《続き》
カチャリ🔑
ガチャ🚪
向井「今日の○○はめっちゃ頑固やな😖」
深澤「今日なんかメチャメチャ寒いんだから風邪ひくよ😄」
新しい家に着き、鍵を開けて中に入ると部屋は真っ暗闇で静寂に包まれている。
私「…ただいま。」
いつものように言ってみたものの返事は返ってこない。
私「ハァ~💧」
寂しさと虚しさで深いため息が出る。
私「これからは言わなくて良いか…誰も居ないし😖」
小さな声で呟くと私は電気をつけてリビングのソファーに腰を下ろす。
私「皆、今頃何してるのかな?もう歌ったのかな?」
いつもならテレビの前に座り、
大介くんと亮平くんから貰った
Snow Manのペンライトを両手に持って
皆と盛り上がりながら見てるけど
流石に今日はそんな気分ではない。
私「夜ご飯はどうしようかな?そう言えば、今日は食欲無くてお昼食べてなかったわ😖お弁当を買いに行くのも面倒臭いし、出前で良いか…。」
『涼太くんが居たら「出前?お昼は何を食べたの?え?食べてない?じゃあ、俺が栄養と愛情たっぷりのスタミナ丼と具沢山豚汁を作ってあげるよ😊✨」とか言ってくれるんだろうなぁ~。』
優しい涼太くんの笑顔が頭に浮かぶと、思わず笑みが溢れた。
私「…あッ!うがいと手洗い忘れてたΣ( ̄□ ̄;)!」
ソファーから立ち上がり、慌てて洗面所に行ってうがいと手洗いをする私。
私「辰哉くんが居たら言ってくれるのにな。『○○!うがいと手洗い、ちゃんとやった?駄目だよ?しっかりやらないと!』って…うっ😢」
皆の事を思い出していたら涙が溢れてきた。
ついさっきイッパイ泣いて、
涙は枯れたかと思ってたのに止めどなく溢れてくる。
私「あ~、もうッ!やだぁ~😭」
もう泣きたくないのに止まらない涙に
嫌気が刺してきてイライラしていると
ポケットに入っているスマホが着信を告げた。
📱🎶~
私「ん?電話?」
スマホを手に取ると照くんからだった。
私「あ…皆の消すの忘れてた😖」
出ない方が良いと思ったけど、
既に皆の事が恋しくなっていた私は
服の袖で涙を拭うと照くんからの電話に出る。
私「もしもし?」
岩本「あ!○○?俺、照だけど…ビデオ通話にしても平気😊?」
私「え…😓?ビデオ通話?」
岩本「うん。ちゃんと顔を見て話したいからって…駄目?」
私「えっと…」
『どうしよう?ビデオ通話か💧部屋にはダンボールばっかりだし、見られたらまずいよね…でも、あっちの隅っこなら大丈夫かな?』
私「…分かった。ちょっと待ってね😅💦」
ダンボールなどが映らない隅っこの壁側に移動する私。
私「良いよ😅」
ビデオ通話に切り替わると、照くんじゃなくて大介くんが映る。
佐久間「○○~ッ!佐久間だよ~👋😆ちゃんと見えてる~😄?」
岩本「佐久間ッ!いきなり奪い取んなよ💢ビックリすんだろ😡💢?」
近くから照くんの文句を言っている声が聞こえる。
佐久間「ごめん!ごめん!つい、待ちきれなくて😄」
岩本「全くもう😡💢」
佐久間「照に怒られちゃった😆」
私「(笑)!大介くん、全然反省してないでしょ😊?」
佐久間「え~?してるよ!メチャメチャ反省してるし😄」
私「嘘だぁ~😄!」
佐久間「嘘じゃないよ💦って、あれ?ちょっと鼻声じゃない(・_・)?目も赤いみたいだし…大丈夫?まだ花粉飛んでんのかな?今日、風強いもんね~😖」
ドキッΣ( ̄□ ̄|||)💓!?
