日野道中記・貴方の故郷を知りたくて…その2 | 雪の上に照れる月夜に梅の花

雪の上に照れる月夜に梅の花

雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き

さて二日目、この旅のメイン、日野行きです。


土方歳三資料館は12時から16時の開館。

↑これが一番外せないところなので(当たり前だ、何のために来たんだっ!!)これ中心に√を考える。

るるぶ薄桜鬼のモデル√も参考にしましたが、やはり土方さんファンとしては石田寺もとうかん森も行きたいし。

ということで、午前中はJR日野駅周辺、午後から土方歳三資料館のある万願寺駅周辺を巡ることにして、高幡不動尊を削ることにした。


ということで、JR日野駅到着。

一番近い宝泉寺に向かう。

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井上源三郎さんの碑とお墓があるお寺です。

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源さんの碑です。すごく大きい。

そしてお墓も、お墓なので写真は撮りませんでしたが、井上家の結構広い区画の中でひときわ派手に…。

お参りをして、是非とも伏見の千本松、源さんが亡くなったところに行かなくてはならないと思いました。
そして最近源さんの首を埋めたところも分かった?ような?なので、そちらも家から比較的近いので是非行かなくてはと、娘と二人で話しました。


そして次に向かったのが日野宿本陣

本陣というのは、参勤交代の際にお殿様がお泊まりになるところです。

ここが良かった~~~!!!

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この門の手前、左側にある駐車場になっているところに以前は道場があったそうで、近藤さん、総司さんなんかが出稽古に来られていたとか。
近藤さんと土方さんはここで出会ったのかなぁ?

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土方さんが時々お昼寝していたという、玄関の間に寝転んでみる娘(^▽^;)
…ん…でも、この本陣、1849年の大火で焼けてしまい、この建物の上棟式は1863年、完成が1864年???
あれ?1863年といえば新選組結成の年、そして1864年は池田屋事件の年ですよね???
土方さん…京都じゃん…。
そして、土方さんは1835年生まれなので、1849年といえば土方さんは満14才か…。
奉公に出てまもなくで、日野には居なかった頃火事になったのかなぁ…。
建て直しに約10年かかったみたいなので、徐々に建てていってたのかな?
そして、奉公から戻った土方さんがここにあった道場に出入りしていて近藤さん達と出会って。
ここで剣の稽古をしたり、玄関の間でお昼寝したりしていたのかなぁ…。
ちょっとモヤモヤするけど、ま、いいか…。


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市村鉄之助が、箱館から土方さんの遺品を持ってきた後から約二年、かくまわれていたと言われる部屋。

そして、お庭も素敵です。

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ここのガイドの皆様がとても親切でびっくり。
どこから来たのかと聞かれて「奈良です」と答えるとガイドさんの一人の方が「奈良に住んでいた」とおっしゃり、なんだか親近感が。
その方は奈良大学で学んでいらっしゃったとか。
奈良大学って名前をこんなところで聞くとは驚き。結構近いのですよ、うちから。
奈良大学には文化財学科というのがありまして。文化財保存とか古文書を読むとかの専攻があるみたいで。
友達がここの大学で中国語を教えているのですが、古文書を読まないといけないので、みんな結構熱心に中国語を学ぶと言ってたな、そういえば。

そしてここで土方さんの紹介DVDを見る。
「発句が趣味で上手かった」と紹介されて「一輪咲いても~」が代表作として出てきたときは、ちょっと笑いそうになってしまいました。ごめんなさい、土方さん…。

当時の様子が垣間見られる場所だったし、そこに居る人たちが親切だったからかもしれませんが、ゆったりのんびりとしたいい雰囲気の場所でした。

そして、ここで「次はどこに行くのか」とか聞かれ話すと、日野市立「新選組のふるさと歴史館」の真ん前から高幡不動尊行きの市バスが出ていることを教えてもらえた。
日野を見て回って最後に歴史館行き、その前からバスに乗って高幡不動尊へ、そこから万願寺の土方さんの生家に行くと全部回れる!!!
おお、ラッキー。

開館してすぐのトップの見学者だったらしいのと、午前中でまだ見学者が少なかったからか、いろいろ本当に親切にしていただきました。
「滋賀の草津宿本陣の方にも行きなさいね。土方歳三が宿泊した宿帳が残っているから」と言われました。
はいっ!ぜひ今度行きます!!!

