私には9人の幼馴染みがいる。

9人ともイケメンだけど、

性格は見事にバラバラ。

ラウールくんはいつも甘えてきて可愛い弟タイプだけど、中身はめっちゃしっかりしてて賢い優しい男の子。

目黒蓮くんは見た目は大人っぽくて男前なのに、中身はめっちゃ少年でイタズラ好きのドSでツンデレ。冷たいのか優しいのかよく分かんないタイプ。

向井康二くんはひたすら優しくて寂しがり屋。いつも私にくっついてきては蓮くんに引き剥がされている。

阿部亮平くんは頭が良くて私に勉強を教えてくれる。教え方も優しくて分かりやすい。出来ると頭を撫でて褒めてくれる。

岩本照くんは面倒見が良くて、困ってるといつも助けてくれる。見た目は怖くて近寄り難い感じだけど、笑うと可愛い。

宮舘涼太くんは常に冷静で頼りになる。料理が上手で私の分のお弁当まで作ってくれる。

渡辺翔太くんはいつもからかってきて意地悪。でも、笑顔が可愛くて憎めない。


佐久間大介くんは皆とは楽しそうにハシャギながら話してるのに、私が話し掛けると急に口数が少なくなるし私の方を向いてくれない。

深澤辰哉くんはひたすら笑わせようとしてくるムードメーカー。いつも皆にいじられている。


~ある日の学校~

私「あ~💧覚悟はしてたけどめっちゃ悪い( ̄△ ̄|||)」

昨日やった英語のテストが返ってきて、点数を見て落ち込む私。

渡辺「うわッ!お前、そんなに悪いの?バーカ×2😁」

後ろから身を乗り出して私のテストを覗き込み、指を差してゲラゲラ笑う翔太くん。

私「うるさいな~💢そう言う翔太くんは何点だったのよ😡?」

渡辺「俺?29点😏✨」

ドヤ顔で自分のテストを見せる翔太くん。

私「私と1点しか変わらないじゃないッ😣💢」

渡辺「1点でも勝ちは勝ちだもん🎵お前より俺の方が頭良いのは変わんないもんね~😁」

私「ムカつく~っ😣💢」

岩本「翔太も赤点だから、○○と同じ補習組に変わりは無いんだけどな😅」

渡辺「え?補習😨!?嫌だぁ~ッ(>△<)💦」

隣の席の照くんに指摘され嫌がる翔太くん。

私「や~い!補習になってやんの~😆🎵」

岩本「補習は○○もだけどな😅」

私「そうだった😨!嫌だぁ~ッ(>△<)💦」

目黒「そこのバカ2人、うるさい(―”―)💢」

私の隣の席の蓮くんがボソッと呟く。

私「蓮くんにバカって言われたくないよ😣💢っていうか、蓮くんだって補習組なんでしょ?同じバカじゃん😡💢」

目黒「…黙んないとしばくよ?」

私「怖ッ😱💥」

阿部「○○、テスト悪かったの?」

通路を挟んで隣の席の亮平くんが心配そうに聞いてくる。

私「あ…😓うん💧ごめんね?せっかく教えてくれてたのに…昨日は風邪気味で体調悪くて😖」

阿部「風邪?」

私「うん😖」

渡辺「あッ!コイツ、点数低いの風邪のせいにしてる~😆」

私「違うよ!本当に風邪ひいて熱あったんだもんッ😣💢」

阿部「ちょっとごめんね?」

私「え?…ッΣ(//°□°//)💓!?」

渡辺「ッΣ(//□//)💓!?」

自分の前髪を片手で上げると、亮平くんは自分のオデコと私のオデコをコツンと合わせる。

阿部「うん。今は熱無いみたいだね😊」

私「う、うん(////)💦」

恥ずかしいのとビックリしたのとで亮平くんの顔が見れず俯く私。

渡辺「な、何してんだよッ(*>△<*)💢」

阿部「何って、熱が無いか確かめただけだけど😊?」

