《続き》

ラウールくんに続き、ダンス部に入る事になった目黒くん。

何故か私まで辰哉お兄ちゃんの妹というだけで、森田先生によってダンス部のマネージャーにさせられてしまった💧

私「教師の横暴だ~ッ!こんな横暴が許されて良いの!?私の人権はどこ行ったんだぁ~(>△<)💢」

森田先生に抗議する私。

森田「うるせーな💧じゃあ、マネージャーになってくれたら毎回飲み物を奢ってやるよ(¬△¬)」

面倒臭そうに頭を掻きながらぶっきらぼうに言う森田先生。

阿部「先生、流石にそんな条件じゃ…😅」

私「やりますッ😆✋」

阿部「え…😓?」

辰哉「コイツ、めちゃめちゃ物に釣られるから😌」

阿部「そうなんだ😓?」

私「森田先生、絶対ですよ?毎回ジュース奢って下さいね?約束破ったら針千本飲ませますからね!」

森田「分かった×2😌」

私「やったぁ~✋😆✋ジュース🎵ジュース🎵」

辰哉「ジュースで喜ぶとか、本当にガキだよな~😅」

阿部「アハハハ😅」

苦笑いする亮平くん。

目黒「……。」

喜ぶ私をジーっと見つめている目黒くん。

ラウール「めめ、一緒に頑張ろうね😄」

目黒「…ああ😊」

2年女子①「あのイケメンくん達がダンス部に入るんなら、毎日練習見に来ちゃおっかな~(* ̄∇ ̄*)🎵」

2年女子②「アンタ、あの2人が居なくても毎日見に来てるじゃん💧」

1年女子②「あれって隣のクラスの目黒蓮くんと村上くんだよね?めっちゃイケメンじゃん!早速あの2人のFC作らなきゃ😆💕」

1年女子②「あッ!だったら私、副会長にしてね😄」

長身で顔もカッコイイ2人がダンス部に入ったというニュースは即SNSで拡散され、その日の夜には全生徒が知る事となった。

森田「今日はここまで。各自、家で振りの確認しとけよ。じゃ、解散!」

ダンス部員「お疲れ様でした!」

渡辺「○○!」

私「は、はいッ(・△・;)!」

渡辺先輩に呼ばれて振り返る私。

渡辺「ちょっとこっち来て!」

私の腕を引っ張ると、体育館の角に連れて行く渡辺先輩。

目黒「……(―"―)」

眉間にシワを寄せながら不機嫌そうに見ている目黒くん。

私「どうしたんですか😓?」

渡辺「アイツの所に寄るなら、コレあげといてくんない?俺、まだやる事あって行けないからさ。」

そう言ってポケットから猫ちゃん用のおやつを取り出し、私に差し出す渡辺先輩。

私「ちゅ~る…(・_・)」

渡辺「駄目かな?」

私「ハッΣ( ̄□ ̄;)!い、いえ💦分かりました!ちゃんとあげておきますね😅」

慌てて渡辺先輩からちゅ~るを受け取る私。

渡辺「宜しく😊あ!くれぐれも他の奴には内緒な?バレると後々面倒だから。」

口元に人差し指を当てながら話す渡辺先輩。

私「あ…はい😊」

辰哉「翔太ッ!お前、さっきから俺の妹に馴れ馴れし過ぎなんだよ💢まだ会ったばっかなのに気安く呼び捨てで呼んでんじゃねーよ😠💢」

渡辺先輩に怒りながら歩いてくる辰哉お兄ちゃん。

渡辺「別に良いじゃん。深澤だとふっかも返事しちゃうだろ?かと言ってちゃん付けは恥ずかしいし…。」

辰哉「呼び捨ての方がハードル高いだろ💧お前の思考回路はどうなってんだよ(―△―;)」

渡辺「○○の方が呼びやすかったんだよ。それに、一応知り合いだし…な😊?」

そう言って私に笑いかける渡辺先輩。

私「っΣ(//・_・//)💓!」

渡辺先輩の優しい笑顔に私の心がドキッとする。

辰哉「あ?知り合い(―"―)?」

渡辺「ほら、サッサと片付けして帰ろうぜ😄」

辰哉お兄ちゃんの背中を押して連れて行く渡辺先輩。

『な、何でこんなに胸がドキドキするんだろう?今、渡辺先輩の笑った顔を見ただけなのに(//>_<//)💦』

胸を押さえながら考え込む私。

目黒「…○○。」

目黒くんに名前を呼ばれて顔を上げる私。

私「?」

目黒「今、渡辺先輩から何か貰わなかった?」

私「え?あ、うん。ちゅ…」

目黒「ちゅ(・_・)?」

私「ハッΣ( ̄□ ̄;)!」

渡辺『くれぐれも他の奴には内緒な?』

さっき、渡辺先輩に言われた言葉を思い出し、子猫の事を言わないように誤魔化す事にした私。

