《続き》


森田「部活始めるぞ~!今日は久し振りの部活で身体が鈍ってるだろうから、ビシバシ行くぞ!覚悟して励めよ~😁」

久々の部活動のせいか上機嫌で体育館に入ってくる森田先生。

『……(-_-|||)』

御機嫌な森田先生とは対照的に、暗く重い空気が漂っている体育館の中。

森田「…ん(・_・)?何だ?どうした?やけに暗いな💧そんなにテスト難しかったのか😓?」

向井「ちゃ(違)いますよ!テストが出来んのはいつもの事やし今更気にしません😤」

岩本「いや、少しは気にしろよ😅」

呆れながら言う照くん。

ラウール「あんまり赤点ばっかり取ってたら単位足りなくなって留年になりますよ😓?」

宮舘「康二が留年したらラウールや目黒や○○ちゃんと同学年になるな😊」

佐久間「それはそれで楽しそうじゃん!俺も留年しよっかな~😄🎵」

岩本「佐久間が言うと冗談に聴こえないんだけど…😅」

深澤「本当に留年すんなよ?金掛かるし母ちゃんに怒られるからな(-△-;)?」

佐久間「分かってるよ。大丈夫×2😄🎵」

向井「留年すんなって、そんなん言うてるふっかさんやって危ないんちゃうん?毎回ギリギリやんか。ふっかさんの方こそ留年せんように気を付けんと!妹と同級生なんてメチャメチャ恥ずかしいで(¬△¬)?」

深澤「そこは大丈夫!俺、悪運メチャメチャ強いから😁」

岩本「確かにふっかは悪運強いよな😌前日にピンポイントで勉強した所ばっかテストに出るし…あんまり山が当たるから、深夜に学校に忍び込んで答案用紙を盗み見してんのかと思ってたもん😅」