『まずいッ!泣いてたのがバレる😱💥なんとか誤魔化さないとッ😣💦』
私「う、うん!そうなの💦私、色んな花粉症だし鼻炎もあるから😅」
佐久間「大変だよね😖薬はあるの?しんどかったらちゃんと飲まなきゃ駄目だよ?○○、薬嫌いだからって、あんまり飲まないから。」
私「…うん、大丈夫。ちゃんと飲むから😊」
向井「○○~👋😄」
私「あ、康二くん。お疲れ様~👋😄」
向井「お疲れ様って、まだ終わってないけどね。また後で出るし😄」
私「え😓?ああ、そう言えばそうだったね😅💦」
向井「○○は相変わらずウッカリさんやな😄」
私「アハハハ😅」
苦笑いをする私。
渡辺「ラウールっ!お前、また勝手に俺の化粧水使っただろ💢」
ラウール「え~!使ってないよ😣💦」
渡辺「嘘つくなよ!目撃者が居るんだよッ😡💢」
目黒「使ってたよ。俺、隣で見てた😄」
ラウール「ちょっと!めめ、裏切んないでよ💦ナイショにしてって言ったのに😣💦」
渡辺「目黒が言わなくても、俺の化粧水を勝手に使うのはラウールしか居ないから分かんだよ😡💢」
宮舘「さっき、目黒も使ってたよ😊✨」
通りすがりにサラッと密告していく涼太くん。
ラウール「え😓?」
ビックリした顔で蓮くんを見るラウールくん。
渡辺「はぁッ😨!?めめ、お前もかよ!これ、高いんだぞ😣💢」
目黒「目の前にあったから😄」
悪びれもせず満面の笑みで言う蓮くん。
佐久間「まぁまぁ、そう怒んなって😄✋別に良いじゃん?化粧水くらい。減るもんじゃないんだし😄🎵」
翔太くんの肩をポンポン叩いて励ます?大介くん。
渡辺「減ってんだよ!確実に減ってっから💢コイツら、値段知らねーからバカみてーに使うんだよ!っつーか、ボディーソープのポンプの回数でラウールに怒ってたお前にだけは言われたくないわ(-"-)💢」
佐久間「あれ?おかしいな~(¬▽¬;)」
惚けたフリして笑う大介くん。
スマホから皆の楽しそうな声が聞こえてくる。
私「…皆、楽屋に居るの?なんか、賑やかだけど😊」
向井「今な、休憩時間なんよ。やから照兄に言って電話してみた❤️今日の衣装も良い感じやろ~😄?今日のは特に気に入ってるんよ🎵」
私「うん。凄くカッコイイね😊」
『見てないから分からないけど…(¬▽¬;)』
深澤「○○~ッ!」
辰哉くんの声が聞こえたと思うと、画面に辰哉くんの顔がドアップで写る。
深澤「元気~?辰哉だよ~👋😄」
向井「ふっかさん、近過ぎやって!○○もビックリしてんで😅」
深澤「そんなに近付いてねーよ!元々顔がデカイんだよ😡💢」
岩本「いや、近いよ😅」
深澤「え?そう😓?…あ、本当だ😆」
テヘッと笑うと少しスマホから離れる辰哉くん。
深澤「これぐらいか?…よし!○○、元気~👋😄」
私「(笑)!元気だよ~👋😄」
深澤「終わったらすぐ帰るから、良い子にして待ってるんだよ😊❤️」
私「っ!…うん。待ってるね😊💦」
皆の顔と声を見たり聞いてる内にまた涙が出そうになり、私は泣かないように必死に耐える。
向井「あ!ふっかさん、ちょっと待って!まだ切らんとって😣💦」
画面が揺れて康二くんの声だけ聞こえる。
私「康二くん?」
少しして康二くんの顔がスマホに写る。
向井「ちょっと待ってな😅?」
周りをキョロキョロと見回すと、康二くんはスマホに顔を近付けて小声で話し始めた。
向井「明日の約束、忘れてへんよな?絶対忘れたらアカンよ?めっちゃ楽しみにしとるから。」