私「な、何も貰ってないよ?気のせいじゃない😅?」

目黒「…そう。なら良いけど…。」

『危ない×2💦危うく口を滑らせる所だった(¬∩¬;)』

思わず両手で口を押さえる私。

目黒「……。」

何か言いたそうに私を見つめる目黒くん。

ラウール「めめ、○○ちゃん、帰ろ😊?」

私「あ!私、寄る所あるから先に帰って良いよ😄」

ラウール「え?そうなの😓?めめ、どうする?」

目黒「駄目!」

私「へ(・△・)?」

目黒「待ってるから、一緒に帰ろ?もう暗いし…何時間も掛かる訳じゃないでしょ?」

私「それはまぁ、そうだけど…💧」

目黒「正門で待ってるから、用事が終わったら来て😊」

私「…うん。」

目黒「ラウール、行くぞ。」

ラウール「あ、うん😓」

『…目黒くん、何かいつもと様子が違うような。私の気のせいかな?』

目黒くんとラウールくんをあまり待たせるのは悪いと思い、急いで子猫にちゅ~るをあげに行くと、慌てて私は正門へ走った。

~正門~

私「お待たせ😅💦」

目黒「用事は済んだ😊?」

私「うん😅」

ラウール「用事って何だったの?」

私「え😓?それは、その…まぁ、色々と(¬▽¬;)」

目黒「…ラウール、野暮な事聞くなよ。何だって良いだろ?そんな事より早く帰ろうぜ😌」

ラウール「え~💧だって、気になるじゃん🎵もしかして、告白でもされてた😄?」

私「なッΣ(//□//)!?そんな訳な―」

目黒「○○に限ってそれは無いよ😊」

何故か自分で否定する前に目黒くんによってキッパリと否定される悲しい私。

私「…何で目黒くんが言いきるかな?メチャメチャ失礼なんですけど(―"―)💢」

ラウール「そうだよ、めめ!○○ちゃんだって、告白された事ぐらいあるよね~😄?」

私「え😓?あ~、うん。まぁね(¬▽¬;)」

『告白…思い当たる事は一度だけあるけど、あれは告白に入るのだろうか。う~ん(―_―;)』

前に告白された事を思い出し、腕を組んで考え込む私。

目黒「……。」

ジーッと私を見ている目黒くん。

私「な、何😓?」

目黒「別に(¬△¬)」

プイッと顔を逸らす目黒くん。

私「(・_・;)??」

ラウール「ねぇ!○○ちゃんて、今まで何回くらい告白されたの?誰に何て言われて告白されたとか覚えてる😄?」

私「え😓?え😓?」

前のめりで私に聞いてくるラウールくんにビックリして後退りする私。

目黒「ラウール!やめろ💢」

目黒くんに怒られてシュンとするラウールくん。

私「あ…目黒くん、別にそんな怒らなくても😅💦」

目黒「……(¬"¬)」

明らかに不機嫌そうな目黒くんの顔を見てオロオロする私。

『どうしよう?目黒くん、めっちゃ怒ってるよ😖』

ラウール「…あッ!ごめん(>人<)💦僕、早く帰って来いってママに言われてたんだった!だから、悪いけど先に帰るね😄」

早口で一気に喋るラウールくん。

私「え(・△・)?」

ラウール「じゃあ2人共、また明日ね~👋😄」

私と目黒くんに手を振りながら笑顔で走って行くラウールくん。

私「行っちゃった…😓」

目黒「アイツ…俺の機嫌を取ろうとして余計な気遣いやがって(―"―)💢」

私「え?余計な気?」

目黒「何でもない。早く帰ろうぜ(―"―)」

歩き出す目黒くん。

『もしかして、目黒くんが機嫌悪いのは入るつもりが無かったダンス部に入る事になったせい?』

私「……。」

目黒くんの後ろ姿を見ながら立ち止まっている私。

目黒「…どうした?早く来いよ。」

歩き出そうとしない私に気付いて振り返る目黒くん。

私「目黒くん、本当はダンス部に入ったの後悔してるんじゃない?元々入るつもりなかったんでしょ?」

目黒「…別に後悔してないよ。お前と一緒に居られるし😊」

私「……。」

目黒くんの目をジーッと見つめる私。

目黒「何?」

私「目黒くん、何かゲームにでも負けたの?」

目黒「は(・△・)?」

私「私を映画に誘ったり、私と一緒に居られるから良いとか…罰ゲームで私をデートに誘えとか言われたの?」

目黒「何でそうなんだよ(―△―;)」

私「だって、目黒くんがいきなり私を映画に誘うとか意味分かんないんだもん。映画に行きたいなら普通はラウールくんとか友達を誘うでしょ?何で私?」

