《続き》

いつものように教室で沙羅とお弁当を食べている私と沙羅。

私「…モグモグ(¬🥄¬;)」

チラッと沙羅を見てみると、沙羅はうつ向いたまま黙って菓子パンを食べている。

平川「…モグモグ(-🥯-)」

『沙羅、明らかにいつもと様子が違うよね?今日は鈍いと言われる私にも分かるくらい元気が無いもん。話かけても会話が続かないし…体調でも悪いのかな😖?』

私「ね、ねぇ、沙羅😅?」

平川「何(-🥯-)?」

私の方には顔を向けず、菓子パンを食べながら素っ気なく話す沙羅。

私「今日は体調悪かったりする😖?」

平川「別に…普通だよ。どうして(-🥯-)?」

私「何か、今日はいつもより元気ない気がするから😅」

私の言葉に沙羅は菓子パンを食べる手を止めて私を見る。

平川「…昨日、何してた(¬_¬)?」

私「え?昨日😓?何?どうしたの?急に…」

平川「いいから応えて。昨日はどこで何してた(¬_¬)?」

私「…昨日は、目黒くんと駅の近くにあるファミレスでご飯を食べてから映画館に行って『おそ松さん』を観たけど😓」

平川「その後は(¬_¬)?」

私「その後?その後は、クレープ食べて帰ったよ😓?」

平川「…目黒とはずっと一緒に居た(¬_¬)?」

私「え?うん、居たけど…😓」

平川「本当に?一瞬も離れなかった(¬"¬)?」

私「一瞬もって事は無いけど…トイレとか行く時は離れるし😓」

平川「…じゃあ、ずっと一緒に居たわけじゃないじゃん。嘘つき(-"-)」

私からプイッと顔を背けると、また菓子パンを食べ始める沙羅。

私「嘘つきって…😓確かにずっと一緒に居たって言ったのは違うかも知れないけど、離れてたのは長くても10分も無いくらいだし殆ど一緒に居た事には変わらないでしょ😖?」

平川「…モグモグ(-🥯-)」

私の言葉を無視して菓子パンを食べ続ける沙羅。

私「~~(-"-)💢今日の沙羅、やっぱり変だよ。何か私に言いたい事があるならハッキリ言ってよ!口に出して言ってくんないと私は分かんないよッ😣💢」

平川「…○○ってさ、目黒の事どう思ってるの?」

私「え?目黒くん😓?どうって…友達だと思ってるよ?」

平川「友達ね~。目黒がアンタの事を好きなのは知ってるんだよね?」

私「それは、まぁ…一応💧言われた事はあるから😖」

平川「じゃあ、目黒が自分の事を好きだって知ってて思わせぶりな態度をとって目黒と2人で出掛けたり仲良くしてるんだ(-△-)?」

私「思わせぶりって…私は別にそんなつもりないんだけど😖」

平川「○○ってさ、前から思ってたけど誰にでも良い顔してるよね?そんなに皆から好かれたい(-"-)?」

私「…沙羅😓?」

平川「この際だからハッキリ言うけど、誰にでも愛想振り撒いて好かれようとするヤツ…私、世界中で一番嫌いなんだよね😠💢」

私を睨み付けると、沙羅は席を立って教室から出て行く。

私「…(・△・;)」

ビックリし過ぎて口が開いたままポカーンとする私。

『沙羅、めっちゃ怒ってたよね?よく分かんないけど、怒ってるなら謝った方が良いよね(-_-;)?早く仲直りして許してもらわないと💦』

~放課後~

帰りのHRが終わると、私が話し掛ける間も無く教室から出て行く沙羅。

私「あ…💧行っちゃった😖」

『仕方ない。沙羅に謝るのは明日にするか😖』

目黒「平川とケンカでもしたの(・_・)?」

私「え😓?」

真横から声が聞こえて顔を向けると、目黒くんが私の顔を覗き込んでいた。

私「目黒くん。」

目黒「今日の平川、いつもと様子が違うから…大丈夫😖?」

私「あ~、うん。大丈夫😅」

目黒「本当に😖?」

私「う💧…(-"-;)。あの、さ…」

目黒「うん?」

私「目黒くんは私の事、どう思ってる(¬△¬;)?」

目黒「○○の事(・_・)?」

私「うん😖」

目黒「大好きだし、大切にしたいと思ってるよ(*^^*)」

私「ッΣ(//□//) 💓!?い、いや、そうじゃなくってね(//>△<//)💦」

目黒「違うの(・_・)?」

私「その…私の事、『誰にでも良い顔してる』とか『思わせぶりな態度とるヤツ』とか…思ったりしてない😖?」

