《続き》

??「…○!○○!」

誰かが遠くで私の名前を呼んでいる。

『誰だろう?何か、凄く温かい声だな~。』

そんな事を思っていると、急に私の名前を呼ぶ声が大きくなった。

??「○○ってば!」

私「ハッΣ(º□º;)!?」

大声にビックリして目を開けると、目の前に蓮くんの顔が合った。

目黒「あ!やっと起きた。遅刻するよ😊?」

朝からキラキラの笑顔を振り撒く蓮くん。

私「△✕◆□~ッΣ(//□//)💓!?」

ビックリし過ぎて声にならない悲鳴を上げながら蓮くんから距離を取る私。

目黒「どうしたの?そんなに離れて…(・_・)」

キョトンとしながら私に聞く蓮くん。

私「ど、どなたですかッ(//>△<//)💦!?」

目黒「どなたですかって…彼氏だけど😓」

私「私にイケメンの彼氏は居ませんッ(//>△<//)💦」

目黒「レンタル彼氏…もしかして、昨日の事忘れちゃったの😖?」

私「へ?昨日😓?……(-_-)」

昨日の出来事を思い出す私。

私「あッΣ( ̄□ ̄;)!蓮くん😲!?」

目黒「良かった✨思い出してくれて😊」

私「蓮くんが何でここに居るのッ!?昨日はソファーで寝たはずだよね?ここ、私の部屋なをんだけどッ(//>△<//)💦」

目黒「早目に目が覚めちゃって…時計を見たら6時だったから二度寝しようと思ってたんだけど、6時に起きるって言ってた○○が起きて来ないから心配になって起こしにきた😄」

私「起こしに来たって…女の人が一人で寝てる部屋に勝手に入ったりしちゃ駄目だよ(//>△<//)💦」

目黒「何回かノックしたんだけど、全然返事が無かったから…一応、入る前に声掛けもしたんだよ?でも、全然起きてくんなかったから仕方無く入ったんだけど…駄目だった(・_・)?」

