《続き》

辰哉「○○達は何時に行くんだっけ?」

私「私達は17時に★☆神社の前で待ち合わせしてるの😊」

辰哉「17時ね。じゃあ、もう少しゆっくりしてから出れば良いか😊」

沙織「…あ、あの(////)」

辰哉「ん?」

沙織「出来れば、辰哉さんと2人で行きたいんですけど…駄目、ですか(////)?」

『沙織ちゃん😓?…本当にお兄ちゃんが好きなんだな~😌』

辰哉「別に、駄目じゃないけど…」

チラッと横目で私を見る辰哉お兄ちゃん。

私「お兄ちゃん、沙織ちゃんと2人で行ってあげてよ。私なら心配しなくても大丈夫だからさ😄」

辰哉「そう?…じゃあ、先に俺達だけで行こっか😊」

沙織「…ッΣ(//º▽º//)💓!は、はいッ(*^▽^*)❤️」

辰哉「俺、母ちゃんに夏祭りに行くって言ってくるから玄関で待っててくれる😊?」

沙織「はい。分かりました(*^^*)❤️」

ガチャ🚪

パタン🚪

辰哉お兄ちゃんが部屋から出て行くと、沙織ちゃんはその場にしゃがみ込む。

沙織「はぁ~、緊張したぁ~(* ̄∇ ̄*)❤️」

私「沙織ちゃん、メチャメチャ積極的だったね!めっちゃ勇気があって尊敬しちゃったよ😆✨」

沙織「もう、こんな機会は滅多に無いし当たって砕けろって感じで頑張っちゃったよ(*^▽^*)❤️」

私「そうかぁ~(* ̄∇ ̄*)✨でも、良かったね🎵初デートだよ❤️」

沙織「で、デートっΣ(// ̄□ ̄//)💓!?」

私「そりゃあそうだよ!2人っきりで夏祭りだもん🎵デート以外の何モノでもないでしょ😁」

沙織「そ、そうか…そう、だよね…デート…デートかぁ~(//-▽-//)❤️」

『いつもクールでサバサバしているイメージの沙織ちゃんがこんな風になるとは…恋は人を変えるね。うん😌これぞ青春だよッ✊😆』

そして、沙織ちゃんは辰哉お兄ちゃんと一足早く夏祭りに出掛けた。

私「あッ😲!武ちゃんに沙織ちゃんの事を伝えておかないと💦」

慌てて武ちゃんにLINEを送る私。

○○<武ちゃん!夏祭りの事なんだけど…沙織ちゃんはウチのお兄ちゃんと行く事になったので、私達とは別行動になっちゃいました😣💦>午後16:30

2分後-

由香<了解>午後16:32

私「…え😓?これだけ?いくらなんでもアッサリし過ぎでは(-△-;)?」

『でもまぁ、武ちゃんならこれが普通なのかな😖?文字打つの面倒臭いっていうくらいだし…会った時に色々聞くつもりなのかも。』

深く考えるのはやめて、私も夏祭りに出掛ける準備を始めた。

私「あ、そうだッ!これ付けていこ~っと😄🎵」

この間買ったボディミルクローションを手に取ると、私は耳の後ろや首筋や足や腕などに塗ってみた。

私「うん!良い香り(*^▽^*)❤️」

『目黒くん、気付いてくれるかなぁ~(* ´ ▽ ` *)💓…ん?何で私、目黒くんの事を考えてるの?別に、目黒くんの為に付けた訳でもないのに…違う、よね?付けたいから付けただけ…だよね😖?』

