俺の名前は、佐久間大介。
只今、絶賛片思い中💗
で!
今は放課後の教室で、
大好きな女の子と居残り授業をしている所。
本当ならメチャメチャ幸せな時間のはずなんだけど、
俺の心の中は豪雪地帯😨⛄️
なんでか分かる?
それはね…
○○「わぁ~😲✨出来た!出来たよ、阿部くん!私にも問題解けた😆💕やっぱり阿部くんて教えるの上手だね。メチャメチャ解りやすいもん(*^▽^*)❤️」
阿部「嬉しいなぁ~🎵俺も○○ちゃんが熱心に聞いてくれるから教え甲斐があって楽しいよ😊」
私「本当?良かったぁ~(*^▽^*)❤️」

阿部「じゃあ、次はこの問題やってみようか😊」
○○「うん(*^^*)❤️」
俺「ハァ~💧」
仲良く身体を寄せ合いながら勉強している2人に背を向け、俺は外を眺めながら深い溜め息をつく。
俺「…早く会議終わんねーかな😖」
阿部&○○「😄」
不貞腐れながら小さな声で呟く俺の背後から、親友と大好きな女の子の楽しそうな声が聞こえてきて俺は思わず耳を塞いだ。
『あ~ッ!うるさい×2✋😣✋俺が居る所で楽しそうにすんなよ💢つーか、阿部ちゃんも阿部ちゃんだよ!俺が○○ちゃんの事を好きなの知ってるくせに~ッ😣💢』
大好きな女の子の隣に座り、爽やか笑顔で勉強を教えているのは同じクラスであり俺の親友でもある阿部亮平。
阿部ちゃんはウチの学年&クラスで一番頭が良いから、急に入った会議で抜ける先生の代理として先生が教室に残していったんだよね。
『櫻井先生め~ッ!よりによって阿部ちゃんを連れてくるとは…なんて酷い仕打ちをする先生なんだ😣💢』
何で俺がこんなに阿部ちゃんを教室に残した事を怒っているのかというと…
彼女が言ってたわけじゃないから信憑性はあまり無いんだけど、どうやら彼女は阿部ちゃんの事が好きらしい。
女子達が廊下で話しているのをたまたま聞いたんだよね。
確かに阿部ちゃんと彼女が2人で仲良く話している所は何度も見ていたし、阿部ちゃんと話している時の彼女の顔はいつも嬉しそうに笑っていて頬もなんだか紅く染まっている感じがした。
まぁ、阿部ちゃんは男の俺から見ても文武両道でカッコ良くて憧れるから彼女が好きになるのも分かる。
でも…何で阿部ちゃんなの?男子なんて他にもいっぱい居るのにさ😖阿部ちゃんは俺の大事な親友なんだよ?
もしも阿部ちゃんと彼女が付き合ったら、俺はどうすれば良い?
大好きな彼女と大切な親友が2人で仲良くしている所なんて正直言って見たくない。
じゃあ、どうする?2人と距離を置く?
…いや、そんなの嫌だ!
阿部ちゃんは俺の大事な親友だし、彼女の事も大好きだから彼氏になれなくても傍には居たい。
どっちも失くしたくないけど、仲良くしている2人を見るのは辛い。

思わず溜め息をつきながら独り言を呟くと、俺の目の前に大好きな女の子の顔がヒョッコリと現れた。
○○「大丈夫だよ!佐久間くん😄」
俺「ッ😓!うわッΣ(//□//)!?」
ガターン💥
いきなり目の前に現れた彼女にビックリした俺は勢い良く後ろにひっくり返りイスから落ちた。
○○「さ、佐久間くんッΣ( ̄□ ̄|||)!?大丈夫ッ😣💦!?」
慌てて俺の所に駆け寄る彼女。
俺「だ、大丈夫だよ!ちょっとビックリしただけだから😅💦」
『めっちゃお尻打った(T∧T)』
○○「ごめんね😣💦驚かせるつもりは無かったんだけど…😖」
俺「大丈夫!大丈夫!全然大丈夫だから謝んなくて良いよ😅💦」
パンパン✋
お尻についたホコリを払いながらイスに座り直す俺。
○○「本当に大丈夫?痛かったんじゃない😖?」
俺「全然!俺、メチャメチャ鍛えてるから💪😄」
彼女を心配させないように目一杯の笑顔を彼女に向ける俺。
○○「…(*^^*)✨」
俺の顔を見て安心したように優しく微笑む彼女。
彼女の笑顔を見て、やっぱり俺はどうしようもなく彼女の事が大好きなんだなぁ~と実感した。
俺「…あれ?阿部ちゃんは😓?」
さっきまで居た親友の阿部ちゃんの姿が見えず、キョロキョロと教室内を見回す俺。
○○「あ、阿部くんなら帰ったよ。やる事があるからって😊」

