に観念して手当てをしてもらう事にした私。


阿部「ソファーに座って待っててね😊」


私「はい😊」


私をリビングに連れて行くと阿部先生はキッチンの方へ走って行く。


私「……。」


周りをキョロキョロと見回すと引っ越して来たばかりのせいか、ダンボールが山積みになっている。


『先生、本当にここに住むんだな~。家具とかオシャレだし、阿部先生はセンスも良いのか…この人、何か欠点あるんかな?パーフェクト過ぎて人間味を感じないわ。もしかして、女の趣味が恐ろしいほど悪いとか?阿部先生、しっかりしてそうで結構抜けてる所とかありそうだし。それにしても…ウチと間取りが一緒だから何か変な感じだな(¬_¬;)』


大人の男の人の家に2人っきりという状況が落ち着かずソワソワする私。


少ししてリビングに戻ってくる阿部先生。


阿部「ちょっとオデコ見せてね😊?」


そう言って私の顔に手を伸ばすと、阿部先生は私の前髪を持ち上げて顔を近付ける。


『うわッΣ(//□//)💓!か、顔が近い(//>_<//)💦』


顔の近さに思わず私はギュッと目を瞑る。


阿部「あ~、結構腫れちゃってるね😖」


目を瞑っても、すぐそばから聞こえてくる阿部先生の優しい声色にドキドキと心臓の鼓動が速くなっていくのを感じる。


『あ~、ヤバイっ!心臓が破裂する~ッ(//>_<//)』


ピトッ❄️


私「ひゃあッ😱!?」


いきなりオデコに冷たい物が当たり、思わず悲鳴を上げる私。


阿部「ああ!ごめん💦冷たかった😅?」


阿部先生の手元を見ると、阿部先生の手にはタオルに包まれた保冷剤が握られていた。


私「あ…ヒヤロン😓」

※保冷剤の事。


阿部「一応、冷た過ぎないようにタオルを巻いたんだけど…まだ冷た過ぎたかな😖」


私「あ…😓いえ!大丈夫です💦ちょっとビックリしちゃっただけで…大きな声を出しちゃってすみません😅」


阿部「ううん。俺の方こそ、いきなり当てちゃってごめんね?ひと声掛ければ良かったね😊」


私「いえ(*^^*)💦」


阿部「じゃあ、ゆっくり当てるから冷たかったら言ってね?タオルを増やすから😊」


私「あ、はい😅💦」


阿部先生の手が伸びてきて再び私のオデコにヒンヤリとした感触が伝わってくる。


阿部「…大丈夫?」


私「はい💦大丈夫です😅」


阿部「良かった😊じゃあ、暫く我慢してね?」


私「はい😅」


阿部「……。」


ジーっと私のオデコに当てている保冷剤を見つめている阿部先生。


『うッΣ(//□//)💓!メチャメチャ見られてる💦恥ずかしいッ(//>_<//)💦』


阿部「◎◎さん?」


私「へ(//・△・//)?な、何ですか😅?」


阿部「勉強とか、学校生活とか何か困った事は無い?もしあるなら言ってね?俺で良ければいつでも相談にのるから😊」


私「…はい(*^▽^*)❤️」


『やっぱり優しい✨好きだわぁ~(* ´ ▽ ` *)❤️』


それから少し阿部先生とクラスメイトの話をしながら楽しく過ごした。


阿部「少しは腫れもひいてくれたかな😊?」


そう言って私のオデコから保冷剤を離すと顔を近付けてオデコを見る阿部先生。


『はわッΣ(//□//)💓!?』


不意に近付いた阿部先生の顔に思わず仰け反る私。


阿部「え?◎◎さん😓?」


私「あ…💧す、すみません(//-_-//)💦」


阿部「…もしかして、ドキドキしちゃった😊?」


私「ッΣ(//□//)💓!?わ、私、もう大丈夫なんで!失礼しますッ(//>△<//)💦」


艶っぽく微笑みながら言う阿部先生の表情にドキドキが止まらなくなった私は、逃げるように慌てて阿部先生の家から出て行った。


ガチャ🚪


パタン🚪


私「あ~、ビックリした💧…阿部先生、いきなり大人の色気を出してこないで欲しい(//-"-//)」


その後、一度家に帰ったものの私は誰かに話を聞いて欲しくて幼馴染みの蓮くんの家に向かった。


~目黒家・蓮の部屋~


部屋にはベッドに座っている蓮くんと、ソファーに座ってクッションを抱えている私がいる。


目黒「えッΣ( ̄□ ̄;)!?隣に阿部ちゃんが越してきた😲!?」


私「そうなんだよ💧ビックリでしょ?有り得ないよね~。本当に最悪😖」


目黒「でも○○、阿部ちゃんの事『カッコイイ!大好き❤️』とか言って気に入ってなかった(・△・)?」


私「あのね、好きだからって隣に住んで欲しいとは思わないよ?寧ろ、好きだからこそ隣には住んで欲しくないものなの。分かる?隣に住んでたら、喧嘩してる声とかも筒抜けなんだよ?絶対イヤでしょ😣!」