渡辺「熱計るのなんて、普通はオデコに手を当てて計るだろ?何でオデコをくっつけんだよ😣💢」

目黒「いや、普通は熱計るの体温計でしょ。そっちの方が正確に計れるし。」

渡辺「冷静にまともな事言わなくて良いから😣💢っつーか、何でお前はそんなに冷静なんだよ!」

目黒「……。」

無言で私を見る蓮くん。

私「な、何(//・△・//)💦?」

目黒「顔赤過ぎ。何、あれぐらいで赤くなってんの?男に免疫無さすぎ(¬△¬)」

私「ムカっ💢仕方無いでしょ!?あんなに男の人の顔が近くにきた事ないんだから😣💢照れるに決まってるじゃん!」

阿部「○○、照れてくれたんだ?嬉しいな~🎵じゃあ、毎日やろうかな😊❤️」

私「えッΣ(//□//)💓!?それはやめて😣💦心臓がもたないから!」

渡辺「阿部~ッ!お前、人畜無害な顔して手が早すぎんだろ😣💢詐欺師か!」

阿部「翔太、人畜無害って言葉知ってたんだ!物知りだね~🎵偉い×2😊✨」

翔太くんの頭を撫でて褒める亮平くん。

渡辺「あ~もう!子供扱いすんな~😣💢」

私「ちょっと2人共、ケンカしないで…一応、今は授業中だから( ̄▽ ̄;)」

私が翔太くんと亮平くんのケンカを止めようとしていると、隣にいた蓮くんが私の顔を両手で掴んで自分の顔に近付ける。

私「わッΣ(//□//)💓!?」

目黒「俺以外の男で赤くなんな。お前は俺だけ見てれば良いんだよ。」

吸い込まれそうな真っ直ぐな目で言われて私は一瞬、思考回路が停止した。

目黒「…分かったら返事。」

私「は、はい😓」

目黒「良し😊」

私が返事をすると、蓮くんは満足そうに笑って前を向いた。

私「な、なんなの😖?」

『蓮くんは無駄に顔が良いからドアップは心臓に悪い(//¬_¬//)💓』

~お昼~

私「今日はどこで食べる😄?」

向井「やっぱ屋上でしょ😄🎵」

佐久間「校庭の芝生も気持ち良さそうだよ😄」

岩本「たまには教室で食べるのも良くない😊?」

深澤「じゃあ、じゃんけんで勝った人の食べたい所にしよう😊」

全員「賛成~!」

そして、じゃんけんの結果…

~屋上~

向井「屋上はいつ来ても気分ええな~✋😆✋」

佐久間「何で俺はパーを出したんだ!グーを出してれば勝てたのに😣💥」

渡辺「いや、グー出してたら康二ともう一回じゃんけんでしょ😊」

目黒「屋上って人気ありそうなのに、いつも誰も居ないから穴場だよな😊」

阿部「何で皆、来ないんだろうね😊?」

岩本「階段上がんのが面倒臭いんだろ😌?」

ラウール「確かに!それはあるかもね😄」

宮舘「○○、ここに座りな😊」

そう言ってベンチにハンカチを広げて置く涼太くん。

私「大丈夫ッ!今日は私、下に座るから。いつもベンチ譲ってもらってばっかりで悪いし😅」

宮舘「○○はベンチで良いんだよ。スカートなんだし😊」

私「ああ、そうか💦じゃあ、お言葉に甘えて…皆、いつもごめんね?気を遣ってくれてありがとう😊✨」

皆にお礼を言ってベンチに座る私。

向井「なんなら、俺の膝の上に座ってもええんやで😄」

もう一つのベンチに座り、自分の膝の上をペシペシ叩く康二くん。

私「あ~、うん。気持ちだけもらっておくね😅💦」

佐久間「あッ!康二、何でどさくさに紛れてベンチに座ってんの!?じゃんけんでしょ😣💦」

向井「こういうのは早いもん勝ちなんよ😄」

阿部「やれやれ😅」

目黒「○○、もうちょい詰めて。」