○○「阿部くん、ちゃんと帰る時に佐久間くんに声掛けてたよ?『佐久間、用事があるから先に帰るね。また明日』って…」
○○「それでね、阿部くんが分からない所を教えてくれて私も問題が解けるようになったから『佐久間には○○ちゃんが教えてあげて』って阿部くんが…」
俺「阿部ちゃんがそんな事を(・_・)?」
○○「うん。だからね、諦めずに一緒に頑張ろう?阿部くんみたいに上手く教えてあげられるかは分からないけど、なるべく分かりやすく教えてあげられるように私も頑張るから😄」
俺「え(・△・)?」
『…もしかして、さっき俺が言った独り言は問題が解けなくて落ち込んでると思われてる(-▽-;)?』
○○「一緒に頑張って、次のテストでは櫻井先生をビックリさせちゃおうね✊😆」
拳を上げて元気いっぱいに言う彼女。
俺「…うん。そうだね😊」
『可愛い(*^^*)❤️』
○○「じゃあ、早速この問題からやっつけていこうッ!この問題はね-😄」
俺「…(*^^*)✨」
一生懸命に教えようとしてくれている彼女を見て、俺は彼女への愛しい気持ちが更に増して無意識に優しい笑顔で彼女を見つめていた。
○○「それでね、ここは-😄ッΣ(//・_・//)💓!」
ノートから俺の方に顔を向けた彼女は、俺と目が合うと顔を真っ赤にしてうつ向いてしまった。
俺「○○ちゃん?」
○○「…あ、あのさ、佐久間くん(//-_-//)」
俺「うん?」
○○「佐久間くんて…その、好きな人とか…居るの(////)?」
顔を真っ赤にしながら上目遣いで俺を見つめながら聞く彼女。
俺「好きな人(・_・)?」
彼女の言葉がすぐには理解出来ず、暫くフリーズする俺。
俺「…えぇッΣ(//º□º//)💓!?す、好きな人~ッ!?いきなり何ッ(// ̄□ ̄//)!?」
いきなり突拍子も無い事を聞かれた俺は、自分でも恥ずかしいくらいにオーバーリアクションでビックリしてしまった。
○○「ずっと聞きたくて…でも、なかなか聞けるタイミングが無かったから…佐久間くんと2人になれた今なら聞けると思って…いきなり変な事聞いてごめんなさい(////)💦」
俺の顔を見れず、顔を真っ赤にしてうつ向きながら勇気を出して一生懸命に話してくれている彼女を見て、俺は思わず抱きしめたくなる衝動にかられた。
俺「ッ(//・_・//)💓!」
『ヤバイ…めちゃめちゃ抱きしめたい(* ̄∇ ̄*)❤️でもッ!ここは耐えろ!耐えるんだ、佐久間~ッ😣💦』
必死に理性と戦い欲望に打ち勝った俺は、なんとか平静を装い言葉を絞り出した。
俺「…居るよ。好きな人(//¬△¬//)」
○○「ッ😓!…そうなんだ😖…その人って、同じ学校の人😅?」
俺に好きな人が居ると聞いた彼女は一瞬、哀しそうな顔をしてから無理に笑顔を作って顔を上げる。
そんな彼女の表情を見て、俺は『もしかしたら彼女は、阿部ちゃんじゃなくて俺の事が好きなのかも❤️』なんて淡い期待を持ってしまった。
俺「…うん、そうだよ。同じクラスの人😊」
○○「同じクラス…そっか😖」
ますますシュンとして落ち込む彼女。
何でかな?落ち込む彼女を見て可哀想と思うよりも可愛いとか愛しいと思ってしまい、彼女に意地悪したくなってしまった。俺って結構ドSなのかな?
俺「○○ちゃんは😊?」
○○「え😓?」
俺「好きな人居るの😊?」
○○「えッΣ(//□//)💓!?な、何でッ!?」
俺「聞かれたからお返し😊」
○○「…😓」
俺「居るの?好きな人😊」
彼女の口から「好きな人は佐久間くん」って言ってくれるのを期待しながらニコニコ笑顔で返答を待つ俺。
○○「…ナイショ(//¬_¬//)」