目黒「あ~!確かに○○、しょっちゅうおばさんに怒られてるもんね😄」


私「しょっちゅうは余計だよ(-"-)💢」


目黒「でもそっかぁ~。阿部ちゃんが○○の隣に…う~ん💧なんかイヤかも😖」


私「でしょ?担任の先生が隣に住んでるとか、テストで悪い点を取った時とか即バレそうだし…下手したら家で勉強会とか始まり兼ねないよ😱💦」


目黒「いや、そういう事じゃなくて…」


私「え?違うの(・_・)?」


目黒「○○、阿部ちゃんにおかずとか持って行ってるんでしょ?」


私「ん?うん。そうだけど…それが何(・△・)?」


目黒「なんか、必要以上に阿部ちゃんと接する時間が増えるから…○○が阿部ちゃんと仲良くなり過ぎないかな~って(¬△¬)」


私「え…?それってどういう-」


目黒「あッ!もう21時過ぎてんじゃん。そろそろ帰んないとおばさんが心配するよ。家まで送ってく😊」


私「あ…うん。」


蓮くんに「それってどういう意味?」って聞こうとしたけど声を遮られて聞けなかった。


家に帰ってからもモヤモヤしてしまい、その日の夜はあまり眠れず…


次の日の朝☀️


~学校・1年E組の教室~


『昨日の蓮くんの言葉、どういう意味なんだろう?蓮くんの事だから特に意味なんか無いのかも知れないけど…でも、もしも阿部先生の事でヤキモチ妬いてくれてるなら嬉しいな~(* ̄∇ ̄*)❤️』


机に頬杖をついてニヤニヤしながら考え事をしている私。


渡辺「あれ?…○○ッ!」


いきなり私の顔を覗き込んできたと思ったら、大きな声で私の名前を呼ぶ小中と同じ学校で高校まで同じになってしまったクラスメイトの渡辺 翔太くん。


私「うわッΣ( ̄□ ̄;)💓!?な、何よ😓?」


いきなり目の前に翔太くんの顔が出てきてビックリする私。


渡辺「お前、ここにでっかいニキビ出来てるぞ😁」


そう言って自分の左顎を指差す翔太くん。


私「えッΣ( ̄□ ̄;)!?嘘ッ😱!?」


翔太くんに言われて顔を触ると、確かに顎ら辺にニキビらしき物体があった。


私「ガーン😨本当にある…全然気付かなかった(-△-|||)」


渡辺「お前、ちゃんと肌ケアしてるか?どうせ面倒臭がりなお前の事だから、『若いから大丈夫~😄🎵』とか言って、何もしてねーんだろ。そんなんじゃ年取ってから後悔する事になるぞ(-"-)」


私「そんな事無いし!ちゃんと毎日、お風呂上がりとか朝とかに化粧水と乳液を塗ってるし😡💢」


渡辺「本当かよ?じゃあ、何でニキビ出来てんのに気付かないんだよ?ちゃんと塗ってんなら朝塗った時に気付くはずだろ(¬△¬)?」


私「うッΣ( ̄□ ̄;)!そ、それは…今日の朝はたまたま寝坊して塗れなかったんだよ(¬3¬;)」


渡辺「ふ~ん。今日の朝はたまたま、ね~。サボったのは今日の朝だけ(¬△¬)?」


私「…一昨日のお風呂上がりも塗り忘れた(-_-;)」


渡辺「…他には(¬△¬)?」


私「そんなのイチイチ覚えてないよッ😣💢」


渡辺「という事は、ちょこちょこサボってるわけね😌」


私「うッΣ( ̄□ ̄|||)💓!」


図星を刺されて心臓を押さえる私。


渡辺「図星か。お前さ~、女なんだから肌ぐらいキレイにしろよ(¬△¬;)」


私「女なんだからって何ッ!?それ、差別だから😣💢っていうか、肌ぐらいって何さ!肌以外も汚いって事?然り気無くディスるのやめてもらって良いですか😡💢」


渡辺「だってお前、部屋着は中学時代のジャージだし化粧もしねーだろ?朝なんか寝癖ついてても平気で来るし…少しは身だしなみに気使えよ(-△-)」


私「余計なお世話だし!部屋で何を着ようと私の勝手でしょ?部屋着は寛ぐ為に着る服だから、ジャージみたいに伸縮性があって汚れても大丈夫な服が一番適してるんだよッ😣💢」