自分の気持ちが分からず、モヤモヤした気分のまま私は出掛けた。

~★☆神社~

神社に着くと、既に目黒くん達の姿があった。

私「ごめんッ!待たせちゃった(>△<)!?」

目黒「大丈夫だよ。俺らが早く来すぎただけだから。ラウールと色々見てたから退屈もしなかったし😊」

私「早く来すぎたって、目黒くんとラウールくんは何時から来てたの😓?」

目黒「30分前くらい😄?」

私「早ッΣ( ̄□ ̄;)!」

由香「余裕を持って10分前に来たのに、既に目黒くんとラウールくんが待ってたからビックリしたよ😅」

ラウール「だって、楽しみ過ぎて待ちきれなかったんだもん!ね~?めめ😄❤️」

目黒「うん😊」

私「…そっか(*^^*)」

目黒くんとラウールくんが夏祭りを楽しみにしてくれてたと聞いて、

沙織ちゃんが目黒くんとラウールくんを誘ってくれて良かったな~と思った。

目黒「じゃ、行こっか😊?」

私「うん(*^^*)🎵」

神社の境内を潜ると、凄い人集りだった。

由香「予想はしてたけど、凄い人混みだね💧」

ラウール「はぐれないように気を付けないと😖」

目黒「深澤ッ!」

私「え😓?」

目黒「手貸して?はぐれたら困るから、手繋いでいこ😄」

左手を私の前に差し出す目黒くん。

私「う、うん(*・_・*)💓」

差し出された目黒くんの手を取ると、緊張しつつも手を繋ぐ私。

『同級生の男の子と手を繋ぐ事なんて滅多にないから、なんか変にドキドキしちゃうなぁ~(//-_-//)💦』

目黒「ラウール!」

ラウール「ん?めめ、何~😄?」

目黒「ラウールも武島さんと手繋いどけ。はぐれたら困るから😊」

由香「えぇッΣ(//º□º//)💓!?」

ラウール「手(・△・)?…繋ぐ😄?」

首を傾げながら武ちゃんの方を向くと、可愛い笑顔で右手を差し出すラウールくん。

由香「ッ(// ̄□ ̄//)💓!か、可愛い~(* ´ ▽ ` *)💕」

ラウール「え(・△・)?」

キョトンとしているラウールくん。

『ま、マズイっΣ( ̄□ ̄;)!武ちゃんてば、無意識に心の声が駄々漏れしてるし😱💥このままだとラウールくんに引かれるかもしれないッ!なんとかしなければ😣💦』

私「た、武ちゃんッ!武ちゃんも手繋いでもらった方が良いよ。私も目黒くんに繋いでもらってるし😅💦」

由香「えッΣ(// ̄□ ̄//)💓!?わ、わた、私は良いよ!大丈夫ッ!はぐれたら携帯で連絡取るか、境内の下で待ち合わせって事で😅💦」


ラウール「僕は武島さんが繋がなくて良いなら無理に繋がなくて良いと思うけど…😓」

由香「うん、それで良いよ!じゃあ、早く行こう?あッ!かき氷あるじゃん。私、買お~っと😅💦」

足早にかき氷の露店に行く武ちゃん。

ラウール「あッ!武島さん、一人で行ったらはぐれちゃうよ😣💦」

慌てて武ちゃんを追い掛けるラウールくん。

私「ちょっ、2人共待って!」

慌てて2人の後を追い掛けようとした私の手をグッと引っ張る目黒くん。

私「わッΣ( ̄□ ̄;)!?」

目黒くんに手を引っ張られた反動で目黒くんに私の背中がぶつかる。

私「め、目黒くん😓?」

目黒「武島さんの事はラウールに任せとけば大丈夫だよ。今は2人にしてあげよう😊?」

私「2人にって…大丈夫かな😖?」

目黒「大丈夫だよ、きっと😊」

私「う~ん😖」

『武ちゃん、ラウールくんと2人なんてテンパって暴走しなきゃいいけど…💧』

目黒「…所で深澤。」

私「な、何😅?」

目黒「何か香水とか付けてる?メチャメチャ良い匂いがするんだけど…」

私「ああ、これは香水じゃなくてボディミルクローションなの。香水は匂いがキツいから苦手で😅」

目黒「そうなんだ?今日の深澤の雰囲気にピッタリ合ってて良いね。浴衣もメチャメチャ似合ってるし…着てきてくれて有難う✨スゲー嬉しい(*^^*)❤️」

私「…(・△・)。うん(*^▽^*)❤️」

『浴衣、着てきて良かった❤️沙織ちゃんに感謝だよ😌✨』

目黒「色々あるけど、まずはどこから行く😊?」

私「そうだなぁ~。最初に行く所は、目黒くんが行きたい所が良いなぁ~❤️なので、目黒くんが行きたい所に連れてって😄」

