《続き》
次の日のお昼
僕「…え?パーティー?それ、今日の夜なの(・△・;)?」
目黒「痛たたた💧そうですよ。あれ?俺、昨日の夜に言いましたよね😓?」
痛そうに顔をしかめながらお尻を押さえて言うめめ。
僕「知らない×2!聞いてないよ😣💦」
目黒「おかしいな~。パーティーに着ていく服の事を聞いたはずなんだけど…」
向井「めめ、まだ痛むんか😖?ちょっと強くやり過ぎたかな💧ごめんな~?」
心配そうにめめの顔を覗き込む康二くん。
目黒「良いよ、良いよ😅手加減したら康二が舘さんに怒られるだろ?」
向井「めめ、自分の事より俺の事を心配してくれるなんて…くっ!やっぱ、めめは良いヤツやな~(>∩<)」
めめの優しさに涙ぐむ康二くん。
目黒「泣くなよ💧このぐらいで大袈裟だな~😅」
『困ったな~😖夜は○○ちゃんと逢う約束してるのに…』
僕「ねぇ、パーティーって何時くらいに終わるの😖?」

目黒「終わる時間?…何時だっけ(・△・)?」
隣に立っている康二くんに聞くめめ。
向井「俺は知らんよ😖舘さんか阿部ちゃんなら知ってるんちゃう?…あ!舘さ~ん👋😄」
少し離れた所で岩本くんと話している舘さんの所へ走って行く康二くん。
『………』
向井「多分、22時くらいやって😄」
舘さんから聞いて走って戻ってくる康二くん。
僕「22時ッ😲!?そんなに遅いの😓?」
向井「遅い?22時って遅いんか(・△・)?」
隣に立っているめめに聞く康二くん。
目黒「いや、普通だと思うけど…」
『どうしよう?パーティーが終わるのが22時だったら、○○ちゃんに逢いに行けるのはどんなに急いでも30分は掛かるから22時30分…逢う約束をしたのは20時だからメチャメチャ遅れちゃうよ😖』
僕「…そのパーティーって、僕も行かなきゃ駄目なの?パパとママだけじゃ駄目😖?」
向井「駄目に決まってるやん!今日のパーティーは、王子の婚約者候補に王子をお披露目する為のパーティーなんやから😄」
僕「…え?婚約者候補😓?」
目黒「王子ももうすぐで二十歳になりますからね。そろそろ婚約者の方を決めないといけない時期ですから😊」
『婚約者…そうだった。僕は、二十歳になったら両親が決めた人と結婚しなきゃいけないんだった。スッカリ忘れてたよ😖』
向井「色んな国から王子と結婚したいっちゅー人が集まってるみたいやから好きな人を選び放題やな。羨ましいわ😄」
目黒「王子の気に入る人が居ると良いですね😊」

僕「…うん😖」
結婚したら○○ちゃんと逢う事は出来なくなるんだと思うと哀しくなってくる。
僕は…何で好きでも無い人と結婚しなきゃいけないんだろう?
僕だって、皆みたいにちゃんと好きになった人と一緒になりたいのに…
王子ってだけで、そんな些細な願いも叶わないんだね。
僕「王子になんて…なりたくなかった😖」
思わず心の声が口から出てしまった僕。
目黒「…王子😓?」
僕「ハッΣ(・_・;)!」
目黒「大丈夫ですか😖?」
俯いている僕の顔を心配そうに覗き込みながら聞くめめ。
僕「大丈夫…じゃない…かも😖」
目黒「え…😓?」
僕「僕…結婚したくない😖」
向井「何で?結婚って、良いもんやで😄?」
目黒「良いもんて…康二、まだ結婚してないだろ(¬△¬;)」
向井「しなくても分かる!仲良しな親をずっと見て育ってきたからな😌✨」
目黒「あ~、そういう事か!じゃあ、確かに良いもんだね😊」
向井「そやろ😄?」
僕「康二くんのパパとママは仲良しかもしれないけど、僕のパパとママは違うし…康二くんのパパとママはちゃんと好き同士で結婚したんでしょ?でも、僕のパパとママは政略結婚で愛なんかない。僕はあんな夫婦にはなりたくないんだ😖」
向井「ほんなら、王子はちゃんと愛してあげれば良いやんか😄」
僕「無理だよ。僕は…結婚するなら…一緒に居るなら○○ちゃんが良い😖」
向井「○○ちゃん(・△・)?」
僕「……。」

