別のコンクールですが、2011年に奏楽堂日本歌曲コンクール以来、共演伴奏者に贈られる賞としては二度目の受賞となりました。
ただ単にプロフィール欄が一行増えた、というだけでなくきちんと責任を感じ、リートという深く、偉大な分野に向き合って掘り下げていきたいと思っています。これは賞があってもなくても関係のないことですが。
特にシューベルトという作曲家は音と詩の世界を見事に結合させることのできる偉人です。人生の時間さえ足りれば600曲以上の歌曲全てを勉強しても良いかもしれないと思っています。
話は変わりまして、僕の中では繋がっている出来事なのですが、一週間ほど前にN響のトップでいらしたヴァイオリンの永峰高志先生、チェロの桑田歩先生を中心としたメンバーでシューマンの五重奏を演奏させて頂きました。
ここでの経験がまた僕を大きくしてくれました。最近の考え方と相まって僕が感じたのは、シューマンのような人類史に残る偉大な芸術家の作品を演奏するにはボーッと生きてたら出来ないということです。同じ目線に立ちたいと思って目を見開いて!生きていかねばなりません。
色々な音楽家の方々から、素晴らしい刺激を頂いて生活出来ていることに感謝です。