宮舘「あ~😊」

向井「確かにふっかさんならやりそうやわ😄」

佐久間「ね~😄」

岩本先輩の言葉に納得して頷く宮舘先輩と向井先輩と佐久間先輩。

ラウール「やばっ…😨」

宮舘先輩達の反応に驚愕しながら辰哉お兄ちゃんを見るラウールくん。

深澤「え😓?ちょっ!そんな事しねーよ💦犯罪じゃねーか!捕まるわ😣💢」

慌てて否定する辰哉お兄ちゃん。

森田「なんだかよく分かんねーけど、いつも通りだな。心配して損したわ💧部活始めるから並べ~(¬△¬)」

佐久間&向井「は~い😄🎵」

森田先生に言われて2列に並ぶダンス部の皆。

私「…。」

いつものように私も森田先生の隣に移動しようとしたら視線を感じた。

『ん?』

目黒「(・_・)!…。」


視線を感じて振り返ると蓮くんと目が合ったけどすぐに逸らされてしまった。

私「っ😓!?…。」

『蓮くん…やっぱり怒ってるよね?亮平くんとキスした事。正確にはされただけど…後でちゃんと話して謝らなきゃな😖』

立ち止まり、蓮くんに目を逸らされたショックでうつ向く私。

森田「○○~!どうした~?早く来~い!」

私「あ😓!は~い!すみませ~ん😣💦」

慌てて森田先生の所に走って行く私。

森田「大丈夫か?」

私「はい!大丈夫です。すみません😅💦」

森田「よし!じゃあ、ストレッチ始めるから広がれ~。」

森田先生に言われて間隔を空けて広がる生徒達。

ストレッチを20分程してからダンスの練習が始まった。

1時間後…

森田「はい!じゃあ、15分休憩~。」

向井「あ~、しんどい💧やっぱ久々やと身体にくるな~😥」

佐久間「そう?俺は全然平気😄🎵」

深澤「佐久間はタフだからな😅」

佐久間「タフって何だっけ(・△・)?」

渡辺「バカで単純(-△-)」

佐久間「深澤、お前っ😡💢」

深澤「違う×2💦全然違うから✋😣✋翔太!適当な事言うなよな😠💢」

向井「なぁなぁ、阿部ちゃん。タフってどういう意味なん(・_・)?」

阿部「分かりやすく言うと、舘さんみたいな人かな😊」

向井「舘さん(・_・)?」

宮舘「俺(・👆️・)?」

自分を指差す宮舘先輩。

佐久間「…国王(-"-)?」

深澤「薔薇が似合う(-"-)?」

岩本「ロイヤル(-"-)?」

向井「無駄に間が長い(・_・)」

宮舘「え…😓?」

渡辺「ヤンキーっぽい(-"-)」

宮舘「翔太😊💢?」

阿部「頑丈で逞しい人って事だよ😊」

向井「ああ😲💡」

佐久間「なるほどね😄🎵」

岩本「確かに舘さんは頑丈で逞しいね😄」

渡辺「痛みにも喧嘩にも強いしな😌」

宮舘「ありがとう😊✨」

阿部「因みに、翔太が言ってた単純ってそんなに悪い意味でも無いんだよ?素直とか裏表が無いとかお人好しとか楽天的とか良い意味の方が多いし😊」

渡辺「佐久間じゃん!俺、間違ってないじゃん😤」

佐久間「俺だわ😄」

向井「なぁなぁ、お人好しとか楽天的って良い意味なん(・△・)?」

隣に居る宮舘先輩に聞く向井先輩。

宮舘「そうみたいだね😊」

休憩時間でも賑やかで騒がしい先輩達。

渡辺「…(¬_¬)」


チラッと横目で心配そうに私の方を見つめる渡辺先輩。

私「…(-_-)」

空を見つめたままボーッとしている私。

『今日は何か着かれたな…精神的に。これからどうなるんだろう?亮平くんはお兄ちゃんの親友だから顔を合わせないわけにはいかないし…でも、亮平くんと話したりしたら蓮くんは嫌がりそうだしな~。』

私「ハァ~💧」

これからの事を考えて憂鬱な気分になり、私の口からは深い溜め息が出た。

森田「○○。」

私「は、はいッΣ(º□º;)💓!?」

いきなり話し掛けられてビックリする私。

森田「ダンス部の新しいユニフォーム買おうと思うんだけどどれが良い?」

色んなデザインのユニフォームが載っているカタログを私に見せる森田先生。

私「ユニフォーム…ですか😓?」

森田「うん。メンバーも代わったし、目黒とラウールも新しく入ったからな😊」

私「…。」

『ダンス部のユニフォームかぁ~。皆カッコ良いから何でも似合いそうだけど…』

カタログをペラペラと捲って見る私。

森田「すぐには決めらんないだろうから再来週までに気に入ったの選んでおいて。それ、家に持って帰って良いから😊」

私「はい…って、えッΣ( ̄□ ̄|||)!?わ、私が決めるんですか😨!?皆のユニフォームを😱!?」

森田「こういうのは男より女の方がセンスあるだろ?頼んだぞ😁✋」

私の肩をポンポン叩いて体育館から出て行く森田先生。

私「最悪だ💧私、昔から家族とか友達にセンス無いって言われてたのに…(-△-|||)」
※柄(チェック)と柄(水玉)を合わせて着るのがお洒落だと思ってた人。今は無難にトップスは無地で統一している。