目黒「王子…もしかして、好きな人でも出来たんですか?」
僕「…多分。離れてても頭の中に笑顔が浮かんで、ずっとその子の事を考えちゃうんだ。『今、何してるんだろう?』って…後、毎日逢いたいって思っちゃう。これって、その子の事が好きって事なんでしょ?大介が言ってた。」
目黒&向井「…😓」
無言で顔を見合わせるめめと康二くん。
佐久間「あ~!王子と康二と蓮が居る~😄🎵3人で何話してんの~?俺も混ぜて~😆💕」
ハイテンションで走ってくる大介。
目黒「今日、その○○ちゃんていう子と約束でもしてるんですか?」
大介の事は気にせず話を続けるめめ。
僕「…うん😖」
佐久間「あれ~?俺の声聞こえてない😄?結構デカイ声で話してるんだけどなぁ~。ねぇ、めめ-ムガっ(×∩×)」
大介の口を両手で塞ぐ康二くん。
向井「さっくん、ちょっと黙っててな(-△-;)」
目黒「何時にどこで会う予定ですか?」
僕「20時に○○ちゃん家の前😖」
目黒「○○さんの家はどこですか?」
僕「お祭りをやってた神社の奥…歩いて5~6分くらいの所😖」
目黒「お祭り会場の近くとなると、ここから結構離れてるから時間が掛かりますね。」
向井「終わってからだと確実に間に合わんな~😖」
目黒「終わった頃には既に約束の時間が過ぎてるからね。」
僕「…僕、もう帰りたい。○○ちゃんに逢いたいよ😖」
佐久間「○○ちゃん?あ!この間も言ってた子かな?もしかして王子の友達😄?めっちゃ人見知りなのに自分から話し掛けたの?凄いじゃんッ😆💕○○ちゃんとはいつ、どこで知り合ったの?詳しく聞かせてよ(*^^*)❤️」
向井「さっくん、畳み掛けるように喋るな~。いつも思うけど、さっくんの口はホンマによう動くよな~(-▽-;)」
目黒「佐久間くん、喋れなくなったら死んじゃいそうだよね😅」
僕「…○○ちゃんとは、この間のお祭りで知り合ったんだ。その時に笑顔を見せてくれて…帰ってきてからも○○ちゃんの笑顔が頭から離れなくて…明日も逢いたいって思っちゃって…次の日も逢いに行って、名前を聞いたりして仲良くなったんだ。」
佐久間「そっかぁ~。なんか良いね❤️少女漫画にありそうでキュンキュンしちゃうよ😆💕」
向井「さっくん、少女漫画なんか読んでるん?あれは女の子が読むもんやろ?少女漫画やねんから(・△・)」
佐久間「そんな決まりは無いよ。だって、女の子だって少年漫画を読むでしょ?それと一緒だよ。それに、少女漫画って色々と勉強になるんだよ?こういう事を言われると女の子は喜ぶとか、女の子がして欲しいと思ってる事とかね(*^^*)🎵」
向井「そうなん?ほんなら俺も読んでみようかな。今後の参考として(* ̄∇ ̄*)」
佐久間「あ!じゃあ、俺の貸すよ。康二にオススメのやつを選別して😄」
向井「ホンマにッ😲!?それは助かるわ😄✨」
少女漫画の話で盛り上がる大介と康二くん。
『昨日の夜に約束したばっかりなのに、今日逢いに行かなかったら○○ちゃんに嫌われちゃうよね?約束破ったって…せっかく仲良くなれた大切な子だから嫌われたくないのにな。』
ポケットから彼女に貰ったブレスレットを取り出して見つめる僕。
僕「…○○ちゃん😖」

