《続き》


~自宅・玄関~


ガチャ🚪


玄関のドアを開けて家に入る私と蓮兄。


蓮「ただいま~😊」
私「ただいま(-△-|||)」

母「お帰り😊…あら?○○、どうしたの?暗い顔して…何かあったの😓?」

私「別に何も…(-△-|||)」

生気の無い顔で、手洗いとうがいをしに洗面所に行く私。

母「…😓。蓮は何か知ってる?」

蓮「さぁ?お腹空いてるだけじゃない😊?」

母「それなら良いんだけど…😖」

蓮「……。」

~洗面所~

ジャー🚰

ゴシゴシ✋

私「……(-"-)」

考え事をしながらひたすら手を洗っている私。

『あ~、どうしよう?康ちゃんと付き合ってる事、蓮兄に言うべきかな?それとも黙ったままで居るべき?バレたんなら言った方が良いんだろうけど、バレてないなら黙っておいた方が良いよね?蓮兄の事だから、私が康ちゃんと付き合ってるなんて言ったら何が何でも別れさせようとしそうだし…😖』

私「あ~、もうッ😣!どうすれば良いの~(>△<)💦」

蓮「何が?」

私「ひッ😱💓!?」

いきなり背後から蓮兄の声が聞こえてビックリする私。

蓮「そんなにずっと洗ってたら手が無くなるよ😊」

私「れ、蓮兄…居たの(-△-|||)?」


蓮「そりゃあ居るでしょ。自分の家だし、まだ手洗いうがいしてないんだから(・_・)」


私「それもそうか…アハハ😅」


気まず過ぎて笑って誤魔化す私。


蓮「…それで?」


私「え😓?」


蓮「何か『どうすれば良いの?』とか言ってたみたいだけど、何か困り事?お兄ちゃんで良かったら相談にのるよ😊?」


私「ッΣ( ̄□ ̄;)!?う、ううん!大丈夫💦自分で解決出来そうだから😅」


蓮「そうなの?遠慮なんかしなくて良いよ(・_・)?」


私「本当に大丈夫だから💦気にしないで😅?」


蓮「ふ~ん。そう(¬_¬)」


鋭い目でジーッと私を見ている蓮兄。


私「…(-_-;)」


『蓮兄の視線が痛い💧取り合えず、手洗いとうがいも終わったし早く部屋に逃げよう(¬_¬;)』


蓮兄の横をすり抜けて洗面所から出て行こうとする私。


蓮「…○○。」


私「は、はいッΣ( ̄□ ̄|||)💓!?」


蓮「紗里ちゃんが家庭科部に入ったって言ってたけど、本当(-"-)?」

私「う、うん…本当、だよ(¬▽¬;)?」

蓮「俺、○○が家庭科部に入ったなんて聞いてないんだけど…何で教えてくれなかったの(-"-)?」

私「言おうとは思ってたんだけど、家庭科部に入った日は蓮兄もサッカー部があって帰りが遅かったでしょ?だから言えなくて…それで、次の日になったら言うの忘れててそのまま今日になっちゃって😅」

