私は数年前から、両手のしびれが時々あります。
寝ている時に手や腕のしびれで目覚めることもありました。
しびれの原因は、仕事で手を使う頻度が多かったり、
テニスなど手や腕に負荷がかかるスポーツも一因です。
5年前位から手のしびれがあり、PCなど作業の際には、
アームレストを使ったり、テニスのガット張りを調整したりして、一時的に回復してました。
が、またここ最近、手のしびれを感じるようになりました。
更年期の女性は、エストロゲン減少により、手のしびれが起きやすい
赤ちゃんなど年齢が若いと、手足はぷよぷよ・ふっくらしていますが、
年齢と手足共に脂肪組織のカサが減ります。
悲しいことにゴツゴツとした手足になってしまうのです。
中高年になると、女性は家事や職業によって指を酷使する人ほど、
手指の変形から痛み・しびれを訴えるようになります。
年齢と共にクッション性のない手になり、
腱や神経・関節などがギスギスしてしまい、
しびれや手指関節の動きが悪くなるのです。
その原因は更年期、エストロゲン減少によるものなのだそう。
更年期になると、エストロゲンの分泌が徐々に減り、閉経を迎えます。
その影響は、生理だけではなく、手指の関節にも起きています。
更年期の症状が強い人は、エストロゲンホルモン剤を補充して、
更年期障害の症状を緩和するという治療をします。
エストロゲンは、女性ホルモンのひとつ。
生理を起こしたり、骨の代謝に大きく関与しています。
エストロゲンが働く受容体には2種類あり、
エストロゲン受容体α:子宮・卵巣・乳腺など生殖器に多く存在
エストロゲン受容体β:骨・血管壁・滑膜・甲状腺などに多く存在
↓
関節周囲や腱・腱鞘周囲にある滑膜は、更年期になると関節使用による腫れを夜間に解消できず、
変形をもたらす。しびれや変形はすぐには起きず、徐々に進行する。
エストロゲン受容体βにエクオールがしびれや指の変形を抑える効果があるとのこと。
手のしびれがある場合、エストロゲン受容体βへ補充が必要なのです。
子宮筋腫が大きくなってしまっている私でも、エクオールを飲んでも大丈夫か心配でしたが、
エストロゲン受容体が異なるので、大丈夫のようです。
大豆製品をたくさん摂るのも意外と難しいので、しびれが軽減することを期待して、
エクオールのサプリメントを摂取するようにしました。
数日後、手のしびれがだいぶ治まってきました。
ちょっとびっくりしました。
整形外科でも「手の外科の専門医師」に診てもらうべし
手のしびれのことについて、調べた本には、
⇒「私の手はなぜ痛いのか、しびれるのか、曲がっているのか」平瀬雄一・著 幻冬舎
著者は手の外科の専門医師。
実際の診療場面でも、サプリメントのエクオールを勧めているらしい。
私も整形外科の病棟勤務していた時にも、手の外科の専門医がいたので、
手指の手術のために、中高年世代の女性が多く入院していました。
整形外科と言っても、実は専門化があるのです。
手の外科、脊柱(腰椎ヘルニアなど)の専門、人工関節の専門など、
病院によっては専門外来を設けている所もあります。
市中のクリニックなどだと、整形外科の医師がひとりで診療していることも多く、
何を専門に診ているのかわかりずらい。
専門外だと「加齢のせいだね」と片付けられることもよくあります。
「治療の選択肢がない」とあきらめるしかなく、時間の経過とともに指の変形になることも。
まだ症状が軽度の場合は、エクオールを服用すると症状が改善でき、
なおかつ、数年後に指の変形も起きにくくなることもあるのです。
ただ、どのエクオールのサプリメントであればよいのではなく、
- エクオールは1日10㎎以上を摂取する
- 合成エクオールは避ける
- 天然発酵を使っている発酵菌が何かなど、明記してあるもの を選ぶ。
効果が違うそうです。
とにかく、
手のしびれの原因が何かを専門医に診断を受ける事が大切です。