《続き》
佐久間「ちょっと顔洗ってくるわ😆」
そう言って廊下に走って出て行くさっくん。
ラウール「えぇッΣ( ̄□ ̄|||)!?ちょっ、大丈夫!?一人で行ったら危ないよ😣💦」
慌ててさっくんを追い掛けようとするラウールくん。
目黒「佐久間くんなら大丈夫でしょ😊」
私「私もそう思う😌」
ラウール「え~💧2人共、佐久間くんに冷たくない😖?」
目黒「冷たくないよ。今の佐久間くんなら大丈夫だと思ったから言っただけだし😊」
私「確かに!今のさっくんなら絶対に負けなそうだよね🎵ラウールくんも見たでしょ?さっきのさっくんが浴びてた返り血の数!あれは結構な数のゾンビを倒した証だよ。凄いよね~(* ´ ▽ ` *)✨」
目黒「佐久間くん、運動は苦手だけどジャンプ力とか柔軟性とかの身体能力はずば抜けてるしね😄」
私「そうそう!アクロバットとか凄いキレイだもんね~🎵あれで何で運動音痴なのか意味分かんないけど…まぁ、さっくんだからね~😌」
目黒「うんうん、佐久間くんだからね~😌」
ラウール「(-"-)??意味分からん😖」
私「ぐぅ~!ッΣ(//□//)💓!?」
割りと大きめのお腹の音が鳴り、恥ずかしくなった私は慌ててお腹を押さえた。
ラウール「お腹空いたね😊」
優しい笑顔で私を見ながら言うラウールくん。
私「う、うん(////)💦」
目黒「クッキーならあるけど食べる😊?」
私「クッキー😍!?食べたぁ~い(*>∇<)ノ❤️」
目黒「はい、どうぞ😊🍪」
カバンから可愛くラッピングされたクッキーを取り出して私に渡す蓮くん。
私「やったぁ~\(^▽^)/蓮くん、有難う😆💕」
目黒「どういたしまして😊」
ラウール「…めめ。」
可愛くラッピングされたクッキーを見つめながら言うラウールくん。
目黒「ん?何😊?」
ラウール「そのクッキー、女の子から貰ったやつじゃないの?」
目黒「そうだよ😊」
私「えッΣ( ̄□ ̄|||)!?蓮くんが買ったやつじゃないの😨!?」
目黒「違うよ。部活終わりに貰ったやつ😊」
私「ナントっΣ( ̄□ ̄|||)!私とした事が…人様の愛情がこもったクッキーを食べてしまうとは…不覚だった💧ちゃんと確認をすべきだったのに…なんたる失態😱💥どうやって責任を取れば…😨」
一口噛ってしまったクッキーを持ったまま愕然とする私。
ラウール「誰なの(-△-;)?」
目黒「気にしなくて大丈夫だよ。くれた子には会った時に事情を説明するし…ちゃんと事情を話せばその子も分かってくれるはずだしね😊」
ラウール「…その子がゾンビになってたらどうするの?部活終わりに貰ったんだよね(¬△¬;)?」
目黒「…(・_・)。」
少しの沈黙。
目黒「心の中で説明しとく😊」
ラウール「意味ないと思うけど…(-△-;)」
目黒「まぁ、良いじゃん。状況が状況だし。腹が減っては戦は出来ないって言うし😌」
そう言って私が持っているクッキーを手に取ると口に入れる蓮くん。
私「あッΣ( ̄□ ̄;)!」
パクっ🍪
目黒「お!うまッ😋❤️」
クッキーを1枚食べると、満足そうに窓際に歩いて行く蓮くん。
ラウール「本当ッΣ(//º▽º//)!?僕も食べる~😆💕」
私「えッΣ( ̄□ ̄|||)!?」
私が持っている袋からクッキーを1枚取り出すと、ラウールくんは躊躇いも無く口に入れる。
パクっ🍪
ラウール「本当だ!美味しい😋🎵○○ちゃんも食べなよ😄」
私「う、うん…😖」
『私が感じた罪悪感は何だったんだろう💧…まぁ、緊急事態だから相手の女の子も怒らないでくれるよね?…多分(¬▽¬;)』
そんな事を思いながら私も蓮くんが貰ったクッキーを食べていると、顔を洗い終わったさっくんが帰ってきた。
佐久間「たっだいま~😄✋」
顔を洗ってサッパリしたのか、清々しい顔で科学室に入ってくるさっくん。
私&目黒&ラウール「お帰り~😄」
佐久間「いや~、サッパリした(* ´ ▽ ` *)✨」
『顔はキレイになったけど、服に付いた返り血はどうにもなんないよね…黒ずんだ血の痕がめっちゃ怖いんだけど(¬▽¬;)』
佐久間「何×2?クッキー食べてんの?俺にもチョーダイ✋😆✋」
ラウール「ちょっと待ってね。めめ~!佐久間くんにもクッキーあげて良いよね😄?」
窓際に立って校庭を見ている蓮くんに聞くラウールくん。