ラウール「○○ちゃん、飲み物ちょーだい😄❤️」

私「あ😓!うん。ちょっと待ってね😅💦」

カタログをカバンにしまい、ドリンクが入っているクーラーボックスの所に行く私。

ラウール「めめは?めめも飲むでしょ😄?」

目黒「俺はいい。喉渇いてないから(¬△¬)」

不機嫌そうに言う蓮くん。

ラウール「え~😲!そんなに汗かいてるのに?脱水症状になっちゃうよ😓?」


目黒「大丈夫だよ。昼休みに飲んだから(-△-)」

私「…。」

クーラーボックスからドリンクを2本取り出すと、1本はラウールくんに渡して残りのもう1本を持って蓮くんの所に歩いて行く私。

私「蓮くん、飲んで😖?倒れたら困るから…」

目黒「…(・_・)。分かった😊」


私からドリンクを受け取り笑顔になると、蓮くんは美味しそうにドリンクを飲む。

ラウール「○○ちゃんの言う事はアッサリ聞くんだから😡💢」

拗ねるラウールくん。

岩本「○○ちゃん、タオル貰える😊?」

私「あ!はい😄」

岩本先輩のタオルを取ると、私は岩本先輩に手渡す。

岩本「ありがとう😊」

私「どういたしまして😊あ!ドリンクは大丈夫ですか?水分大事ですよ😄」

岩本「そうだね。貰おうかな😊」

私「ちょっと待ってて下さいね😄」

クーラーボックスからドリンクを取り出し岩本先輩に手渡す私。

私「どうぞ😄」

岩本「ありがとう😊」

ドリンクを受け取り向井先輩達の所へ戻って行く岩本先輩。

阿部「○○ちゃん。」

私「は、はいッΣ(º□º;)💓!」

阿部「俺もドリンク頂戴😄❤️」

私「あ😓!は、はい💦ちょっと待って下さいね😅」

クーラーボックスから飲み物を取り出して亮平くんに渡そうと振り返ると、私と亮平くんの間に誰かが割って入り私が持っていたドリンクを奪い取る。

私「はい、どう-😅え😓?」

バッ✋

目黒「どうぞ😊」

亮平くんに目が笑ってない笑顔でドリンクを差し出す蓮くん。

私「れ、蓮くん😓?」

阿部「…(・_・)。ありがとう😊」

一瞬ビックリしてキョトンとしながら固まっていた亮平くんだったけど、笑顔を作り蓮くんからドリンクを受け取る。

目黒「どういたしまして。ドリンクとかタオルとか、後輩の俺がやるんでいつでも言って下さい😊」

阿部「気持ちは嬉しいけど、気を遣って貰わなくても大丈夫だよ。ドリンクとかタオルは○○ちゃんにお願いするし😊」

目黒「気なんか遣ってませんよ。俺がやりたくてやってるだけなんで😊」

阿部「…ダンス部のマネージャーは、部員の為にドリンクやタオルを準備して渡すのが主な仕事だからマネージャーの仕事を取っちゃ駄目だよ😊」


目黒「分かってます。でも、阿部先輩のドリンクやタオルは俺が阿部先輩に渡したいんで😊」

阿部「ふ~ん。目黒は俺の事が好きなのかな?俺だけ特別扱いしてくれるなんて😊」

目黒「大好きですよ。部屋に閉じ込めて外に出したくないくらい😊」

相変わらず目が笑ってない笑顔で淡々と話す蓮くん。

私「えッΣ(º□º|||)!?」

『れ、蓮くんッ😱!?』

ラウール「めめが怖い…😖」


阿部「そっか~。そんなに目黒に思われてるなんて光栄だなぁ~😄でもごめんね?俺は○○ちゃんが好きだから、ドリンクもタオルもマネージャーの○○ちゃんから貰いたいんだよね😊」

亮平くんも目が笑ってない笑顔で蓮くんに話す。

私「…😨」

『ど、どどどどどうしようッ😱!?2人共メチャメチャ怖いオーラを出してるよ~!蓮くんも亮平くんも大好きだし大事だから仲良くして欲しいのに~っ😣💦』

目黒「○○は俺の彼女なんであんまりこき使わないで下さい。俺以外の男が○○に色々頼るのは気分悪いし、○○が可哀想なんで😊」

阿部「可哀想(・_・)?」

目黒「部員9人にマネージャー1人って大変ですから😊」

阿部「確かに大変かもね😌でも…」

目黒「(・_・)?」

阿部「部活以外の時は目黒の彼女かもしれないけど、部活の時の○○ちゃんはあくまでもダンス部のマネージャーだから。マネージャーは部員の為に居るから、ダンス部の部員なら全員平等にマネージャーに接してもらうのが当たり前だと思うけど?」


目黒「それは…」

阿部「それに!」

目黒「😓!?」

阿部「○○ちゃんが大変だと思うなら、目黒は自分の事とかラウールの事は目黒がやって○○ちゃんの負担を減らしてあげれば良いんじゃないかな?俺は○○ちゃんにやってもらうけど😊❤️」