私「駄目に決まってるでしょ(//>△<//)💢」

目黒「う~ん。でも、遅刻して職場の人に怒られたら可哀想だと思ったし…😖」

私「え?遅刻?…今、何時😓?」

目黒「6時30分。」

私「い~や~ッ😱💥遅刻する~ッ😣💦」

慌てて洗面所に顔を洗いに行く私。

目黒「何か手伝える事ある~?」

私が居る洗面所に向かって大きな声で言う蓮くん。

私「ないッ!」

目黒「…😖」

シュンとする蓮くん。

バタバタ

歯磨きしながら部屋に戻る私。

バタバタ

歯ブラシを口に入れたまま服を抱えて洗面所に走る私。

目黒「歯ブラシを口に入れたまま走ると危ないよ😖?」

私「ほっほいへ(※ほっといて)😣💢」

目黒「ふぅ~💧」

小さくため息をつくとソファーに座りテレビをつける蓮くん。

目黒「…夕方から雨か。」

テレビをつけると天気予報をやっていた。

目黒「ねぇ~!今日は夕方から雨だって。」

私が居る洗面所に向かって大きな声で言う蓮くん。

私「ギャーッ😱💥服に歯磨き粉がついた~!着替え直しだ~ッ😣💦」

慌てて洗面所から部屋に戻る私。

目黒「…聞いてない😓」

少しして着替えて出てくる私。

目黒「あ、ねぇ!今日、雨降るみたいだから傘を…」

私「行ってきますッ😣💦」

蓮くんの話を聞かずに玄関に走って行く私。

ガチャ🚪

バタン🚪

私が出て行った後の家はシーンと静まっている。

目黒「傘…持って行かずに行っちゃった😓」

その日の夕方

ガチャ🚪

玄関のドアが開く音が聞こえて走って玄関に来る蓮くん。

パタパタ

目黒「お帰り~!雨、大丈夫…じゃなかったみたいだね😅?」

びしょ濡れの私を見て言う蓮くん。

私「蓮くん、悪いんだけど洗面所からバスタオル持ってきて💧このままじゃ家に上がれない(-△-|||)」

目黒「分かった!ちょっと待っててね😊」

洗面所にバスタオルを取りに行く蓮くん。

私「クシュン😣💦あ~、寒ッ(-△-|||)」

濡れたせいで風邪をひいたのかクシャミと悪寒がする私。

パタパタ

洗面所からバスタオルを抱えて玄関に走ってくる蓮くん。

目黒「はい、バスタオル😊」

私にバスタオルを渡す蓮くん。

私「ありがとう😄」

蓮くんからバスタオルを受け取ると髪などを拭く私。

目黒「大丈夫😖?」

私「大丈夫!大丈夫!よくある事だから気にしないで😅…クシュン😣💦」

再び出るクシャミ。

目黒「早くお風呂に行ってきた方が良いよ?帰ってきたらすぐ入ると思って沸かしといたから😄」

私「え?お風呂沸かしておいてくれたの?ありがとう✨蓮くん、気が利くね~(* ̄∇ ̄*)❤️レンタル料がメチャ高いだけあるわ。」

目黒「ありがとう✨一緒に入る😊?」

私「それは遠慮しときます(¬▽¬;)」

目黒「照れなくて良いのに😊」

私「照れてないからッ(//>△<//)💦」

『恥ずかしいだけですからッ!』
※心の叫び。

蓮くんがお風呂を沸かしてくれたので、私はバスタオルである程度拭いてから寝室に着替えを取りに行ってからお風呂へ向かった。

30分後…

私「あ~、いい湯だった(* ̄∇ ̄*)✨極楽×2🎵」

いい気分でリビングに入ると、ソファーに座っていた蓮くんが私の所へ小走りで来た。

目黒「温度は大丈夫だった😊?」

私「うん。バッチリ!丁度良かったよ😄蓮くんもどうぞ🎵」

目黒「じゃあ、俺も入ってきちゃおっかな~😄🎵」

私「行ってらっしゃい😊」

目黒「行ってきます🎵…あッ!さっき言い忘れてたんだけど、カニ届いてたよ😄❤️」

お風呂に行こうとして振り返る蓮くん。

私「は?カニ?誰から(・△・)?」

差出人の伝票を見る蓮くん。

目黒「え~っと……分かんない😅」

私「貸して(-△-;)✋」

蓮くんから伝票を受け取り確認すると、送ってきたのはお母さんだった。

私「お母さんか。も~ッ!送るなら送るって言ってくれれば良いのに😡💢」

目黒「○○、せっかく送ってくれたのに文句言ったら罰当たるよ(-"-)?」

眉間にシワを寄せて私を叱る蓮くん。

私「すみません😖…所で、中身はどうしたの?空っぽなんだけど😓」

蓮くんに空の発泡スチロールを見せる私。

目黒「冷凍だったから入れといた😄」

私「ありがとう✨食べ物だから、蓮くんが居てくれて良かったよ。私しか居なかったら受け取れなかったから😊」

目黒「どういたしまして✨役に立てて良かったよ😊」

私「今日は蓮くんのお陰で色々助かったから、何か御褒美をあげないとだね😄」

目黒「御褒美(・△・)?」

私「うん。御褒美!何が良いかな~😌」

腕を組んで考え込む私。

目黒「…あのさ」

私「ん?何?」

目黒「その御褒美って、俺が行きたい場所に行くとかは駄目かな😊?」

私「蓮くんの行きたい場所?別に良いけど…どこ?あんまり遠くは無理だよ😖?」

目黒「プラネタリウムに行きたい😄❤️」

私「プラネタリウム?プラネタリウムって、天井に星空が出るやつだよね😓?」

目黒「そう、それ!俺、星見るの好きだから。駄目😖?」

首を傾げながら可愛く聞く蓮くん。

私「ッΣ(// ̄□ ̄//)💓!」

『か、可愛い~ッ(//>▽<//)❤️』
※いつもはカッコイイ男の子がたまに可愛い系男子になるのに弱い私。

私「良いでしょうッ!行きましょう!プラネタリウム(*>∇<)ノ☆」

目黒「よっしゃー✊😆めっちゃ楽しみだわ😄🎵」

嬉しそうに笑う蓮くん。

私「じゃあ、明後日のお休みにプラネタリウムに行くって事で😄」

目黒「オッケー😄👌忘れんなよ😊?」

私「分かってるよ。ちゃんとスマホのスケジュールに入れておくから😄」

スマホを取り出しスケジュールに予定を入れる私。

『◆月◇日(◎)蓮くんとプラネタリウムでデート💗』

私「フフフ(* ´ ▽ ` *)❤️デートだって!キャーっ(//>∩<//)💕」

不気味な笑いを浮かべながらハシャグ私。

目黒「(・_・)?」

私を見て不思議そうに首を傾げる蓮くん。

今日の夜ご飯は蓮くんが「カニが食べたい!」と言ったので、届いたカニを使って蓮くんが作ってくれたカニしゃぶとカニ飯になった。

私「美味しい(*・△・*)✨蓮くん、本当に料理出来るんだね~。イケメンでスタイル良いだけでもズルイのに…神様って本当に不公平だね(-"-)💢」

目黒「料理は自分で練習したんだよ😊」

私「私は練習しても料理上手くならなかったし😖」

目黒「それは努力が足りないだけでしょ😌?」

グサッ=(>△<)⇒💓!