それだけ囁くように言うと、康二くんは少しスマホから離れていつも通りの音量で話す。
向井「ほなまた後でな~😄✋」
私「…うん。また後でね👋😊」
名残惜しさを感じながら電話を切ると、私は震える手でSnow Manの皆の連絡先を削除すると登録外からの着信を拒否する設定にした。
私「皆、バイバイ…今までイッパイありがとう。」
小さな声で皆に御礼を告げると、込み上げてくる涙を堪えてベッドに潜り込み私はそのまま寝る事にした。
~クリスマスイブ~
今日は仕事が休みなので、私は気が済むまで爆睡💤
目が覚めたのは午後3時だった。
私「流石に寝過ぎたな…頭痛い(-△-|||)」
スマホを手にしたままボーっと画面を見つめる私。
私「皆、家に帰ったら私が居ないから電話とかしてくれたんだろうな~。着信拒否しちゃったから嫌われたよね?…まぁ、もう会う事も無いんだし嫌われた所でどうもしないんだけどさ😖」
『会えないなら嫌われた方が良いんだよね?お互いの為にも…』
私「ハァ~💧」
深いため息をつく私。
私「なんか飲もうかな😖」
ベッドから起き上がると、私は飲み物を取りにリビングへ向かった。
冷蔵庫を開けると中はキレイに空っぽだった。
私「何も無い…(-_-;)。面倒臭いけど買いに行かなきゃ。」
渋々着替えると、私は重い足取りで家を出た。
スーパーで食べ物や飲み物だけを買って帰るつもりだったけど、外に出たついでに服や雑貨なども買う事にした。
色んなお店を見て回っている内に辺りはスッカリ暗くなり、イルミネーションがキラキラしていた。
私「あ😓!このツリー。」
気付くと私は、蓮くんに連れてきてもらったクリスマスツリーの前に立っていた。
私「ここにあったんだ。あの時は場所とかよく見てなかったからなぁ~。」
『…何でだろう?蓮くんと一緒に見たツリーのはずなのに、今日はあんまりキレイだと思えない。一人で見てるから?』
私「…帰ろう😖」
急に寂しくなった私は足早に家に帰った。
家の前に着くと、私の部屋の前に座り込んでスマホを見ている男の人がいる。
私「…え?康二くん😓?」
私が名前を呼ぶと、男の人がゆっくりと顔を上げて顔を向ける。
向井「お帰り😊遅かったやん。アカンよ?女の子がこんな時間に一人で歩いたら…何かあったらどないすんの😖?」
私「今日は色々と買う物があったから…そんな事より、康二くんはどうしてここに居るの?一人で来たの😖?」
向井「今日は何月何日😊?」
私「え😓?12月24日だけど…」
向井「そうやな😌12月24日や。12月24日は何の日やったっけ😊?」
私「…クリスマスイブ😖」
向井「クリスマスイブやな。○○、俺と約束してたやんな?忘れちゃった😊?」
私「…ごめん😖」
向井「俺、めっちゃ楽しみにしてたんよ?○○と一緒に過ごせるって思って…なのに、昨日の夜に家帰ったら○○はおらんし😖部屋に行ってみたら何もないし…酷いやん。黙って居なくなるなんて…俺も皆もめっちゃ探したんよ?○○の事。」
私「……😖」
うつ向いたまま黙り込んでいると、康二くんが私の所に来て顔を覗き込む。
向井「はよ帰ろ?皆、○○が帰って来んの待ってんで😄」
私「…私は帰れない。」
向井「何でよ?帰ろうや😖」
私「私の家はここだから。」
向井「違うやろ?○○の家は俺らと一緒の家やん😅」
康二くんの言葉に私は首を振る。