目黒「……。」
黙ったまま僕を見つめるめめ。
佐久間「あ!ミサンガだぁ~😄❤️」
僕が持っているブレスレットを見て言う大介。
僕「ミサンガ(・_・)?」
佐久間「王子が持ってるブレスレット、ミサンガって言うんだって!漫画では見た事あるけど、本物を見るのは初めてだな~。ちょっと見せてもらっても良い😄?」
僕「うん。はい😊」
大介にブレスレットを渡す僕。
佐久間「ありがとう✨…わぁ~!凄い細かく編んであるね。キレイだなぁ~。これ、どうしたの😄?」
マジマジとブレスレットを見ると、大介はすぐに僕にブレスレットを返してくれた。
僕「○○ちゃんに貰ったんだ。リンゴ飴のお礼にって😌」
向井「お礼(・△・)?」
僕「○○ちゃんが落としちゃったリンゴ飴を一緒に探して見つけたお礼😄」
向井「王子、一緒に探してあげたんか。優しいな~。流石は王子やな😄」
佐久間「お礼かぁ~。じゃあ、○○ちゃんは王子が一緒に探してくれたのがよっぽど嬉しかったんだろうね😊」
僕「え?」
佐久間「ミサンガってね、大切な人に渡す物みたいだから😊」
僕「大切な人(・_・)?」
佐久間「うん。これって作るの相当大変みたいだから、簡単に誰にでも渡したりはしないと思うんだよね😊特にそのミサンガは丁寧に作られてるし…○○ちゃんにとって王子はミサンガを渡したい相手だったって事だから、頑張れば○○ちゃんと両思いになれるよ✊😆」
僕「…両思い。」
手元にあるミサンガを見つめる僕。
向井「さっくん!応援してどないすんねん😣💦王子は国王様達が決めた相手と結婚すんねんで?」
僕「ッ😓!」
『そうだった。僕は○○ちゃんとは一緒になれないんだ。僕が王子で居る限り…』
ミサンガをギュッと握りしめる僕。
目黒「王子…。」
佐久間「そうだっけ?でも、王子に好きな人が出来たんなら好きな人と結婚させてあげれば良いじゃん😄」
向井「そんな簡単な事やないねんて💧」

佐久間「王子の初恋かぁ~(* ´ ▽ ` *)✨王子も大人になったんだ❤️良かったねぇ~🎵今日の夜ご飯は、涼太に頼んでお赤飯にしてもらわないとッ✊😆」
向井「今日は無理やろ。パーティーに来てんねんから😅明日の夜ご飯やな😌」
僕「…お赤飯?お赤飯て何(・△・)?」
佐久間「あ!王子は食べた事無いか~。お城のご飯は高級なのばっかりだもんね~😄お米の色が白じゃなくてピンクっぽい色でね、小豆や胡麻が入ってて美味しいんだよ~😆💕」
僕「お米の色がピンクなの😓?…何で(-△-;)?」
佐久間「さぁ?分かんない😄」
向井「小豆の色が移ったんやないの?一緒に炊くやろ?」
僕「お赤飯かぁ~。見てみたいなぁ~、ピンク色のお米(* ̄∇ ̄*)✨」
佐久間「じゃあ、涼太に頼んでみるよ。王子が『明日の夜ご飯はお赤飯にして欲しい』って言ってたよ~!って。涼太は王子に激甘だから絶対作ってくれるよ😄」
僕「そうかな?食べるの楽しみだなぁ~😄🎵」
目黒「…王子。」
僕「ん?何😄?」