グイグイと彼女に詰め寄り顔を覗き込む俺。
○○「さ、佐久間くん、近すぎだから!ちょっと離れて💦イスから落ちちゃう✋(//>△<//)✋」
俺の胸を両手で押しながら必死に顔を背ける彼女。
俺「だって教えてくんないから…早く言わないとこのまま押し倒しちゃうよ😊❤️」
悪戯っぽい笑顔を浮かべながら言う俺に、彼女の顔がドンドン紅く染まっていく。
○○「なッΣ(//□//)!?お、押し倒ッ!?わ、分かった!ちゃんと言うから!だから離れて下さいッ(//>△<//)💦」
『ちぇ~😖残念💧』
このまま勢いに任せて彼女を押し倒して迫っちゃおうかとも思ったものの、あんまりしつこくして嫌われたくなかったから仕方なく離れた。
俺「それで?好きな人って誰なの😊?」
○○「…同じクラスの人(//¬_¬//)」
俺「名前は😊?」
○○「名前は駄目だよ。だって、佐久間くんだって名前は言ってないもん😡」
頬を膨らませながら言う彼女。
俺「ふふ(笑)。」
『頬っぺがフグみたいに真ん丸だ(*^^*)❤️…今日は彼女の色んな表情が見れるな~。彼女と付き合ったら、もっと色んな顔が沢山見れるんだよね。』
○○「あッ!笑ってる😡」
俺「…ねぇ」
○○「ん?」
俺「○○ちゃんの好きな人、当ててみても良い😊?」
○○「え😓?当てる?」
俺「阿部ちゃんでしょ?よく2人で話してるし、一緒に居る時とか凄く嬉しそうに見えたし😊」
ちゃんと彼女の口から「阿部ちゃんじゃない」って否定して欲しくて聞いてみた。
『頼む!否定してくれ!好きな人は阿部ちゃんじゃないって、ちゃんと口に出して言ってくれ(>人<)💦』
心の中で必死に祈る俺。
○○「…ち、違う!阿部くんじゃないッ😣!」
俺「ッ😓!?……。」
大きな声で言う彼女にビックリして暫くフリーズする俺。
○○「わ、私が好きなのは…佐久間くんだから(////)」
真っ赤に染まった顔を伏せながら消え入りそうな声で呟く君。
俺「…え😓?俺?…本当に?」
ビックリしながら聞くと、彼女はゆっくりと顔を上げて俺の目を真っ直ぐに見つめながら頷く。
さっきまでの彼女の反応を見てそうじゃないかな~とは思ってたけど、こうやってハッキリ言ってもらえるとやっぱり嬉しい。
嬉しさが隠しきれず、思わず顔がニヤケるのを見られたくなくて俺は彼女に見られないように顔を伏せる。
『駄目だ…嬉し過ぎて顔がニヤケる💦そんでもって、めちゃめちゃキスしたいッ😆💕』
○○「さ、佐久間くん😖?」
好きだと言われて顔を伏せたまま黙り込む俺に不安になったのか恐る恐る顔を覗き込む彼女。
俺「…ねぇ!」
○○「え😓?」
スッと彼女の顔の前に人差し指を突き出す俺。
○○「ッ😓!?」

○○「え?う、うん😓」
素直な彼女は何の疑いもせずにビックリしつつも頷いてくれた。
彼女の顔の前に突き出した指をスッと上に上げると、俺の人差し指を追いかけて彼女の目と顔が上を見上げる。
彼女が少し顔を上げた瞬間、俺は彼女の唇に自分の唇を重ねてキスをした。
チュッ💋
○○「ッ(・_・)!?」
唇が触れ合うと、彼女の身体がビクッと動く。
真ん丸な目を見開いて固まっている彼女にニッコリと微笑むと、悪戯っぽい顔を浮かべて彼女に告げた。
俺「子猫ちゃんみたいだね❤️可~愛い~😁」
私「ッΣ(//º□º//)💓!?い、今、口が当たっ…(//×∩×//)💦」
俺の言葉を聞くと、彼女は顔を真っ赤にしながら両手で口を押さえて後退る。
俺「ビックリした(*^^*)?」
○○「び、ビックリするよ!当たり前でしょ(//>△<//)💦」
俺「そっかぁ~、それなら良かった😄」
○○「よ、良かった😓?」
俺「さてと…じゃあ、勉強の続きしようか😄」
○○「へ(・△・)?ちょ、ちょっと待って💦何で今、キスしたの😣!?」
俺「何で(・_・)?したかったから😊」
○○「したかったからって…😓」
俺「キスって、したい時にするものでしょ?だからしただけ😊」
○○「…佐久間くんも私の事、好きだからしてくれたんじゃないの😖?」
俺「……。」
悲しそうな顔で言う彼女を見て、思わず「そうだよ。大好きだからキスした」って言いそうになったけどグッと堪えた。
『いっぱいヤキモチ妬かされたから…簡単には言ってあげない。』
○○「佐久間くん😖?」
黙っている俺に不安そうな顔で俺の名前を呼ぶ彼女。
『君にイッパイ「大好き」って言ってもらえるまでは、絶対に「大好き」なんて言ってやんない。だから今は…』
俺「嫌いだよ😌」
○○「え…😓?」
『君の事が大好きだけど意地悪させてもらうね。』

