《続き》


~駅のホーム~


電車を待っていると、亮平くんと蓮くんが私の所へ歩いてきた。


阿部「あれ?○○ちゃん、一人?翔太は(・△・)?」


私「あ…なんか、先に帰っちゃいました😅💦」


阿部「え?本当に😓?翔太ってば、女の子を一人で残して先に帰るなんて…困ったヤツだな~💧ごめんね😖?」


私「いえ、大丈夫です😊」


目黒「…○○。」


私「ん?何😊?」


目黒「…渡辺先輩と何か話した?」


私「話(・_・)?う~ん…話したと言えば話したし、話してないと言えば話してない気もする(-"-)」


目黒「ふ(笑)!なんだよ、それ😄」


私「なんかね、いきなり陸上選手の話とかされて…アノ人、本当に意味分かんないよね(-▽-;)」


目黒「陸上選手(・△・)?」


私「うん。なんか、今からでも目指そうかなとか言ってた😅」


目黒「…陸上選手って、今からでもなろうと思ってなれるもんなの(・_・)?」


私「さぁ…死に物狂いで頑張ればなれるんじゃないかな?渡辺先輩、結構運動神経良さそうだし。」


阿部「翔太…慌てて○○ちゃんを追い掛けて行ったと思ったらそんな話してたんだ😅?なんだ、だったら気を使わずに俺らも追い掛ければ良かったね😊」


そう言って目黒くんを見る亮平くん。


目黒「そうっすね😊」


私「…え?渡辺先輩、私の事を慌てて追い掛けてきてくれたんですか😓?」


阿部「うん。よっぽど○○ちゃんの事がほっとけなかったんだろうね😊」


私「…そうなんだ(*^^*)❤️」


『確かにそうか。すぐ追い掛けてきてくれたから私に追いつけたんだもんね…まぁ、私は足遅いからゆっくり追い掛けても渡辺先輩ならすぐに追いつけそうだけど(¬▽¬;)』


渡辺先輩が慌てて追い掛けてきてくれた事が嬉しくて思わず顔が綻ぶ私。


目黒「……。」


寂しげな顔で私を見つめる目黒くん。そんな目黒くんを黙って見つめている亮平くん。


阿部「…ねぇ!」


私&目黒「(・_・)?」


亮平くんを見る私と目黒くん。


阿部「これから遊びに行かない?行きたい所があるんだよね😄🎵」


私「遊びにって…え?勉強は😓?」


阿部「今日はお休み🎵その代わり、明日からはビシバシ勉強していくよ😄」


私「え…😨ビシバシ(-△-|||)」


目黒「良いっすね~🎵どこに行くんですか😄?」


『良いのッΣ( ̄□ ̄|||)!?』


阿部「トンデミって所なんだけど、知ってるかな?トランポリンみたいなのがイッパイあってメチャメチャ楽しいらしい。前に佐久間と舘さんと翔太が行ったみたいで、凄い楽しかったって言ってたから俺も行ってみたくなっちゃって😄」


目黒「トンデミ?俺は知らないっすね~。○○は知ってる(・_・)?」


私「知らない…けど、トランポリンは知ってる(-△-)」


目黒「トランポリンって、なんか風船みたいなピョンピョン跳ねるやつっすよね(・△・)?」


阿部「そうそう。めっちゃ跳ねて楽しいやつ!これから一緒に行かない😄?」


目黒「行きたいです!俺、跳ねるの好きなんで😄」


阿部「○○ちゃんは😊?」


私「私はお兄ちゃんに聞かないと…もう夕方だし😅」


阿部「そうだよね。じゃあ、ふっかに電話して聞いてみてくれる😊?」


私「あ…はい。」


亮平くんに言われて辰哉お兄ちゃんに電話してみる私。


辰哉「もしも~し!○○?どうしたの~😄?」


何故か御機嫌な辰哉お兄ちゃん。


私「あのね、これから亮平くんと目黒くんとトンデミって所に行きたいから帰りが遅くなるんだけど…良いかな😖?」


辰哉「トンデミ?何それ?豚肉のハンバーグでも食べに行くの(・△・)?」


私「え…😓?豚肉のハンバーグ(-"-)?」


阿部「豚肉のハンバーグ(・_・)?」


阿部『豚肉→トン、デミグラスソース→デミ』

※亮平くんの思考回路。


阿部「ああ!そういう事か😄」


目黒「豚肉のハンバーグ…(・_・)」


目黒『今日の夜ご飯かな?○○の家のハンバーグは豚肉100%なのか。牛肉100%は聞いた事あるけど、豚肉100%は聞いた事ないな。豚肉100%も美味しそうだな😊❤️』