蓮「…家庭科部では何作ったの(-"-)?」

私「何って…マカロンだけど😓」

蓮「俺、貰ってないんだけど(-"-)💢?」

私「あげてないよ。だって、全部食べちゃったから(・_・)」

蓮「ガーン😨」

私「蓮兄、マカロンは特に好きじゃなかったよね?だから全部食べちゃったんだけど…食べたかった(・_・)?」

蓮「食べたいよ!○○が作った物は何でも食べたいに決まってるじゃん😖」

私「そうかぁ~。それはごめん💧あ!でも、次に作るのはフィナンシェとマドレーヌだから蓮兄にあげようと思ってるよ😄🎵」

蓮「フィナンシェとマドレーヌ(・_・)?」

私「うん!蓮兄が好きそうだな~と思ったから、蓮兄には絶対食べて欲しくて😄❤️」

蓮「『蓮兄には絶対食べて欲しい…(*・_・*)💓』ジーン(*-▽-*)✨」

目を閉じると、胸に手を当てて喜びを噛み締める蓮兄。

私「蓮兄😓?」

蓮「ハッΣ(・△・)!…まぁ、それなら許してあげる😊❤️マドレーヌとフィナンシェ、楽しみにしてるね(*^▽^*)」

私「うん!蓮兄の為に一生懸命頑張って作るね✊😄」

『蓮兄もまだまだですな😏✨チョロ過ぎだわ(*>∩<*)』


蓮「…因みに、俺以外にはあげないよね(¬△¬)?」

私「ッΣ(º□º|||)💓!?あ、当た、当たり前でしょ?蓮兄以外にあげる訳無いよ😅💦」

分かりやすく動揺する私。

蓮「なら良かった(*^^*)❤️」

安心したように笑うと、うがいと手洗いをする蓮兄。

私「…😅」

『やっぱり蓮兄は一筋縄にはいかないわ💧バレないように充分気を付けねば(¬_¬;)』

洗面所から出て行く私。

~自分の部屋~

私「はぁ~💧しんど(-△-|||)」

ベッドに横になると深いため息をつく私。

『家庭科部で作ったのは康ちゃんと交換してたんだけど、流石に今度のマドレーヌとフィナンシェはやめといた方が良いかもな~。康ちゃんはウッカリさんな所があるから、何かの拍子に私が作ったフィナンシェを食べたとか蓮兄に喋っちゃったら面倒臭い事になりそうだし…』

📱🎵~

顔の横に置いたスマホが着信を知らせる。

私「電話?紗里ちゃんかな?」

ベッドに横になったままスマホを手に取ると、着信は大好きな彼氏の康ちゃんからのテレビ電話だった。

康ちゃんは相手の顔を見ながら話したい人なので、康ちゃんからの着信はいつもテレビ電話なんだよね。

私「康ちゃんだ❤️…もしもし、康ちゃん(*^▽^*)?」

向井「あ!○○~?俺、○○の王子の康二やねんけど😄」

私「どうしたの(*^▽^*)?」

向井「あれ?王子はスルーなん😓?なんも触れられんのは寂しいねんけど😖」

私「だって、康ちゃんが私の王子様なのは本当だし(*^^*)❤️」

向井「ん?まぁ、それもそうやな。間違ってないんやから、わざわざ触れる事でも無いな( ̄∇ ̄)」

私「でしょ?だから何も言わなかったんだよ(*^^*)❤️…それで?急に電話なんてどうしたの😊?」

向井「あ!そうやった💦いやな、あの後、大丈夫だったんかなぁ~って気になって…めめに俺との事を問い詰められたりせーへんかった😖?」

私「大丈夫だよ😄私、自分で言うのもなんだけど誤魔化すの上手いしね😁🎵」

向井「そうなん?それなら良かった!安心したわ😊」

私「…ん~💧ただね、ちょっと残念なお知らせが…😅」

向井「残念なお知らせ?何(・△・)?」

私「その…次に家庭科部で作るフィナンシェとマドレーヌなんだけどね、蓮兄に全部あげる事になっちゃって😅」

向井「…え(・△・)?全部ッΣ(º□º|||)!?何でなん😣!?俺、○○が作ったやつ1個も食べれんの😖?」

私「うん💧蓮兄に『俺以外にはあげないよね?』って聞かれて、思わず『蓮兄以外にあげる訳無いでしょ。』って言っちゃって…本当にごめん😖」

向井「そうかぁ~💧まぁ、めめにそう言われたら仕方無いよなぁ~😖」

声だけなのに康ちゃんがガッカリしているのが伝わってきて申し訳なくなる私。

私「…やっぱり、康ちゃんにも食べて欲しいからあげるよ!1個ぐらいならバレないでしょ😄」

向井「いや、それはアカンよ。約束は約束やから、ちゃんと守らんと!俺、嘘つくとか疚しい事はしたくないねん。それに、もし嘘がバレたらめめには二度と信用してもらえなくなるし…一度失った信用はな、取り返すのがメチャメチャ難しいねんで😤?」

私「そうだよね…ごめんなさい😖」

向井「謝らんで良いよ。○○が俺に食べさせたいっていう気持ちはメチャメチャ嬉しかったし…ありがとうな😄❤️」

私「…うん(*^▽^*)🎵」

向井「でもそうかぁ~、今度のマドレーヌとフィナンシェは自分のだけかぁ~。仕方無いとは言え寂しいなぁ~😖」

私「…そんなに食べたい?私の作るマドレーヌとフィナンシェ。正直、私が作ったのより康ちゃんが作ったやつの方が断然美味しいと思うんだけど…」

向井「何言ってんねんッ😣💢料理は味やないねん!まぁ、美味しさも大事やけどな。一番大事なのは愛情なんよ(* ̄∇ ̄*)❤️味はいまいちでも、好きな子の愛情がイッパイ詰まった手料理なら食べたいもんなんよ😌✨」