目黒「は(-"-)💢?」

阿部「目黒には悪いけど…マネージャーは部員の為に居る存在だから、俺は○○ちゃんがダンス部のマネージャーで居る限り頼らせてもらうよ😊」

目黒「…(-"-)💢」

無言で怖い顔をしながら亮平くんを見る蓮くん。

私「…😨」

『駄目だ…仲良くなんて絶対無理そう(-△-|||)』

佐久間「怖ッ😱!」

向井「なんか、俺の知ってる阿部ちゃんとちゃ(違)うねんけど(¬△¬|||)」

隣に居る宮舘先輩を見ながら呟く向井先輩。

宮舘「恋は人を変えるんだよ😌✨」

岩本「恋は盲目とか言うしな😌」

深澤「1人の女を巡って戦う2人の男か…。○○も罪な女だな😌流石は俺の妹だ😏✨」

渡辺「阿部も本気で好きなんだな…○○の事。」

誰にも聞こえないくらい小さな声で呟く渡辺先輩。


森田「お前ら…今日は久々の部活だって言ってんだろ?休憩時間はとっくに終わってんだよ(-"-)💢無駄話ばっかしてねーでちゃんと集中してやれよ。練習量増やすぞ(-"-)💢」

いつの間にか体育館に戻ってきていた森田先生。

その後、ハードな曲を続けて5曲程踊らされ皆ヘトヘトになって久々の部活は終了した。

帰り道

フラフラになりながら歩いているラウールくん。

ラウール「あ~💧身体中が痛いよぉ~(-△-|||)」

私「大丈夫😖?湿布持ってるけど貼る?」

ラウール「湿布な~。貼りたいけど、これから電車に乗るからな~😖」

私「あ…😓!そっかぁ~💧湿布は匂いが強いから他の人の迷惑になっちゃうかもしれないもんね😖」

ラウール「うん…ていうか、めめは大丈夫なの?普通に歩いてるけど😓」

目黒「俺だって痛いよ💧我慢してるだけ(-"-)」

ラウール「あぁ~。やっぱ、めめも痛いんだ😁🎵」

嬉しそうに笑うラウールくん。

私「…😖」

『2人共可哀想に💧何かしてあげたいけど痛みを取る事なんて出来ないしな~😖』

ふと、蓮くんとラウールくんが持っている通学鞄が目に止まる。

私「あッ😲💡ねぇ、2人共😄!」

ラウール「ん?」
目黒「何(・_・)?」

足を止めて私を見る蓮くんとラウールくん。

私「鞄貸して✋😄✋身体が軽い方が少しは楽になるでしょ😊?」

ラウール「え😲?良いの😄?ありが-😆」

喜んで私に鞄を渡そうとしたラウールくんの手を制止して私の前に立つ蓮くん。

目黒「鞄なんか持たなくて良いから、手繋ご?その方が俺は楽になるから😊」

私「手(・△・)?…うん。分かった😄✋」

そう言って私が右手を出すと、蓮くんは嬉しそうに笑って左手で私の右手をギュッと握る。

目黒「…うん。メチャメチャ楽になった😄」

私「本当😲?良かったぁ~(*^▽^*)❤️」

ラウール「じゃあ、俺も○○ちゃんと手を繋-😄」

空いている私の左手を握ろうとするラウールくん。

目黒「…(¬"¬)💢」


ジロッと無言でラウールくんを睨む蓮くん。

ラウール「ッ😱!?な、な~んてね!冗談だよ💦あ、あれ~?何か自然と楽になってきたわ。何でだろう?不思議だなぁ~。これなら普通に歩いて帰れるわ💦じゃあ2人共、また明日ね~👋😅」

