《続き》

目黒「○○、今日は先にお風呂行くでしょ?」

私「お風呂?私はどっちでも良いけど…(・_・)」

目黒「先に入んなよ。疲れてるだろうから、すぐ寝た方が良いと思うし😊」

私「…うん。そうだね😅」

『寝たらすぐ明日になって、蓮くんとお別れになっちゃうな😖』

目黒「○○がお風呂行ってる間に片付けやっとくね😊」

そう言って蓮くんは食べ終わった食器などを片付けにキッチンへ行ってしまった。

私「あ…😓!行っちゃった😖」

『蓮くんは明日で私とお別れって、ちゃんと分かってるのかな?…まぁ、蓮くんにとっては単なるお仕事だし、私の事もただのお客さんとしか思ってないだろうからお別れも悲しいとか寂しいなんて思わないんだろうな~😖』

私「ハァ~💧」

蓮くんとの今の感情の温度差に切なくなり、私は深いため息をついた。

私「私はこんなに寂しいのにな😖…お風呂行こう(-△-|||)」

トボトボと肩を落としながら洗面所に歩いて行く私。

~キッチン~

ザーっ🚰

目黒「……。」

ボーッとしながら食器を洗っている蓮くん。

目黒「明日で最後か…アッと言う間だったな😖」

寂しげに呟く蓮くん。

私がお風呂から出ると、蓮くんもすぐにお風呂に向かった。

~リビング~

蓮くんとなるべく長く一緒に居たいと思った私は、寝室に行かずにリビングで蓮くんを待つ事にした。

『明日で蓮くんとお別れなのに、このまま寝室に行って寝るなんて勿体ないもんね?少しでも長く蓮くんと一緒に居たいし😖』

ソファーに座りながらテレビを見ていると、少ししてお風呂上がりの蓮くんがリビングに入ってきた。

ガチャ🚪

目黒「あれ?○○、ここに居たの?もう寝ちゃったと思ってたよ(・_・)」

私「あ…うん💦見たいテレビがあったから😅」

なんとなく『蓮くんと一緒に居たかったから待ってた』とは言えず適当な言葉で誤魔化す私。

目黒「そうなんだ?何見てたの😊?」

私の所に歩いてくると、蓮くんは私の隣に腰を下ろす。

私「え😓?何って、え~っと…(¬▽¬;)」

チラッと横目でテレビを見て何の番組か確認する私。

私「が、学園ドラマ😅?」

目黒「誰か好きな俳優さんとか出てるの(・_・)?」

私「いや、別にそういう訳ではないんだけど…ただ単に学園ドラマが好きなだけで😅💦」

目黒「そうなんだ😊」

私「う、うん😅」

『また蓮くんにいらん嘘をついてしまった💧まぁ、学園ドラマはどちらかと言えば好きな方だけども…今やってる学園ドラマには全く興味が無いんだよね。誰が出てるかさえ知らないし(¬▽¬;)』

