今回は久しぶりに洋書のアンデルセン童話より「人魚姫」をご紹介します。

洋書の絵本や童話集は集めだすときりがないからなるべく控えていたのですが、

海外のネットオークションのサイトでこの表紙を見つけて思わず入札したら

幸か不幸か他にライバルもいなくて落札できてしまいました。

 

 




 

「ANDERSEN'S FAIRY TALES」

H.C.アンデルセン:作

フレデリック・リチャードソン:画

(The Jone C. Winston Company 1926年刊)

 

 


 

挿絵を描いたフレデリック・リチャードソン(1862-1937)はアメリカのイラストレーターで、

アンデルセン童話をはじめイソップ童話やマザーグースなど多くの児童書に挿絵を描いています。


人魚姫が王子を助けて浜辺に運んだ場面。





大人っぽい人魚姫ですね。

長い黒髪に巻いた赤い紐状の飾りが目を引きます。

体にも巻き付いていてどういう状態なの?とちょっと不思議ですが・・・。


人魚姫の挿絵はこれ一枚ですが、本書の表紙画の人魚姫も印象的です。やっぱりアンデルセン童話で人魚姫を連想する人は多いのでしょうね。











昔の洋書の挿絵は魅力的なものが多くて、現代の本と比べて少々高くてもつい購入してしまいがちです。

オークションサイトで買うと本書もそうですが、思ったより安く買えたとしても送料や税金などが合わさると、最終的にけっこう高くなっていたり・・・。

自制心を持って目録やネットを見ていますが、なかなか誘惑を振り切るのは大変です(^_^;)。