昨日、池袋の東武百貨店に行った目的は、
こちらの展覧会を観るため。




「乱歩先生とわたし」というタイトルの展覧会。
池袋には江戸川乱歩が終の棲家にしていた土蔵付きの家があります。
この展覧会は、様々なイラストレーター・美術作家が江戸川乱歩の小説や世界観を題材に創作した作品を展示・販売する企画展です。






総勢14名の作家が参加しています。
私の好きな高田美苗、深瀬優子、吉田光彦の作品を目当てに訪れた展覧会でしたが、展示されている作品全て、どれも個性があって楽しめました。
特に清水真理の人形は妖しい美しさが印象的。乱歩の世界にぴったりはまっていました。

「黒蜥蜴」をテーマにした高田美苗の銅版画はモノクロの中に薔薇の赤が効いています。





今回、黒蜥蜴を題材にした作品が多かったような。やっぱりインパクトのあるキャラですもんね。



ギャラリーではこんな図録も配布していました。





無料なのにフルカラーで凝った造り。展示作品全てが載っています。
個人に買い上げられた作品は、もう公の場で見られることはほぼないだろうから、こうした図録は貴重だと思います。


久しぶりに江戸川乱歩の小説を読んでみたくなった展覧会でした。