昨日14日午後10時20分ごろ、神戸市元町の大丸神戸店前から、高齢者運転のダイハツミラが神戸元町商店街のアーケード内へ暴走した。この軽は300メートルアーケード内を暴走後、ハイエースに衝突しアーケードの支柱で停止した。助手席の82歳の妻は死亡、運転の87歳の男性は骨折の重傷を負った。運転手は「車が暴走した」と説明している。原因は車の故障である。防犯カメラの映像からも間違いはない。

「車が暴走したらエンジン切れ」の知識を、自動車ユーザーにPRしようと全くしない自動車業界の罪は深い。「エンジン切る」を知っていれば、おそらく暴走事故で亡くなった人、それに巻き込まれて亡くなった人の多数の命は救われたであろう。

2月13日には、長野県庁前の交差点で高圧洗浄車のトラックが、ブレーキが効かなくなって歩道上にある標識支柱と変圧器へ突っ込む事故も発生した。ニュース記事に至らない小さな事故も数えれば、毎日どこかで車が原因の暴走事故が発生していると考えられる。

4月19日は、池袋プリウス事故の発生日である。これも、いわずもがなである。