私にはずっと大好きな人が居るんだけど、


なかなか勇気が出なくて気持ちを伝えられずにいる。

だって、もし好きだって言ってフラれたら

今までみたいに友達としても一緒にいられなくなるから…

一緒に居られなくなるくらいなら

気持ちを伝えずに友達のままで良いと思い今に至る。

でも…

そんな悠長な事も言ってられなくなってきたんだよね。

私の好きな人、阿部亮平くんって言って

ジャニーズ事務所のSnow Manという

アイドルグループに所属してるんだけど…

最近、メチャメチャ人気出てきちゃって

芸能界でも人気爆上がりみたいなんだよね~😖


カッコイイし、頭良いし、優しいし、背高いし

めっちゃモテるに決まってるんだけどさ💧

今までは学業とか仕事とかで

恋愛する余裕が無さそうだったから安心してたんだけど…

ついこの間、

部屋で一緒に恋愛映画を見てた時に亮平くんがボソッと呟いたんだよね。

阿部「俺も彼女欲しいなぁ~😊❤️」

私「えッΣ( ̄□ ̄|||)!?」

阿部「ん?どうかした(・_・)?」

キョトンとした顔で私を見る亮平くん。

私「う、ううん!何でもないよ😅💦」

阿部「そう?」

そう言って亮平くんは何事も無かったように再び恋愛映画を見始める。

『無意識に言ったのかな?無意識に出る言葉って事は、彼女が欲しいって相当な思いがあるって事だよね?…こ、このままじゃマズイ😨亮平くんみたいなモテ男が彼女を作ろうと思ったら、彼女なんてすぐに出来ちゃうよ~ッ😱💦何もしないまま彼女を作られるよりも、ちゃんと告白してフラれてから彼女を作られた方が心の傷も小さいよね?…多分(¬▽¬;)』

そう思った私は、亮平くんに告白する事を決意ッ!

告白する前に、少しでも両思いになれる確率を上げる為に滝行ッ!

…は、寒いからやめといて。

女の子に冷えは大敵だからね😌

取り合えず、神社に祈祷して絵馬も書いてきた✏️

《Snow Manの阿部亮平くんの彼女になれますように❤️○○》

Snow Manの阿部亮平くんと書いたのは、同姓同名の別人と間違えられないように🍀

一応、やれる事は全てやったから(※神頼みのみ)

