蒼の隠れ家 番外編 2 | 蒼のエルフの庭

蒼のエルフの庭

蒼の方への愛を叫んでおります
主に腐小説中心の妄想部屋でございます
ご理解いただける方のみお入りください
(男性の方のご入室はお断りいたします)

いつもはカクテルが並ぶテーブルには

フルーツたっぷりのサングリア風ジュースと

沢山のお菓子や料理がならびます

 

11時5分前

楽しげに話しながら

階段を下りてくる足音

 

「おにいちゃん まだ11じじゃないの

 はいっちぇもだいじょうぶ?」

 

「多分、大丈夫だと思うけど

 ドアの前で待ってみる?」

 

「どうちたらいいのかな?」

 

「チビ、開いてるから

 入って大丈夫だよ」

 

話し声が聞こえて

豆屋さんがウェイター君に目配せ

 

「お出迎えしてきま~す」

 

急いでドアの所まで行き

内側から開け手で迎えます

 

「いらっしゃいませ」の言葉に

 

「いらっしゃいまちた」と

 

にっこり笑った子どもたちが

声を揃えました

 

本日、招待されているのは

さとち君たち4人と

豆屋さんの所の子妖たち

 

引率者は

お兄ちゃんと骨董屋さんの二人(蒼ちゃんと緋~ちゃん)

そして雑貨屋さん

 

「そこはお邪魔しますだろ」

 

蒼ちゃんの言われて

店の中に入ってきた子どもたちは

一列に並び

カウンターの中にいる人たちに向かって

「おじゃまちま~す」と一礼する

出来た子どもたちです

 

「子どもたちはテーブル席に座って

 大人は手伝いをお願いします」

 

「手伝いは俺がするから

 お兄ちゃんと緋~ちゃんと雑貨屋は

 子どもたちをお願い」

 

骨董屋さんはそのままカウンターの中に入り

マスターたちのお手伝いを始めます

 

ちょこんと座ったさとち君

 

「おてつだいちないほうがいい?」

 

グラスや皿を並べ始めた

お兄ちゃんたちに聞きます

 

「大人も多いから

 さとち君たちは

 もう一つの話を考えたらどうかな?」

 

「そうか ・・・ イベントのないようだよね」

 

「何するか相談しないと

 決まらないからね」

 

さとち達が住む世界が生まれた日

記念日のイベントを考えるのが

もう一つの目的

 

「智翔旅行社分室チーフが中心にならないとね」

 

「みんなきょうりょくちてね」

 

「うん!」

 

ちびっ子妖精の3人と

子妖ちゃん達が手を挙げます

 

「まずは食べてからだよ」

 

全ての料理が揃ったのか

マスターが大皿に乗った

ちらしずしを運んできた

 

「飲み物の準備も出来たようだから

 まずは乾杯だな」

 

豆屋さんの言葉に全員が頷く

(大人にはシャンパンが用意されてます)

 

果物たっぷりサングリア風ジュースを手に

さとちが乾杯の音頭を取って

グラスを掲げてから口に運びます

子どもの日のお祝いパーティーの始まりです

 

 

 

さてさて ・・・ 

先ほどさとちが言ったイベントですが

何が良いのかな?

 

 

やってみたいことが有りましたら

こそっと教えてください

コメントは承認制にします

 

 

 

 

 

 

 

<続きます>