★本日の含み損益★

日経平均:+0.64%
TOPIX:+0.78%

ポートフォリオ:+0.60%
本日は順調でした。
評価損益は過去最高を更新しました!!


保有銘柄で1番上昇した銘柄は...

東京海上(8766)

   +1.25%の上昇

本日は第3四半期決算でした。
3メガ損保の中では1番決算よかったと思います。



本日1番下落した銘柄は...
三菱ケミカル(4188)でした。
   -0.37%の下落でした。

2022年9月移行、化学セクターは軟調な推移です。
三菱ケミカルG、6ヵ月チャート

三菱ケミカルGは次世代パワー半導体銘柄として注目しております。


muse細胞の件は残念でしたね...
自分は元医療従事者ですので、脳卒中の治療とリハビリの難しさは、よく知っております。

私見を述べさせて頂きますと、「CL2020」の治験の問題点は主要評価スケールを安全性、副次評価項目をmodified Rankin Scaleに設定している点です。

mRSはいわゆる順序尺度になっております。
順序尺度は、間隔に意味はないが順序に意味がある尺度でありますので、スケールが1から0になるのと、2が1になるのとでは、スケール間隔が均等ではありません。

このような治験の主要評価でよく使われるのは比例尺度になります。
比例尺度はいわゆる、原点があり、間隔や比に意味がある尺度で、例として歩行速度が挙げられます。

また治験の評価スケールは治験薬の効果を鋭敏反応する指標の設定が非常に大切です。

脳卒中の治験の場合、例えば歩行速度の変化を主要評価項目と設定した場合に、「歩行速度の変化が測定誤差ではない」、すなわち測定誤差以上の変化を示す値(MDC 最小変化量)を設定し、MDC以上の変化を示した場合は、薬の効果があったことなります。

主要評価項目の設定次第では、すごくいい治験薬があったとしても、その効果を反映することが出来る評価スケールが設定され、結果が得られなければ、承認されません。
modified Rankin Scaleは治療効果を鋭敏に反映出来るようなスケールではありませんので、mRSの結果では、必ずしも治療効果があるとは言えなくなる可能性があります。

国内外で様々な治験が登録され、どの薬が、どんな主要評価設定しているのか公開されています。
また治療効果を反映することが出来る鋭敏な指標について海外では研究が進んでおります。

日本の製薬会社は、薬を開発する能力は高いと思うのですが、治験の主要評価スケールの設定等、研究デザインに問題があると思います。
研究デザインについて、もっと知見を重ねる必要があると思います...


植田氏の発言がマスコミで取り沙汰されており、「現状では金融政策緩和の継続妥当」と強調して報道されてますが、植田氏の胸のうちが知りたいです...