私「味はいまいち…ふ~ん。康ちゃん、私が作ったのはいまいちだと思ってたんだ?なんかショックだな~(¬△¬)💢」

向井「えッΣ( ̄□ ̄|||)!?いや、ちゃうよ?そんなん全然思ってへんし!○○が作ったもんは全部めっちゃ美味いから!さっきのは言葉のあやってやつやねん!誤解やから怒らんといて😣💦」

私「慌てて言い訳するほど怪しいよね(¬△¬)」

母「○○~!お風呂沸いたから行って~!」

1階から私を呼ぶお母さんの声が聞こえてくる。

私「あ、は~い!…康ちゃん、ごめん💦そろそろお風呂行かなきゃ😅」

向井「お風呂?○○が行くんやったら、俺も行こうかな。一緒に入ってる気分になれるし😄🎵」

私「何それ!康ちゃん、やらし~😆(笑)」

向井「やらしないわ😣💢健全な男子高校生やっちゅーねん!」

私「はいはい、そうですね。健全×2( ̄∇ ̄)。じゃあまた明日ね!おやすみなさ~い👋😄」

向井「おやすみ~🎵明日、楽しみにしてるでな!遅刻厳禁やで~👋😄」

お互いに手を振り合うと、私達はほぼ同時にテレビ電話を切る。

私「…好きな子の愛情がイッパイ詰まった手料理か。フフ(*^∩^*)❤️」

康ちゃんから言われた言葉を思い出しニヤケる私。

『今度、康ちゃんに夜ご飯でも作ってあげようかな~🎵その前に練習が必要だけど😅』
※康ちゃんは大阪から出てきて一人暮らしをしている。

40分後…

~リビング~

ガチャ🚪

私「お風呂出たよ~。あ~、サッパリした(* ̄∇ ̄*)✨」

ソファーに座ってテレビを見ているお母さんに告げる私。

母「じゃあ、蓮にお風呂行くように言ってくれる?お母さんは蓮の後に入るから😊」

私「は~い😄🎵」

リビングから出て2階に行くと、私は蓮兄の部屋のドアをノックする。

コンコン✊

私「蓮兄、お風呂~!」

シーン

『返事がない(-_-;)』

私「蓮兄?入るよ~?」

蓮「………。」

蓮兄から返事が無いので仕方無く部屋に入る事にした私。

ガチャ🚪

私「失礼しま~す(¬△¬;)」

蓮兄の部屋に入ると、蓮兄はソファーに座ってうたた寝をしていた。

蓮「😌💤」

私「…寝てる(-△-|||)」

キョロキョロと周りを見渡すと、勉強机の上には女子達から貰ったらしき可愛い封筒に入った手紙の山が出来ている。

『蓮兄、やっぱモテるんだな~。私なんか今まで一度もラブレターなんて貰った事無いのに…同じ兄妹なのにこの差は何(T∇T)?』

蓮「…ん(¬"-)?」

眩しそうにうっすらと目を開ける蓮兄。

私「あ!蓮兄、起きた😄?」

蓮「うん…居たんだ?どうしたの(-△-)?」

半分寝惚け気味でポヤポヤしている蓮兄。

私「お風呂良いよって言いに来たんだけど、蓮兄から返事が無いから…勝手に入っちゃってごめんね😅」

蓮「いや、良いよ。呼びに来てくれてありがとう。今行くよ😊」

私「うん😊…(¬_¬)。」

勉強机の上に置いてあるラブレターの山を見つめると、私はお風呂に行く準備をしている蓮兄の背中に声を掛ける。

私「あ、あのさ、蓮兄。」

蓮「ん(・_・)?」

着替えを取り出す手を止めて私の方を振り返る蓮兄。

私「蓮兄って、彼女とか作る気無いの😊?」

蓮「急に何😓?」

私「いや、ラブレターとかイッパイ貰ってるみたいだし…ほら!高校生ぐらいになると皆、彼女とか彼氏を欲しがるでしょ?だから、蓮兄も欲しくならないのかな~って😅」