目黒「○○さんの事、本当に好きですか?」
真剣な顔で僕に聞くめめ。
僕「え😓?…うん、好き。ずっと一緒に居たいって思うし、○○ちゃんの笑顔が見れるなら何でもしてあげたいって思うくらい。」
目黒「…そっか。分かった😄」
そう言って嬉しそうに笑うと、めめはどこかへ歩いて行く。
『めめ(・_・)?』
それから着替えなどを済ませてパーティー会場に着いた僕達は、色んな人に挨拶をして回った。
本当に退屈な時間だった…こんな事して何の意味があるんだろう?
僕の婚約者候補の人達はあからさまな僕のご機嫌取りばっかりだし…
パパとママに言われてるんだろうね。僕に好かれるように振る舞えって…
婚約者候補の人達には好きな人は居ないのかな?
皆、誰にでも自分の意思が少なからずあるはずなのに…
そんな事を考えながら時計に目をやると、時計は19時になっていた。
『もうこんな時間…早く行かないと○○ちゃんと約束した時間に遅れちゃう😖』
どうしようかと悩みつつも、僕の頭の中には彼女の嬉しそうな笑顔だけが浮かぶ。
『もういいや。後で怒られても構わないから抜け出しちゃえ!下らないパーティーなんかより、○○ちゃんに逢いに行く方が大事だし😄』
僕はパーティーよりも○○ちゃんに逢いに行く事を選んだ。
僕「……(¬_¬;)」
周りを見渡す僕。
『良し!誰も居ない。今だ😆!』
ダッ💨
誰も居ない事を確認して外に走り出す僕。
岩本「王子!」
僕「ひゃッ😱!?」
背後から岩本くんの声が聞こえてビックリして飛び上がる僕。
岩本「どこに行かれるおつもりですか?パーティーはまだ終わってませんよ(-"-)💢?」
岩本くんの声色から怒ってるのが伝わってくる。
僕「ぼ、僕、ちょっと具合悪くなっちゃって…外の風に当たれば良くなるかな~と😅💦」
岩本「…ハァ~💧」
深いため息をつく岩本くん。
岩本「王子はつくづく嘘が下手くそですね。そんなんじゃすぐに部屋の中に戻されちゃいますよ(-△-)」
呆れながら言う岩本くん。
僕「へ😓?」
岩本「目黒から聞きました。好きな人に逢いに行くんでしょ?送りますよ😊」
僕「え…?良いの😓?僕の手伝いなんかしたら後で怒られちゃうよ?」
岩本「俺らは何があっても王子の味方ですから😊」
僕「岩本くん(* ´ ▽ ` *)❤️」
岩本くんやめめの優しさに泣きそうになる僕。
岩本「早く行きましょう!ここに居たら見つかります。」
僕「うん。ありがとう(*^^*)✨」
見つからないように駐車場に行くと、僕は岩本くんが運転する車に乗り込んで彼女の所へ向かった。
『○○ちゃん、今から行くから待っててね~!』
岩本「…所で王子。」
僕「ん?なぁに😄?」
岩本「何でジャケット脱いでるんですか?今日、暑いですか?」
僕「寒い(-"-)」
岩本「だったら、早くジャケット着た方が良いですよ。風邪ひきますよ😓?」
僕「着たいのは山々なんだけど、このジャケットは康二くんのだから僕には小さくて😅」
岩本「あ~、そういう事ですか😅だったら…」
片手運転で自分が着ているジャケットを器用に脱ぐと僕にジャケットを渡す岩本くん。
岩本「これ着て下さい。少し大きめに作ってあるし、俺のなら王子も着れるでしょ😊」
僕「着れる事は着れるけど…良いの?岩本くんが風邪ひかない😓?」
岩本「俺は大丈夫です。鍛えてるんで😄」
僕「…なんか、その言い方だと僕が鍛えてないみたいに聞こえるんだけど💧僕だって筋トレしてるし鍛えてるよ😖?」
岩本「王子と俺じゃ、鍛え具合が違いますからね😌王子の背中にはクリスマスツリー出来ないでしょ😊?」
※鍛えまくってると背中にクリスマスツリーの凹みが出来る。
僕「うッΣ( ̄□ ̄;)!それはまぁ、まだ出来てないけど…そのうち出来るようになるし(¬3¬)」
岩本「兎に角、俺の事は気にしなくて大丈夫なんで遠慮しないで着て下さい。王子に風邪ひかれる方が仕事が増えて困るんで😊」
僕「…はい😖」
素直に岩本くんのジャケットを借りて着る僕。
その頃、パーティー会場では…
阿部「王子?」
僕?「はい。なんでしょう😄?」
満面の笑みで振り返る僕っぽい人。
阿部「…康二、王子の服を着て何してるの(-"-)💢?」
向井「…康二?康二って誰ですか?俺はラウールやけど😊?」
阿部「王子はもっと背が高いし、そんな喋り方しないから…っていうか、そもそも服のサイズが合ってないし顔が違い過ぎるから(-"-)💢」