目黒「分かった。じゃあ、行こっか😊🎵」

私「うん(*^^*)🎵」

目黒くんと並んで歩いていると、人が多くてすれ違う人と少しぶつかってしまう。

私「すみません💦」

目黒「大丈夫?」

私「うん。凄い人だね💦さっきより混んできたみたい😅」

目黒「深澤、もっと俺の方においで😊」

私「え😓?う、うん(////)💦」

どうしようかと迷いつつも、せっかく言ってくれたので目黒くんにピッタリくっつく事にした私。

目黒「…あ!あった×2🎵俺、これ好きなんだよね~😄❤️」

お目当ての露店の前で止まる目黒くん。

私「射的?」

目黒「うん。深澤も一緒にやる😊?」

私「私は見てる。応援してるから頑張ってね✊(*^▽^*)」

目黒「オッケー!おじさん、1回ね😄」

露店のおじさんに代金を渡す目黒くん。

おじさん「はいよ、5発ね。兄ちゃん、彼女に良い所見せてやんな😁」

私「ッΣ(// ̄□ ̄//)💓!?」

『彼女ッ!?』

目黒「頑張ります✊😄」

『って、エェ~っΣ( ̄□ ̄;)!?否定してよ(//>△<//)💦』

目黒「深澤はどれが良い?深澤が欲しいのを狙うから言ってみて😄」

私「え?えっと…」

景品を見ると、プラスチックのケースに入ったキレイなガラス細工の雪だるまに目が止まる。

私「あ…」

『あのガラス細工で出来た雪だるま、めっちゃキラキラしてる(* ´ ▽ ` *)❤️』

ウットリしながらガラス細工で出来た雪だるまを眺める私。

私「キレイだなぁ~(* ̄∇ ̄*)✨」

目黒「……。」

私の視線を辿る目黒くん。

目黒「キレイって、あれか(-"-)?」

銃の照準を合わせてガラス細工の雪だるまを狙う目黒くん。

3発撃って見事にガラス細工の雪だるまをゲットした目黒くん。

目黒「はい。これが欲しかったんだよね😄?」

ガラス細工の雪だるまを私に渡す目黒くん。

私「雪だるま!目黒くん、有難うッ😆💕よく私が欲しいの分かったね(*^▽^*)」

目黒「そりゃあ、分かるよ。ずっと見てるし…キラキラしてる物が好きだよね?ストラップとかキーホルダーとかスマホとか、深澤の持ってる物はキラキラしてんのばっかだし😄」

私「…私の事、よく見てるんだね~(・△・)」

私の好みや持ち物の事を知っている目黒くんに感心する私。

目黒「ハッΣ( ̄□ ̄|||)!で、でも、別にストーカーとかじゃないから😅💦」

私「ストーカー(・_・)?」

キョトンとする私。

沙織「○○ちゃん!」

私「え?…あ!沙織ちゃん😄」

名前を呼ばれて振り返ると、大きなぬいぐるみを持った沙織ちゃんが立っている。

沙織「射的やってたの😄?」

私「うん🎵それでね、これ目黒くんが取ってくれたの(*^▽^*)❤️」

ガラス細工の雪だるまを沙織ちゃんに見せる私。

沙織「わぁ~!キレイだね🎵良かったじゃん😄目黒くん、やるね~✊😆」

目黒「本当は一発目でカッコ良く取りたかったんだけど😊」

私「目黒くんは充分カッコイイよ(*^▽^*)❤️」

目黒「ッΣ(//・_・//)💓!そ、そうかな(//¬∩¬//)?だったら良かった😳」

沙織「(*^^*)」

私と目黒くんを見て嬉しそうに笑う沙織ちゃん。

私「所で、沙織ちゃんはその大きいコナンくんのぬいぐるみどうしたの?」

沙織「これ?これはねぇ~、辰哉さんにダーツで取って貰ったの❤️めちゃめちゃカッコ良かったんだから😆💕」

私「お兄ちゃんに?そっかぁ~、良かったね(*^▽^*)」

沙織ちゃんが幸せそうで私も嬉しくなる。

私「それで、お兄ちゃんはどこに行ったの?姿が見えないんだけど…」

沙織「辰哉さんなら、スーパーボールすくいしてるよ。今、自己最高記録を更新中らしい😁」

私「お兄ちゃんてば、沙織ちゃんを一人にしてスーパーボールすくいに熱中してるとか…何してんだろうね💧ごめんね?駄目な兄で(ー△ー;)」

沙織「辰哉さんは全然駄目じゃないよ~?メチャメチャ優しいし✨今だって、私が勝手に○○ちゃん見つけて来ちゃっただけだし🎵だから、そろそろ辰哉さんの所に戻るね。心配してたら悪いし😊」