目黒「思ってないけど…何?平川にそう言われたの(-"-)?」

私の言葉に険しい表情を浮かべる目黒くん。

私「へ😓!?ち、違うよ💦沙羅がそんな事を言うわけないでしょ?私が気になったから聞いてみただけだよ😅」

目黒「…(-"-)」

無言でジーッと私の目を見る目黒くん。

私「…(¬_¬;)」

目黒くんの視線を受け止めきれず目を逸らす私。

目黒「誰にでも良い顔してるってさ、良く言えば誰にでも優しいって事でしょ?誰にでも優しいのが○○の良い所なんだから気にする必要無いよ。俺は誰にでも優しい○○だから好きになったんだし😌」

私「…目黒くん。」

目黒「それに、俺は自分の意思で○○の傍に居るんだよ。○○と一緒にいたいから傍に居るだけ…だから、思わせぶりな態度とってるとかそんな風に思わないで欲しい。俺は、○○の傍に居られなくなる方が嫌だし辛いから😊」

私「そっか…良かった😌✨目黒くん、ありがとう!なんか元気出たよ✊(*^▽^*)」

目黒「それなら俺も嬉しい😊好きな子には笑ってて欲しいしね😄」

私「…あんまり好きな子とか言わないでくれるかな?面と向かって言われると恥ずかしいから(//-△-//)💦」

目黒「それは無理かな。俺、思ってる事はすぐ口に出して言っちゃうタイプだから😄」

私「~~ッ(//>_<//)💦」

目黒「あッ!そろそろ着替えに行かないと遅刻するじゃん😓」

教室の掛け時計を見る目黒くん。

私「本当だ!急がないと😣💦」

目黒「○○、いつも通りに着替え終わったら下駄箱の所に来てね😊」

私「うん。分かった😄」

目黒「ラウール、行くよ😊」

岸くんと話しているラウールくんに声を掛ける目黒くん。

ラウール「はぁ~い🎵○○ちゃん、また後でね~👋😄」

私に手を振りながら目黒くんと教室から出て行くラウールくん。

私「👋😊…さてと、私も着替えに行きますかね😌」

ラウールくんに手を振り返すと、私はジャージが入った手提げを手に取り教室から出ようとする。

田中「○○ッ!」

私「え?」

私の前に走ってきた人の顔を見ると元彼の樹だった。

私「…樹😓」

田中「沙羅…いや、平川いる?」

私「沙羅?沙羅ならもう帰っちゃったけど…😓」

田中「マジか~💧アイツ、帰んの早くね(-△-;)?」

私「…何?樹と沙羅って友達だったの😓?」

田中「あ…うん、まぁね。ちょっと前に仲良くなって😅」

私「そうなんだ!樹って相変わらず友達作るの上手いよね。私、人見知りだから樹が羨ましいわ(* ̄∇ ̄*)✨」

田中「お前だって仲良くなんの早いじゃん。目黒とかラウールとか翔太とか…なんか、男ばっかだな(-"-)💢お前が仲良くなんのは男限定なんか?男ったらしだな(¬△¬)」

私「はぁッΣ( ̄□ ̄;)!?男ったらし!?失礼な事言わないでよ!っていうか、女の子を侍らせてる樹には言われたくないわ😣💢」

田中「あのな~、俺は別に侍らせてるわけじゃなくて女の子達が勝手に寄ってきちゃうの😌」

私「何よ、その俺はモテますみたいな言い方!メチャメチャ鼻につくんですけど…あッ!もしかして、沙羅まで取り巻きの子達みたいにしてないでしょうね!?沙羅は私の大事な友達なんだから、変な事しないでよ😡💢」

田中「変な事?…例えば😊?」

私「例えば😓?た、例えば…その…ハグ、とか(//-△-//)」

田中「後は😊?」

私「後😓?そ、そんなのわざわざ言わなくても良いでしょ(//>△<//)!?」

田中「キスとか😁?」

私に顔を近付けながらニヤリと笑う樹。

私「近いから✋(>△<)✋」

樹の両肩を押して遠ざけようとすると、樹が私の両手を掴む。

ギュッ✋

私「ッΣ(・_・;)!?」

田中「…○○はさ、目黒の事どう思ってんの?」

私「え?目黒くん😓?」

『この言葉、お昼休みに沙羅にも言われたような…デジャブ(-▽-;)?』

田中「休みの日にお前が男と2人で出掛けるなんて珍しいからさ。やっぱ、目黒の事好きなのか?」

私「好きか嫌いかって言われたら好きだけど…って言うか、私が目黒くんの事を好きになろうが樹には関係ないでしょ?もう私の彼氏でもないんだから、私の事はほっといてくれないかな(¬△¬)?」