向井「ほら~!だから言うたやん😣💦ハーフはハーフでも俺と王子は顔の系統がちゃうからすぐバレるって😖」
※王子はベネズエラと日本のハーフで、康二くんはタイと日本のハーフ。
阿部「顔の系統以前に顔が白過ぎだし💧確かに王子は白いけど、流石にこれはドーラン塗り過ぎだよ。ゆで卵じゃないんだから😅」
向井「俺が塗ったんちゃうよ?これやったん、さっくんやし(¬3¬)」
佐久間「イケると思ったんだけどな~😖」
渡辺「いや、イケねーだろ。どう見たって違い過ぎるし…これでイケると思ったんなら今すぐ眼科行ってこいよ(¬△¬)」
佐久間「翔太、酷い(;∩;)」
渡辺「酷くない。正論言ってるだけだし(¬△¬)」
阿部「…それで?王子はどこ行ったの(-"-)?」
佐久間「愛の逃避行😄❤️」
阿部「は(-"-)💢?」
向井「さっくん、あんまふざけ過ぎると阿部ちゃんが怒るから😅」

渡辺「もう怒ってるよ💧何で気付かねーんだよ(¬▽¬;)」
阿部「取り合えず、康二は早く顔洗っておいで💧周りの人がビックリしてるから😅」
向井「はぁ~い😖」
佐久間「洗面所はこちらで~す😄🎵」
渡辺「仕方ねーな。俺も特別に手伝ってやるよ。洗顔は手順が大切だからな😌」
然り気無く康二くんに着いて行こうとするしょっぴーと大介の肩を掴んで引き止める阿部ちゃん。
ガシッ✋
渡辺&佐久間「ひッΣ( ̄□ ̄|||)!?」
阿部「翔太と佐久間は行かなくて良いよ。聞きたい事があるから俺と一緒に来てくれる😊?」
渡辺&佐久間「…はい😖」
阿部ちゃんによって部屋に連行されるしょっぴーと大介。
目黒「あ…😓阿部ちゃん!」
阿部ちゃんに連れて行かれる大介としょっぴーを見つけて慌てて走ってくるめめ。
阿部「めめ。何(・_・)?」
目黒「佐久間くんとしょっぴー、どうかしたの😓?」
阿部「ああ、この2人は王子が居なくなった事を知ってるみたいだから詳しく話を聞こうと思ってね😊」

佐久間&渡辺「…😖」
シュンとする大介としょっぴー。
目黒「…ごめん!阿部ちゃん😣💦」
阿部ちゃんに頭を下げるめめ。
阿部「え?何?何でめめが謝るの😓?」
目黒「俺が2人に頼んだんだ。王子が居なくなった事を誤魔化してくれって😖」
阿部「何でそんな事を…」
目黒「王子、昨日の夜に冷凍庫にあった岩本くんのチョコアイスを食べちゃって…それでお腹壊してトイレに籠ってるんだ。岩本くんにバレたら怒られるからバレないようにして欲しいって王子に頼まれて😖」
阿部「照のチョコアイスって、ファミリーサイズの😓?」
目黒「そう。全部食べちゃったんだよね💧全部食べたらお腹壊すからやめた方が良いって止めたんだけど聞かなくてさ~😅」
阿部「王子…照のチョコアイスには手を出しちゃ駄目だって、あれ程言い聞かせてたのに😖」
目黒「俺が傍についてたのに止められなくて申し訳ない😖」
阿部「いや、めめのせいじゃないよ。王子の目の届く所にチョコアイスを入れておいた照も悪いと思うし…王子がお腹を壊している事に気付かなかった俺も悪いから😖」
目黒「阿部ちゃんは悪くないよ!阿部ちゃんはやる事が色々あって忙しいんだから、気付かなくて当たり前だと思うし…これからはもっとちゃんと止めるようにするから。王子の為にも😊」
阿部「俺も照に言っとくよ。今度からはチョコアイスはキッチンの冷凍室じゃなくて、自分の部屋の冷凍庫に入れておくようにって😊」
目黒「うん。そうしてもらえると助かるよ😊」
佐久間「…何?何の話(¬△¬;)?」
渡辺「分からん(-△-;)」
阿部「それで?王子は今、どこに居るの?まだトイレ?」
目黒「薬を飲んで腹痛が治まったから、今はお城に戻って部屋で寝てると思う😊」