私「そうだね。じゃあ、またね👋😄」

沙織「バイバイ👋😄目黒くん、○○ちゃんの事宜しくね~🎵」

目黒「😊✋」

沙織ちゃんに手を振っていると、目黒くんを呼ぶ黄色い声が聴こえてきた。

クラスの女子①「あ~ッ!目黒くんじゃん❤️こんな所で目黒くんに会えるとか超ラッキーなんだけどぉ~😆💕」

クラスの女子②「本当だ!目黒く~ん😆💕」

目黒「え?」

目黒くんを呼ぶ声の方を向くと、同じクラスの女子達が居た。

私「ハッΣ( ̄□ ̄)!」

『これはマズイっ(ー_ー;)!』

慌てて目黒くんと繋いでいる手を放し、私は目黒くんから離れる。

目黒「え?深澤😓?…おわッΣ( ̄□ ̄;)!」

私が手を放して離れた事に気付いて追い掛けようとしたものの、アッと言う間に女子の集団に囲まれて身動き出来なくなってしまった目黒くん。

『あの人達は確か、目黒くんのファンクラブに入ってるって言ってた子達だ💧目黒くんと2人で、しかも手なんか繋いでる所を見られたら…絶対嫌われちゃうよッ😣💦』

私「見つからないように、皆からなるべく離れた所に行かないと…(ー_ー;)」

そして皆から遠ざかった結果、私はお約束のように迷子になっていた。

『目黒くん、どこ~😭?』

目黒くんとはぐれてしまい、慌てて探し回っていたら草履の前坪が千切れた上に擦れて皮が剥けて血が出てしまった。

私「痛たた😣💦」

『慣れない草履を履いたから皮剥けちゃったよ💧紐も切れちゃったし…これじゃあ歩けないし、どうしよう😖?』

前坪が千切れてしまい、どうしようかと困っていると知らない男の人が私の前に歩いてきた。

??「どうしたの?」

私「あ…えっと、草履の紐が切れちゃって😖」

??「あ~、これじゃあ歩けないね~💧」

私が持っている草履を見る男の人。

私「はい…😖」

ロイヤルな男の人「翔太、どうした?」

浴衣が似合う男の人が私達の所に優雅に歩いてくる。

翔太「涼太ッ!良い所に✨これ、直せる😄?」

涼太「草履?…ああ、切れちゃったんだ😊」

『2人共、カッコイイ顔してるな~。性格も優しいとか絶対モテるだろうな~(* ̄∇ ̄*)❤️』

翔太「お前、血出てんじゃん😓!大丈夫かよ?」

私「え😓?あ、はい。紐で擦れちゃったみたいで😅💦」

翔太「ちょっと待ってな!」

そう言ってどこかへ走って行く翔太さん。

『どうしたんだろう?』

少しして走って戻ってくる翔太さん。

翔太「ハンカチ濡らしてきたから、これ巻いてな。少しはマシになるだろ😄?」

私「あ…有難う、ございます(・_・)」

『わざわざハンカチを濡らしてきてくれたんだ…優しい人だな。』

涼太「…翔太、ハンカチ濡らすより先に傷口を洗うのが先じゃない😊?」

翔太「あ…それもそうか😅」

私「あ、あの、もう大丈夫なので😅💦」

夏祭りに来ている2人の時間をこれ以上邪魔したら申し訳ないと思い、私は立ち去ろうと立ち上がる。

翔太「あ、バカっ!まだ立つんじゃねーよ😠💢」

『バカっΣ( ̄□ ̄|||)!?』

私「す、すみません😖」

怒られて慌てて石段に座り直す私。

涼太「コラ!そんな怖い顔で言ったら怖がるだろ?相手は女の子なんだから、優しく言ってあげないと…翔太が怖がらせちゃってごめんね😊?」

私「いえ…大丈夫です😖」

『目黒くん、きっと探してるよね?目黒くんにもこの人達にも迷惑かけて…私、何してんだろう😖』

目黒くんと目の前の2人に申し訳なくて私の目に涙が浮かんできた。


《続く》