目黒「😊」
ラウールくんの言葉に優しい笑顔で頷く蓮くん。
ラウール「めめも良いってさ😄」
佐久間「やったぁ~\(>▽<)/蓮、有難う✨」
蓮くんの了解を得て嬉しそうにクッキーを食べるさっくん。
私「…所でさっくん。」
佐久間「ん~?何~😄?」
私「体育系の部活じゃないのに何でジャージ着てるの(・△・)?」
佐久間「それは勿論、オタ芸をする為だよ😌✨」
私「は…?オタ芸(・△・)?」
佐久間「制服だと生地が伸びないから破れちゃって、完璧なオタ芸は出来ないからね😤」
何故かドヤ顔で言うさっくん。
私「あ~、そうですか(¬▽¬;)」
目黒「これから何があるか分からないから、出来れば○○とラウールも動きやすいジャージの方が良いんだけど…」
ラウール「ジャージなら持ってるよ~🎵丁度、持って帰って洗濯しようと思ってたから😄👕」
そう言ってジャージが入っている手提げを見せるラウールくん。
目黒「良いじゃん!さすがラウール😄✨じゃあ、着替えた方が良いよ😊」
ラウール「は~い😄🎵」
蓮くんに返事をすると、ラウールくんはニコニコ笑顔で私を見る。
ラウール「今から着替えるから見ないでね(*^∩^*)❤️」
ぶりっ子ポーズで私に言うラウールくん。
私「見ないよ(-"-)💢」
目黒「○○はジャージ持ってる?」
私「ある事はあるけど、教室に行かないと…」
目黒「教室か~。さっき言っとけば良かったな😖」
佐久間「俺がひとっ走り教室に行って取ってこようか😄?」
目黒「一人で大丈夫?」
佐久間「大丈夫!大丈夫!ゾンビが出ても俺の華麗なアクロバットでやっつけちゃうから✊😆」
私「アクロバットで…ゾンビを(-"-)?」
ラウール「ねぇねぇ、○○ちゃん。佐久間くんは、アクロバットでどうやってゾンビをやっつけるのかな😄?」
私「さぁ…?分かんない(-△-;)」
目黒「…どうしようかな。出来ればジャージの方が良いけど。」
佐久間「ササッと行ってパパっと帰ってくるから、そんなに心配しなくて大丈夫だよ😄」
目黒「いや、佐久間くんの心配してるんじゃなくて…」
佐久間「え?俺の心配じゃないの(・_・)?」
目黒「うん、違う😊」
キッパリと否定する蓮くん。
佐久間「酷ッ😨!」
目黒「佐久間くんが居ない時に、ここにゾンビが来たら俺1人で2人を守れるかな~って思っただけだから😊」
佐久間「あ~、そう(¬▽¬;)」
私「あッ!じゃあ、私もさっくんと一緒に教室に行くっていうのはどう😄?」
目黒「え?○○も一緒に?」
私「うん。丁度、カバンも取ってきたかったし😊」
目黒「う~ん…😖佐久間くん、どうする?」
佐久間「俺は良いよ~😄🎵」
目黒「じゃあ、○○の事は佐久間くんに任せて良い😊?」
佐久間「良いよ~😄🎵では早速、教室に向かって出発~ッ✊😆」
元気良く科学室から出て行くさっくん。
私「出発~ッ✊😆」
さっくんの後に続いて出て行こうとすると、後ろから蓮くんに呼び止められた。
目黒「あ、○○ッ!」
私「え?」
振り返ると、蓮くんが私に竹箒の先を取って長い棒になった物を見せる。
目黒「手ぶらだと危ないから持って行って!」
そう言って蓮くんは、私の方に長い棒を軽く放り投げる。
私「おわッΣ( ̄□ ̄;)!?」
慌てて長い棒を両手で受け取る私。
目黒「頭を潰せば倒せるから😊」
私「頭を潰せばって…(-△-;)」
佐久間「○○~!早くおいで~😄」
廊下から私を呼ぶさっくんの声が聴こえてくる。
私「あ😓!は~い😣💦」
長い棒を右手に持つと、私はさっくんを追って廊下に出て行った。
目黒「…気を付けろよ。」
2人が出て行った廊下に向かって呟くと、蓮くんは再び校庭に視線を戻す。
ラウール「あ…😓!めめのクッキー、全部食べちゃった💧…ま、いっか😋❤️」
1人、マイペースなラウールくん。
その頃、阿部ちゃん達はと言うと…
学校に向かって歩いている阿部亮平くんと岩本照くんと向井康二くん。
岩本「ゾンビの事、何か分かった?」
スマホを見ながら歩いている阿部ちゃんに聞く照くん。
阿部「う~ん、あんまり💧頭を壊せば倒せるとか噛まれたり、傷口にゾンビの血が触れると感染するとか映画とかで見て知ってる情報しか載ってないや😖」
岩本「そうだよな~💧まさか現実にゾンビが居るなんて誰も思わねーもんな😖」
