演劇イベ 一幕二幕のいろいろ | 雪の上に照れる月夜に梅の花

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雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き

ダメイベはもうスルーしようと思っていたのですが、今までにない新たなStyleのダメイベなので、ちょいと書こうかなと。

まずは題目ですが。
「こいばなえんぎ」と読むのかな?
「恋バナ演技」ってことですよね?きっと。
サブタイトルが「募る思いを演戯に託し」
もう、タイトル、サブタイトルからして寒い。ろくなモンじゃないだろうなというニオイがぷんぷんする。
募る思いがいかほどであろうと、それを託された演技なんて観たくない。
そんな気持ちを持ってはいても、それを殺した演技なら観てもいいですけれどね。



うーんとですね、まずは一幕。
その一の場面。花里ちゃんと芝居小屋前で。
大坂で大評判の芝居が京に来ること。
(シナリオでは「大阪」となっていますが、ここはやはり「大坂」で統一します)
その一座の看板役者が目も覚めるような男前であること。
お芝居の内容もとても面白いらしいこと…。
花里ちゃんをはじめとする島原の遊女達の間でも噂になるほどの評判…ということが語られます。
でも、花里ちゃんの好みは確か力士でしたよね?違う?

その二で登場は俊太郎様と高杉さん。
芝居小屋の前で話し込む四人。
俊太郎様によるとその一座は「創作の芝居が大当たり」したらしい。
「剣劇はなかなからしい」と高杉さんが口を挟んだのを、俊太郎様は相づち一つ打たずに完全にスルーして主人公を観劇に誘う。
ちょっと高杉さんが可哀想でしたよ。「そうどすか」ぐらい言ってあげてよ、俊太郎様…。
で、俊太郎様に誘われて喜ぶ主人公と、そこにチャチャを入れて俊太郎様に注意される高杉さん。
俊太郎様とは観劇デートの約束はしたけれど、高杉さんは特には誘わず「また今度会ったときに埋め合わせを」という、なんだか社交辞令のような言葉を残し退場。
えっ???でした。

その三。二人と別れて少し歩くと、龍馬さんと翔太君が前方からやってきた。
龍馬さんは若干九州弁だ(爆)
なんと、今度大坂から京に興業にくる噂の一座というのは龍馬さんの知り合いの一座らしい。
ところが、稽古中に重要な役柄の人が怪我をしてしまった。
小規模な一座なので代役を立てることが出来ず、演目を変えることにしたらしい。
え…演目変えるんですか???
そしてその急遽差し替えることになった演目とは…
なんとまだ台本どころか、案も出ていない。
恋愛ものにするらしく、そのネタを提供して欲しいと言われて龍馬さんたちは困っていたらしい。
主人公は相談されて「考えてみます」と安請け合い(←)をする。

その四で新選組ペア登場。
機嫌が悪い副長…その理由は、今度新選組の宴会の余興で創作劇をすることになり、くじで副長と総司さんが演者に選ばれたから。
副長のいうことは至極マトモである。そんなことをしている暇はないはずだ。
「やってみたら楽しいかも」とええかげんなことをいう主人公。
副長が「代わりにお前がやればいいだろう」というと総司さんがその話に乗ってきて、主人公も「やってみようかな」と乗り気になり話は決まった(いいのか?これで???)

その五は徳川Br.
置屋に帰ると秋斉さんと慶喜さんが話していた。
寄り合いで島原の活性化のために島原で選りすぐりの遊女による芝居をすることになって、置屋ごとにするか、島原全体で一つの出し物にするか意見が割れているらしい。
「他の娘らと話し合うて考えておいて」と言われる。
慶喜さんがおもしろがって自分も出ようかなと言い出すが、女郎の芝居だから出るなら女装でと秋斉さんに言われてしまう。
ここの、閉じた扇子で眉間の皺を擦る…という秋斉さんの仕草がナゾだった。
そんな落語家みたいなこと、しないと思うけどな。
町人のフリはしているけれどそうではない、物腰柔らかで腰が低そうだけれど毅然としているのが秋斉さんのイメージだし。


…で、「あの人と一緒にお芝居が出来たら楽しいかも~」という心の中の呟きで一幕終了。

一幕の内容、
よく覚えておいてくださいね。


ということで二幕ですが。総司さん以外出ました。
総司さんが欲しかったのだけれど、これ以上の課金はイヤなので断念。

さて、副長。
最初からオカシイ。
劇の相談に乗るんじゃなくて、一緒にやるっていってたじゃん!
話が前後するのが鬱陶しい。
そして台本を作るにも近藤さんをはじめ皆の意見がまとまらず、主人公が提案した「美女と野獣」をやることになった。
もちろん美女が主人公、野獣が副長。
化粧と衣装で表情を隠せるから副長でも演じられるという判断らしい(すごい失礼な話だ)
武田観柳斎と美男五人衆でやった方が面白そうだ(爆)
…で、なんでここで秋斉さんが「そういうことなら」と許可するのかがよくわからん。
どういうことなんだ?ただの宴会の余興ですよ?
花代もらわんとあかんのではないでしょうか?
それに局中でのただの余興なのにすげえ大がかり。恐らく観ている人より芝居にかかわっている人の数の方が多くなるであろう(爆)
副長は壁の方を向いて台詞の練習したりとか。(ここが萌えポイント?!?まさかね…)
でね、心が冷たいと思っていた野獣が実は優しい心をもっているというのもワザとらしい話の展開で寒かったけれど、
「あの娘が悲しい心を抱えて無理をして微笑んでくれる姿を見たくない」とか
「お前を手放したら…お前以外の女を愛することはない」
「私の心はお前のものだ」
な~んていう台詞を言ってる土方さんにドキドキしている主人公が気持ち悪い。
なんかさあ…本編の副長が多分本当は思っていただろうな~と想像し妄想の核にしていた部分を今、粉々にぶちこわされたような気分がしているんだけれど気のせいでしょうか?
「獣が人に戻ったり、人が生き返ったりする話は奇妙だ」という副長に、主人公は「眠れる森の美女」とか「白雪姫」の話をする。
で、「接吻で生き返る」というのを聞いて「接吻で…なるほどな」とニヤける副長が
最高にイヤだ!