私「私と康二くん達の間には境界線があるんだよ。だから、私はそっちには行けない。」
向井「境界線?そんなん無いよ。俺には何も見えへんし😊」
私「康二くんには見えなくても、私にはハッキリ見えるの!私と康二くん達の間にある境界線と壁が…だから、私は皆の所には帰れないし行っちゃ行けないの😣!」
向井「う~ん。何かよう分からんけど、境界線も壁も壊したら良いだけやん。俺がいくらでも何度でも壊したるから帰ろうや…な😄?」
康二くんの言葉に私は黙ったまま首を振る。
康二くんが頭を掻きながら困っていると、康二くんのスマホが鳴る。
📱🎶~
向井「誰やねん、こんな時に…(-"-)💢」
不機嫌そうにスマホを見ると、着信相手を見て電話に出る。
向井「もしもし?…うん。今、一緒におるよ。…うん。…分かった!ほんなら代わるわ😄」
それだけ言ってスマホを弄ると、康二くんはスマホの画面を私に向ける。
画面が私の方に向けられると、画面には康二くん以外のSnow Manの皆が笑顔で映っていた。
皆「○○~👋😄」
私「っ😓!?」
岩本「何してんの?寄り道してないで早く帰っておいで😄」
宮舘「クリスマスパーティーは、○○が居ないと始められないから早く帰っておいで😊」
佐久間「一緒に踊って盛り上がろうぜぇ~😆🎵」
渡辺「踊るのはいいでしょ。近所迷惑だからやめて(¬△¬)」
佐久間「何でよ😣!?今日ぐらい良いじゃん!」
深澤「今日ぐらいって、佐久間は年がら年中踊ってんじゃん😅」
阿部「確かに😌」
ラウール「○○ちゃんが好きなケーキもあるよ❤️早く帰ってこないと岩本くんが食べちゃうよ~😄🎵」
岩本「今、メチャメチャ糖分を欲してるから急いだ方が良いよ😄」
目黒「○○が帰ってくるまでは食べないで待ってるから急いで帰っておいで😊」
私「皆…(・_・)」
宮舘「○○が大好きなローストチキンもあるよ😊🍗」
美味しそうなローストチキンを見せる涼太くん。
私「チキンっΣ(*º▽º*)❤️!今すぐ帰りますッ✊😤」
向井「え😓?」
宮舘「気を付けてくるんだよ~👋😄」
スマホを切ると、私は康二くんの手を引っ張る。
私「康二くんッ!」
向井「は、はいッΣ( ̄□ ̄|||)!?」
私「車で来てるよね?どこに停めてある😠?」
向井「あそこの駐車場やけど😓」
私「ダッシュー😆!」
向井「おわッ😱!?」
康二くんの手を引っ張ると駐車場にダッシュで向かう私。
そして私は涼太くんの手作りローストチキンに釣られてSnow Manが待つシェアハウスに帰った。
玄関のドアに手を伸ばすと、康二くんに呼び止められる。
向井「あ、ちょっと待って!」
私「何?早くしないと私のチキンが…」
向井「俺、先に入るから○○は3分経ってから入ってきて😄」
私「え?何で?一緒に入ろうよ😖」
向井「良いから×2!入るのは3分後やで😄?」
それだけ言って康二くんは自分だけサッサと家に入る。
私「何で私だけ…正直、一人では入りづらいのに😖」
仕方なく私は、康二くんに言われた通り3分待ってから玄関のドアを開ける。
ガチャ🚪
玄関のドアをゆっくり開けると、大好きな顔と声が私を迎え入れてくれた。
私「…ただいま(*^^*)❤️」
Snow Manの皆が居る賑やかで温かい家。
ここが私の家で良いんだね。
Snow Manの皆…
これからもずっと末長く宜しくね🍀
《END》