田中「目黒はやめとけよ。」

私「は(・△・)?」

田中「目黒みたいにモテるヤツは信用出来ねーんだよ。あんなヤツと付き合ったら、そっこー浮気されてお前が傷つくのが目に見えてる。だから、悪い事は言わねーから目黒はやめとけ。」

私「何それ💢目黒くんは樹みたいに軽い男じゃないし!モテるけど凄く一途な人だから!目黒くんの事をよく知りもしないくせに失礼な事言わないでよ😡💢」

田中「はぁッ!?俺のどこが軽いって言うんだよ💢大体な~、俺はお前の事を思って忠告してやってんだよ😠💢」

私「余計なお世話だから😡💢」

田中「なんだと😠💢」

平川「…仲良いね。」

田中「あ(-"-)💢?」
私「え(・△・)?」

聞き覚えのある声が聴こえて顔を向けると、教室の入口のドアの近くに沙羅が立っている。

私「沙羅😄!」

沙羅の所へ走って行く私。

私「良かった✨まだ帰ってなかったんだね。樹がね、沙羅に用があるんだって😄」

平川「……。」

私をジッと見つめたまま黙っている沙羅。

私「…沙羅(・_・)?」

田中「……?」

平川「樹って呼ばないで。」

私「え?」

平川「樹とはもう別れたんでしょ?なのに、何でまだ一緒に居るの?樹の事好きじゃないなら一緒に居ないでよ!名前で呼んだりしないで😣💢」

田中「…😓」

私「さ、沙羅?どうしたの?何で怒ってるの😓?」

平川「私、樹の事が好きなの。だから、もう樹と仲良くしないで。後…○○とは話したくないから私に話かけないで…話はそれだけだから。」

一方的に話すと早歩きで立ち去って行く沙羅。

私「…沙羅😖」

沙羅を追い掛ける事が出来ず、私は遠ざかって行く沙羅の後ろ姿をただ見つめる事しか出来なかった。

田中「……ハッΣ(・△・;)!ちょっと待てよ!」

ビックリして暫く固まっていたけど、慌てて沙羅を追い掛ける樹。

『沙羅が樹の事を好きだったなんて…私、沙羅にも嫌われてたんだな。全然気付かなかった。』

私「…うっ😢」

今まで友達だと思っていた沙羅に嫌われた哀しさとショックで目から涙が溢れてくる。

阿部「…○○ちゃん?」

私「っΣ(;_;)!?」

亮平くんの声が聴こえて顔を上げると亮平くんが立っていた。

阿部「やっぱりそうだ!まだ教室に居たんだね😊」

爽やかな笑顔で私の所へ歩いてくる亮平くん。

私「亮平くん…何でこんな所に居るんですか😓?」

阿部「生徒会の事で坂本先生に用があって😊…あれ?」
※坂本先生は1年A組の担任。

私の顔を覗き込むと、私の目元にそっと優しく触れる亮平くん。

私「っΣ(//º□º//)💓!?」

阿部「泣いてたの?大丈夫😖?」

私「だ、大丈夫ですッ!目にゴミが入っただけですから(*^▽^*)💦」

恥ずかし過ぎて慌てて亮平くんから離れる私。

阿部「目にゴミ?ちょっと見せて。」

私に近寄ろうとする亮平くん。

私「え😓?い、いや、もう取れたので大丈夫です😅💦」

阿部「自分では取れたと思っても残ってる場合があるから。念の為に見せてみて。」

私「ちょっとぐらい残ってても大丈夫なので😅」

阿部「駄目だよ、そんな適当に放置してたら。結膜炎になったりしたらどうするの?」

私「後でちゃんと水道に行って洗うので😅」

阿部「良いから、ちょっと見せて。充血したりしてないか見るだけだから😊」

私「いや、本当に大丈夫なので💦あッ!早く着替えに行かないと部活に遅れちゃいますよ😅?」

阿部「今は部活よりも○○ちゃんの方が心配だから😊」

私「っΣ(*・_・*)💓!」

『め、メチャメチャ嬉しい(* ̄∇ ̄*)❤️でも!やっぱり目を見られるのは恥ずかしいッ😣💦』

ドン!

