「新春に見る夢現」土方歳三 ねつ造3.5幕 | 雪の上に照れる月夜に梅の花

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雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き


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あけましておめでとうございます。




旧年中はいろいろとかまっていただき、ありがとうございました。

ピグでプリクラ撮ってみたら、代わり映えのしないポーズだったんだけれど、偶然手をつないでいるように見える感じに撮れて大満足の私。

新年一発目のほとがらはこれで❤

年賀状っぽいのもいい感じ。

かふぇの方でもガチャで宮司&巫女の衣装を当てまして。



お揃いで着せてみたり。
髪型とかアクションとかがないのでふつーですけれど、こんな感じ。

ところで宮司さんの階級って、日本全国、袴の色&模様でわかるってご存じでしたか?
この浅葱色(おおっ!❤)の無地は、一番下っ端の宮司さんのお衣装です。
そして、大きな神社でたくさん宮司さんがいらっしゃるときは是非チェック❤
そう、あれが本当の浅葱色❤

と、またまた新選組関係の記事で今年もスタートです。

今年もうちの歳三共々よろしくお願いいたしま~す。




さて、久々の歳三ピグ稼動。
…ということでちょいと遊んでみることに。


「初春に見る夢現」ねつ造3.5幕

「夢現」って夢と現実という意味かな?…とか今更思ってみる。


夜が明ける…



元旦の朝、屯所の近く。
壬生は京のはずれ。周りは畑ばかりで現代のように建物も多くなくて。
東山の方からのぼる初日の出を二人並んで眺めた。

秋斉さんから「元旦まで自由にしていい」と言われても、私が行くところは彼の所しかなくて。
屯所の玄関や床の間に正月花を生けて、幹部さん達の晴れ着を点検し、屯所でお節やお雑煮の準備を手伝っていたら年が明けるのはあっという間だった。

二人だけで静かに眺める初日の出。
彼は何も言わずに私の腰をそっと抱き寄せた。
「綺麗ですね」「ああ…」
話したいことは沢山あるようで、でも言葉にしないといけないことなんて何にもないような気がした。
二人でこうしているだけでなんだかとても幸せだと思ったから。

「…行くか…」
日が昇りきって、彼が短くそう言った。
元旦の朝、彼は新年の挨拶などでとても忙しくなるはず。
私もいくらお休みを頂いているといっても、秋斉さんや置屋のみんなに挨拶なしというわけにはいかない。
「では、またあとでご挨拶に参ります」
私はそう言って急いで置屋に戻った。


元旦の朝、晴れ着に着替えてのご挨拶も一通り済ませて、私は新ためて屯所の、彼の元に来た。



紋付きの羽織袴の彼はとても素敵で、少し緊張してしまった。
「元旦の挨拶も一通り終わったんでな、一緒に初詣にでも行くか」
「お忙しいのでは?」
「いや、構わねえ。ほんのすぐ近くにしか行けねえがな」

玄関にいる隊士さんに
「壬生寺に初詣に行ってくる。すぐ戻る」と言って出かける。

二人で一緒に壬生寺へ。
屯所からは目と鼻の先の壬生寺。
隊士さん達もうろうろしているし、並んで歩いていてもベタベタと甘えたり手をつないだりなんて出来ない。

さすがに元旦だけあってかなりの人出だ。






そう言って、人混みに紛れて彼がぐっと手を引いてくれた。
いつもは刀を握っている大きな手…。
そう思うとなんだか顔が赤くなるのを感じて、私はついうつむいてしまった。


お参りを済ませておみくじをひいてみることに。







歳三さんは大吉、私は…。
「今年は資金繰りで悩まずに済めばありがてえんだがな…」
そういって苦笑いする歳三さん。
そして…初みくじで大凶を引いて落ち込む私…。



そんな私に彼は一瞬呆れたような顔をしたけれど、
「まぁ、今より悪くなることはねえって思えばいいじゃねえか」
そう言って笑って頭を撫でてくれた。


屯所に戻ると近藤さんが挨拶回りからお帰りになっていた。
明るい近藤さんが屯所にいると、やれ餅つきだ、鏡割りはまだしないのかとにわかに屯所も賑やかになる。




あまり飲み過ぎても困りますからね(笑)

そしてお餅つきのお手伝いもして…



さすが歳三さん、餅つきも腰が入っていて上手い!早い!!!




つきたてのお餅をご馳走になってうれしいな。
つきたては特別美味しいですものね。

…お餅つきに鏡割り
屯所のみなさんも大いに盛り上がり、楽しいお正月。
わいわいと騒ぐ若い隊士さんたちを私もついニコニコしながら眺めていたら、すっと私の横に来た歳三さんが私の耳元に小声で「行くぞ」と囁いた。
…え…どこへ?
あわててついて行き、彼と屯所の奥の副長室へ。

二人で縁側で座ると歳三さんが「ふぅ…」と短くため息をつきながら「やっと一息つけるな」と言った。
庭には二日ほど前に降った雪がまだ残っていた。



交わす言葉は少ないけれど。




それから総司さんが歳三さんがいないのに気が付いて探しに来るまでのしばらくの間、歳三さんと二人で庭を眺めながら、お互いになんとなく温かいものを感じつつ、夢のようなとても素敵なお正月のひとときをすごしたのでした。



おしまい



…おまけ…


このピグ画像作成している途中、なんとあのみはねるさんがお部屋にいらしてくださいました。







総ちゃんも交えて楽しいお正月のひとときとなりました。

ありがとうございました~❤