※目黒くんの思考回路。


私「違うよ💧トランポリンみたいなのが色々ある遊び場😅」


辰哉「トランポリン?良いじゃん!楽しそうだね~🎵俺も行こっかなぁ~😄」


私「いいよ、来なくて(-△-)」


辰哉「冷たッΣ( ̄□ ̄|||)!え?冷たくない?何で?俺、何かした😖」


私「別に何もしてないよ。只、お兄ちゃんと遊ぶのが嫌だっただけ(-△-)」


辰哉「ガーン😨」


私「そんな事より!お母さんに聞いてくれる?帰りが遅くなっても良いか。」


辰哉「そんな事より…分かったよ。今、聞いてくる(-"-)」


不貞腐れながらお母さんに聞きに行く辰哉お兄ちゃん。


母「……もしもし、○○?どこに行くの?」


少ししたら辰哉お兄ちゃんではなく、お母さんが電話に出た。


私「あ!お母さん?トンデミっていう遊び場なんだけど…」


母「アンタ、試験前でしょ?勉強しないで遊んで大丈夫なの?」


私「それはその…大丈夫では無いけど…😖」


私の肩を軽くトントン叩く亮平くん。


私「え?」


阿部「代わろうか?」


私「ううん!大丈夫😄💦」


母「男の子と一緒に居るの(-"-)?」


男の人の声が聴こえて不機嫌そうな声色に変わるお母さん。


私「あ、うん💦亮平くんと目黒くんが一緒なんだけど😅」


母「亮平くんも一緒なの?」


私「うん😅」


母「なんだ!だったら良いわよ。でも、あんまり遅くならないようにね😄」


私「え?良いの😓?」


母「亮平くんが一緒なんでしょ?だったら安心だからね✨気を付けて帰ってくるのよ😊」


私「う、うん。分かった😓」


『お母さんの亮平くんへの絶大な信頼、凄過ぎでしょ(-▽-;)』


スマホを切ると、私はスマホをカバンに仕舞う。


阿部「どうだった?駄目だったかな😖?」


私「それが…亮平くんが一緒なら良いよって😅」


阿部「本当に?良かったぁ~😄✨目黒は?家に電話しなくて大丈夫😊?」


目黒「ウチは門限とか無いし、男だからそういうのは自由なんで大丈夫です😊」


阿部「そうなんだ?じゃあ、行こっか😄」


それから私達はトンデミに行くと、日頃のストレス発散も兼ねて遊びまくった。


私「あ~、楽し~ッ✋😆✋」


トランポリンの上に倒れ込む私。


阿部「ふっかも呼べば良かったね😊」


私「お兄ちゃんは来なくて良いです(-"-)」


阿部「ハハ(笑)!ふっか可哀想😄」


目黒「あ!なんか面白そうなのがある🎵次、あれやろうよ😄」


私「私、ちょっと疲れたから横になってる~(* ̄∇ ̄*)」


目黒「阿部先輩は?」


阿部「俺も少し休むよ。やりたいならやってきて良いよ。ここで見てるから😊」


目黒「じゃあ、ちょっと行ってきます😄」


そう行ってすぐそばにあるアトラクションに走って行く目黒くん。


私「目黒くんは元気だなぁ~(* ̄∇ ̄*)✨」


阿部「目黒って見た目は大人っぽく見えるけど、中身は野生児だな😄」


私「そうなんですよ!私も最初はビックリしました😄でも、そのギャップが可愛くて良いんですよね~🎵目黒くんは(* ´ ▽ ` *)❤️」


阿部「可愛い、ね😌」


小さな声で呟く亮平くん。


私「でもここ、本当に楽しいですね!こんなに素敵な所があったなんて知らなかったから、連れてきてくれた亮平くんに感謝です(*^^*)❤️」


阿部「それなら良かった。俺もメチャメチャ楽しめてストレス発散出来たしね😊」


私「ストレス…亮平くんもストレスとかあるんですね~😓」


阿部「そりゃあ、あるよ。人間だもん😊」


私「亮平くんは勉強好きだから、ストレス無いと思ってました😅」


阿部「ストレスは勉強だけじゃないからね😊」


私「それもそうか😅💦」


阿部「今日は遊んじゃったから、明日はイッパイお勉強しなきゃね😊」


私「うッΣ(-△-;)!せっかく楽しい気分でいたのに、いきなりテンションが下がるような事言わないで下さいよ😖」


阿部「アハハハ(笑)!ごめん×2😄」


亮平くんと話していたら、ふと元カノさんの事を思い出した。


私「…そう言えば、元カノさんてあの後どうしたんですか?」


阿部「あの後(・_・)?」


私「渡辺先輩が私を追い掛けた後です。元カノさん、渡辺先輩を迎えに来たんですよね?でも、渡辺先輩は先に帰っちゃったから…」