慌てて早歩きで立ち去るラウールくん。

私「え😓?ちょ、ラウールくんッΣ( ̄□ ̄;)!?大丈夫なの😨!?」

目黒「心配しなくても大丈夫だよ。ラウールは若いから😌」

私「若いって…😓ラウールくん、私達と同じ年なんだけど(-▽-;)」

目黒「…今日はなんか、色々あって疲れちゃったな。」

うつ向きながらボソッと呟く蓮くん。

私「ッΣ( ̄□ ̄|||)💓!」

『そ、それはもしかして…いや、もしかしなくても亮平くんと私の事ですか~ッ😱!?』

目黒「…。」

私「あ、あの…蓮くん😅?」

目黒「○○。」

私「は、はいッΣ( ̄□ ̄;)💓!?」

いきなり名前を呼ばれビックリして声が大きくなる私。

目黒「山内さんと竹島さんには聞いてくれた?遊園地の話。」

私「…え?遊園地(・△・)?」

目黒「行く約束してたでしょ?」

私「…(・△・)」

目黒「もしかして、忘れちゃってた?」


私「えッΣ( ̄□ ̄|||)💓!?い、いや、そんな事は-✋😅✋」

『ハッΣ(º□º;)!駄目だ!蓮くんは嘘が嫌いだった😱💦』

目黒「…○○?」

私「…ごめん💧スッカリ忘れてました😖」

目黒「そっか。まぁ、試験とかあって忙しかったしね😌じゃあ、改めて今日の夜にでも連絡して聞いてみてよ😊」

私「いや、今LINEする!忘れないうちにッ😤✊」

そう言って私はスマホを取り出すと、沙織ちゃんにLINEした。

目黒「😊」

スマホを弄っている私を優しい笑顔で見つめている蓮くん。

○○<久し振り!中学卒業してから皆で遊びに行ってないから、久々に6人で遊ばない?蓮くんとラウールくんと遊園地に行く事になったので、沙織ちゃんと武ちゃんも一緒に行こうよ😄>

私「これで良しっと😄🎵」

目黒「出来た😊?」


私「うん!出来た🎵返事が来たら蓮くんにLINEするね😄」

目黒「待ってる(*^^*)」


私「…うん😊…。」

『蓮くんに亮平くんとの事、ちゃんと言わなきゃ。私が好きなのは…一番大切にしたいと思ってるのは蓮くんだけだよって…だから、これからは亮平くんと2人にならないようにするって…』

私「あ、あの、蓮く-」

目黒「明日さ、学校終わったら久々にウチに来ない😊?」

私の声を遮って話す蓮くん。

私「…え?蓮くんのウチ😓?」

目黒「うん。モコも○○に会いたがってるし、○○もモコに会いたいでしょ😊?」
※モコは蓮くんの愛犬。

私「モコちゃん(・△・)?…うんッ!会いたい(*^▽^*)❤️」

目黒「明日、忘れないでね😊」

私「分かった!モコちゃんに会えるの楽しみだなぁ~(* ̄∇ ̄*)🐶❤️」

目黒「…。」

その日の夜、ご飯を食べ終わってスマホを見たら沙織ちゃんからLINEの返事が届いていた。

私「あ😲!沙織ちゃんからLINE来てる😄」

沙織ちゃんからのLINEを確認する私。

沙織<遊園地良いね!武ちゃんにも連絡したら行きたいって😄武ちゃんはラウールくんに会いたいだけだろうけど(笑)私も最近イケメン不足で視力低下気味だから、目黒くんとラウールくんで目の保養して視力回復しなきゃ😆✊皆に会えるの楽しみにしてるね🎵>