蓮「別に今は欲しくないかな。好きな子居ないし、友達と居る方が楽しいし(・_・)」

私「…そうなんだ😖」

『蓮兄に彼女が出来れば私に構ってるヒマが無くなって、私も康ちゃんと自由にデートしたり出来ると思ったんだけどな~💧』

分かりやすくガッカリする私。

蓮「…何?俺に彼女が居ないと何か困る事でもあるの(¬△¬)?」


私「ドキッΣ(º□º|||)💓!な、何言ってるの!?そ、そんな訳じゃん!やだな~、変な事言って…じゃ、じゃあ早くお風呂行ってね😅💦」


墓穴を掘る前に慌てて蓮兄の部屋から出て行こうとする私。


ガンっ🚪


私「痛"ッ😵!つ~😣💦」


部屋のドアに思いきりオデコをぶつけて痛がる私。


蓮「大丈夫😓?」


私「だ、大丈夫!アハハハハ😅💦」


痛むオデコを擦りながら蓮兄の部屋から出て行く私。


ガチャ🚪


パタン🚪


蓮「…怪しい。あれは絶対、何か隠し事してるな(-"-)」


~自分の部屋~


ガチャ🚪


パタン🚪


自分の部屋に入ってドアを閉めると、私はドアに寄り掛かりながらフローリングに座り込む。


私「…ハァ~💧危なかったぁ~😣💦危うく墓穴を掘る所だったわ😖」


~次の日~


今日は大好きな彼氏の康ちゃんとデート❤️


蓮兄はサッカー部の試合に行ってる為、今日は蓮兄にバレる心配をする必要も無く私は自由の身なのだぁ~(*>∇<)ノ✨


私「さてと…早目に行きますかね(*^^*)❤️」


今日の為に買ってあった水色のワンピースと白のショルダーバッグを身に着けると、私は康ちゃんとの待ち合わせ場所に向かった。


近所だと誰に見られるか分からないからね😌


~☆☆駅前~


待ち合わせ場所に着くと、既に康ちゃんが来ていて私に気付くと満面の笑みで大きく手を振ってくれた。


向井「お~い!ここやで~👋😄」


私「あ(*^▽^*)❤️おはよ~(*>∇<)ノ」


大きく手を振り返すと、私は康ちゃんの所へ走って行く。


向井「○○、そのワンピース可愛いやん!天使が来たんかと思ってビックリしたわ(* ´ ▽ ` *)❤️」


私「本当😄?めっちゃ嬉しいッ😆💕このワンピース、康ちゃんが好きかな~と思って買ったんだ(*^▽^*)❤️」


向井「そうなん?○○は何着ても可愛いけど、今日の○○は一段とキラキラしてて惚れ直したわ(* ̄∇ ̄*)❤️」


私「良かったぁ~(* ´ ▽ ` *)✨康ちゃんも相変わらずオシャレさんだね!メチャメチャ素敵😆💕」


向井「ありがとう✨めっちゃ嬉しいわぁ~(* ̄∇ ̄*)❤️この帽子、めっちゃええやろ?○○も被ってみる?似合うと思うで😄」


私「被る~😆💕」


人が多い駅前でバカップル丸出しの私達。久々のデートだからテンション高くなるのも仕方無いよね?


暫くイチャついた後、私達は可愛い喫茶店に入った。


向井「なぁ、見て×2!クリームついた😄❤️」


ショートケーキのクリームがついた手を見せるお茶目な康ちゃん。

康ちゃんは私より年上だけど、本当に可愛くてついつい頭を撫でてヨシヨシたくなるんだよね~。本人は嫌がるけど…

なんか、男友達なら良いけど年下の女の子…特に彼女から子供扱いされるのは嫌なんだって。彼女の前では男らしい頼れる彼氏で居たいらしい…でも、元が可愛いんだから仕方無いよね?