渡辺「はぁ~💧何でめめはこんな色気の欠片も無いズボラな女が良いんだろうな。俺にはめめの趣味が理解出来ないわ(¬△¬;)」


私「は(・△・)?蓮くん?何で今、蓮くんの名前が出てくんのさ(-"-)?」


渡辺「別に何でもねーよ。只の一人言😌」


私「(-"-)??まぁいいや。ニキビの事は教えてくれてありがとう。じゃあ、用が済んだならどっか行ってくれる😊?ちょっと一人にして欲しいんだけど…」


渡辺「あ、ふっか!ちょっと来て😄✋」


近くに居た辰哉くんを呼ぶ翔太くん。


『聞いてねー(-"-)💢』


深澤「何~?どうした😄?」


ニコニコしながら翔太くんの所に来る辰哉くん。因みに、辰哉くんも小中と同じ学校。


渡辺「ほら、見ろよ!」


そう言って辰哉くんの肩に腕を回すと私の前に辰哉くんを連れてくる翔太くん。


深澤「え?何(・△・)?」


私「(・_・)?」


渡辺「深澤だって、肌荒れ酷くて見れたもんじゃなかったけど俺が教えた肌ケアを一からやって今じゃツルツルのモチモチ肌を手に入れたんだからな😤」


ドヤ顔で言う翔太くん。


深澤「そうなんだよ!今の俺、メチャメチャ肌艶良いんだから✨触ってみ😆👆️」


『辰哉くん、翔太くんに見れたもんじゃないとか言われたのに全然気にしてないし…慣れって怖いわ(¬▽¬;)』


然り気無く翔太くんにディスられてる事にも気付かず、満面の笑みで自分の頬を指差しながら私に顔を近付ける深澤 辰哉くん。


私「あ~もうッ!う~る~さ~い~ッ😣💢考え事したいんだから私の事はほっといてよ😡💢」


深澤「なんだってΣ( ̄□ ̄|||)!?」


渡辺「いつも何も考えずに悩みなんか無さそうな顔してボーっと過ごしてるお前が考え事ッ😱!?」


深澤「これはヤバイ…天変地異の前触れだ😨」


渡辺「おい、涼太!今すぐ荷造りして国外逃亡した方が良いぞ😣💦」


宮舘「え?何で😓?」


ラウール「国外逃亡って…舘さん、何かしたの😨?」


宮舘「俺?いや、何もしてないと思うけど…😓」


深澤「皆、逃げろ~ッ!氷河期が来るぞぉ~😣💦」


岩本「氷河期😓?…ふっか、何か悪いもんでも食ったのか(-△-;)?」


向井「ふっかさんがおかしいのは毎度の事やん。気にしたら負けやで😌」


佐久間「確かにそうだわ😆」


『コイツらマジでうるさい(-"-)💢場所を変えよう。教室じゃ雑音が多すぎて考え事も出来ないわ💧』


カタン🪑


席を立つと私は教室を出て一人になれる場所を探す。


私「…ん?」


物音に気付いて空き教室を覗き込むと、阿部先生が黒板に熱心な顔で書いている姿が見えた。


阿部「……。」


私「…(*・_・*)💓」


阿部先生の真剣な眼差しとキレイな横顔に目を奪われ、私は思わず足を止めて暫く阿部先生の事を見つめていた。


目黒「○○?」


私「おわッΣ(//□//)💓!?」


いきなり背後から声を掛けられビックリする私。


目黒「何見てんの😄?」


ヒョイっと教室を覗き込む蓮くん。


私「あ~ッ😱!見なくていい!見なくていいから(//>△<//)💦」


慌てて両手を上げて蓮くんの視界を隠そうとしたものの、153cmの私が185cmという高身長の蓮くんの視界を遮る事など出来るはずも無く💧


目黒「あれ?阿部ちゃん(・_・)?」


『阿部先生を見てたのバレた…何か気まずい(-_-|||)』


目黒「…やめとけよ。」


私「え…?」


蓮くんの言葉に顔を上げると、蓮くんは少し怒ってるような不機嫌そうな顔で私を見ていた。


目黒「相手は大人だし、先生だよ?生徒なんか恋愛対象にならないんだからさ…好きになるなら俺にしなよ。」


私「…蓮くん?」


ラウール「めめ~ッ!次の授業、当たり日だったよね?宿題やってきたぁ~😄?」


教室から廊下に顔を出したラウールくんが大声で蓮くんを呼ぶ。


目黒「まだ~!今やるわ😊」


そう言いながらラウールくんの所へ歩いて行く蓮くん。


私「……え?何😓?私、今…」


『蓮くんに告られたぁ~ッ😱!?』


急な蓮くんからの告白にパニックになる私だった。


《続く》