阿部「※歩きスマホは危険だから絶対にやっちゃ駄目だよ😄❤️」
岩本「阿部…いきなりどうした😓?」
向井「なぁなぁ、ちょっと見て~!」
そう言って前にしょったリュックを開けて、隣にいる照くんに中身を見せる康二くん。
向井「ニンニク、いっぱい持ってきたんやで😁」
リュックの中に目一杯詰まったニンニクの山を見せる康二くん。
岩本「え…😓?」
阿部「何でニンニク😓?」
向井「何でって、ゾンビと言えばニンニクやろ😄🧄」
リュックの中からニンニクを1つ取り出して自慢気に見せる康二くん。
岩本「…😨」
絶句する照くん。
阿部「康二、あのね😅」
ニンニクはゾンビじゃなくて吸血鬼が苦手な物だと説明しようとしていると、康二くんが前から歩いて来るゾンビに気付く。
向井「あッ!ゾンビのヤツ来よったで。ちょっくらコレで倒して来るわ✊😆」
意気揚々とニンニクを持ってゾンビの所へ走って行く康二くん。
阿部「あッΣ(º□º;)!ちょっ、康二ッ!?」
岩本「仕方ねーな💧阿部、走るぞ!」
阿部「え😓?あ、うん💦」
康二くんを追って走り出す照くんと阿部ちゃん。
向井「おりゃ~!ニンニク爆弾や!喰らえ~😆🧄」
ゾンビに向かってニンニクを投げると、ニンニクはゾンビに当たって地面に落ちる。
勿論、ゾンビは何事も無かったように康二くんに向かってゆっくりと歩いてくる。
向井「あれ?効かへん…😓何でッ😨!?」
近付いてくるゾンビにパニックになっていると、照くんが康二くんを追い抜いてゾンビに向かって走って行く。
向井「照兄!そのゾンビ、不死身やから危ないで😣💦」
岩本「ゾンビはな~、頭を壊せば良いんだよッ!」
ゾンビの横を走り抜ける瞬間、ゾンビの頭を金属バットで殴り倒す照くん。
頭を砕かれたゾンビが後ろに倒れて動かなくなったのを確認すると、照くんは康二くんの方を振り返る。
岩本「分かった?ゾンビにニンニクは効かねーから😅」
向井「え?そうなん😓?」
阿部「ニンニクが効くのは吸血鬼ね😊」
康二くんの隣に来ると、肩に手を置いて可愛い笑顔で言う阿部ちゃん。
向井「吸血鬼ッ!そうやった😣💦」
深澤「お~い!」
岩本「ん?」
声が聞こえた方を向くと、ふっかが照くん達の方に向かって走ってくるのが見えた。
岩本「ふっか?」
深澤「助けてくれ~ッ😣💦」
岩本「え😓?」
目を凝らして見てみると、ふっかの後ろにゾンビが見えた。
向井「またゾンビや😱💥」
阿部「あのゾンビ、何か歩くの早くない😓?」
岩本「え?」
阿部ちゃんに言われて見てみると、確かにふっかを追い掛けているゾンビはさっきのゾンビに比べて明らかに歩くのが早い。
向井「ふっかさん、ヤバイんとちゃう😱!?」
岩本「…ッ!」
リュックから慌てて何かを取り出すと、ふっかさんの所へ走って行く照くん。
岩本「ふっか、伏せろッ😣!」
手に持っていた鉄アレイをぶん投げる照くん。
深澤「え?おわッΣ( ̄□ ̄|||)!?」
ふっかが慌てて伏せた瞬間、ふっかの頭上を鉄アレイが勢いよく通過していきゾンビの頭を吹っ飛ばした。
岩本「危ない所だったな😄」
深澤「照ッ!鉄アレイなんか投げたら危ないだろ!?ゾンビにやられなくても鉄アレイで死んじゃう所だったわ😣💢」
岩本「当たんなかったんだから良いじゃん😁」
深澤「当たんなかったから良いとか、そういう事じゃねーんだよッ😣💢」
宮舘「ふっか、大丈夫だった😓?」
日本刀を持った舘様と槍を持った翔太くんが照くん達の方へ走ってくる。
向井「あッ!舘さ~ん👋😄しょっぴーもおる!」
舘様と翔太くんに手を振る康二くん。
渡辺「生き死にかかってんのに、康二は呑気だな~😅」
宮舘「康二らしくて良いんじゃない?翔太みたいに怖がって動けなくなるより全然良いよ😊」
渡辺「それは、ごめんて(-△-;)」
正門に来る前、舘様達は5体のゾンビに見つかり格闘👊
ゾンビにビビって腰を抜かしていた翔太くんを舘様が守りながら戦っていたら、1体のゾンビがふっかをロックオン!
ふっかがゾンビから逃げている時に照くん達と合流した。
阿部「兎に角、皆が無事で良かった✨ゾンビが集まってくる前にめめ達とも合流しよう😄」
宮舘「そうだね。急ごう😊」
6人で蓮くん達の居る科学室へ足早に向かった。
《続く》