私「蓮くんの言う通りなんだろうけど、もう少し優しく言って欲しいわ💧めっちゃ傷付いたし😖」

目黒「ハッキリ言わないと伝わらないと思って😊」

私「伝わるよ💧ちゃんと伝わるから、今度からは優しく言って😖」

目黒「分かった😊」

私「…本当に分かってんのかな(¬△¬;)?」

蓮くんが作ってくれたカニしゃぶとカニ飯をキレイに食べ終えた私と蓮くん。

私「あ~、美味しかった!満足×2(* ´ ▽ ` *)❤️」

目黒「○○ッ!昨日、俺が言った事は覚えてる😄?」

私「勿論、覚えてるよ!あまりんでしょ?一番大きいあまりんを食べた人のお願いを叶えるんだよね😄?」

目黒「そう!俺にお願いする事は決まった😊?」

私「決まったよ🎵蓮くんは😄?」

目黒「俺は昨日の夜から決めてあったから😊」

私「昨日の夜ッ😲!?早ッΣ( ̄□ ̄;)!」

目黒「俺、何事にも全力で挑んでるからね🎵お願いする事を決めて練習した方が気合いも入るし😤」

私「…え?練習😓?練習って、何の練習したの(-△-;)?」

目黒「一番大きいあまりんを素早く取る練習。○○が居ない間、頭の中でずっとイメージトレーニングしてた😄」

私「イメージトレーニング…蓮くん、そこまでして私にして欲しい事って何よ(-▽-;)?」

目黒「勝ったら言う😊」

私「なんか、めっちゃ怖いんですけど(¬▽¬;)」

『これは絶対に負けるわけにはいかないな(-_-;)』

目黒「じゃ、やろっか😄」

あまりんをお皿に盛り付けて机の上に置く蓮くん。

私「では蓮くん!いざ勝負ッ(*>∇<)ノ」

『……。』

私「無念…(T∧T)」
※秒殺で負けた私。

目黒「俺の勝ち~😁🍓」

一番大きなあまりんを頬張りながら言う蓮くん。

私「考えてみたら私、めっちゃ不利だよね?蓮くん、腕長いし背も高いから頭上に上げられたら届かないもん😖」

見苦しく愚痴る私。

目黒「はいはい、負け犬の遠吠えは見苦しいよ😄」

私「ムカッ(-"-)💢…それで?私にして欲しい事って何?お金は無いからね(¬△¬)?」

目黒「お金なんて要らないよ。○○より俺の方があるの分かってるし😌」

私「ムカッ(-"-)💢あ~、そうですか。それはどうもすみませんでしたね~(¬△¬)」

目黒「分かってくれたんなら良いんだよ😊」

私「イラッ(-"-)💢…それで?お願いって何?」

目黒「抱きしめさせて😊?」

私「……は(・△・)?だ、抱きしめって…え😓?は、ハグって事ッΣ(// ̄□ ̄//)!?」

目黒「そう!ギュッて腕で包み込むやつ😄」

私「だ、駄目×2!そんなの絶対駄目だからッ(//>△<//)💦」

全力で拒否する私。

目黒「何で?勝った人のお願いを聞いてくれる約束なのに…約束破るとか酷くない(-"-)?」

ちょっと怒り気味に言う蓮くん。

私「だ、だって、抱きしめるなんて…そもそも何でハグなの?お願いする事は他にも色々あるでしょ?何でハグ(//>△<//)!?」

目黒「だって、恋人らしい事を全然してないし…それに、人の温もりを感じたくて😊」

『蓮くん…モテそうなのに愛に飢えてるのかな😖?でもまぁ、ハグくらいなら良いか。蓮くんみたいなイケメンとハグ出来る機会なんて滅多に無いしね(*^^*)❤️』

私「分かった!約束は約束だしね😊」

目黒「良かった😄じゃあ、前からと後ろからどっちが良い😊?」

私「ハグって、普通は前からでしょ(・△・)?…ハッΣ( ̄□ ̄;)!」

『ちょっと待って!ハグって事は、メチャメチャ近付くよね?って事は、あのキレイな顔がすぐ傍にあるって事で…あッ!私、お風呂上がりで素っぴんじゃん😱💥』

目黒「オッケー!じゃあ、前からで😊」

腕を広げて私に近付く蓮くん。

私「ちょ、ちょっと待って✋😣✋」

両手を前に出して蓮くんが近付くのを制止する私。

目黒「何?どうしたの😓?」

私「や、やっぱり後ろからが良いかな~と😅」

『蓮くん、視力も良さそうだし素っぴんを間近で見られるのは絶対にイヤだ😣!』

目黒「後ろから?別に良いけど…」

私「ありがとう😅」

『これで素っぴんを間近で見られる心配は無くなったわ(* ´ ▽ ` *)✨』

ホッと一安心しながら蓮くんに背を向ける私。

『…ん?ちょっと待てよ?後ろ向いてたら蓮くんがいつ来るか分からなくない😨!?いつ来るか分からないから心の準備が出来ないじゃんッ😱💥ずっとドキドキしてたら心臓が持たないよ😣💦』

私「れ、蓮くんッ!やっぱりハグは無しで-」

慌てて振り返ったものの、時既に遅し…蓮くんの広い胸板が目の前にあって、気付いた時には蓮くんの逞しい腕に包まれていた。

目黒「ごめん。俺、待つの苦手だから…もうしちゃったから良いよね?暫くこのままで😌」

私「…うん(////)💦」

耳元から聞こえる優しい蓮くんの事と身体から伝わってくる温もりに『やっぱりハグしてもらって良かったかも❤️』と思う優柔不断な私だった。

《続く》