私「え?あ、うん😓」

蓮くんに言われて少し詰めると蓮くんが隣に座ってきた。

渡辺「あッΣ( ̄□ ̄;)!?めめ、抜けがけズリーぞ😣💢」

目黒「だって、早い者勝ちなんでしょ😊?モタモタしてるから悪いんだよ🎵」

渡辺「何だと~ッ💢じゃあ、空いてる席もらっちゃお~😄🎵」

翔太くんが空いてる私の左隣に座ろうとした瞬間、ラウールくんが先に座ってしまった。

渡辺「なッΣ( ̄□ ̄|||)!?」

ラウール「しょっぴー、ごめんね?僕の勝ち😄✌️」

宮舘「モタモタしてるから😌」

渡辺「涼太、うるさいよッ😣💢」

宮舘「○○、お弁当。今日は○○が好きなミートボールを入れて置いたよ😊」

手作りのお弁当を私に渡す涼太くん。

私「本当ッ😍!?ありがとうッ!涼太くん大好き😆💕」

私の大好きという言葉を聞いて一斉に涼太くんに鋭い視線を向ける辰哉くん・大介くん・翔太くん・照くん・亮平くん・康二くん・蓮くん・ラウールくん。

宮舘「よく噛んで食べろよ😊」

皆の視線にも動じない涼太くん。

私「は~い🎵いただきま~す(^人^)」

全員「いただきます。」

目黒「ミートボールも~らい😄🎵」

私のお弁当からミートボールを1個奪うと自分の口に入れる蓮くん。

私「あッΣ( ̄□ ̄|||)!私のミートボールがぁ~😱💥」

目黒「うわッ!うまッΣ(*°□°*)❤️」

ラウール「本当ッ!?じゃあ、僕も貰お😄🎵」

そう言って蓮くんの真似をして私のお弁当からミートボールを1個奪うラウールくん。

私「あッ!ちょっと😣💢」

ラウール「うまッΣ(*°□°*)!舘さん、このミートボールめっちゃうまいよ😆💕」

宮舘「ありがとう😊✨」

岩本「そんなに旨いの?俺も食べたいな~🎵○○、1個ちょーだいよ😄」

私「駄目ッ!私の分が無くなっちゃうもん😣💢」

岩本「俺の玉子焼き1個あげるから😄」

私「玉子焼きなら私もあるもん😣💢」

渡辺「涼太、俺もミートボール食べたい😄」

宮舘「俺のにも入ってるから食べて良いよ😊」

渡辺「やったぁ~✋😆✋」

岩本「舘、俺も食べて良い😄?」

宮舘「良いよ😊」

向井「俺も良い😄?」

宮舘「良いよ🎵佐久間と阿部とふっかも良かったら食べて😊」

深澤「マジで!?ありがとう😄」

阿部「いただきま~す😄」

佐久間「涼太の分が無くなっちゃわない😓?」

宮舘「大丈夫。俺はまた作れば良いし、皆に食べてもらった方が嬉しい😊」

渡辺「流石は涼太だよな~。ケチな誰かさんとは大違い😌」

私「ムカっ💢翔太くん、うるさい😡💢」

翔太くんを怒りつつ、横目でチラッと涼太くんのお弁当を見るとミートボールが1個も無かった。

『……良し!』

自分のお弁当を見ると、私はお弁当箱をベンチに置いて涼太くんの前に行く。

私「…涼太くん、はい😊」

涼太くんの前にフォークで刺したミートボールを差し出す私。

宮舘「え?」

私「食べて😊涼太くん、1個も食べてないでしょ?」

宮舘「○○は食べないの?」

私「私はまだあるから。涼太くん、食べて😄」

宮舘「そっか。ありがとう😊」

私が差し出したミートボールを一口で食べると、涼太くんは嬉しそうに笑ってくれたので私も嬉しくなった。

宮舘「美味しい😊」

私「いつもありがとう(*^▽^*)」

宮舘「どういたしまして😊」

向井「…今の見た(―”―)?」

