土方さんに指輪をもらおう❤ イケ幕 「君への誓い」イベ(VS.艶) | 雪の上に照れる月夜に梅の花

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雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き

「プロポーズ前夜の彼」という彼目線イベントです。

「プロポーズ」なんつーものが土方さんにしっくりこない気もするのであんまり期待していなかったんだけれど、これが意外と良かった(〃∇〃)

何時もながら、時期とか史実なんてまるで無視、ストーリー性も弱い、いつものイケ幕クオリティーなんですけれど、何時も申しますようにたまにすごく台詞がいいイベントが来るんです。
今回も土方さんのチラ見せ台詞の感触や立ち上がりが非常に良かったので、またまたため込んでいた両やアイテムをバーンと放出して、イベント仲間にも助けてもらいつつ、イッキにイってまいりました。


ユキちゃん(幸男)が土方さんに「永遠の愛を誓う女性にプレゼントするものよ❤そろそろいいんじゃないの?」と言って指輪を渡す。
「今の俺の立場で所帯は持てねえ」という土方さんに近藤さんが明るく「いや、俺は賛成だ」言う。

今の立場では無理だという土方さんも彼らしいし、近藤さんも土方さんがもし仮に所帯を持ちたいと本当に言ったとしたらきっと賛成するだろうなぁ~と思って。
設定はめっちゃくちゃだけれど、二人の反応が「正解」だと思えたので、このイベはイケそうだなと。

指輪は受け取ったものの、自分の状況を考えてしまう土方さんのところに斎藤さんが「稽古をお願いできませんか」と言ってくる。
稽古のあと、「お前から誘ってくるとは、珍しいこともあるもんだな」と土方さんが言ったところ、斎藤さんが少し沈黙してから「…少し考え事を。しかし気が晴れました」と答えた。

この斎藤さんの簡単な受け答えだけで、近藤さんが土方さんの気が晴れるようにと斎藤さんに頼んだんだと察する土方さんがすごく良かった。
近藤さんはそんな土方さんのことがよくわかっている。
「トシは考えすぎるところがある。そういうときは刀を振るうのが一番いい」
うーむ、納得。

……イケ幕の近藤さん、登場回数は少ないんだけれどいつもすごくいいんだよね…
土方さんと近藤さんの関係がすごく巧く書けてるなぁと。
だから近藤さんが出てくるイベはソコだけでもオイシイし、話が締まる感じがして、ハズレがないなぁ♪と思います。

そして…
「指輪を渡すとしても、俺は一体何と言って渡すつもりなんだ…」と悩む土方さん。

ここがねここがね…最高にきゅんときてしまったのよ、私…。
「俺は一体何と言って渡すつもりなんだ」(←いい台詞なのでもう一度❤)
この一言に、彼の強いジレンマが表されていますよね。
主人公のことを本当に想う気持ち、そして自分が命を賭けているもの。
主人公の存在を大切に想えば想うほど、そのジレンマは大きくなる。
両立しない二つのこと。でも一つだけを選ぶことはできない…。
このジレンマを抱えている土方歳三がいい。
「好きだ」だの「愛している」だの「ずっとそばにいる」だのと簡単に言葉にしてしまう土方歳三よりもずーーっと本物らしい。
この一言でもう私「この土方さん、OK!」でしたよ…。

で、偶然主人公に道で会ってしまいお店まで送ってあげて、何か言おうとする土方さんなんだけれど、そのときお客さんが来て…。
そのときの彼の心の中の台詞…「ま、今じゃねえな…」というのも、なんかすごく良かった。
巧く言えないんだけれど…。
「今じゃねえ」というのも彼らしくない?
いろんな意味に取れる一言だけれど。
大切な相手には違いない。でも「今じゃない。」
なんか、リアリティーあるなぁ~。
そういうの、ないですか?恋愛で。
私、すごくわかる気がするんですが…。

「出直す」と言って店を出た土方さん。
彼はずーっと考えている。
ユキちゃんのいった「永遠の愛」「約束の印」という言葉を…。
永遠の愛などという言葉はよくわからない。でも「印」か…。
「俺はあいつに何も残していけねえからな…。だが約束が印として残るなら…」

ああああっ!もう、この台詞もいいわぁ(///∇//)
なんか切ないのがすごくいいいいいっ!!!