目一杯の笑顔で君を見つめながら告げると、君は透き通ったキレイな目をパチクリさせてから拗ねたのかそっぽを向く君。
○○「ッ(//・∩・//)💓!~~(//¬"¬//)」
俺「あれ?怒った?ごめんね😄?」
彼女の顔を覗き込みながら言う俺。
○○「謝らなくて良いから、佐久間くんの気持ちを教えてよ😡💢」
俺「俺の気持ちならちゃんと言ったでしょ?だーい嫌いって(*^▽^*)❤️」
彼女に好きだと言われた嬉しさでニコニコしながら彼女に言うと、ますます彼女の頬が膨らんだ。
俺「ふふ(笑)。パンパンだね(*^^*)👉️」
膨らんだ彼女の頬をツンツン突っつく俺。
○○「もういいッ!私だってもう、佐久間くんなんて大っ嫌いだもん😣💢」
そう言ってプイッと顔を背ける彼女。
俺「えぇッΣ( ̄□ ̄|||)!?」
○○「もう帰るッ😣💢勉強は阿部くんに教えてもらって!」
俺「ちょっと待って!」
カバンを持って帰ろうとする彼女の腕を慌てて掴むと、俺は腕を引っ張り腕の中に閉じ込めた。
○○「ッ😓!?」
俺「ごめん…落ち込む顔があんまり可愛いから意地悪し過ぎた。許して😌?」
許して欲しくて彼女の耳元で優しく囁く俺。
○○「佐久間くんて、結構ドSなんだね(//-"-//)」
俺「大好きな子に対してだけね(*^^*)❤️」
○○「…大好き(・_・)?」
ゆっくりと顔を上げて俺の顔を見つめる君。
俺「うん。大好き…俺も○○ちゃんの事が大好きなんだ。だから…俺の彼女になってくれる😊?」
彼女の目を見つめながら言うと、彼女はビックリした顔をしてからとびきり可愛い笑顔になると勢い良く頷いてくれた。
○○「…(//・△・//)💓!うんッ!喜んで(*^▽^*)❤️」
俺「良かった(*^^*)❤️…ねぇ、もう一度キスして良い😊?」
○○「えッΣ(//□//)💓!?き、キスっ(// ̄□ ̄//)!?」

○○「…駄目、じゃない(//-_-//)💦」
彼女の返事に安心すると、俺はゆっくりと彼女に顔を近付けていく。
あと少しで彼女との2回目のキスが出来ると思っていたら、ポケットの中のスマホが鳴った。
📱🎵~
俺のポケットから聞こえるLINEの通知音。
俺は聞こえないフリをして気にせず彼女に顔を近付けようとしたものの、彼女の手が俺の口に伸びてきて制止された。
俺「え?何で😓?」
○○「LINE、見た方が良いんじゃない?急用だったら困るでしょ?」
俺「後で大丈夫だよ。急用だったらLINEじゃなくて電話がかかってくるはずだし…だからね?続きしよ😊?」
○○「駄目!LINE見て😡」
俺「分かったよ😖」
彼女に言われて渋々LINEを確認する俺。
LINEを確認すると阿部ちゃんからだった。

阿部<○○ちゃんから気持ちは聞けた?実はずっと前から相談されてたんだよね、佐久間の事。知ってる?佐久間の事を話す時の○○ちゃん、メチャメチャ可愛い笑顔で幸せそうなんだよね。俺が好きになっちゃうくらい(笑)!佐久間は大切な親友だから○○ちゃんの事は諦めてあげる。その代わり、何か美味しい物をご馳走してね。楽しみにしてる😄>
俺「ちゃっかりしてるな~(-▽-;)」
阿部<そうそう!佐久間の事だから大丈夫だとは思うけど、ちゃんと家まで送っていくように。ではまた明日👋😄>
俺「…了解😊」
小さな声で呟くと、俺はスマホをポケットにしまう。
○○「もう良いの?」
俺「うん。返事は帰ってからするし😊」
○○「今しても良いよ?私、課題の続きしてるし。」

そう言って笑うと俺は彼女の唇に自分の唇をゆっくりと重ねた。
彼女との幸せな時間が永遠に続きますように☆彡
~廊下~
教室に入れずドアの横の壁に寄りかかりながら腕を組んで立っている櫻井先生。
櫻井『アイツら…学校は勉強する場だっつーの!俺が居ないからってイチャイチャしやがって💢つーか、阿部はどこ行った?アイツらの勉強を見るように言ったのに…どいつもこいつも勝手な事ばっかりして。取り合えず、アイツらは課題を追加しなきゃだな(-"-)💢』
《END》