《続き》
目黒「…ありがとう。○○は気が利くね(*^^*)」
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渡辺「洗面所はあっちだよね?うがいと手洗いするから、ちょっと持ってて😄」
暫くして、女子生徒達が体育館に集まってくると森田先生も来た。
森田「部活始めるぞ~!集合~!」
森田先生が言うと、森田先生の所へ集まっていく部員達。
渡辺「○○。」
私「は、はいッΣ( ̄□ ̄;)💓!?」
渡辺先輩に名前を呼ばれてビックリする私。
渡辺「タオル持ってて😊」
私の首に自分のタオルを掛ける渡辺先輩。
私「あ…はい(//△//)💦」
目黒「渡辺先輩。」
渡辺「ん(・_・)?」
目黒くんに名前を呼ばれて目黒くんを見る渡辺先輩。
目黒「わざわざ○○に持たせなくても、タオルぐらいその辺に置いておけば良いと思いますけど?」
渡辺「俺、潔癖症だから床に置いたりイスに置いたりすんの嫌なんだよね😊」
目黒「だったら、バッグの中に入れとけば良いじゃないですか。」
渡辺「バッグの中だと使いたい時にすぐ出せないからね😊」
目黒「イラッ(-”-)💢」
渡辺「羨ましいんだったら、目黒も○○に持っててもらえば良いじゃん😊」
目黒「別に羨ましいなんて思ってません。只、こんな下らない事でまでこき使われて○○が可哀想だと思ったから言っただけです(-”-)」
渡辺「こき使われてって、タオルを首に掛けさせてもらってるだけじゃん。」
目黒「充分、迷惑だと思いますよ。タオルって、首に掛けてるだけでも邪魔だし。」
渡辺「…邪魔(・_・)?」
私の方を向いて聞く渡辺先輩。
私「え😓?いえ、別に…。」
渡辺「邪魔じゃないって😁」
目黒くんの方を向いて悪戯っ子のように笑う渡辺先輩。
目黒「ムカッ(-”-)💢」
森田「目黒!渡辺!何してんだ!サッサと来いよ💢余分に走らせんぞ😠💢」
渡辺「は~い😄🎵」
森田先生の所へ笑顔で走って行く渡辺先輩。
目黒「…(¬”¬)」
不機嫌そうに私を見る目黒くん。
私「😓?目黒くんも早く行かないと…😅」
目黒「分かってるよ💢」
森田先生の所へ走って行く目黒くん。
私「…目黒くん、何で怒ってるんだろう😖?」
私が渡辺先輩に返した言葉で目黒くんが怒ってるなんて微塵も思っていない私。
その後、軽く体育館内を走り柔軟を済ませた後にダンス練習が始まった。
🎶Grandeul🎶 Snow Man
私「この曲、めっちゃハード💦皆、良く踊れるな~。凄すぎるわ😓」
20分程踊って暑くなったのかジャージを脱ぐ目黒くん。
私「あ!目黒くん😄」
目黒「(・_・)?」
私の方を振り向く目黒くん。
私「ジャージ、持ってようか😄?」
両手を差し出す私。
目黒「良いの?ありがとう😄」
私に脱いだジャージを渡す目黒くん。
私「どういたしまして😊…あ、ちょっとしゃがんでくれる?」
目黒「え?うん。」
私に言われてしゃがむ目黒くん。
目黒くんがしゃがみ込むと、私はポケットからハンカチを出して目黒くんのオデコや目元に優しく当てる。
私「汗、目に入りそうだったから😄」
ニッコリと優しく笑う目黒くん。
渡辺「……。」
少し寂しそうに私と目黒くんを見ている渡辺先輩。
阿部「…翔太(・_・)?」
渡辺「ハッ😓!」
阿部「どうしたの?ボーッとして。」
渡辺「いや、何でもないよ😅」
阿部「…○○ちゃんと目黒くんが気になる😊?」
渡辺「なッΣ(// ̄□ ̄//)💓!?ば、バカ!そんなんじゃねーし!変な事言うなよな(//¬△¬//)💦」