このシナリオ、ホント最低…。


翔太くん
一幕の龍馬さんと主人公と三人でした話は
全然全く欠片も関係ない。
旅の一座の主演女優が怪我をしたところに居合わせ、その主演女優の代役を務めると言う話。
「お夏清十郎」を題材にした悲恋話だそうです。
これ…三幕でアクシデントが起こって清十郎役を翔太君がするんだろうなと予測。


慶喜さん。
結局、置屋ごとに出し物をすることに決まったらしい。
でも“抜け目のない”秋斉さんが他の置屋に後れを取って演目を決められないでいた。
…「抜け目ない」って…。それをいうなら「ぬかりがない」じゃないのかな???
そしてその理由は劇のスポンサーの慶喜さんが普通の演目では面白くないとゴネたから。
で、新しい話を何か知らないかと言われた主人公が提案したのが「ローマの休日」
とある大藩の姫君が瓦版屋の若者とつかの間の「外の世界」を楽しむお話。
まぁ、その姫君に慶喜さんを投影させている…という、副長とよく似た寒~いパターン。
姫君はもちろん主人公。そして読売屋の若者は慶喜さんにと秋斉さんが言い出す。
あれっ?秋斉さん、一幕であんなこと言っていたのに「身内みたいなモンやし問題はないやろ」ってそれ何???
で、役作りと称して慶喜さんが人前で平気でベタベタするのがすごく気持ち悪かったです。
恋人らしく…といっても時代に即した「らしさ」でないと。
そして「ローマの休日」はそんな恋人同士が無駄にベタベタする話ではないはずなんだが。
慶喜さん、どうせ教えてあげるなら大藩の姫君らしい、武家の女らしい立ち居振る舞いを教えてあげたら良かったのに。
オードリー・ヘップバーンがとても品がある可愛らしさで、ものすごく綺麗だったっだから。


秋斉さん。
出し物は置屋ごとで。
置屋のお姐さん方はお座敷でお仕事、芝居は新造がやるらしい。
…だれが観に来るんだ???
悲恋のお芝居で、相手役は太鼓持ちの助八さんだったのだが、怪我をして二日経っても良くならず、主人公が代役を秋斉さんに頼みにいく。
ここで初めて秋斉さんは助八さんが怪我をしたことを知ったらしい…というナゾ。


高杉さん。
例の芝居を一緒に見に行った帰りです、はい。
目の前に一人の男が座り込んで「もうおしまいだ」という。
その男は旅の一座の座長で一世一代の芝居を考えついたのに、主役の二人が流行病になってしまって代役もいないうえに大坂で評判の一座の興業とも重なり、このままでは大赤字を出してつぶれてしまう…といいつつ、主人公と高杉さんとの出合いは「神の思し召し」で、二人に代役をして欲しいという。
そしてまた秋斉さんが…。
「ひきうけてあげなはれ」って…。もうなにこれ。
一番の役者はこの座長の男で、主役が出来るような見目のいい男女を探してたんじゃないかとか思いました。


龍馬さんは「人魚姫」
人魚姫は声を奪われているので台詞がない。
でも、主人公は眼でいい演技をすると、その評判の一座のメンバーが感心している(^_^;
これこそ北島マヤですな…。


そして俊太郎様ですが。
…もう疲れて、まだ読んでいないんですが、「オペラ座の怪人」らしいです。
・・・・・。




で…ですね。
なにが新しかったか、新種のダメイベだったかというとですね…。
一幕の中がすでにパラレルワールドなんですよね。
だから、一幕を読むと、主人公は四つのお芝居に参加するのかなと思ってしまうんですが、そうではなくて。
次々に旦那様方に会って話をする訳ですけれども
同次元の話ではないんですよ。
…こんなの初めてだから、最初あれれれ?と思いました。
しかも、翔太君なんかはもう一幕は全く関係がないし。
高杉さんも全然一幕はいらないし。
一幕で言ってることと二幕の内容がずれていたりとか(副長)


一人一人の話を読んでも、ストーリーがするっと入ってこないというか、あっちこっちで躓いて、方向変えて…困ったら全て秋斉さんに話を持って行って、秋斉さんに「ええんちゃいます?」とか言わせて解決させている感じです。
だからといって、秋斉さんがすごく良く書けているわけでもなく、ただの何でも屋さんみたいな感じですね。


ちょっと崩壊の程度が普通でなくなってきたと思いました。


ということで。
本日艶カフェ初日だそうですが、こんな史上最低の崩壊イベを配信して、
普通ならば「新イベ、読みました?」とかって話が盛り上がりそうなものですが、
これはもう、黙殺するしかないイベだなぁと。

公式も、ピクリとも動きませんしね…。


何処で萌えたのか、萌えるべきだったのか、そこを何方かに教えていただきたいですよ、ホントに。


三幕が怖いです…。