《続き》

私「うっ😢」

自分の不甲斐なさに私の目から涙が溢れ落ちる。

翔太「え😓?」

涼太「あ~ほら、泣いちゃったじゃん😖だから優しく言わなきゃ駄目だって言ったのに~(¬△¬)」

翔太「俺のせいッΣ( ̄□ ̄|||)!?」

涼太「翔太以外、誰が泣かせたって言うのさ😌?」

翔太「…涼太(¬△¬;)👉️?」

涼太「俺は泣かせるような事言ってないし。女性には常に紳士的に接するように心掛けてるからね😌✨」

翔太「じゃあ、やっぱり…俺が泣かせたのか(-"-;)?」

私「ち、違うんです😣💦色んな人に迷惑かけてる自分が情けなさ過ぎて…😢」

翔太&涼太「……(・_・)」

顔を見合わせる翔太さんと涼太さん。

私「うっうっ😢」

ツンツン👉️

私の腕を人差し指で軽く突っつく涼太さん。

私「(;_;)?」

泣きながら少し顔を上げると、涼太さんが優しい笑顔で私の顔を覗き込んでいた。

涼太「あのね、多かれ少なかれ人は誰かに迷惑かけて生きてるんだよ。誰にも迷惑かけずに生きてる人なんて居ないから😊」

私「…でも、その中でも私は迷惑かけ過ぎって言うか😖」

涼太「誰かに、迷惑かけ過ぎとか言われたりしたの😊?」

私「…いえ、言われたりはしてないですけど😖」

涼太「じゃあ、気にしなくて良いんじゃない😊?」

私「え😓?」

涼太「君に迷惑かけられて嫌だと思う人なら、とっくに君のそばから離れてるはずだし。迷惑かけられても変わらずにずっとそばに居てくれてるって事は、相手は迷惑だと思ってないって事だと思うし…或いは、迷惑かけられても君と一緒に居たいって事だから気にする事ないよ。君は君のままで居てくれるのが相手も望んでる事だと俺は思うな😊」

私「…そうでしょうか😖」

涼太「そうだよ。少なくとも俺はね😊❤️」

私「え😓?」

隣に居る翔太さんの肩に腕を回す涼太さん。

翔太「おわッΣ( ̄□ ̄;)!?」

涼太「翔太には幼稚園児の時から迷惑かけられっぱなしだけど、俺はそんな翔太だから一緒に居たくて一緒に居るしね😄🎵」

私「…(*・_・*)✨」

翔太「はぁッ!?何だよ、それ!俺がいつ、涼太に迷惑かけたんだよッ😣💢」

涼太「出会った時から😄(笑)❤️」

翔太「はぁ~ッ(º□º)💢?おま、ふざけんな😣💢俺に迷惑かけてんのは涼太の方だろ😡💢!?」

涼太「い~や、翔太だね。幼稚園から脱走する時、一人じゃ心細いからって毎回俺の事を連れて行ってたし…俺は嫌だって言ってんのに無理矢理連れて行ったよね。翔太のせいで親にメチャメチャ怒られてつらかったな~😌」

翔太「うッΣ( ̄□ ̄|||)💓!」

心臓を押さえる翔太さん。

『あ…図星なんだ😓』

目黒「深澤ッ!」

私「え?」

声が聞こえて顔を向けると、人混みを掻き分けて私の方へ来ようとしている目黒くんが目に入る。

私「あ…!目黒くん(*^▽^*)❤️」

知ってる人を見つけて安心する私。

涼太「知り合い😊?」

私「はい!一緒に来た友達です😄」

涼太さんに目黒くんの説明をしている途中で目黒くんが私の所へ着いた。

目黒「やっと見つけた😣💦大丈夫か😖?」

走り回って探してくれてたのか、息を切らしながら話す目黒くん?