目黒「さてと…俺はブランケットでも取ってこようかな😌」

ソファーから立ち上がり、寝室にソファーで寝る時に掛けるブランケットを取りに行こうとする蓮くん。

私「あ…!」

ギュッ✋

寝室に行こうとした蓮くんのパジャマの袖を掴んで引き止める私。

目黒「どうしたの(・_・)?」

私「…今日は…一緒に寝たい(//--//)💦」

目黒「…え😓?」

ビックリした顔で私を見る蓮くん。

私「ハッΣ(//□//)!」

『やっぱり、いきなりこんな事言ってドン引きされた😱!?ヤダ×2!最後の最後に嫌われたくない😣💦早く誤魔化さなきゃ!』

私「い、いや!何でもない×2💦今のは間違いだから!何でもないから忘れて😅?じゃ、じゃあね!おやすみなさいッ😣💦」

とんでもない事を口走った事に気付き、慌てて寝室に逃げようと蓮くんに背を向けた私の腕を蓮くんが掴んで引き止めた。

ギュッ✋

目黒「待って!」

私「ッ😓!?」

目黒「良いの?一緒に寝ても…」

私「…え😓?」

蓮くんの言葉にビックリして振り返る私。

目黒「俺は良いよ?○○が良いなら…」

真剣な目で私の目を見つめながら言う蓮くん。

『え…?蓮くん😓?』

蓮くんから意外な言葉が返ってきてビックリして固まる私。

目黒「…どうする?一緒に寝る?」

私「え?えっと…や、やっぱりやめとく。100万なんてお金無いし😅💦」

目黒「お金なんて要らないよ。これは仕事のオプションじゃなくて、俺の意思だから。」

私「…蓮くんの…意思?」

目黒「ただ、一緒に寝るなら手出しちゃうけど…それでも良い?」

私「ッΣ(//º□º//)💓!?…か、過度な行為は禁止じゃなかったっけ(//¬△¬//)?」

恥ずかしくて蓮くんから目を逸らしながら言う私。

目黒「仕事じゃないから良いんだよ😌」

私「ッ(*・_・*)💓!…私は良いよ?蓮くんなら(//-_-//)💦」

目黒「…そっか。良かった(*^^*)❤️」

安心したように優しく笑うと私の腰と足に腕を回し抱き上げる蓮くん。

私「わッΣ(//□//)💓!?ちょっ!えッ😲!?何×3😣💦」

いきなりでパニックになる私。

目黒「何って、一緒に寝るんでしょ?だから寝室に連れて行こうと思って😄」

私「抱き上げなくても自分で歩いて行けるから(//>△<//)💦」

目黒「だろうね。でも、俺が連れて行きたいから❤️落ちるとあぶないから大人しくしててね😊」

私「~~(//-"-//)💦」

仕方なく蓮くんに言われた通りに大人しくお姫様抱っこで寝室に連れて行かれる私。

寝室に着き私をそっと優しくベッドに寝かせると、蓮くんは私の上に覆い被さり私の目を熱の籠った目で見つめた。

目黒「今日はあんまり寝かせてあげられないと思うけど我慢してね😊?」

私「…うん(//-_-//)💦」

私が返事をしながら頷くと、蓮くんの顔が近付き唇が重なる。

目黒「愛してるよ😊❤️」

私「私も…愛してる😊❤️」

回数が増えていく度にキスも深さを増していき私達の体温も上がっていく。

目黒「暖房いらなかったね😊」

私「消す?」

目黒「うん。暫くは必要ないかな😊」

私「じゃあ、消すね😊」

ベッドから出てエアコンのリモコンを手に取ると、私は暖房を消した。

目黒「俺、こんなに体温上がったの久々かも。」

私「そうなの(・_・)?」

目黒「体調崩して寝込んでた時以来…久々だから熱で頭がボーっとしてきたわ。」

艶っぽい表情を浮かべながら呟く蓮くんにメチャメチャ色気を感じて恥ずかしくなる私。

私「ッ(//□//)💓!そ、そうなんだ(//¬¬//)💦」

『蓮くん、フェロモン駄々漏れしてるんですけど~ッ(//>△<//)💦何でこんなにセクシーなの?男の人なのに~ッ!』

目黒「…○○。」

私「は、はいッΣ(//□//)💓!?」