私「やったぁ~(*>∇<)ノ早速、蓮くんに連絡しなきゃね😄🎵」

沙織ちゃんと武ちゃんも遊園地に行けるという事で、嬉しい気分で蓮くんにLINEを送った。

○○<今晩は🌃沙織ちゃんと武ちゃんも行けるって😄次は待ち合わせ場所と時間を決めなきゃだね🎵>

私「これで良しっと😊」

📱🎶~

蓮くんにLINEすると、すぐに蓮くんから返信のLINEが届いた。

私「え😓?蓮くん、返信早ッΣ( ̄□ ̄;)!」

目黒<良かった。待ち合わせ場所と時間は、明日の休み時間にでも決めよう😄>

○○<了解(^o^ゞじゃあ、また明日ね。おやすみなさい💤>

目黒<おやすみ❤️>

私「ハートついてる(*^^*)❤️」

蓮くんから届いたLINEの返事を見て幸せな気分に浸っていると、急に無性に珈琲アイスが食べたくなってきた。

時計を見ると時間は夜22時過ぎになっていた。

私「22時過ぎなら大丈夫だよね。買いに伊古~っと😄🎵」

我慢出来ない私は、少し離れたコンビニまで散歩しながら大好きな珈琲アイスを買いに出掛けた。

辰哉お兄ちゃんに言うと「夜中に女の子が出歩くなんて危ないから絶対駄目ッ!」と、行かせてもらえないのが分かってたので黙って家を出た。

私「やっぱ、夜は人が少ないね~。」

街灯が少なく薄暗い道を歩いていたら少し怖くなってきたので足早にコンビニに行き、目当ての珈琲アイスを買ってすぐにコンビニを出た。

家に向かって足早に歩いていると、私の前を男の人がゆっくりした足取りで歩いていた。

『どうしよう?追い抜いちゃって大丈夫かな?因縁つけられて絡まれたりしたらどうしよう😖?』

追い抜いて大丈夫かどうか迷いながら、男の人の後ろで左右にウロウロ動いていると男の人が勢い良く振り返る。

男の人「ッ😓!」

私「ひッ😱!?」

バッと勢い良く振り返った男の人にビックリして心臓が止まりそうになる私。

渡辺「…○○😓?」

私「え…?わ…たなべ…先、輩😓?」

渡辺「なんだ、お前かよ💧ビックリさせんなよな~😥」

安心して力が抜けたのか、渡辺先輩はその場に座り込む。

私「それはこっちのセリフですよ!いきなり振り向いたらビックリするじゃないですか😡💢」

渡辺「お前が俺の背後でウロウロしてんのが悪いんだろうが!誰だって気味悪くて振り向くわ😣💢」

私「うッΣ(-△-;)💓!それはまぁ、そうですけど…(¬△¬;)」


渡辺「つーか、お前はこんな時間に1人で何してんだよ(¬"¬)?」

私「何って、アイスが食べたくなったからコンビニに行ってただけですけど…(・_・)」

渡辺「バカっ!女が一人でこんな時間にフラフラ出歩くんじゃねーよ!危ねーだろうが😠💢」

私「だって、どうしても食べたくなったから…😖」

渡辺「深澤に一緒に着いてきてもらえば良いだろ?アイツ、お前の事メチャメチャ溺愛してんだから喜んでついてくるだろ。なんなら金も出すだろうし…つーか、こんな時間にお前が1人でコンビニ行くなんてよく深澤が許したな(・_・)」