阿部「でも、今見てたよね?○○ちゃんと目黒くんの事。さっきだって、○○ちゃんの首にタオル掛けたりしてたし。いつもはバッグの上に置いてるのに😁」
渡辺「あれは、目黒をからかってやろうと思ってやっただけだし!アイツ、すぐムキになるから面白いんだよな😅💦」
阿部「からかっただけ、ね。じゃあ、○○ちゃんを抱きしめたのも目黒くんを怒らせる為だけにしたって事😊?」
渡辺「あ、当たり前だろ😅?」
阿部「そっか。翔太はスキンシップとかあんまり好きじゃないから、好きでもない子を軽々しく抱きしめたりしないと思ってたけどな😊」
渡辺「うッΣ( ̄□ ̄|||)💓!」
図星を突かれて心臓を押さえる渡辺先輩。
阿部「あれ?図星だった😁?」
渡辺「うるせーよ😣💢ほっとけ!」
怒って宮舘先輩の所へスタスタと歩いて行く渡辺先輩。
阿部「翔太は相変わらず分かりやすいな~😊🎵…新しい恋、かな?」
チラッと私と目黒くんを見る亮平くん。
阿部「……。」
何か言いたげな表情で私と目黒くんを見つめると、亮平くんは辰哉お兄ちゃんの所へ歩いて行く。
そしてダンス部の練習が終わり、私は教室にカバンを取りに行っていた。
~1年C組・教室~
カバンの中に机の中の筆記用具や教科書をしまう私。
私「これで良し!帰りますかね😊」
カバンを持って教室を出ると、私の前に知らない女子生徒が一人立っていた。
女子生徒「…アナタ、深澤くんの妹って本当?」
私「え?あ、はい…そうですけど😓」
『誰だろう?見た事ない人っぽいけど…お兄ちゃんの事、先輩じゃなくて“くん”付けで呼んでるから2年生とかかな?』
女子生徒「渡辺くんと親しいみたいだけど、どういう関係?付き合ってるの?」
私「え😓?ち、違います!渡辺先輩は、私がお兄ちゃんの妹だから仲良くしてもらってるだけで✋😅✋」
『こんな事、前にもあったような…デジャブ(-▽-;)?』
女子生徒「友達の妹にしては、アナタと渡辺くんは仲が良すぎる気がするんだけど…」
私「そ、そうですか?気のせいだと思いますけど😅」
女子生徒「…アナタ、好きな人は居るの?」
私「へ(・△・)?」
女子生徒「好きな人!居るのかって聞いてるの😠💢」
私「ひッ😱!?」
大声で怒鳴られてビビる私。
女子生徒「どっち?居るの?居ないの?早く答えなさいよ😠💢」
『どうしよう?亮平くんの事は好きだけど、恋愛感情の好きではないと思うし…でも、好きは好きだから居るって言った方が良いのかな?けど、居るって言って大丈夫かな?渡辺先輩の事だと思ってブチギレされたら怖いしな~😖』
女子生徒「早く言いなさいよッ😠💢」
私「い、いません(-△-;)」
必死に考えた結果、好きな人は居ない事にした私。
女子生徒「…本当に(¬”¬)?」
ジロリと私を睨む女子生徒。
私「はい…(-_-;)」
女子生徒「…そう。じゃあ、いいわ。くれぐれも渡辺くんの事を好きになったりしないでね。」
そう言って下駄箱の方へ歩いて行く女子生徒。
私「…ハァ~💧怖かったぁ~😖」
女子生徒の姿が見えなくなると、私は深い溜め息をつきながらその場に座り込む。
『渡辺先輩も相当モテるって聞いたけど、本当にモテるんだな~💧噂では学園一らしいから、誤解されないように気を付けないと…先輩達に嫌われるのはまずいもんね(¬_¬;)』
目黒「○○ッ!」
名前を呼ぶ声が聞こえた方に顔を向けると、目黒くんが私の所へ走ってくる。
私「目黒くん…(・_・)」
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目黒「どうしたの?こんな所に座り込んで…具合悪い?」
