ちょっと日が過ぎてしまいましたが、
先週、六本木のストライプハウスギャラリーで
「永遠の幻想・美の幻影」と題された特集展を
観てきました。
銀座のスパンアートギャラリーの企画による、
幻想をテーマにした絵やオブジェは
頽廃的、官能的な美しさを持つ作品が多数あり、
どれもじっくり見てしまいます。
(最終日に近かったせいか、比較的空いていたのも
鑑賞しやすくてよかった)
好きな作家も多く出品していて、特に今回は
味戸ケイコ氏の「青の微笑」という作品が気に入りました。
味戸氏の絵の、
鉛筆と水彩で描かれた淡く儚げな雰囲気は、
どちらかというと濃密な画風や、
エロティシズムの強い主題の多い他の作品の中にあって
ちょっと異質な感じでした。
他には絵ではないけれど、
森馨氏の、箱の中に入った天使を表した
人形のオブジェが印象に残りました。
幻想という言葉からイメージするものは
人それぞれでしょうが、
この展覧会を見る限り、それは人の中にある、
隠された願望、欲望のようなものであるかもしれません。
(画像はギャラリーのサイトよりお借りしました)
六本木には久しぶりに行きました。
特にギャラリーのある芋洗い坂を歩いたのは
20年ぶりくらいかも。
週末の昼下がりの芋洗い坂は、
閑散としていて車通りも少なく静かでした。