私「黙って出てきたんで…お兄ちゃんに言ったら絶対駄目って言われるの分かってたし😅」

渡辺「お前な~(-"-;)」

私「あっ😲!」

渡辺「ん(・_・)?」

私「頬っぺた赤くなってますよ!どうしたんですか😖?」

渡辺「ああ…さっき殴られたから(¬_¬)」


私「な、殴られた😨!?」

渡辺「うん…て、俺の話は良いからお前の話を-」

私「大変ッ😱!早く冷やさないと😣💦」

渡辺先輩の話を遮ると、私は持っていた珈琲アイスを渡辺先輩の頬にくっつけて冷やす。

渡辺「ッΣ( ̄□ ̄|||)!冷てーよ😣✋」

アイスを持っている私の手を掴んで頬から離す渡辺先輩。

私「駄目ですよ、ちゃんと冷やさないと!少しぐらい我慢して下さい😡💢」

そう言って渡辺先輩の頬に再びアイスをくっつける私。

渡辺「アイス溶けるぞ(¬"¬)?」

私「アイスはまた買えば良いです。今は渡辺先輩の頬を冷やす方が大事なので😊」

渡辺「…そっか(//-_-//)」

そう言って少し頬を紅くしながらうつ向く渡辺先輩。

『…。』

10分程アイスで頬を冷やすと私はゆっくりとアイスを渡辺先輩の頬から離す。

私「これだけ冷やせば大丈夫でしょう😊」

渡辺「今度は凍傷になりそうだけどな(-"-)」

私「凍傷になったら温めれば良いだけです😤」

渡辺「なんか悪化しそうだな(¬△¬;)」

私「大丈夫ですよ。渡辺先輩の肌はしぶとそうだし😄」

渡辺「しぶとくねーし!メチャメチャ繊細だわ😡💢」

私「…(・_・)」

渡辺先輩の体温でスッカリ温くなったアイスの蓋を剥がすと中はドロドロに溶けていた。

私「あ~、アイス全部溶けちゃった😖」

渡辺「だから言ったじゃん。溶けるぞって…弁償しろって言ってもしないからな?お前が勝手にしたんだから(¬△¬)」

私「そんな事言いませんよ。只、捨てるのは勿体無いな~って…😖あ!飲みます😄?」

ドロドロに溶けた珈琲アイスを渡辺先輩に差し出す私。

渡辺「飲むかッ😣💢」

私「飲んでみたら美味しいかもしれないですよ?珈琲味だし😄🎵」

渡辺先輩の口元にアイスを近付けて飲ませようとする私。

渡辺「珈琲は好きだけど珈琲アイスは食った事ねーからヤダよ✋(-"-)✋」

頑なに顔を背けて拒否る渡辺先輩。

私「そんな事言わずに1口だけでも😄」

全力で渡辺先輩の口元にアイスを近付ける私。

渡辺「そんなに言うならお前が飲めよ(-"-)」

アイスを持っている私の手を掴んで私の口元に近付ける渡辺先輩。

私「イ~ヤ~だ~!溶けたアイスなんて美味しくないし😣💦」

渡辺「なッΣ( ̄□ ̄;)!やっぱ美味しくないんじゃねーか😡💢」

渡辺先輩の力に勝てる訳も無く、疲れて力が弱くなった瞬間に溶けた珈琲アイスが私の顔にかかった。

べちゃっ💥

私「きゃあッ(×△×)!?」

渡辺「うわッΣ( ̄□ ̄|||)!?だ、大丈夫か😨?」

慌てて掴んでいた私の手を離し、心配そうに顔を覗き込む渡辺先輩。

私「う~💧目に入った~(>△∩)」

顔にかかったアイスを手でゴシゴシ擦って拭う私。

渡辺「あ!あっちに水道があるから顔洗おう?俺が連れてくから😓💦」

私「はい😖」

渡辺先輩に手を引かれて水道まで行くと私は顔をバシャバシャと洗った。

渡辺「ごめんな?まさか顔にかかるとは思わなくて…本当に悪かった😥」

申し訳なさそうに言う渡辺先輩。

私「…。」

両手に水道水を溜める私。

私「えいっ✋😆✋」

バシャッ🚰

両手に溜めた水を私は渡辺先輩の顔にぶっかけた。

渡辺「うわッΣ(×□×)!?」

思いっきり渡辺先輩の顔に水がかかり濡れた前髪からポタポタと水滴が落ちる。

私「これでおあいこです😁」

渡辺「…(・△・)。フフっ(笑)。だな(*^^*)」


可愛い笑顔で笑う渡辺先輩。

私「ッΣ(*・_・*)💓!と、取り合えず濡れたままだと風邪ひくから拭かなきゃですね(//^▽^//)💦」

『あ~、やばい×2!渡辺先輩の笑顔にドキドキしてしまった😣💦私には蓮くんが居るのに…(//-"-//)』

ポケットに手を入れハンカチを探す私。


私「…あれ(・△・)?」

渡辺「どうした(・_・)?」

常に持ち歩いているのか、フェイスタオルで先に顔を拭いていた渡辺先輩。

私「ハンカチ忘れた(-△-|||)」

渡辺「仕方ねーな💧」

そう言って私の前まで歩いてくるとゴシゴシと乱暴に私の顔をタオルで拭く渡辺先輩。

私「ちょっΣ(×△×)!もうちょっと優しく😣💦」

乱暴に拭く手を止めようと渡辺先輩の手に振れた瞬間、渡辺先輩の手が止まる。

渡辺「…。」

私「(・_・)?渡辺先輩?」


渡辺「俺が好きだって言ったら…やっぱり困る?」


私「…え?い、いきなり何を言い出-😓」

渡辺「○○の事を好きなのは阿部だけじゃない…俺も、○○の事が好きなんだ。」

私「…(・△・)。え😓?えぇ~ッ😱!?」

蓮くんと亮平くんの事だけで頭と心がイッパイだったのに、更なる悩みが増えて私はいっその事記憶喪失になりたいと思ってしまった。


《続く》