目黒「早く戻っておいで。冷えちゃうよ?」

ベッドで横になったまま私を呼ぶ蓮くん。

私「う、うん(//--//)💦」

恥ずかしかったけど、蓮くんの体温に包まれたくて私はすぐに蓮くんの元に戻った。

そして私達は、外が明るくなってきた事にも気付かずにお互いの体温を感じながら幸せな時間を過ごした。

目黒「😌💤」

私「…蓮くん、大好きだよ😌💋」

蓮くんの頬にそっとキスを落とすと、私は蓮くんの体温を感じながら幸せな眠りについた。

それから暫くして目が覚めた私と蓮くんは、一緒にお昼ご飯を食べてお別れの時間がくるまで楽しくお話して過ごした。

夕方になり、とうとう蓮くんとのお別れの時がやってきてしまった。

私「…蓮くん😖」

荷物をまとめている蓮くんの後ろに立つ私。

目黒「ん?どうしたの😊?」

私「あのね、ずっと言えなかったんだけど…😖」

目黒「うん(・_・)?」

私「実は私…自販機にお金入れて無いの💧だから、蓮くんの事をレンタルする資格無かったんだよね。ずっと黙っててごめんなさい😖」

目黒「なんだ、そんな事か。あんまり深刻そうな顔してるから何事かと思ったよ😊」

私「そんな事って…😓」

目黒「俺はね、俺の事を必要としている人がレンタル出来るんだよ。だから、料金なんてあってないようなものなんだよ😊」


私「どういう事(-"-)?」


言っている意味が分からなくて首を傾げる私。


目黒「簡単に言うと、○○に逢えたのは偶然なんかじゃなくて運命だったって事😊」

私「運、命…(・_・)」

目黒「そうだ!○○に渡す物があったんだ😄」

私「渡す物(・△・)?」

目黒「昨日、○○を待ってる間に買ったんだ😊」

そう言って私に可愛くラッピングされた細長い箱を渡す蓮くん。

私「開けても良い😄?」

目黒「うん😊」

蓮くんの返事を聞いて包装を開けると、中から2月の誕生石であるアメジストが付いた可愛い星のネックレスが出てきた。

私「可愛い(* ´ ▽ ` *)❤️この石はアメジスト😄?」

目黒「うん。本当は○○の誕生石にしたかったんだけどね😊○○の誕生日は知らなかったから、俺の誕生石になっちゃったけど…これを俺だと思って大切に持ってて欲しい😊」

私「蓮くん…。ありがとう✨大切にするね(*^^*)❤️」

蓮くんから貰ったネックレスをギュッと抱きしめながら笑顔で言う私。

目黒「いつか一緒にプラネタリウムに行けるように願掛けもしといたから😄」

『プラネタリウム…。』

私「うん!今度は絶対行こうね(*^▽^*)❤️」

目黒「約束😊」

そう言って蓮くんが小指を立てて私の前に手を差し出す。

私「(*^^*)❤️」

私も自分の小指を蓮くんの小指に絡ませると笑顔を向けた。

目黒「あ…!雪だ😄!」

私「え?」

蓮くんは窓に駆け寄ると空を見上げる。

私も蓮くんの隣に立つと空を見上げた。

私「本当だ!初雪だね😄」

目黒「俺さ、星も大好きだけど雪も大好きなんだよね。だから、大好きな雪も大好きな○○と見れて良かったよ😊」

私「…私も雪大好きだよ。だから、大好きな蓮くんと初雪が見れて嬉しかった(*^^*)❤️」

目黒「😊」

私の言葉に優しい笑顔で返す蓮くん。

📱🎵~

ポケットに入れている蓮くんのスマホが鳴る。

目黒「…じゃあ、そろそろ行かないと駄目っぽいから行くね😊」

私「…うん。ッ😣!」

蓮くんとお別れするのが哀しくて私の目から涙が溢れ出てくる。

私「ご、ごめんね💦ちゃんと笑顔で…お、お別れしようと…お、思っ…思って、たのに…うっ😢」

泣きじゃくりながら言う私の前に歩いてくると、蓮くんはギュッと抱きしめてくれた。

目黒「泣かなくて大丈夫だよ。またきっと逢えるから😌」

私「…本当😖?」

目黒「本当😊どんなに時間がかかっても、俺が絶対見つけるから…信じて待ってて。」

