《続き》
私「猫ちゃん、名前は何が良い?女の子だし、可愛い名前が良いよね(* ̄∇ ̄*)❤️」
渡辺「…そいつ、男だよ😊」
私「えッΣ(º□º)!?そうなの?ずっと女の子だと思ってた(―△―;)」
子猫「ニャー😺」
私「間違えてごめんね💦声が高いし、あんまり可愛い顔してるから😖」
渡辺「子猫なんだから声は高いし、顔も可愛いだろ😌」
私「子猫でも声が低い子は居ると思うけどな~😖」
渡辺「居ないよ。子猫だもん😌」
私「何でそんなハッキリと断言出来るんですか(―"―)?」
ドヤ顔で言う渡辺先輩。
『この人は…(¬▽¬;)』
呆れる私。
私「でもそっかぁ~、男の子か~。じゃあ、タキシード着てるような模様だからプリンスが良いかな?王子様みたいにイケメンくんだし(*^^*)」
渡辺「それはやめて。何か呼びづらいから(¬△¬;)」
私「じゃあ、メメなんてどうですか😄?」
渡辺「メメ?女みてーだな(―"―)」
私「そんな事無いですよ。目黒くんのあだ名だし😊」
渡辺「目黒?…却下で(―△―)」
私「何でッΣ( ̄□ ̄;)!?可愛いのに😖」
渡辺「だから、ソイツは男だっつーの!男に可愛さなんか必要ねーんだよ(¬△¬)」
私「目黒くんは中身は男らしいけど、笑うと可愛くてメメってあだ名がピッタリだからこの猫ちゃんも目黒くんみたいにイケメンで可愛い子になって欲しいな~と思って(*^^*)❤️」
渡辺「絶対却下で!コイツの名前がメメになったら、俺までメメって呼ばなきゃいけなくなるじゃねーか(―"―)」
私「呼べば良いじゃないですか🎵試しに呼んでみて下さいよ。メメって(*^^*)」
私「またそれですか…渡辺先輩って、本当に子供ですね😅」
渡辺「殴るよ(―"―)💢?」
私「嫌だな~、冗談ですよ😅💦」
渡辺「……(―"―)」
不機嫌そうにワイヤレスイヤホンを耳につけてると、鞄からスマホを取り出して音楽を聴き始める渡辺先輩。
『あらら💧怒っちゃったよ😅本当に精神年齢が子供だな~。見た目は不良っぽくて怖いのに…(¬▽¬;)』
そんな事を思いながら子猫と遊んでいると、キレイな歌声が聴こえてくる。
私「この曲…」
渡辺先輩の方に視線を移すと、目を瞑ったまま気持ち良さそうに渡辺先輩が歌を歌っていた。
渡辺「たった360mの~🎵」
『これ、渡辺先輩の声?凄くキレイ(*・△・*)✨』
渡辺「永遠の誓いを語らおう~🎵」
渡辺先輩が歌い終わるまで聞き届けると、私は渡辺先輩の前に行った。
私「渡辺先輩ッ!」
勢い良く渡辺先輩の両肩を掴む私。
渡辺「うわッΣ( ̄□ ̄|||)💓!?な、何だよ?いきなり…ビックリすんだろ(―△―;)」
よっぽどビックリしたのか、両手で心臓を押さえながら言う渡辺先輩。
私「今歌ってたのって、Snow Manの『360m』ですよね?私、Snow Manの大ファンで❤️めっちゃ上手くてビックリしちゃいました(*>∇<*)」
渡辺「…(*・△・*)。…そう?それは有難う(//¬∩¬//)」
一瞬ポカーンとしていたけど、すぐに嬉しそうに照れながらお礼を言う渡辺先輩。
私「渡辺先輩、『Secret Touch』も歌えます?私、あの曲が一番好きで(*^▽^*)❤️」
渡辺「歌えるけど、一曲1,000円ね😄🎵」
そう言って私の前に左手を差し出す渡辺先輩。
私「えッΣ( ̄□ ̄|||)!?お金取るの😱!?」
渡辺「当たり前じゃん。俺の声は安くないんだよ😁」
私「くぅ~😣💢何て意地悪なんだぁ~!」
文句を言いつつもお財布から千円札を取り出す私。
渡辺「うわぁッΣ( ̄□ ̄;)!?本当に出すな💦冗談だよ!」
慌てて千円札を私のお財布に戻す渡辺先輩。
私「じゃあ、タダで歌ってくれますか😄?」
渡辺「仕方ねーな😖」
渋々スマホをいじると、渡辺先輩はSnow Manの『Secret Touch』を流すとキレイな声で歌ってくれた。
渡辺先輩が歌い終わると、私は拍手をしながら感想を告げてみた。
私「『呼吸と同じリズムで好きが溢れてく~🎵』って所、メチャメチャ素敵ですッ(*>∇<*)」
渡辺「…そっか。そんなに褒めてくれんなら、今度一緒にカラオケ行く?お前が好きなの全部歌ってやるよ😊」
私「本当にッΣ(//º▽º//)!?約束ですよ?」
渡辺「分かった×2😌」
私「じゃあ、約束の指切りしましょう😆💕」
渡辺「は(・△・)?指切り?何でよ(―△―;)?」
私「約束を忘れたり、破られたりしない為です😄」
