4月に始まった春ドラマも次々に最終回を迎えていますね。
想定外の人事異動で、まったくの畑違いに配属され、
ドラマどころではない!と遠ざかっておりましたが、勤務時間が安定したこともあり、5月半ばから案外見れる番組が増えてきました。
2024春ドラマの感想をちょっと記録に残しておきます。
望月星太郎の2番目の憂鬱とかソロ活女子のススメなど安定した面白さのドラマもありましたが、今回は設定被り、俳優被りが酷くて、
頭が混乱しました。
医療もの、法廷もの、記憶障害が入り乱れてましたね
最近のドラマは、途中見逃してもついていけるし、
なんなら最初と最後だけでいいんじゃないかって気がします。
設定が近いものとして、366と9ボーダーがありましたが、
どちらもメインの俳優さんがくっついて終わり、でしたね。
366は、元カノと9ボーダーは、記憶障害後の彼女とくっつきました。
366では、結婚のお祝いビデオの制作中に高校の制服を着た明日香(広瀬アリス)の横顔を見て、記憶が甦るという流れで、好きだった気持ちも思い出せて、よかったねという感じでした。
記憶障害の間の遥斗(眞栄田郷敦)の回りに気を使う様子が痛々しく、明日香が喜ぶためならと思い出したふりもちょっと切なかったなぁ。
9ボーダーの方は、元カノ小百合(大政絢)が身を引いてくれたからよかったようなものの、ちょっとご都合主義な結末でしたよね~。
結局、記憶は戻らないままみたいだし。
松下洸平は、終始ふわふわイメージでした。
最後は無理矢理、三姉妹ともうまくいくという…
あの有名ドラマの東京ラブストーリーだって、カンチとリカはくっつかなかったし、そういうのがあってもいいかなと思うのですがどうでしょう?
キムタクのBelieveも逃走中は、だらけた印象でしたが、豪華俳優陣のおかげで、大人のドラマになったかなと思います。
毎回汗だくの斎藤工と意味もなくカッコつけてる竹内涼真の敵か味方がわからない演技が最後までイライラさせられました。
碓氷峠の橋の上で、玲子(天海祐希)と二人でいるのかと思いきや実は一人きり…というのが、おおっと思わせる演出でした。
玲子さんの手紙には、ちょっとうるっときました。
あの図面、碓氷峠の写真と並べて飾ってほしかったけど、後日のネット記事で、最初のドラマビジュアルで紙飛行機を飛ばすキムタクの後ろ姿があって、それの伏線回収ってことらしいので、まぁそういうことなら、という感じでしたけど、夫婦の思い出の品をもっと大事にしてほしかったなぁ。
けど、逮捕直前に二人の時間が持ててよかった。
余命宣告されたがん患者さんが元気になるとええ~っ?ってなりますもんね。やっぱり亡くなっちゃったんですね
がん患者、と言えば、亀ちゃんのDestinyとか。
あれもなんだったんでしょうねぇ。ドラマとしては、スルーしたいくらいですが、考察させたくて、情報小出しにしたり、怪しい動きをさせるのはどうなんでしょう。何より安藤政信がかわいそう
アンチヒーローも大人も楽しめる良質ドラマでした。人は権力には弱いもの、とりつかれると勝手に正義を振りかざして、証拠も叩き壊す。野村萬斎さんのオーバーな演技は好みが別れますが、緒形直人さんの抑えた演技が素晴らしく、冤罪が晴れてほんとによかった。
そして、今期断トツにわけのわからないドラマNo.1は、赤楚くんのRe:リベンジ-欲望の果てに、です。
主人公の海斗(赤楚衛二)は最後はすべてを失って、新理事長にはちゃっかり六本木の覇者、もとい大友先生(錦戸亮)が収まって、記者会見のシーンで終わり。「?」しか残らないドラマでした。
大友は、母親の医療過誤から天堂家を根こそぎぶっ潰すつもりで立ち回って、最後は見事に病院まで奪い去りました。
ちょっと待って、赤楚くんは初めからこういうドラマだってわかって引き受けたの?何もかも奪われて恩情で記者に戻れて張り込み中に記者会見を見て茫然とする…主人公がこんなでいいの?リベンジしなきゃだよ
なんか後味の悪いドラマでした。
さぁて、アンメットはどんなラストを迎えますかな。