※この話は、長編・『HELLO HELLO』の番外編です。
何だろう?
最近、翔太の様子がおかしい気がする。
気のせいかとも思ったんだけど、
やっぱり変だ。
「好きな女の子のタイプ」とか
「年上と年下、どっちが好き?」とか
やたらと俺に質問してくるな~と思ってたら、
いきなり素っ気なくなったり…
昨日なんかメチャメチャ冷たかったし😖
いつもみたいに、
俺が「今日の帰りにカフェに寄ってかない😄?」って言ったら
ふっか達は「良いね~🎵行こう!行こう😄!」って言ってくれたのに
翔太は「行かねーよ。そんなに行きたきゃ一人で行けよ(-"-)💢」とか言うし…
この間なんて、
「生徒会の仕事が忙しくて休み時間も休めない」って
俺が言ってたのを知ってるはずなのに
先生から昼休み手伝える人いる?って聞かれた時に
「阿部くんが手伝いたいそうです😄」とか言い出すし…
頼まれたら断れないからやったけど
メチャメチャ大変だったんだよな~😖
あんなあからさまに意地悪するって事は
やっぱり怒ってるって事だよね?
早く機嫌を直して欲しいけど、
心当たりがサッパリ無いから対処の仕様が無い💧
俺、翔太に何したんだろう😖?
ずっと元気なくて、
高校2年生になってからは
楽しそうに笑ってる翔太になって
ふっか達と良かったね~😄なんて
話してた所だったのに…
この間、「年上と年下、どっちが好き?」って翔太に聞かれた時に
「どっちも好きだよ。好きになる人に年齢は関係ないから😊」って言ったのが
もしかしたら気に触ったのかな~?
翔太、あの後「阿部ちゃんには年上が合ってる!年下は面倒臭いからやめた方が良い!」って
やたらと俺に年上の女の人を勧めてきたしな~。
翔太は年上の女の人が好きなのかな?
それとも、その逆で年下が好きなのかな?
もしかして、
好きな子でも出来たとか?
翔太の好きな人が年下で
俺が好きになったら困るから
俺に年上を勧めてきたとかだったりして😄
…考え過ぎかな?
様子がおかしいと言えば、
ふっかもふっかで変なんだよな~。
元々○○ちゃんに対して過保護だったけど、
○○ちゃんが同じ高校に入ってから
更に過保護が増した気がする。
休み時間の時、
余裕があれば○○ちゃんの様子を見に行くし
1年生の女子を見れば「1年C組の深澤 ○○って子、知ってる?俺の妹なんだけど、めっちゃ良い子だから仲良くしてあげてね~😄」
って声を掛けまくってるし…
○○ちゃんが人見知りだから
ちゃんと友達を作れるか心配なんだろうけど
ちょっと過保護過ぎるよね?
そう言えば…
○○ちゃんが中3の時に、
ふっかから○○ちゃんの家庭教師を頼まれたんだけど…
あの時は本当に大変だった。
○○ちゃんの部屋で勉強する事になったんだけど、
何故かふっかも一緒に居て…
俺と○○ちゃんが勉強してる後ろでゲームをやり始めたんだよね。
最初のうちは無視して勉強してたんだけど、
ふっかは静かにゲームなんて出来ないから五月蝿い五月蝿い💧
暫くは我慢出来たんだけど、
流石に叫び始めたら追い出すよね。
一生懸命に勉強してる○○ちゃんが
集中出来なくて可哀想だったし…
深澤「邪魔だとッ😨!?俺を追い出して、部屋で2人っきりになって一体何するつもりなんだ😣💢」
俺「何って、勉強するに決まってるでしょ(-△-;)?その為に俺を呼んだんじゃないの?」
深澤「嘘だ!勉強するとか口では言ってるけど、絶対○○に触るだろ😣💢」
俺「触んないよ。問題が解けたら頭は撫でるけど😊」
深澤「頭も撫でんなッ😣💢阿部ちゃんはいつも、必要以上に○○に触り過ぎなんだよ!」
俺「良く出来たら褒めてあげるのは必要な事だよ?褒めて貰えると嬉しいから、次も頑張ろうって思えるし😊」
深澤「だったら、口だけで褒めれば良いだろ?頭を撫でんな😣💢」
俺「それは無理かな。○○ちゃんは可愛いから、つい頭を撫でたくなるんだよね~😄🎵」
○○「本当ですかッΣ(*º▽º*)💓!?めっちゃ嬉しいです❤️いつでも撫でて下さい😆💕」
○○ちゃんの頭を撫でる俺。
深澤「やめろッ!○○に触んな😣💢」
俺と○○ちゃんの間に割って入ると、ふっかは俺を威嚇した。
その後、無理矢理にふっかを追い出して
なんとか勉強する事が出来たんだけど…
結局、あの日は1時間くらいしか
勉強出来なかったんだよな~。
次の日からは俺の家で勉強する事にしたんだけど、あれは正解だった。
最初から俺の家でやれば良かったとつくづく思ったよ。
俺が相手でアレだから、
○○ちゃんに彼氏が出来たら
ふっかはどうなるんだろう?
○○ちゃんも○○ちゃんの彼氏も大変だろうな😅
○○ちゃんは俺にとっても可愛い妹みたいな存在だから、
○○ちゃんには素敵な恋をして幸せになって欲しいと思う。
どんな人を好きになるかは分からないけど、
○○ちゃんが好きになるくらいだから
きっと素敵な人なんだろうな~。
ふっかは○○ちゃんの恋路を邪魔するだろうから、
せめて俺だけは○○ちゃんの味方になって
恋を応援してあげないとね😄
○○ちゃんに素敵な彼氏が出来ますように☆彡
《END》