私「…うん。待ってる😢」

私も蓮くんの背中に腕を回すとギュッと強く抱きしめ返す。

目黒「…最後にさ、キスしても良い?」

私「えッΣ(//º□º//)💓!?き、キス(// ̄□ ̄//)!?」

目黒「駄目😖?」

私「…(*・△・*)。ううん!良いよ。私もしたいし(//-△-//)💦」

目黒「良かった(*^^*)❤️」

そう言って嬉しそうに笑うと、蓮くんは優しく唇を重ねた。

少しして名残惜しそうに唇を離すと、蓮くんは優しい目で私の目を見つめる。

目黒「…じゃあ、またね😊✋」

私「…うん。また逢おうね😊✋」

ゆっくりと腕を離すと蓮くんは私の方を振り返らずに歩いて行った。

私は蓮くんの姿が見えなくなっても暫くその場から動く事はなかった。

暫くして自分の家に戻ると私はベッドに倒れ込み爆睡💤

目が覚めたのは周りが真っ暗になった深夜だった。

長い眠りから覚めると、蓮くんと過ごした形跡が何一つ無かったからアレは夢だったのかな~なんて思っていた。

私「ふわぁ~あ(>○<)!…眠😖っ」

アクビをしながらリビングに行くと机の上に長細い箱が置いてある。

私「これ…😓」

箱を開けて中からそっと星のネックレスを取り出すと、私は落とさないように大切に掌に乗せた。

私「…蓮くん、本当に居たんだね(*^^*)❤️」

蓮くんから貰ったネックレスを見つめていると、私の頭の中には蓮くんと過ごした楽しくてドキドキな一週間の思い出が浮かんでいく。

私「蓮くん…逢いたいよ😢」

私の目から流れた涙が星のネックレスの上に止めどなく落ちていく。

暫くの間、蓮くんの事を思い出しては泣いて過ごす日々が続いた。

蓮くんが居なくなってからというもの、

私はシンデレラの魔法が解けたような気持ちになっていた。

何をしても楽しくないし、

何よりも笑顔が少なくなっていて

毎日つまらなく過ごしていた。

気付けば、蓮くんと離れてから2年の月日が経っていた。

私「…ん(-"-)?」

目を覚ますと、玄関の方がガタガタと騒がしい。

私「何事😖?」

眠い目を擦りながら玄関に行くと、私はゆっくりと玄関のドアを開けて隣を覗き込む。

ガチャ🚪

私「😖?」

目黒「あ…騒がしくしてしまってすみません😅」

私と目が合った男の人の顔を見た瞬間、私は時間が止まったような気がした。

『…え?この人…😓』

見覚えのある顔をした男の人に視線が釘付けになって固まる私。

目黒「初めまして。隣に引っ越してきた目黒蓮です。今日から宜しくお願いします😊」

私「目黒…蓮😓?」

『名前まで同じ?…これ…デジャブかな?でも今、「初めまして」って言ったよね?じゃあ、他人の空似って事?…そっか、そりゃそうだよね。そんなに簡単に逢えるわけないか😖』

私が逢いたかった蓮くんじゃないと思った私は、ガッカリし過ぎてお隣さんに挨拶をするのも忘れて玄関に戻ろうとした。

目黒「○○ッ!」

玄関に入ろうとした瞬間、私の耳に懐かしい声で私の名前を呼ぶ声が聞こえた。

『…え😓?』

いきなり名前を呼ばれてビックリした私は勢い良く振り返る。

目黒「やっと逢えたね😊」

私が振り返ると、目黒さんが優しい笑顔を浮かべて私を見つめていた。

私「…蓮…くん😓?」

目黒「😊」

私が名前を呼ぶと、蓮くんは襟元を開けて首に下げているネックレスを見せる。

私「あ…😓!」

蓮くんの首には、私がしている星のネックレスと誕生石違いの同じネックレスが輝いていた。

目黒「待たせてごめんね。もう離さないから…ずっと一緒にいよう(*^^*)❤️」

私「…蓮くんッ✋😭✋」

走って蓮くんの胸に飛び込むと、蓮くんは力強く抱きしめてくれた。

もう2度と離れないし離さないから

ずっと一緒に居てね☆彡

蓮くんは、最高で最強の私の彼氏❤️


《END》