私の前に来ると、目黒くんはしゃがみ込んで私に目線を合わせる。
私「ううん、大丈夫。ちょっと考え事してただけだから😅」
そう言って立ち上がる私。
目黒「考え事(・_・)?」
私「うん。今日の夜ご飯何かな~って😊」
目黒「夜ご飯(笑)?○○は本当に食べるのが好きだね😄」
私に続いて目黒くんもゆっくりと立ち上がる。
私「まぁね😊🎵」
『良かった…信じてくれた😌✨』
目黒くんに怪しまれなくて安心する私。
目黒「じゃ、帰ろっか😊?」
私「うん(*^^*)」
気付いたら、目黒くんとは学校から自宅までの往き来を共にするようになっていた。
『何か、高校生になってからは特に目黒くんと一緒に居る気がするな。最近は休みの日になると、いつも隣に居るはずの目黒くんが居ないから落ち着かない時があるし…』
歩きながら目黒くんの顔をジーッと見る私。
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目黒「…ん?何?俺の顔に何かついてる😓?」
自分の顔を触る目黒くん。
私「あ、ううん!ついてない×2✋😅✋ただ、目黒くんとはいつも一緒に居るから休みの日に会えないと寂しくなるな~って思って😅💦」
目黒「寂しい(・_・)?」
私「うん。だからね、休み明けの学校は嬉しくなるんだよね(*^▽^*)🎵」
『亮平くんにも逢えるし(* ̄∇ ̄*)❤️』
目黒「…そっか。俺も○○に逢えないと寂しくなるし、逢えると嬉しくなるよ(*^^*)」
私「本当?一緒だね(*^▽^*)🎵」
目黒「うん。一緒だね(*^^*)」
優しい笑顔で私を見る目黒くん。
『目黒くんって、本当に優しく笑うな~。私、中学の時から目黒くんの笑った顔が大好きなんだよね~❤️癒し(* ´ ▽ ` *)✨』
その後、下駄箱で待っていたラウールくんと合流し
3人で駅のホームに行くと今日も他校の女子達に囲まれた💧
もう平日の恒例行事になりつつある光景に私は慣れたけど、
目黒くんとラウールくんは慣れないようで困惑していたのが可愛かった。
そして土曜日になり…
明日は、目黒くんと映画に行く約束をした日曜日。
私は何を着ていこうかと自分の部屋で服を選んでいた。
私「ん~、ワンピースが良いかな?それとも、こっちのブラウスとカーディガンとチェックのスカート😖?」
ワンピースを着て、ブラウスとカーディガンを重ねたハンガーを右手に持ち、チェックのスカートが掛かったハンガーを左手に持って全身鏡の前に立っている私。
辰哉「ただいま~。」
私「あッ!お兄ちゃん帰って来た😆❤️見てもらお~っと🎵」
どっちの服が良いか辰哉お兄ちゃんに見てもらおうと、ブラウス&カーディガンとチェックのスカートを持って玄関に走る私。
バタバタ👣
私「お兄ちゃ~ん!このワンピースとカーディガンとチェックのスカート、どっちが😄…ッΣ( ̄□ ̄;)!?」
辰哉お兄ちゃんの隣に亮平くんが居て固まる私。
辰哉「○○、ただいま~😄」
阿部「今晩は😊✨」
私「こ、今晩は(*^▽^*)💦」
『何で亮平くんが居るの~ッ😱!?めっちゃ恥ずかしい(//∩∩//)』
辰哉「あれ?○○、お洒落しちゃってどうしたの?もう遅いから出掛けちゃ駄目だよ?」
私「違う!違う!出掛けないよ(>△<)💦明日、友達と映画を観に行くからどっちの服が良いか見てもらおうと思って着てみただけだから😅」
辰哉「どっちの服が良いか?」
私「うん。このワンピースとカーディガン&チェックのスカート、どっちが可愛いと思う😄?」
洋服を辰哉お兄ちゃんに見せる私。
辰哉「どっちも可愛いと思うけど…俺はワンピースの方が好きかな😊」