阿部「あ~、あの後ね!なんか怖い顔してどっかに歩いて行っちゃったよ😊」


私「怖い顔😓?」


阿部「そりゃあ、不機嫌にもなるよ。せっかく一緒に帰ろうと思ってわざわざ迎えに来たのに、好きな男が他の女を追い掛けて自分の事を置いて行っちゃったんだから😌」


私「…それもそうか💧元カノさんには悪い事しちゃったなぁ~😖」


阿部「気にする事無いよ。あの人、翔太に散々酷い事してふったんだから😌」


私「酷い事😓?」


目黒「ただいま~🎵あ~、面白かった😄」


阿部「目黒、めっちゃ速かったね😄凄いなぁ~✨」


目黒「ありがとうございます(*^^*)」


亮平くんに褒められて嬉しそうに笑う目黒くん。


『渡辺先輩が元カノさんにされた酷い事ってなんだろう?メチャメチャ気になる…でも、聞いちゃ駄目だよね😖?私が渡辺先輩なら、友達の妹になんか知られたくないと思うし。』


目黒「あ!バスケのダンクが出来るやつあんじゃん😆🎵」


やりたいアトラクションの所に走って行く目黒くん。


阿部「目黒は自由だなぁ~😄」


楽しそうにハシャイでいる目黒くんを微笑ましい顔で見つめる亮平くん。


私「…あの、亮平くん?」


阿部「ん?何😊?」


私「さっきの元カノさんの話なんですけど…」


阿部「元カノ(・_・)?…ああ、うん。何?」


私「元カノさん、渡辺先輩の家に行ったんでしょうか😖?」


阿部「え(・_・)?」


私「だって、渡辺先輩に会いにわざわざウチの学校まで来たんですよね?だったら、置いて行かれて怒ってても渡辺先輩に会う為に家に行きますよね😖?」


阿部「う~ん、どうだろう?分かんないけど…でもまぁ、アノ人なら行くだろうね。」


私「…渡辺先輩、押しに弱そうだから元カノさんに言い寄られてイチャイチャしてないと良いな😖」


無意識に小さな声で呟く私。


阿部「……。」


ギュッ✋


私の手をギュッと握る亮平くん。


私「っΣ(//□//)💓!?」


阿部「俺と一緒に居るのに翔太の事が気になるの?」

手を握ったまま、真剣な目で私の目を見つめながら言う亮平くん。

私「え😓?い、いや…そういうわけでは😅」

『亮平くん、いつもと雰囲気が違くない!?めっちゃドキドキするんですけど~ッ(//>△<//)💦』

阿部「純粋なのは良い事だけど、気を付けないと知らないうちに誰かを傷つける事もあるって覚えておいた方が良いと思うよ。」

私「相手を…傷つける(・_・)?」

阿部「うん。現に今、ちょっと傷ついてるからね?俺😊」

私「え…(・△・)?な、何でッΣ( ̄□ ̄|||)!?」

阿部「分かんない?」

私「…私が、渡辺先輩の話をしたから…ですか😖?」

阿部「正解😊あ!目黒が戻ってきたね😊…お~い👋😄」

目黒くんに声を掛けて大きく手を振ると、亮平くんに気付いた目黒くんが走ってくる。

私「あ、あの…亮平くん。」

阿部「……。」

私が呼ぶと目黒くんを見ていた目線を私に移す亮平くん。

私「傷つけちゃってごめんなさい😖」

阿部「…男と2人で居る時は他の男の話はしない方が良いよ。じゃないと、俺みたいに嫉妬して不機嫌になっちゃうから😊」

そう言ってニッコリ笑う亮平くん。

私「…はい😖」

『知らないうちに誰かを傷つける、か…。確かにそうなのかも。私、沙羅の事も知らないうちに怒らせてたみたいだし…私は無意識に周りの人を傷つけまくってたのかな?本当に最低😖』

目黒「ここ、マジで色んなのがあって良いっすね!1日中いても飽きなさそうだし😄」

阿部「目黒も気に入ってくれたみたいで良かったよ😊」

目黒「○○、今度はラウールも誘ってこような😄」

そう言ってニッコリ笑う目黒くん。

私「あ…うん。そうだね😊💦」

『考えてみたら、目黒くんの事もイッパイ傷つけてるよね。なのに、どうして目黒くんは私と一緒に居てくれるんだろう?普通ならとっくに嫌気が刺して離れて行くはずなのに…何で目黒くんは、ずっと私の事を好きで居てくれるんだろう?今まで私の事を、こんなにずっと好きで居てくれた人って居たかな?…ううん、居ない気がする。目黒くんみたいに、私の全てを受け入れて好きで居てくれる人なんて滅多に居ないよね?こんなに優しくて大切に思ってくれる目黒くんをこれ以上傷つけるのは嫌だから、これからは充分に気を付けないとな😖』

《続く》