阿部「そっか。そういう事なら仕方無いね。パーティーより王子の体調の方が大事だし😌でも、今度からはちゃんと俺か舘さんには話してね?急に姿が見えなくなったら心配するから😊」
目黒「分かった。黙っててごめんね😅💦」
阿部「王子に頼まれたんじゃ仕方無いよ😊じゃあ俺、舘さんにも伝えてくるから行くね😊✋」
目黒「うん。宜しく😊✋」
舘さんの所に歩いて行く阿部ちゃん。
渡辺「ハァ~💧助かった😖」
安心して座り込むしょっぴー。
佐久間「めめが来てくれて良かったよ😅」
目黒「2人共、巻き込んじゃってごめんね😖💦」
渡辺「別に良いよ。可愛い王子の為だもん😌」
佐久間「いつもは王子に冷たいのにね~😁」
渡辺「うるせーよ(//¬△¬//)」
目黒「(*^^*)」
照れるしょっぴーを見て嬉しそうに微笑むめめ。
ガラッ🪟
佐久間「王子、○○ちゃんに会えたかなぁ~😄❤️」
窓を開けて月を見ながら呟く大介。
渡辺「会えただろ。じゃなきゃ困る(-"-)」
目黒「フフフ(笑)。そうだね😊」
大介の隣に来て同じように月を眺めるめめ。
僕はと言うと…
タタタタ👞
彼女の家の近くで車から降りると、僕は全速力で彼女の所へ向かった。
彼女の家が視界に入ると、家の前に立っている彼女の姿を見つけた。
『あ…!』
僕「○○ちゃんッ(*>∇<)ノ❤️」
彼女の姿を見つけて思わず名前を呼ぶ僕。
○○「ッΣ(・_・)!…👋😄」
僕の声に気付いて手を振る○○ちゃん。
○○ちゃんが僕に気付いてくれたのが嬉しくて、彼女に逢えたのも嬉しかったから僕は走っている勢いのままに彼女の所に飛び込むとギュッと抱きしめた。
○○「えッΣ(// ̄□ ̄//)💓!?ちょっ!ま、マイトくんッ(//>△<//)💦!?」
ビックリしてアワアワする○○ちゃん。
慌てる彼女が可愛くて、僕は更に強く彼女を抱きしめた。
僕「やっと逢えた❤️昨日、○○ちゃんとバイバイしてからずっと逢いたかったんだよ😌」
彼女の耳元で優しく呟くと、○○ちゃんもそっと僕の背中に手を伸ばしてくれた。
○○「…私も、マイトくんと離れてから早く逢いたくて仕方無かったよ。だから、またマイトくんに逢えて嬉しい(*^^*)❤️」
僕「僕達、離れてても気持ちは一緒だったんだね(*^▽^*)❤️」
○○ちゃんの顔を覗き込みながら言うと、○○ちゃんは嬉しそうに笑ってくれた。
僕「そうだ!今日はねぇ~、○○ちゃんにプレゼントがあるんだよ😄🎵」
○○「プレゼント(・_・)?」
名残惜しかったけど、抱きしめていた腕を離して着ていたジャケットのポケットからリンゴ飴を取り出して彼女に渡す僕。
僕「はい、これ!リンゴ飴😄🍎」
○○「貰って良いの(・_・)?」
僕「勿論🎵○○ちゃんに渡したくて持ってきたんだから😄」
○○「ありがとう✨凄く嬉しい(*^^*)🍎」
嬉しそうにリンゴ飴を受け取る○○ちゃんを見て、持ってきて良かったとつくづく思った。

僕「お祭りで買ったんじゃなくて、ウチの舘さんが作ってくれた物だから味は違うかもしれないけど…でも、味には自信あるから😄」
○○「舘さん(・_・)?」
僕「うん!ウチの執-ハッΣ( ̄□ ̄;)!じゃなくて、ウチの近所に住んでるお兄ちゃんが作ってくれたんだ😅💦」
○○「そうなんだ!リンゴ飴を作れるなんて凄いね(*^▽^*)✨」
僕「まぁね😅」
『危ない×2💧危うく執事って言っちゃう所だった。せっかく偽名まで使って誤魔化してるのに、執事が居るなんてバレたら意味なくなる所だったよ(¬▽¬;)』
○○ちゃんは舘さんが作ってくれたリンゴ飴を美味しいと言って僕にも分けてくれたから、仲良く半分こしながら食べた。
○○ちゃんと一緒に色んな話をしながら過ごす時間は、短かったけど本当に凄く幸せな時間だった。
この幸せが永遠に続けば良いのにと、僕は心の底から思っていた。
《続く》