お土産を買おうとしたら、はす向かいの日野宿交流館のほうがいろいろあるからと連れて行かれて。
オリジナルの出版物とか、クリアファイル、家紋シールなどなど。
ここのオリジナルクリアファイルが土方さんの写真のもの2種とアニメの薄桜鬼の土方さんの和装・洋装のもの1種ずつの計4種。
それと「ふるさとが語る土方歳三」というオリジナルの本を購入。

そしてまたここでも「次はどこに行くのか」と聞かれ、行き方を伝授される。
どうも井上源三郎資料館がオススメのようで、日野宿本陣でもこの交流館でも勧められるのだけど…。
もちろん行きたいのはやまやまなんだけれど、源さんの資料館は開館時間が完全に土方さんの資料館と被っちゃってるのがネック…。
12時開館の源さんの資料館を見てからだと、時間的にちょっとキビシイ。
ということで、源さんの資料館は行かなかったのだけれど、よく考えたら源さんと総司さんは親戚だった。
源さんの方の資料館に行ったら、総司さんの何かがあったのかなぁ…もしそうだったら行きたかったなぁ…と、家に帰ってから思った…(←遅い!)


ということで、次に訪れたのが、すぐ側にある佐藤彦五郎新選組資料館。
子孫の方が本陣の裏側あたりになる自宅で運営されているのでそんなに大きくないし、新選組資料館というだけあって、佐藤家が自宅にもしていた日野宿本陣の資料というより、新選組や土方さんの資料を展示してあります。
土方さんがお姉さんへと京から送ったといわれる景徳鎮の煎茶の湯飲み揃えとか、笛、太刀、手紙など。
湯飲み揃えはとても質のいい、高価なものだそうですが、想像していたよりも一つがとても小さくて、大きめの杯くらい。とても上品な量しか入りそうにないねぇ…と娘と話す。
霊山歴史館で見た、総司さんが山南さんの切腹について報告した手紙の原本もこちらにありました。
あと、彦五郎さんの刀も展示されているのですが、こちらは刀身に刃こぼれや血糊のあとが残されていて「使いました」というのがありありと分かって、ちょっとびっくり。
だいたい展示してある刀は綺麗に磨かれているものですから、使った跡のある刀を見たのは今回が初めてでしたので。

そんなこんなで、次は歩いて「新選組のふるさと歴史館」へ。
こちらのメインは土方さんの洋装コスプレが出来ることでしたね~♪

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五稜郭の特大パネル前でパチリ。
兼定に似た赤い鞘の刀を係の方が持たせてくださいました。
旧前川邸の特大パネルもありました。和装はそちらの前で写真を撮ると雰囲気でますね。
和装も洋装も4つか5つくらいサイズがあって、家族みんなで和洋両方のコスプレ写真を取っていらっしゃるご一家も。

ここでのお土産コーナーで「相馬主殿(主計)回想録」というのを発見!!!購入しました。
最初、二度見しましたよ。そんなのがあったのかと。
日野市が原本を持っていて、それを読み下したもののようです。
現代語訳がついているので少し読んでみましたが、現代語訳でも意味の掴みにくいところもあって、そうすんなりは読めないな(汗)
ただそれは、彼の気持ちが入った文章だということなんだろうなと思うので、ゆっくり読んでみることにします。


さてここから市バスに乗って高幡不動尊へ。
モノレールの駅前まで一人190円也。そこから歩いてすぐ。とても大きな立派なお寺です。

入ってすぐ、左手に土方さんの銅像があり、その横に「殉節両雄之碑」という近藤さんと土方さんの碑があります。

$雪の上に照れる月夜に梅の花

$雪の上に照れる月夜に梅の花

その奥殿というところにいろいろと宝物が展示されていて、その最後の方に土方さんの書簡が2通ありますが、そのうち1通は代筆のもので土方さんの手ではありません。

いやそれより、すごいところに納められてて驚き。代筆のものまで。中島登覚書の写しとか。

奥殿の最後に不動三尊像の前に出るのですが、これがさすがに大きなお寺のご本尊で重要文化財になっているだけあってものすごい立派。
こんなすごい迫力のある仏様と、代筆ものや写しが同レベルの扱いというのにちょっと違和感w

そしてそして、やっとやっと!

モノレールに乗って万願寺へ。



…なんですけれど、あまりに長くなったので、一旦切ります。


すみません、引っ張っているわけではないので…。


でも、日野宿本陣はよかったな~~~。

また行きたいなぁ。


長い記事読んでいただいた方々に感謝!



本日のおまけ


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若き日の薄桜鬼の土方さん♪


そして…


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北海道で買ったワインと、高幡不動尊で買ったビールと「土方歳三の涙」というサイダーを並べてみた♪