渡辺「俺、信用ねーな(¬▽¬;)」
仕方なく指切りをする渡辺先輩。
私「指切り拳万、嘘ついたら針千本飲~ます。指切った🎵…約束破ったら、本当に針千本飲ませますから😄」
渡辺「お前、結構怖~な😅やっぱ、深澤の妹だわ。」
私「どういう意味ですか?返答に寄ってはただでは済みませんよ😄?」
渡辺「だから、怖いって😅💦」
キーンコーンカーンコーン🔔
私「あ!チャイム…教室に行かないと😓」
渡辺先輩と離れるのが名残惜しくて渡辺先輩をチラッと見る私。
渡辺「また部活でな😊✋」
私「…先輩、お昼休みもここに居ますか😖?」
ニッコリと嬉しそうに笑顔を浮かべる渡辺先輩。
私「うッΣ(//□//)💓!?べ、別にそういうわけでは…只、お昼休みも来るのかな~って気になっただけで(//¬△¬//)💦」
モジモジしながら答える私を見て、渡辺先輩は優しい笑顔を向けてくれた。
私「じゃ、じゃあ、昼休みにまた!プリンスのご飯も持って来ますね(*^▽^*)💦」
それだけ早口で言うと、私は校舎に向かって走って行く。
渡辺「プッ(笑)!めっちゃ嬉しそうだし!アイツ、面白えな。見てて飽きないわ😆…つーか、コイツの名前はプリンスで決定なのか(―△―;)?」
子猫「ニャー😺」
渡辺先輩の足に嬉しそうにスリスリと顔を擦りつける子猫。
渡辺「ま、いっか。お前が気に入ったんなら😌✋」
子猫の頭を優しく撫でる渡辺先輩。
~1年C組の教室~
私「フンフンフーン🎵」
自分の席に座り、頬杖をつきながら鼻歌を歌う私。
『お昼休みも渡辺先輩に会える🎵嬉しいな~(* ´ ▽ ` *)❤️』
ツンツン
私「ん?」
背中を突っつかれて振り返ると、多美ちゃんが怖い顔で私を見ていた。
福田「話があるから、次の休み時間になったら廊下に来てくれる?」
私「え?あ、うん😓」
『何だろう?何か、怒ってる気がしたけど…私、多美ちゃんに何かしたかな😖?』
そして休み時間になり、私は多美ちゃんと約束した廊下へ出ると同じクラスの女子が他に4人居た。
福田「ここだと目立つから、ちょっと移動しよう。着いてきて?」
私「…うん😓」
多美ちゃんに言われるまま着いて行くと、誰も居ない教室に連れて行かれた。
私が中に入ると一緒に来た同じクラスの女子が静かにドアを閉める。
私「多美ちゃん、話って何😅?」
少し怖くなった私は、早く用を済ませて教室に戻ろうと口を開く。
福田「…○○ちゃんさ、渡辺先輩と知り合いなの?」
私「え…😓?渡辺先輩?」
女子①「昨日、私達もダンス部を見に体育館に行ったのよ。その時に渡辺先輩が深澤さんの事を名前で呼んでたから。」
私「ああ、それで…」
女子②「どうなの?知り合いなの?サッサと答えなさいよ!」
明らかに怒ってる口調で話す女子②。
私「渡辺先輩はお兄ちゃんの友達で、その関係で私とも仲良くしてくれてるだけなので😅」
福田「お兄ちゃん?」
私「あ、深澤辰哉って言って渡辺先輩と同じダンス部なんですけど😅💦」
女子③「辰哉先輩ッΣ(//º□º//)💓!?深澤さん、辰哉先輩の妹なのッ😆!?」
私「え?あ、はい💧まぁ😅」
女子③「わぁ~!凄い✨私、辰哉先輩の大ファンなの😆💕辰哉先輩、超カッコイイよね(* ´ ▽ ` *)❤️今度紹介してくれないかな(*>▽<*)?」
私「それは別に構いませんけど😅」
『お兄ちゃんがカッコイイ?私には全く理解出来ないけど…物好きな人も居るもんだね(¬▽¬;)』
福田「お兄さんの友達ってだけ?」
私「う、うん😓」
福田「渡辺先輩と付き合ってるとか、そういうわけではないんだよね?」
私「え?うん😓」
福田「…そう。なら良いの。いきなり呼び出してごめんね😊」
私「う、ううん!大丈夫だよ😅💦」
女子④「ねぇ、深澤さん。」
私「は、はい😓?」
女子④「目黒くんは?目黒くんとも仲良いみたいだけど、付き合ってるの?」
私「目黒くん?目黒くんは中学の時に同じクラスで仲良くなっただけで、只の友達だよ😅💦」
女子④「…深澤さんは友達だと思ってても、目黒くんは深澤さんの事好きだよね?」
私「え😓?そ、それは…どうなんだろう?私には分からないけど😅」
『な、何で目黒くんが私の事を好きだって知ってるの?もしかしてこの人、超能力者か何かなの(¬▽¬;)?』
福田「目黒くんは分かりやすいよね。○○ちゃんを見る目と他の女子を見る目が全然違うし、態度も違うもんね。超~鈍感な人じゃない限り、誰が見ても好きだって分かるよね😌」
グサッ=(>△<)⇒💓!