私「うん。私は大丈夫…ごめんね?心配かけて😖」

目黒「いや、深澤を一人にした俺も悪かったから…この人達は?」

私「草履の鼻緒が切れちゃって、歩けなくて困ってたら声を掛けてくれたの😄」

目黒「そうなの?」

私「うん(*^^*)」

私がそう言うと、目黒くんは涼太さんと翔太さんの前に歩いて行く。

目黒「深澤の事、助けてくれて有難うございました😌」

涼太さんと翔太さんに頭を下げる目黒くん。

涼太「どういたしまして😊」

翔太「お礼は良いから、何か奢って😁(笑)❤️」

目黒「え😓?」

涼太「翔太ッ💢!ごめんね?気にしなくて良いから😊」

目黒「はぁ…😓」

翔太「冗談だって💧そんなマジに怒んなよ😅」

涼太さんに言うと、私の方を向く翔太さん。

翔太「帰ったらちゃんと消毒しろよ?バイ菌入ったらイテーからな😊」

私「はい。有難うございます(*^▽^*)」

目黒「え?怪我したの(・_・)?」

私「ちょっと紐で擦れちゃって…でも、大した事ないから😅」

ハンカチが巻いてある足を目黒くんに見せる私。

翔太「嘘つけ!歩けないくらい痛いくせに(¬▽¬)」

涼太「…(・_・)!」

ビックリした顔で翔太さんを見る涼太さん。

私「ッΣ( ̄□ ̄|||)!?」

目黒「そうなの😖?」

私「最初はそうだったけど、今はちゃんと歩けるくらい楽になったから😅💦」

目黒「本当に(-"-)?遠慮とかしてたら怒るよ?」

私「本当×2😅💦」

翔太「薬も魔法も使ってねーのに、そんなにすぐ楽になるかよ(¬▽¬)」

私「ちょっと黙ってて下さいッ😣💢」

翔太「ヤダ😁(笑)」

私「ッΣ( ̄□ ̄|||)!?」

涼太「翔太…女の子をいじめるな💧」

目黒「…深澤。」

私「え?」

目黒「はい😊❤️」

私の前にしゃがみ込む目黒くん。

私「『はい』って、はい(・△・)?」

首を傾げる私。

目黒「おんぶ😊」

私「…はΣ(//□//)!?」

涼太「少年、少年😌✋」

目黒くんの肩をトントンと優しく叩く涼太さん。

目黒「え?」

涼太「彼女は浴衣だから、後ろで背負うよりも前で抱えた方が良いと思うよ😊」

目黒「前で(・_・)?」

涼太「お姫様抱っこってやつだな😊」

目黒「ああ、そうか!」

立ち上がると、目黒くんは私の隣に来て私の腕を自分の首に回す。

私「え😓?ちょっ、目黒くんッΣ(//º□º//)!?」

目黒「よっと✋😄✋」

軽々と私を抱き上げる目黒くん。

私「キャアっΣ(//□//)!?」

翔太「落とすなよ~😁🎵」

目黒「じゃ、帰ろっか😊」

私「これでッ😨!?」

目黒「有難うございました😄」

涼太さんと翔太さんに頭を下げてお礼を言う目黒くん。

涼太「どういたしまして✨気を付けてな~👋😄」

翔太「……。」

黙ったまま私と目黒くんを見つめている翔太さん。

私「ちょ、ちょっと待って😣💦」

目黒「ん?」

私「目黒くんッ!今すぐ下ろして!私、ちゃんと歩けるからッ(//>△<//)💦」

目黒「そう?」

目黒くんの言葉に力強く何度も頷く私。

目黒「じゃあ…」

ゆっくりと私を地面に下ろす目黒くん。

『あ~、ビックリした💧目黒くんて、周りの視線とか気にならないのかな(¬_¬;)?』

涼太「遠慮しないでお姫様抱っこのまま家まで送ってもらえば良かったのに😊」

私「冗談言わないで下さい!そんな恥ずかしい事出来ませんよッ(//>△<//)💦」

目黒「嫌だった😖?」

私「え😓?」

翔太「お前さぁ~、せっかくコイツが良かれと思ってやってくれたのに恥ずかしいとか言うなよな。可哀想じゃん😌」

私「ハッΣ( ̄□ ̄|||)!」

目黒「…😖」

目黒くんを見るとシュンとした顔をして落ち込んでいる。

私「ち、違ッ!いや、違わないけど😣💦」

宮舘「彼女は照れ屋みたいだから、あまり目立つ事はしたくないんだろう。だから少年、気に病む事はないと思うよ😊」

目黒「はぁ…😖」

私「と、兎に角!もう帰ろ?あんまり遅くなるとお母さんが心配するし😅💦」

目黒「それもそうだな😊…じゃあ俺達、帰りますね😄」