そんな可愛い康ちゃんだけど、唯一困ってる事があるんだよね。

それは何かと言うと…

向井「○○、こっち向いて😄📷️」

康ちゃんに言われて顔を上げるとカメラのシャッター音が鳴る。

カシャッ📷️

私「あ!また撮った😡💢も~!さっきから写真ばっかり撮って…もう充分でしょ😣💢」

向井「何言ってるん!写真、メチャメチャ大事やんか😣💢一生残るんやで?イッパイ撮って○○との思い出を残したいって思うのが普通やんか!」

康ちゃんは超がつく程のカメラ好き。デートの時は毎回50枚は撮るから少しウンザリしてしまう。

私「写真なんて3枚くらい撮れば充分だよ💧フィルムだって高いみたいだし、1回のデートで何十枚も撮ったら勿体ないでしょ😖?」

向井「3枚?アカン×2!全然足りひん😣1回のデートでは最低でも20枚は撮らんと!それにな、フィルムの値段なんかどうでもえぇねん!大事な思い出は後でいくら後悔してもお金じゃ買えへん、プライスレスやねんから😤」

私「20枚ッΣ(º□º|||)!?多ッ💧…まぁ、確かに写真に残しておきたいのはわかるけどさぁ~。それにしても20枚は撮り過ぎだよ(¬△¬;)」

向井「分かったらほら、笑って!はい、コージ😄❤️」

『全然聞いてない(-"-;)…ま、いっか😊』

写真を撮る康ちゃんの楽しそうな顔を見て、私も嬉しくなり自然と笑顔になっていた。

康ちゃんと一緒に居ると本当に楽しくて、アッと言う間に日が暮れてしまった。


向井「○○と一緒に居るとホンマに時間が経つのが早いなぁ~。まだ会ってから1時間も経ってない感覚やもん。」

私「私もだよ。ずっと一緒に居られれば良いのにね😖」

向井「…おいで✋😄✋」

優しく笑うと、康ちゃんは両手を広げる。

私「うん(*^▽^*)❤️」

康ちゃんの胸の中に飛び込むと、康ちゃんの両腕が私の身体をギュッと包み込む。

向井「またデートしような😌次はどこ行きたい?」

私「ん~、水族館かな(*^^*)❤️」

向井「オッケー🎵ほんなら、○○が好きなラッコさんとかペンギンさんが居るとこ探しとくわ😄」

私「楽しみにしてる(*^^*)❤️」

私が言うと、康ちゃんはゆっくりと身体を離す。

向井「じゃあ、家まで送れんからここでお別れやな😊」

私「うん😖」

向井「…なぁ」

私「ん(・_・)?」

向井「やっぱり、家まで送ってこうか?」

私「え😓?だ、駄目だよ!蓮兄に見つかったらどうするの?絶対ダメっ😣💦」

向井「そうやんな…ごめん。じゃあ、気を付けて帰るんやで?ほなな😊✋」

私「うん。またね👋😄」

康ちゃんに背を向けると、私は走って改札から出て行く。

向井「…めめに認めてもらえたら、ちゃんと家まで送り迎え出来んのにな😖」

寂しげな声で呟くと、康ちゃんもゆっくりと改札を出る。


そんな私と康ちゃんの姿を少し離れた場所から見つめていた3人が居た。


渡辺「…なぁ、今のって康二とめめの妹の○○ちゃんだったよな😓?なんだアレ?抱き合ってなかった?あの2人、付き合ってんの(¬△¬;)?」


佐久間「なんか、見ちゃいけないものを見ちゃった感じ(-△-;)?」


渡辺「康二、大丈夫なのか?めめ、妹命なのに…チャレンジャーだな💧」


佐久間「よっぽど○○ちゃんの事が好きなんだろうね~(* ̄∇ ̄*)❤️」


渡辺「佐久間…お前、ノンキだな~😖」


深澤「お前ら、分かってると思うけど…めめには絶対言うなよ?血の雨が降るから(-_-;)」


佐久間「御意💧」


渡辺「言うつもりは無いけど、何か嫌な予感すんだよな😖」


深澤「不吉な事言うなよ💦サッサと帰るぞ😣」


足早にその場から立ち去る渡辺先輩、佐久間先輩、深澤先輩。


~自宅・蓮の部屋~


険しい顔でスマホを見つめている蓮兄。


LINE画面


ショウ<この子、目黒の妹じゃね?一緒に居る康二だよな?☆☆駅に居るの見たんだけど、付き合ってんの?>午後17:10


蓮兄が見つめているスマホの画面には、私と康ちゃんが仲良く手を繋ぎながら笑い合って歩いている画像が写っていた。


蓮「…何で○○と康二が一緒に居るんだ(-"-)?」


《続く》