キミと離れてからもう10年以上が経った。
キミを失った哀しさや寂しさは
時間が経てば癒えると思ってたけど
何年経っても傷は癒えない。
寧ろ、時間が経てば経つほど
キミに逢いたくなってきて
気持ちが辛くなってきた気がする。
キミが居る所は暖かいのかな?
俺が居る所は寒くなってきて
そろそろ雪が降りそうだよ。
キミが大好きな雪。
雪が降るとキミはいつも嬉しそうに笑ってたね。
雪が降る度に嬉しそうなキミが見れるから
俺も雪が大好きだった。
でも…
キミが居なくなってからは
大好きだった雪が大嫌いになった。
雪が降る度にキミの事を思い出してつらくなるから…
いっその事、
雪なんか無くなれば良いとさえ思う。
雪が降らなければキミの事を思い出して
つらくなったりしないと思うから…
雪だけじゃない。
キミを思い出すモノは地球上から無くなれば良い。
逢いたいと思っても逢えないなら
忘れた方が楽になれるし…
キミとの楽しい思い出も全て忘れてしまいたい。
そう思ってるのに
今だに俺はキミとの思い出を捨てられずにいる。
矛盾してるよね?
多分、思い出の物を全て捨ててしまえば
キミの事を忘れられるはずなのに…
やっぱり俺は、
今でもキミの事が大好きなんだと思う。
だから、
思い出の物を全て捨てて
キミの事を忘れてしまうのが怖いのかも…
それに、
ずっとキミの事を思っていたら
生まれ変わったキミに
また再会出来るんじゃないかって…
そんな奇跡みたいな事が起こるんじゃないかって
密かに期待してたりもする。
バカだよね?
自分でもそう思う。
でも、期待するくらい良いよね?
期待するのは自由だから…
どんなに周りの人にバカにされても良い。
夢物語だって言われても構わない。
俺は最期の時が来るまで
キミとの再会を諦めないよ。
だからキミとの思い出も大切に取っておく。
再会した時に、
キミとの思い出の物を持ってたら
キミも俺の事を思い出せるでしょ?
だから捨てない。
思い出を捨てるのは
キミとの永遠の別れを意味すると思うから。
サヨナラした方が楽になれるし、
キミも安心するんだろうな~とは思うけど…
やっぱり捨てられないし、
キミとサヨナラもしたくない。
このままじゃ駄目だと思うのに、
自分でも何が一番良いのか分からない。
最近はね、
キミに逢いた過ぎてなんか変なんだ。
皆の顔がキミに見えてくる。
おかしいよね?
キミのはずないのに…
キミじゃないと気付く度に
哀しくなって泣けてくる。

ねぇ、今どこに居るの?
早く逢いたいから逢いに来てよ。
本当は俺から逢いに行きたいのに
キミが居る場所が分からないから
迎えに行きたくても行けないんだ。
ずっと探してるのに…
早く逢いに来てくれないと
本当にキミの事を忘れちゃうよ?
だから早く逢いに来て。
お願いだから…
約束だよ🎀
《END》