超鈍感という多美ちゃんの言葉が鋭い刃物となって私の胸に突き刺さる。
女子④「私、目黒くんの事が好きなの。だから、友達としか思ってないならあんまり仲良くしないでね。」
それだけ言って教室から出て行く女子④。
福田「渡辺先輩とも必要以上に仲良くするのはやめた方が良いよ。渡辺先輩、ウチの学校で一番人気あるから恨まれちゃうよ😊女の嫉妬って怖いから❤️」
女子①「渡辺先輩のファンに、付き合ってるって勘違いされて酷い目に合わされないように気を付けてね😄🎵」
教室からゾロゾロと出て行く多美ちゃん達。
私「…もしかして多美ちゃん、渡辺先輩の事が好きなの😓?じゃあ、朝とか休み時間とか渡辺先輩と2人で居たのがバレたら…😨」
恐ろしい事を想像して私の全身から血の気が引いて行く。
私「と、取り合えず私も教室に戻ろう(―△―;)」
ヨロヨロと空き教室から出ようとすると、誰かが私を空き教室に押し戻した。
私「わッΣ(>□<)!?な、何😓?」
自分の口元に人差し指をつけて静かにするように言う目黒くん。
私「目黒くん?どうしたの😓?」
目黒「お前が怖い顔した女子達と出て行ったから、心配になって着いてきたんだよ。」
私「そうなんだ?心配してくれて有難う✨目黒くんは本当に優しいね(*^▽^*)」
目黒「別に優しくねーし(//¬△¬//)」
私「目黒くんは優しいよ?ラウールくんもよく言ってるし。『めめは優しい』って(*^^*)」
目黒「…お前とラウールは特別だから(//―_―//)」
私「特別(・△・)?」
私「大丈夫だよ😊目黒くんが心配するような事は何も無いから。」
目黒くんに心配かけたくなかった私は、さっきの事を話すのをやめておいた。
目黒「本当に?俺、嘘は嫌いだよ?」
私「本当に!だから心配しないで😊」
目黒「…分かった。○○の事を信じるよ。」
私「有難う(*^^*)✨」
『目黒くん、嘘ついてごめんね😖💦』
心の中で目黒くんに謝ると、私は目黒くんと一緒に空き教室から出た。
??「○○!」
私「え?」
自分の教室に入ろうとしたら、男の人に名前を呼ばれて振り返る私。
田中「よお😄✋」
私「ッΣ( ̄□ ̄|||)!?じゅ…た、田中先輩ッ!?」
元彼の田中樹先輩が笑顔で立っていて、思わず固まる私。
田中「会うの久し振りだよな。まさか俺と同じ高校に入ってくるとは思わなかったからビックリしたよ。そんなに俺に会いたかった😄?」
私「別に田中先輩に会いたくてこの高校に入ったわけじゃないし…っていうか、田中先輩がここの高校に通ってる事すら知らなかったし(¬△¬;)」
田中「じゃあ、運命だな😁」
私「ハァっΣ(//□//)!?何を言って(>△<)💦」
目黒「○○。」
私の腕を引っ張る目黒くん。
私「ん?」
目黒「この人、○○の知り合い(¬"¬)?」
険しい顔で私に聞く目黒くん。
私「あ…うん。中学の先輩😖」
目黒「中学の先輩?って事は、俺とも同じ中学って事か。」
田中「君、目黒蓮くんだよね?可愛い男子が入って来たって、2年の女子達の間でも噂になってるよ~🎵マジで君、イケメンだね😄」
素っ気なく返事をする目黒くん。
田中「俺の名前は田中樹。○○の彼氏で~す😄✋」
私「なッΣ( ̄□ ̄|||)!?」
目黒「は(・△・)?」
『何だってぇ~😱』
高校生になってから一週間も
経ってないのに、私の周り色々有りすぎなんですけど~ッ(>△<)!
私の高校生活、これから一体どうなっちゃうの!?
《続く》