佐久間「見た!アーンしてもらってたね(―△―)」

向井「なんて羨ましいッ😣💥」

佐久間「こうなったら俺らもやろうぜ✊😆」

向井「そやな😆」

佐久間「アーン😄」

焼き鮭を一口分お箸で掴むと康二くんの口元へ運ぶ大介くん。

向井「アーン(^○^)」

口を開けて大介くんに食べさせてもらう康二くん。

佐久間「美味しい😄?」

向井「美味ちい😋」

岩本「…それ、虚しくない😅?」

佐久間&向井「虚しい😖」

岩本「あ、やっぱ虚しいんだ😅そこは正常で良かったわ😊」

私「あッΣ( ̄□ ̄;)!?私のお弁当のオカズが全部無いッ😱💥」

ベンチに戻ると私のお弁当箱にはご飯しか残っていなかった。

同じベンチに座っていたラウールくんと蓮くんを見ると、蓮くんは口元を押さえながらそっぽを向き、ラウールくんは申し訳なさそうな顔で私を見ていた。

ラウール「ごめんね?一応、止めたんだけど…😖」

ラウールくんの言葉で蓮くんを見る私。

私「蓮くんッ!何でオカズだけ全部食べちゃうのよ😣💢」

モグモグしながら水筒のお茶を手に取って飲む蓮くん。

私「あッ!私のお茶までΣ( ̄□ ̄)!」

目黒「フーッ。満足×2😋🎵」

私「人のお弁当とお茶で満足しないでよッ😣💢」

目黒「あれ?俺のじゃなかった😊?名前書いて無いから分かんなかったわ😄」

私「何ですと😨?」

目黒「俺に食われたくなかったら、今度からちゃんと名前書いた方が良いよ😊」

私「何よそれ~ッ!全然悪いと思ってないし😣💢」

阿部「○○、俺のオカズ分けてあげるから😅」

私「亮平くん…ありがとう(T△T)」

深澤「…めめ、いじめ過ぎ💧もうちょい優しくしてやんなよ😅」

目黒「無理。面白いんだもん😊」

岩本「目黒、○○が相手だと特にブラック目黒になるな😅」

私「蓮くんは本当に性格悪いんだから😣💢」

亮平くんにオカズを分けてもらい、文句を言いながらやけ食いする私。

深澤「○○、ご飯粒ついてる。」

私「えッΣ( ̄□ ̄;)!?どこ?」

深澤「ここ😊」

私の頬についたご飯粒を取る辰哉くん。

私「あ、ありがとう(*^▽^*)💦」

深澤「どういたしまして😊」

私「ん?」

視線を感じて隣を向くと蓮くんと目が合う。

目黒「ガキ(¬△¬)」

悪態をつくと蓮くんはまたそっぽを向く。

私「ムカっ💢」

渡辺「アイツは本当に愛情表現がガキだな~😁」

宮舘「…翔太もだけどな😊」

渡辺「え😄?」

私「あッ!そう言えば、今度のスキー教室楽しみだね😄🎵」

向井「スキー教室?そう言えば、そんな話を先生がしとったな~😄」

岩本「スキーやんの久々なんだよな~。早くやりたいわ~😄」

渡辺「俺はスノボやりたい😄」

私「夜は別館で肝試しもあるみたいだしね🎵」

岩本&渡辺&向井「肝試し😨?」

阿部「あ~、たまに本物が出るって有名なやつね😄」

宮舘「本物に会った事無いから早く会いたいわ~😄」

目黒「…俺、スキー教室休もうかな(¬△¬;)」

ラウール「え~ッ!?何でぇ~?めめ、居ないと寂しいよぉ~😭」

深澤「めめが来ないならライバル一人減るから、俺ら的にはラッキーだな😌」

佐久間「自由時間とかね😊🎵」

目黒「ぜってー行くし💢」

ワイワイガヤガヤ騒ぐ皆。

『なんだかよく分からないけど、皆楽しそうで良かった🎵私もスキー教室楽しみだな~❤️スキー出来ないけど😅』


スキー教室編に続く…かも?