同じ敷地内で畑をしてる方々とも顔見知りになったわ
たいがいが仕事をセミリタイアしたおじさんやリタイアしたお爺さん
そんな中に30才の右も左もわからない私
皆さん聞いてもいないのに、どんどん教えてやろう教えてやろうと話しかけてくれるわ笑
農作業って普段は黙々と取り組む孤独な作業
寡黙なオヤジに見えるけれども皆んな話したくて話したくてウズウズしてるのよ
そこそこのリアクションが取れる私なもんだから話しだしたら30分くらいは経つわね
おかげで生の知識と知恵、そして豊作で食べきれない野菜を沢山いただいております、ありがとうございます
野菜作りをしてる人の話は面白いと知った私は他で畑仕事をしてる人にも躊躇なく話しかけるようになったわ
例えば今、パートでポスティングしてるエリアは古い民家が立ち並ぶ場所で畑が点々とあるのよ
仕事中にそれらの畑をチラリと見て何がどう育つのか観察してるわ
その畑で物珍しいものが目に入ったら自分も畑をしてると前置きしてから「それはなに?」と話しかける
皆さん私を不振がらずに懇切丁寧に教えてくださるわ、よくぞ聞いてくれましたというお顔でね
最後に余った野菜もいただくことが多いから次に会うときに「この前はありがとうございました。」という皮切りで今後の繋がりもできる
おいしかった、何の料理にして食べたという言葉がやっぱり嬉しいものよね
何人かと良い関係を築けそうだわ
社会性は低いけど、こういう場面で発揮するコミュニケーション能力は我ながら買ってる
社会人時代は田舎の信用金庫で目も当てられないほど仕事も生き方も下手で、周りの人もお世辞にも尊敬できる方とは言えなくて閉鎖的な環境の中で何か違う何か違うと毎日イライラしてたわ
正社員になって勤続年数とストレス重ねて少しずつ給料を上げて老後に向かう生き方がベストだと思ってる人が多いし私も学生の頃はそれが普通だと思ってた
でもそのレールは私には全くしっくりこなかった
この道を一生の大半を費やして進むくらいなら、好き勝手に生きてそこそこの年齢で野垂れ死にした方がマシだと心底思えたわ
そんなに長生きしたいと望まないしできるとも思ってない
それよりも今この体が自由に動くうちに思いっきり生きてやりたい
ここからどんな収入源を確保しようなんてまだ検討もつかないけど毎日ワクワクして好きなことに取り組んでるわよ
社会人時代に小さな窓から毎日見上げた四角い空はここにはない
たぶん私の道はこっちなんじゃないかしらね?