さっき何かを言いかけて言わずに帰った土方さんが気になり、屯所に来た主人公。
でも土方さんは急に出動しなくてはならなくなり…。
「そうですか…」と主人公。でも彼女はそれ以上何も言わない。引き留めたりしない。
「この先いったい何度こんな思いをさせるだろう。
でも俺はその都度きっとこういう。「待ってろ」と。
この先も俺はこいつに背を向ける。それでも俺は進むしかねえ」

う~ん、いいなぁ、ここも(〃∇〃)
んで、この後も屯所での事務仕事に忙しくてなかなか会えなくて。
でも、「待っていろ」と言われたからと屯所に「体に気をつけて」という文をつけた差し入れだけして、邪魔しに来ない主人公がいい。
それを「良く出来た女だな…」と内心思っている土方さんもいい❤
文を見て主人公の笑顔を思い浮かべてふっと眼を細めている姿…。
そうだろそうだろ。可愛いよなぁ、そういう女…とこちらまで嬉しくなった。

そして土方さんは自分が思った以上に彼女に逢いたいと感じている自分を自覚する。
何も言わずに自分をずーっと待っていてくれる奇特な女はあいつしかいないということも…。

そして…。

〈Premiere END〉

「これからもお前を待たせる。何度でもだ。
でも俺はお前に待っていて欲しい思っているし、何度でも戻る」
…だったこれだけの約束…。
土方さんは心の中で呟く。
(これが今の俺に出来る全てだ)と…。

なんかもう、すごくリアリティーがあって、心を掴まれてしまった…。
「ずっと傍にいる」なんていう約束なんかよりずっと良かった(←
土方さんに「待っていろ」と言われるだけでこんなに嬉しく甘く切ないと思えるなんて…。
自分で自分に驚くわ…(〃∇〃)

たったそれだけの約束の証の指輪をうれしそうにはめてもらう主人公。
そして「こんな約束一つでこんなに喜んでくれるのか」と思いつつ、その姿に自分も嬉しい気持ちを隠しきれない土方さん…。
そして自分の喜びも、わざわざ言葉にしなくても主人公に伝わっていると思っているところがね…すごくすごく良かったです。


そしてEpilogue

数日後。二人だけの部屋で…。
あのときの「愛している」という言葉をもう一度言って欲しいと主人公に言われて、
「生憎、安売りはしてねえんだよ」という土方さんがまたもうたまんないわ(///∇//)
「このあとのお前の動き次第で考えてもいいがな」と意味深なおコトバ…。
「言わせてみろよ、もう一度。出来るもんならな…」
きゃあ~(//・_・//)もうもうもう、なにこれ~。
でも余裕たっぷりなところがまたすっごい素敵な副長だわ~(〃∇〃)
そして彼は…。
アレコレしつつ…。
耳元にそっと囁いた…らしい…。

いや~ん❤❤❤もうもうもう、ホントたまらん!!!!!


去年の艶のホワイトデーイベ「ある晴れの日の約束」でも土方さんに指輪を頂きましたが、アレより断然よかった❤
あれは土方さんが指輪を買うためにちょっと無理して働いて体調崩してて…というお話だった。
でもそういう土方歳三を見たいわけじゃない。
同じ指輪をもらう話で、その「指輪」というものにリアリティーが全然感じられないのも同じなんですけれど、土方さんがどういうつもりで女にそういう意味深なプレゼントをするのかがね、やっぱり一番大事でしょう。
指輪を時代に合わせて櫛にしたとしても、このイケ幕のシナリオはすごく素敵だと思うと思う。
いやむしろ、櫛にしてくれたらもっと良かったんだが。
そしてもっと本音をいうと、この骨組みで艶の上手なライターさんが書いた艶シナリオをすごく読んでみたい。
イケ幕の主人公は出しゃばらないから好き。
ま、大人という設定なのですけれどもね。



そうそう。今、イケ幕で毎日一回ひけるおみくじで「大吉」で土方さんが出てびっくり。

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洋装でした…。