目黒「いきなりって、あのな~💧」

女子「め、目黒くん!」

目黒くんと話していると、急に女の子が目黒くんの所に走ってきた。

目黒「ん?」

私「?」

女子「あの、話があるんですけど…今、大丈夫ですか(//>△<//)💦」

目黒「あ~、今はちょっと…(¬△¬;)」

チラッと私を見る目黒くん。

私「あッΣ(・△・)!私、邪魔だよね💦ごめん、気が付かなくて😅先に帰るね!」

ダッシュで走る私。

目黒「え😓?ちょっ!○○ッ!?」

『今のって多分、告白だよね?女の子の顔真っ赤だったし…やっぱ、目黒くんてモテるんだな~❤️めっちゃ青春だわ(* ̄∇ ̄*)✨』

駅に向かって走りながら、いつか私もカッコイイ男子に告白されたりドキドキな学校生活がしてみたいな~と思う私だった。

~駅のホーム~

結局、私は駅までダッシュで辿り着いてしまった。

私「さ、流石に学校から駅までダッシュはキツかった…😨」

壁に右手を付き呼吸を整えていると、急に誰かに腕を掴まれる。

ガシッ

私「ひッ😱!?」

ビックリして思わず声が出そうになりつつも、知ってる顔が見えてなんとか叫ばずに済んだ。

私「め、目黒くん😓?」

目黒「やっと…追いついた💧」

私の腕を掴んだまま息を切らせながら話す目黒くん。

私「何でここに居るの?あの子と話してたんじゃないの😓?」

目黒「ソッコーで話を終わらせて追い掛けてきたんだよ😖」

私「何で?私の事なんか気にせずにゆっくり話せば良いのに…」

目黒「もう暗いし、お前を一人で帰らせるわけにはいかねーだろ?」

私「暗いって言っても深夜じゃないから人通り多いし大丈夫だよ😅目黒くん、過保護すぎ💦」

目黒「お前は大丈夫でも、俺が心配だから来たんだよ。お前、お菓子あげるとか言われたら知らない奴でも喜んで着いて行きそうだし…(¬△¬)」

私「なッΣ( ̄□ ̄|||)!?流石に私だって、そこまでバカじゃ無いよ😣💢」

目黒「いや、お前なら絶対に着いてくね。今まで見てきたから分かる😌」

私「く~ッ!なんて失礼な😣💢」

目黒「…さっきの事だけどさ」

私「え?さっき?…何の事😖?」

目黒「映画に誘った事とか一緒に居られるから良いって言った事が罰ゲームって話。」

私「…ああ!あの話ね😄」

目黒「俺、好きなヤツにしか言わねーから。」

真剣な目で私の目を見ながら話す目黒くん。

私「好きなヤツって……えッΣ(º□º)!?目黒くんの好きな人って、私なのッ😱!?」

目黒「うん。…って、え😓?もしかして、中学の卒業式で俺が言った事忘れてる(―△―;)?」

私「卒業式?…何か言ったっけ😅?」

目黒「言ったよ!お前の事好きだっつったじゃん!」

私「え😓?……(―"―)。」

腕を組んで考え込む私。

私「…ごめん💧全然記憶に無いや😅」

目黒「ガーン😨」

ショックでその場に崩れ落ちる目黒くん。

私「め、目黒くんッΣ( ̄□ ̄;)!?」

目黒「マジかよ💧一晩寝ずに言う事を考えて、メチャメチャ勇気出して言ったのに…言われた本人は覚えてないって酷くない😖?」

私「ご、ごめん💦あの時は、4月から亮平くんと同じ学校に通える嬉しさで浮き足だってたから😅」

目黒「亮平って、阿部先輩?…やっぱ、お前の好きな相手って阿部先輩なの(¬"¬)?」

私「う~ん。亮平くんは好きだけど、恋愛とかの好きじゃなくて憧れの方の好きって感じかな😄❤️亮平くんは私にとってアイドル的な存在だから(* ̄人 ̄*)✨」

目黒「アイドルね~。じゃあ、まだ好きなヤツは居ないって事?」

私「うん。あッ!芸能人では好きな人イッパイ居るよ❤️タッキーでしょ?それに、V6とKinKiとSnow Manと…」

目黒「あ~、もう良いわ(¬▽¬;)。つーか、知ってるし。」

私「あれ?私、目黒くんに好きなアイドルの話したっけ?」

目黒「したよ。耳にタコが出来るほど…そんでお前、俺にジャニーズ入れって言いまくってたじゃん(―"―)」

私「あ~、そうだ!毎回、秒で『ヤダ!』って断られたんだよね~💧あれはショックだったわ😖」

目黒「お前、ラウールも誘ってただろ?アイツ、俺が止めなかったら応募する所だったんだぞ😡」