私「ワンピースね😄?」
辰哉「うん😊阿部ちゃんはどっちが良いと思う?」
阿部「俺?俺はそうだなぁ~。カーディガンとチェックのスカートの方が○○ちゃんに似合ってて可愛いと思うかな😊」
私「本当ですかッ(//º▽º//)!?じゃあ、こっちのカーディガンとチェックのスカートにします(*^▽^*)❤️」
阿部「うん😊」
辰哉「エェっΣ( ̄□ ̄;)!?俺の意見は😨?」
阿部「…明日、目黒くんとデートなの😊?」
私「えッΣ( ̄□ ̄;)!?い、いや、デートなんかじゃないですよッ!普通に遊びに行くだけで…目黒くんはただの友達ですし😅💦」
慌てて否定する私。
辰哉「は(・△・)?目黒?…何?明日、一緒に映画を観る相手ってアノ目黒なの(-”-)?」
私「え😓?…あッΣ( ̄□ ̄|||)!私、さっき目黒くんの名前出さなかったのに😱💦」
阿部「ごめん。今日、目黒と○○ちゃんが話してるの聞いちゃって😅」
私「あ~、それで💧でも、私と目黒くんは本当にただの友達なので😅」
阿部「そうなの?あんまり仲良しだから、目黒くんと付き合ってるのかと思ってたよ😊」
私「エェ~っ😱!?」
亮平くんの言葉にショックを受ける私。
辰哉「俺の目の黒い内は男女交際なんて認めん(-”-)」
スタスタと階段を上がって行く辰哉お兄ちゃん。
阿部「ふっか💧いくら○○ちゃんが大事だからって、そんな事ばっか言ってると○○ちゃんに嫌われちゃうよ😅?」
辰哉お兄ちゃんに続いて階段を上がって行く亮平くん。
辰哉「エェっΣ( ̄□ ̄|||)!?それは困るな(¬△¬;)」
『そんな…亮平くんに目黒くんと付き合ってると思われていたなんて😨私、亮平くんの眼中に無いって事~😱!?』
私「ショック過ぎる…(T△T)」
辰哉「あ、そうだ!○○😄」
階段からヒョッコリと顔を出す辰哉お兄ちゃん。
私「何~(-△-|||)?」
亮平くんの言葉がショックで凹みながら返事をする私。
辰哉「今日、阿部ちゃん泊まるから俺の部屋に布団を持ってきてくれる?○○の部屋の押し入れに来客用の布団あるでしょ😄?」
私「…え?今、何て(・△・)?」
辰哉「だから、○○の部屋の押し入れにある来客用の布団を持ってきてって…」
私「その前ッ!今日、亮平くん泊まるの?ウチに😲!?」
辰哉「うん。月曜日に提出しなきゃいけないプリントが全然終わってなくてさ~😅」
阿部「ふっかはいつも面倒な事を後回しにする癖があるからね😌」
辰哉「ごめんて😅」
『やったぁ~✋😆✋お兄ちゃん、グッジョブ(*>∇<)ノ❤️』
心の中で万歳する私。
ピンポーン🔔
玄関のインターホンが鳴る。
辰哉「お!来たかな?○○、俺らは着替えてくるから玄関に行って見てきてくれる😄?」
私「分かった😄」
『出前でも頼んだのかな?』
急いで玄関に行く私。
ピンポーン🔔
私が玄関に着くと、再び玄関のインターホンが鳴った。
私「はい、は~い!今、開けますよ~😄」
ガチャ🚪
私「ッΣ(º□º;)!?わ、渡辺先輩ッ!?」
玄関のドアを開けると、子猫を抱えた渡辺先輩がニコニコ笑顔で立っていた。
渡辺「よっ😄✋」
子猫「ニャー😺」
私「え…😓?な、何で?プリンスまで(-△-;)」
渡辺「お邪魔しま~す😄🎵」
子猫「ニャー😺」
私の質問には答えず、子猫を抱き抱えたまま家に入って行く渡辺先輩。
私「ちょ、渡辺先輩😓?」
私「え😓?あ、はい💧」
渡辺先輩にプリンスを渡されて抱っこする私。
私「…何?どういう事(-△-;)?」
子猫「ニャー😺」
私の頭の中には?マークだけが浮かんでいた。
《続く》