私「えッ😨!?」

気付けば私の後ろは壁で、もう一歩も後ろには下がれない。

『しまった!もう逃げられない~ッ😱💥』

阿部「大丈夫。ちょっと見るだけだから…痛い事しないから大人しくしててね😊?」

すぐ目の前に亮平くんの顔が迫ってきて私の心臓の鼓動が速くなっていく。

『キャアア~っ😱!亮平くんが近い~ッ(//>□<//)💦』

亮平くんの手が私の顔に触れた瞬間、男の人の低い声が聴こえてきた。

目黒「何してるんですか(-"-)💢?」

私「目黒くん…何で😓?」

目黒「なかなか下駄箱に来ないから心配で見に来た。」

私の所に歩いてくると私の手を掴んで自分の方に引っ張る目黒くん。

グイッ✋

私「わッΣ( ̄□ ̄;)!?」

引っ張られた勢いで目黒くんの胸にぶつかると、空いてる方の腕で私をギュッと抱きしめる目黒くん。

阿部「っΣ(・_・)!?」

私「め、目黒くんッΣ(//□//)💓!?」

『亮平くんの目の前でなんて事を~(//>△<//)💦』

目黒「俺は○○の事が大切だし付き合いたいと思ってるんで、○○の事が好きじゃないなら迫ったりするのやめてもらえますか?○○が阿部先輩に惚れたりしたら困るんで。」

阿部「…ふ~ん。じゃあ、○○ちゃんの事が好きなら迫って良いんだ😌?」

今まで見た事が無いような艶っぽい表情で言う亮平くん。

目黒「え😓?」
私「へ(・△・;)?」

阿部「俺も○○ちゃんの事が大切だし付き合いたいと思ってる。だから、これからも○○ちゃんを惚れさせる為にドンドン迫らせてもらうね😊」

私「え?せ、迫る( ̄□ ̄|||)!?」

阿部「あッ!もうこんな時間💦急がないとマジで部活に遅れるじゃん😓…じゃあ○○ちゃん、また後で😄✋」

爽やかな笑顔で言うと走って行く亮平くん。

私&目黒「……(・△・)」

ビックリし過ぎて口を開けたままポカーンとする私と目黒くん。

目黒「…○○。阿部先輩って、あんなキャラだったっけ(¬△¬;)?」

私「いや、あんな亮平くんは私も初めて見たよ(-△-;)」

目黒「優男でおっとり系だと思ってたけど、中身はやっぱ男なんだな💧」

私「……。」

『いつもの爽やか笑顔の優しい亮平くんしか見た事なかったけど、さっきみたいな強引で男っぽい亮平くんも亮平くんなんだよね?まだまだ知らない事だらけだな~。それにしても…今日は嫌われたり好かれたり、色々有り過ぎて心労が半端ないわ😖』

グッタリする私。

その頃、下駄箱に一人残されていたラウールくんはというと…

ラウール「アワアワ😨💦」

女子①「本当に背高いね~!顔小さ~い❤️可愛い~ッ😆💕」

女子②「ねぇ~!一緒に写真撮ろ?SNSにアップしたら絶対バズるよ(*^▽^*)」

女子③「ラウールくん、今度の休みヒマ?ウチらと遊びに行こうよ❤️奢るし😄」

女子④「ディズニーなんかどう?ラウールくん目立つから、ミッキー達よりラウールくんと写真撮りたがる人達の行列が出来そうだよね😄」

女子⑤「言えてる~ッ😆!」

ラウール「めめ~ッ!早く戻ってきてよぉ~😭💦…ん?」

半泣きになりながら下駄箱の隅に目を移すと、ゴミ箱の前に渡辺先輩が立っているのが見える。

ラウール「あ!渡-」

渡辺先輩に助けを求めようとしたけど、渡辺先輩の様子がおかしい事に気付き呼ぶのをやめるラウールくん。

渡辺「……(-"-)」

険しい顔をしながら何かをビリビリに破くと、ゴミ箱に叩きつけるようにして投げ込み立ち去って行く渡辺先輩。

ラウール「……(・△・;)。何事(-△-;)?」


《続く》