後は大好きな亮平くんに告白してOKを貰うだけ✊😆

なので、私は亮平くんに連絡して仕事終わりに家に来てもらった。

そして今は、仕事終わりでお腹を空かせてるはずの亮平くんに手料理を作っている最中。

私「……(-_-)」

『惚れ薬とか、どっかに売ってないかな~。もし売ってたら、悪魔に魂を売ってでも手に入れて亮平くんに飲ませるのにな~。』

お鍋の中のシチューを混ぜながらそんな危ない事を考えていると、ふと大切な事を思い出した。

私「あッΣ( ̄□ ̄;)!今日、毎週見てるドラマの日じゃん!予約録画するの忘れてた😣💦」

鍋を暖めている火を止めると、私は急ぎ足でリビングに向かった。

亮平くんが居るリビングに行くと、亮平くんがソファーで横になっている姿が視界に入る。

私「え…?寝てる😓?」

起こさないように足音を立てないようにそ~っと歩きながら亮平くんに近寄る私。

阿部「💤」

スヤスヤと気持ち良さそうに眠っている亮平くん。

私「寝顔も可愛い(* ´ ▽ ` *)❤️」

『やっぱ、仕事忙しいから疲れてるんだろうな~。…あ!毛布とか掛けた方が良いよね?』

急いで寝室から毛布を持ってくると、私は亮平くんに毛布を掛けた。

その瞬間、亮平くんの目がゆっくりと開いていく。

阿部「…ん(-_-)?」

私「あ…😓」

私の声に気付くと、亮平くんの目が私の方に動く。

阿部「…○○?」

まだ寝惚けているのか、トロンとした目で私を見る亮平くん。

私「ごめん💦起こしちゃった😅」

私が言うと、亮平くんは優しい目でニッコリと笑いながらビックリする事を言い出した。

阿部「駄目だよ。寝込みを襲っちゃ😊」

私「へ…(・△・)?なッΣ(// ̄□ ̄//)💓!?ち、違うしっ!そんな疚しい事、思ってないし全然してないから!誤解だよッ(//>△<//)💦」

顔を真っ赤にしながら両手を左右に振って必死に否定する私。

阿部「今、何時?」

私「え(・△・;)?い、今?え~っと…」

時計を探してキョロキョロと部屋を見回していると、亮平くんが私の腕を掴んで自分の方へ引っ張る。

グイッ✋

私「はわッΣ(º□º)💓!?」

引っ張られて亮平くんの上に倒れ込む私。

ドサッ💥

私「●△◆☆~ッ(//×□×//)!?」

亮平くんの体温を感じてドキドキし過ぎた私の口から声にならない悲鳴が出る。

阿部「…21時か。」

私が倒れ込んだ事も気にせず私の腕時計を見る亮平くん。

私「あ…時計(//・△・//)」

『そうだった💧私、腕時計してたんだった(¬▽¬;)。でも、腕時計が見たいなら腕を引っ張るんじゃなくて口で言ってくれれば良いのに…無駄にドキドキしたじゃんか(//-"-//)🌀』

阿部「あ~、寝ちゃった😌」

そう言って亮平くんは目を瞑る。

私「…え(・△・;)?」

『ちょっΣ(//□//)!この体勢のまま寝ないでよ😣💦早く離れないと心臓が破裂する~ッ(//×△×//)💥』

私「りょ、亮平くん(^▽^;)?」

私が声を掛けると、亮平くんはゆっくりと目を開けて黙ったまま天井を見つめる。

阿部「…あのさ。」

私「え😓?」

私の方に目だけ動かす亮平くん。

阿部「帰るの面倒臭いし、今日は泊まっていっても良い?」

私「…え?泊ま…る(・△・)?」

阿部「うん。眠いから、このまま寝ちゃいたくなっちゃって…駄目😊?」

可愛い笑顔で言う亮平くん。

私「……(・△・)」

『泊まる?泊まるって事は、朝まで私の家に居るって事?それってつまり、お風呂から上がって素っぴんになった後も寝る時も起きてからもず~っと亮平くんが一緒に居るって事?』

阿部「○○?」

黙ったまま固まっている私の顔を首を傾げて覗き込む亮平くん。

私「ハッΣ(//□//)💓!そ、それは駄目でしょ!絶対駄目ッ!彼女でも無い女の人の家に泊まるなんて、そんな不埒な事はしちゃ駄目だよ(//>△<//)💦」

阿部「…え?○○って、俺の彼女じゃなかったの(・_・)」

私「え(・△・)?」

阿部「俺、○○とはとっくに恋人同士だと思ってたんだけど…○○は違ったの(・_・)?」

私「恋人…同士(・△・)?……エェ~っΣ( ̄□ ̄|||)!?いつから😨!?」

阿部「2人で逢うようになってから…あれ?俺、○○に好きだって言わなかったっけ(・_・)?」

私「い、言ってないよ!そんなの初耳だよ😣💦」

阿部「そうだった?ごめんごめん。勝手に告白したつもりになってたわ😄」

私「えぇ~ッ( ̄□ ̄|||)!」

『亮平くん、頼むよ~💧こういう大切な所で天然出さないでよぉ~ッ(T△T)』

阿部「じゃあ、改めて言わせてもらうね😊」

私「ドキッ😓💓!」

亮平くんから告白されると思い、一気に緊張する私。

阿部「これからもずっと一緒に居たいから…俺の彼女になってよ😊」

私「ッΣ(//□//)💓!」

『亮平くんに告白された❤️幸せ~(*-▽-*)✨』

嬉しさを心の中で噛み締める私。

阿部「…○○?ちゃんと聞いてた😖?」

私「ハッΣ( ̄□ ̄;)!き、聞いてた💦聞いてた😅💦」

阿部「本当に(-”-)?」

私「本当に本当!私が亮平くんに嘘つくわけ無いでしょ😅?」

阿部「…ここで問題です😄」

私「へ(・△・)?も、問題😓?」

阿部「○○のスマホの待ち受け画面は誰でしょう😊?」

私「ドキッΣ( ̄□ ̄;)💓!」

阿部「①目黒蓮、②阿部亮平、③佐久間大介、さて何番でしょうか?10秒以内に答えて下さい😊」

私「な、何でそんな問題を…(-▽-;)」

阿部「ほら、早く答えないと時間切れになっちゃうよ?時間切れは罰ゲームあるからね~😄」

私「エェ~っΣ( ̄□ ̄|||)!?ば、罰ゲーム😱!?」

阿部「だから、早く答えて😊」

私「…に、②の阿部亮平(¬△¬;)」

阿部「ファイナルアンサー😊?」

私「ふぁ、ファイナルアンサー(-”-;)」

私が答えると、亮平くんはニッコリと微笑む。

阿部「はい、不正解!正解は、③の佐久間大介でしたぁ~😄❤️」

私「ッΣ( ̄□ ̄|||)💓!?」

『な、何で私のスマホの待ち受け画面が佐久間くんだって知ってるの!?亮平くんにスマホを見せた事なんて一度もないのに…ま、まさか私の心を読んだ!?亮平くんってエスパーなの😨?』

