学生の頃
深夜のラジオと言えば
NHK-FM『クロスオーバーイレブン』と
FM-大阪『中島らもの月光通信』であった。
『クロスオーバーイレブン』は
1日の終りに良い曲と
ケビン・コスナー、ハリソン・フォードなどの
吹き替えをしてる津嘉山正種さんの
深夜を意識したゆったりとした低音の語りで癒されていた。
『中島らもの月光通信』は・・・カオスである・・・
番組全てがゆる～く、らもさんの会話もゆる～～い関西弁で
話している途中で急に沈黙・・・
無音が放送制限ぎりぎりまで続いたりする
たまにそのまま寝ていたという話も・・・
自分も深夜1時からの放送ということもあり
一緒に寝てしまうことがよくあった。
内容はショートコントや音楽紹介（主にUK）が印象的で
コントなどはシュールで
夜中に笑うのを堪えるのに苦労した憶えがある。
深夜はこの2番組で日々を過ごし
自分の耳の基礎は低音美声とゆる～い関西弁と
笑いで出来上がった気がする。
そこで前回の「テニスの王子様」
氷帝学園の忍足侑士である。
声優の木内さん
低音美声、ゆるすぎる関西弁・・・
そして作詞作曲し歌もうまい・・・完璧である。
昭和の匂いがプンプンする
ムード歌謡をつくれば一級品だし
歌詞も笑えるほど昭和で
歌えばまたムード歌謡声なのだ。
ネタ曲も笑える、うつくしい曲もきちんとかける。
そしてなによりも
普通のイケメンキャラをその一声で
かなりの「曲者」にしてしまった表現力は凄い。
最初、忍足侑士で検索すると
かなりの忍足逮捕な反響に引いてしまったが
その反響こそ確信犯の木内さんからすれば
役者冥利に尽きるのだろう。
よく分からない事をつらつらと書いたが
らもさんと同じ関西人で
音楽のセンスがあり
笑いのセンスも才能もかなりお持ちの
木内さんに忍足侑士として
愛してやまない『月光通信』を
今は亡きらもさんの代わりに
一度だけでもやって欲しいわけである。
らもさんの本名が「ゆうし」というのも
運命感じるんだけどな（関係ないか・・・）
最後になってしまったが
忍足侑士名義では「CRAFTY」が大好きな曲。
これは木内さんがつくってはいないが
曲もかっこいいし、歌詞はキャラネタ満載なので
聴いていて楽しいし
この曲を聴いていると癒される・・・違うか
落ち着く？？？安心する？？？
耳が津嘉山正種さんと中島らもさん
基準なので・・・
他にもいい曲がたくさんある
地声より低いようですが
忍足侑士で歌い切り演じ切る
木内さんは凄いです。
手塚の「どこまでも」と
忍足の「CRAFTY」は
ずっと大好きな曲だと思う。