涼太「草履の鼻緒はあくまでも応急措置だから、歩く時は気を付けながら歩いてね😊」

私「はい!有難うございました😌」

涼太さんと翔太さんにお礼を言って頭を下げると、私と目黒くんは涼太さんと翔太さんに背を向けて歩き出す。

涼太「いや~、青春だね~。初々しくて可愛いカップルだったな😊」

翔太「……。」

人混みを避けながら歩いていると、目黒くんが私の手をギュッと強く握りしめる。

私「っΣ(・_・)!?目黒くん😓?」

目黒「もう、俺から離れんなよ。」

私「…うん。ごめんね😖」

目黒「謝んなくて良いよ。でも本当、ちゃんと見つかって良かった😊」

ニッコリと優しい笑顔になった目黒くんに、私はホッとひと安心した。

私「探してくれて有難う。凄く嬉しかった(*^^*)」

目黒「そりゃあ、探すよ。深澤だもん😊」

私「…(・_・)?うん😊」

目黒「今の、絶対に意味分かってないでしょ😄?」

私「意味?うん。え?今の言葉に何か意味あるの(・△・)?」

目黒「今は言わな~い🎵早く帰るよ😌」

私の手を引っ張って歩いて行く目黒くん。

翔太「……。」

黙ったまま私と目黒くんの後ろ姿を見つめている翔太さん。

涼太「翔太。」

翔太「何だよ(-_-)?」

涼太「あの女の子の事、気に入っちゃったの😊?」

翔太「なッΣ(// ̄□ ̄//)💓!?そ、そんなんじゃねーし!バカな事言うなよな(//>△<//)💢」

顔を真っ赤にして怒る翔太さん。

涼太「翔太は相変わらず分かりやすいな~😊」

翔太「~ッ(//-"-//)💢」

涼太「また逢えると良いな😊」

翔太「…ああ(//¬"¬//)」

涼太「フフフ(笑)。さてと…俺らも帰ろっか😊」

翔太「いや、まだだ!焼きそば食べてない😤」

焼きそばの屋台にスタスタと歩いて行く翔太さん。

涼太「全部食べれるの😊?」

翔太「無理ッ!半分やる(-△-)」

涼太「やれやれ😅」

翔太さんの後を追い掛けて行く涼太さん。

涼太「翔太の奢り😊?」

翔太「バカ言え!半分ずつなんだから、折半に決まってんだろ😌?」

涼太「だろうね😌」

仲良く話しながら人混みの中に消えていく翔太さんと涼太さん。

~自宅の前~

目黒「足、大丈夫?」

私「うん。送ってくれて有難う(*^▽^*)」

目黒「あの男の人も言ってたけど、ちゃんと消毒するんだよ?」

私「うん、分かってる。ちゃんと消毒するから安心して(*^▽^*)」

目黒「なら良いんだ。じゃあまた学校で😊」

私「バイバイ👋😄気を付けて帰ってね🎵」

目黒「うん。バイバイ👋😄」

お互いに手を振り合うと、目黒くんは自分の家に帰って行った。

私「そう言えば、ラウールくん達ってどうしたんだろう?目黒くん、何も言ってなかったけど…」

📱🎶~

スマホが鳴り見てみると、目黒くんからLINEが来ていた。

目黒<さっき言い忘れたんだけど、ラウール達の事は心配しなくて大丈夫だから。2人で楽しんでたから安心して良いよ。それだけ言っとこうと思って。じゃ、またね。おやすみ😄>午後19:02

『流石は目黒くん…気が回るなぁ~(* ´ ▽ ` *)✨』

○○<教えてくれてありがとう✨今、丁度気になってたから…安心しました❤️ではまたね!おやすみなさい(* ̄∇ ̄*)💤>午後19:03

私「これで良しっと(*^^*)🎵」

目黒くんにLINEを返すと、私はうがいと手洗いをして自分の部屋に向かった。

~自分の部屋~

浴衣から自分の服に着替えていると、足に巻かれたハンカチが視界に入った。

私「あ…!ハンカチ、借りたままだった💧どうしよう?連絡先も名前も聞いてないから返せないよ😖」

ハンカチを広げて見てみると、平仮名で『しょーた』と書かれていた。

私「小さい時から大切に使ってたのかな?…近所のお祭りに来てたって事は、近くに住んでるのかな?また逢えた時に返せるように大切にしまっておこう😌」

ハンカチを洗濯してキレイにアイロンをかけると、私はハンカチをビニール袋に入れて洋服タンスにしまった。

私「このハンカチ、しょーたさんにちゃんと返せると良いな(*^^*)❤️」


《END》