阿部「違うから💧流石に俺も、天気は読めても心までは読めないよ😅」

私「な、何で分かるのッ!?私、まだ何も言ってないのに😱💦」

阿部「○○は考えてる事がすぐ顔に出るからね😊」

私「ッΣ( ̄□ ̄|||)!?」

慌てて顔を両手で押さえる私。

阿部「今更顔を隠しても遅いから…というわけで、不正解だし俺に嘘ついたから罰ゲームね😊❤️」

私「ハッΣ( ̄□ ̄;)!そうだった😨罰ゲームって何なの😣💦?」

阿部「HDDに入ってる佐久間の出た番組をくじ引きで出た数だけ消しちゃいま~す😄🎵」

私「~ッ😱!?」

阿部「…というのは冗談で😌」

私「へ?冗談😓?」

阿部「そんな事するわけ無いでしょ?誰を好きになるのも個人の自由だしね😊」

私「そ、そっか…そうだよね😅亮平くんがそんな酷い事するわけ無いもんね💦」

阿部「…でも、俺の前であんまり佐久間佐久間って言わないでね?俺、結構嫉妬深い方だから嫉妬にかられて無意識に手が動いて消しちゃうかもしれないから😊」

顔は笑ってるのに、目は全然笑ってない亮平くんに私の背中に冷や汗が流れる。

私「う、うん…肝に命じておきます(-▽-;)」

阿部「それと、スマホのロック番号だけど…」

私「ん?」

阿部「簡単過ぎるから変えた方が良いよ。全然セキュリティになってないから😊」

私「も、もしかしてロック解除して見たの😱!?」

阿部「暇潰しに頭の体操的な感じで適当に弄ってみたら1回目でアッサリ当たっちゃって😅でも、待ち受け以外は何も見てないから安心してよ😊」

私「1回目でアッサリ当たるって…私、結構悩んでパスワード決めたんだけどな(¬▽¬;)」

阿部「○○の考えてる事ぐらい簡単に分かるよ😌」

私「む~ッ(-”-)」

阿部「そう言えば…この間、佐久間と一緒に写真撮ったんだけど見たい😄?」

私「えッ❤️み、見たい!見たい😆💕」

阿部「やっぱ、や~めた😌」

私「え😓?」

阿部「残念だったね😊」

イラッ(-”-)💢

私「な、何か亮平くん、今日はいつもと感じが違くない(-▽-;)?」

『今日の亮平くんは何だかSっ気が強いような…メチャメチャ意地悪だし(-”-)』

阿部「今は、阿部ちゃんじゃなくて亮平だから…」

私「阿部ちゃんじゃなくて、亮平(・_・)?」

意味が分からず首を傾げる私。

阿部「○○には可愛い俺じゃなくて、男らしい俺を見て欲しいからね😊」

私「え~💧私には可愛い亮平くん見せてくれないの😖?」

阿部「見れない。っていうか、見せない!だって、好きな人には可愛いよりもカッコイイって言われたいもん😊🎵」

私「もんて…既にその言葉が可愛いんですけど(* ̄∇ ̄*)❤️」

阿部「意地悪言ってごめんね?○○が佐久間の事であんまり嬉しそうにするから嫉妬しちゃって。後で写真はちゃんと見せてあげるから😊」

私「…うん(*^^*)」

亮平くんに返事をすると、私は亮平くんに思いきり抱きつく。

阿部「○○😓?」

私「佐久間くんの事は好きだけど、それはファンとして好きなだけだから。男の人…っていうか、ずっと一緒に居たい大好きな人は亮平くんだけだよ😌❤️」

阿部「俺も、ずっと一緒に居たいぐらい大好きな人は○○だけだよ😌❤️」

そう言ってギュッと抱きしめてくれる亮平くん。

阿部「今日は眠れなくしちゃうけど良い😊?」

私「良いよ。ずっと一緒に居たいし(*^^*)」

阿部「これからイッパイ幸せにするからね😌」

そう言って優しく唇を重ねる亮平くん。

たまにSっ気が入るけど、やっぱり亮平くんは優しい。

今夜は長くて幸せな夜になるね☆彡


《END》