私「え?そうなの😓?それは知らなかった。何で止めるかな~?ラウールくんなら絶対受かってたのに😖」

目黒「だから止めたんだよ。ジャニーズに入ったら忙しくなって、あんま学校来れなくなんだろ?」

私「…あ~!なるほど💡ラウールくんに会えなくなるのが寂しいから止めたわけね😄🎵」

目黒「バッΣ(// ̄□ ̄//)💓!?ちげーし😣💦」

私「惚けなくて良いよ。目黒くんが断ったのも同じ理由なんでしょ?ジャニーズに入ったらラウールくんに会えなくなるから嫌だったんだよね?分かった!分かった!本当に仲良しだね~(* ´ ▽ ` *)❤️」

目黒「~~ッ!もう良いよ。勝手に言ってろ(//¬"¬//)」

顔を真っ赤にしながら、そっぽ向いて拗ねる目黒くん。

『拗ねちゃった💦目黒くん、可愛いな~(*^^*)❤️』

私「…所で、目黒くん。」

目黒「何だよ(¬△¬)」

私「さっきの続きなんだけど…何で目黒くんは私の事が好きなの?私、目黒くんに好きになってもらえるような事したっけ?」

目黒「……。」

私「目黒くん?」

目黒「…したよ。めっちゃ好きになる事。まぁ、○○は誰にでもそうみたいだから覚えてなくても仕方ないのかもな😌」

私「(―"―)??」

目黒「…俺さ、ダンス辞めてから結構荒んでたんだよね。どんだけ頑張っても才能ある奴には勝てないって知って…どうせ報われないなら、努力なんかしない方が良い。頑張るだけ無駄だって思ってた。」

私「…そうなんだ?目黒くんは真面目で努力家なイメージだったから、何か意外かも。」

私の言葉に優しい笑顔を浮かべる目黒くん。

目黒「お前、俺がする事を何でも『凄い!』とか褒めてくれただろ😊?俺、あの頃は何をやっても褒めてもらえなかったから○○の言葉に救われたんだよね。後、『目黒くんが居てくれて助かった。ありがとう』とか…俺の事を必要としてくれる人も居るんだって分かって、めっちゃ嬉しくなったんだよね😄」

目黒くんの優しい笑顔に釣られて、いつの間にか私も笑顔になっていた。

目黒「○○はいつも俺が欲しい言葉をくれるんだよね。で、気付いたら好きになってた😊」

私「ッΣ(//・_・//)💓!」

いきなり好きだと言われて顔が真っ赤になる私。

目黒「もう一回言うけど、俺の彼女になって欲しい。今はまだ好きじゃなくても、○○に好きになってもらえるように頑張るから…駄目かな?」

私「…目黒くん。」

目黒「返事は…次にもう一度同じ事を言うから、その時に返事を聞かせて😊」

私「…うん。」

目黒「あ!電車来た😄」

私から離れて白線の近くに歩いて行く目黒くん。

『目黒くんの彼女か…。目黒くん、カッコイイし優しいし好きだけど…この好きは恋愛感情の好きじゃなくて、友達としての好きだよね?でも…目黒くんと付き合ったら、いつか恋愛感情の好きになるのかな?』

目黒くんの後ろ姿を見つめながら考えていると、目黒くんがいつもの優しい笑顔で振り返る。

目黒「ほら、早く○○も来いよ😊」

私「…うんッ(*^▽^*)」

『今はまだ考えなくて良いか!もう少しだけ今のまま、友達のままで居よう。』

そう決めて、私は目黒くんの所へ走った。

田中「…あれ?」

目黒くんと並んで話している私を見ている2年の田中樹 先輩。

田中「○○?」

松村「樹~?どうした?」

田中先輩の隣に歩いてくる同じクラスの松村北斗 先輩。

田中「あ、北斗。なぁ、あれ…○○と一緒に居る男、名前なんだっけ?女子が騒いでたヤツだよな?」

松村「○○ちゃんと一緒に居る男?」

田中先輩が指差す方を見る松村先輩。

松村「…ああ!確か、1年の目黒蓮だったかな?背高くてイケメンって騒がれてたね~。確かにあれだけカッコ良かったら女子が騒ぐのも分かるわ😊」

田中「目黒蓮…アイツ、○○の彼氏なのかな?」

松村「さぁね~?もしそうだとしても樹には関係無い事でしょ?もう他人なんだし…そっとしておいてあげなよ😊?」

田中「……。」

黙ったまま目黒くんと楽しそうに話している私を見つめている田中先輩。

松村「ハァ~💧何もなきゃ良いけど…」

ため息をつくと、小さな声で呟く松村先輩。


《続く》